先週末まで毎晩全仏オープンテニスを観ていたのですが、今回、ナダルが初戦敗退、ジョコビッチが途中棄権、21歳のアルカラスが優勝するなど、世代交代の象徴のような大会でした。去年は大好きなフェデラーが引退し、今年はナダルが引退しそうで、仕方ないとはいえ悲しいです・・ぐすん

 

さて、小さな月刊誌『PHPスペシャル』、今月の特集は「『時間の使い方』で人生は変わる!」。

 

たしかに、コスパやタイパなど、今は効率重視の考え方が広まっていて、「時間を無駄にしてはいけない」「意味のある時間を過ごさなければならない」などと強迫的になっている人が増えている気がします。

 

カウンセリングでも、「休みの日に何もできない自分はダメ人間」のような話はとてもよくお聞きします。

 

仕事で効率は大事です。でも、プライベートもずっと効率重視や成果主義ってしんどくないですか。私は基本ナマケモノでオフの時間は何もしないでボーっと動画でも見ていたいので、その時間のために動くときはなるべく効率的に動こうとしますが、ダラダラ大好きですほんわか

 

常に効率や成果を求めていたら、いつどうやって弛緩してバランスをとるのか、もちろん生き方は各人の自由なので大きなお世話なのですが、素朴な疑問と余計な心配です。ご自身にとって快適な時間の使い方がみつかりますように。

 

 

私の連載「働く女性のための相談室」、今月のお悩みは、社内でのつきあいをしないタイプの後輩との関わり方についてです。

 

カウンセリングでは雑談が苦手だとおっしゃる方がとても多いのですが、一方で、雑談というかお喋りが大好きな女性も世の中にはたくさんいます。

 

私は雑談は社交術のひとつだと思っているので、ある程度は使えたほうが役に立つとは思います。但し、この場合の雑談とは、表面的で無難なお愛想であって、個人情報の詮索や暴露ではありません。

 

仕事を円滑に進めるために、一緒に仕事をする人との信頼関係はとても大事です。でも、それは個人情報を共有して個人的に親しくならなくてもできること。

 

わざわざオフの時間に個人的な話をしなくても、仕事をしながらでもちょっとした雑談はできるし、信頼関係は充分に築けます。仕事に必要な情報は、上司に許可をとって仕事中に時間を設けて業務として面談すれば足りるのでは。

 

個人的には、日本社会は他人との境界や距離感のとり方が不得手で、公私の区別があいまい、過干渉なことがとても多いと思っています。

 

職場は仕事をする場、同僚は一緒に仕事をする人なので仕事に支障がない関係性であればOK、自然に仲よくなれたら超ラッキーくらいの感覚でちょうどいいと思います。