先日、食器の買取サービスを初めて利用してみました。

 

一人暮らし生活も約30年になり、その間2回引越しをしましたが、その度ごとに部屋が少しずつ広くなったこともあり、持ちものもかなり増えました。

 

コロナ禍で衣類や書類関係は少し処分したのですが、食器は処分するのが面倒に思えてほとんど手つかずのまま。

 

2度の引越直後は人を招いたりもしていたのですが、年々友達関係は減り、コロナ禍以降、家に誰かを招くことはほとんどなくなりました。

 

となると、お皿やコップなど極端に言えば一人分だけでいいわけで、しかも普段つかうものって結構限られているから、実質ほとんどの食器がいらないんですよね。

 

でも、相変わらず処分をどうしたものかでつまづいていたのが、先日、ノーブランドの食器でも買い取ってくれるという期間限定のチラシがあり、迷った末、電話で申し込んだのでした。

 

同じように考えていた人も多いようで、このチラシでの申込みが大人気とのこと。でしょうねー。一人暮らしでもこうなんだから、特に家族のいる(いた)高齢者の家には大量の食器があるはず。亡くなった祖母も店が開けるくらい持っていましたガーン

 

数日後、家に買取業者の方が来てくれることになり、初めて今もっている食器の全容をチェックし、実質7,8割は不要だとは思いつつ決断しきれず、とりあえず今回は手持ちの2割くらいを引き取ってもらうことにしました。

 

ブランド食器も数点ありましたが、ほとんどがノーブランドなので、無料であっても引き取ってもらえるだけでありがたいと思っていたら、結局3000円ほどいただけて感謝感謝ですラブラブ

 

さらに、今回は売る予定になかったけれど、ほとんど使っていないブランド時計やバックのおおよその買取価格を教えていただき、それが意外に高かったのでちょっといい気分ほんわか

 

私も年齢的に、というより気力体力的に、たくさん所有する時代は過ぎたように感じています。ものを持つってすごくパワーがいるんだということを、パワーが減ってきて初めて自覚できました。

 

自分で言うのもなんですが、私は20代の頃、自分のことを「物欲の化身」だと思っていました。当時は実家に住んでいましたが、もらったお給料はほぼ使い切り、30歳で一人暮らしを始めてからもキリギリス的生活だったのが、コロナ禍でのひきこもりが契機になってアリさんのような堅実な価値観に変わり、自分でも驚いています。

 

まあ、私なりにもう所有する生活は満喫したってかんじです。ブランドにも以前ほど魅力を感じなくなりました。

 

だからといって、使わなくなったブランド品を高値だからとすぐに売る潔さはないんですよね。それぞれに思い出や思い入れがあって、どうしても未練がましくなってしまう。

 

とはいえ、私は遺す子どもがいるわけじゃないから、いずれ現金化したほうが後始末する人のためにもいいとは思っています。あとはどこでどう決断するかだなあ、それにまだまだ食器だけでなく鍋や服バッグ靴、紙類など断捨離の余地がたくさんあるなあと多くの気づきがあった初めての食器買取体験でした。