池尾昌紀

 

毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。

 

恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。

 

担当は、池尾昌紀池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。

今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。

 

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お待たせしました。

本日の記事をお届けします。

 

  不機嫌だった父親を理解することが幸せなパートナーシップにつながるとしたら  

 

パートナーシップがうまくいかない時には両親との関係を見直すことが役に立つ場合があります。

 

私たちの人間関係のルーツは、幼い頃の最も親密な関係、つまり親との関係にあったりします。

 

すると、男性に対してのイメージが悪いルーツが父親だった、ということも起こりうるのですね。

 

例えば、父親が昔からいつも不機嫌で、怒りっぽくて、そんな父親との関係がずっと良くなかったとしますよね。

今は自分は自立して実家から遠く離れた都会でがんばって仕事をしながら一人暮らしをしていて、でも、なかなかパートナーシップがうまくいかない、という時。

 

意識できる時も、できない時もあるのですが、男性に自分の父親を重ねてしまっている場合もあるのです。

 

父と似たタイプの男性だったりすれば、それは起こりやすくなりますが、似てなくても要素を持っていたり、心の距離が遠い時は感じなくても、恋人として付き合ったりすると「この人も実は父みたいになるんじゃないか?」なんて疑いを持ってしまう場合もあるのですね。

 

もしそうであるのならば、父を理解することが、父と似たタイプの人を苦手に思わなくなったり、心の距離が近づいても疑いが出にくかったり、男性へのイメージを変えることになる場合もあるのです。

 

 

◇まずは理解してみようという視点を持ってみる

 

カウンセリングでは、こんな状況でのご相談を受けると

 

「どうしてお父さんは昔から不機嫌で怒りっぽかったのでしょうね」

 

と私からご相談者さんに質問をさせていただきます。

 

「父の性格だからしょうがない」というような答えも多いのですが、そうかもしれないけれど、他にも理由があるかもしれない、という視点で一緒に考えていきます。

 

例えば、よくあるケースとしては

 

「父親の仕事が大変で大きなストレスを抱えていた」

 

という話。

 

こうした時は、仕事が大変すぎて不機嫌で、心に余裕がないから怒りっぽかったのではないか、という推測をすることができます。

 

さらに「不機嫌になりたかったのではない、怒りたかったのではない。むしろその逆で、不機嫌でいること、怒っていることが辛かったのかもしれない」と推測を進めていきます。

 

この視点で進めていく時の大切なポイントは、

「仕方がない理由があったからといって、不機嫌や怒りっぽいことが許されるのか」

という怒りです。

 

幼い頃から、父親がこうした態度を取られていたら、理由があったとしても許せないと感じるのは無理もない話ですよね。

 

この気持ちを大切にしながらも

「父のあの態度は、仕方がない理由があってのことだったかもしれない」

という視点を持つことは、気持ちを少しずつ楽にしていきます。

 

なぜかというと、父親の不機嫌で怒りっぽい態度は、子どもである自分に対して愛情がないからだ、と感じていた誤解を解く方向性を持たせてくれるからです。

 

誰だって、父親に「不機嫌で怒ってばかり」という態度を取られたら、愛されているとは感じられません。

 

でも、もしそれが

「子どもへの愛情がありながら、他に仕方がない理由があっての態度」

だったとしたら。

 

「自分は愛されていたのかもしれない」

というところにたどり着くことができます。

 

辛いのは父の態度をきっかけに、自分が愛されてない、愛される資格がないという気持ちなのです。

すると、自分自身に価値を感じられません。

この自己価値を低く設定してしまう気持ちは、恋愛において、特に出やすくなります。

 

父親にも愛されない私が、他の男性に愛されるはずがない、という気持ちを生み出してしまうのです。

 

 

◇実は昔から愛されていたのだとしたら、あなたは今、誰かに愛されていい

 

私のカウンセリングでこんなお話をしていく中で、

「今、お父さんはどんな様子なのですか」

と質問させていただくことも多いです。

 

すると「今は昔と違って穏やかだ」と言われるご相談者さんが結構います。

 

だからよかった、ではなくて、今更なんだよという怒りが出てくる方も多いのですが、それは無理もないのですけど、今は違う理由をまた一緒に考えてもらいます。

 

その理由の中で多いのが

「父親が定年退職してから穏やかになった」

という話。

 

こんなお話が出てくると、私は「今まで一緒に推測してきた理由が本当だったってことになりませんか?」とお伝えしていきます。

 

「自分が愛されてなかったのではなくて、父は仕事が大変だっただけ」

 

このことが段々と受け入れられるようになってくると、自分の価値を取り戻すことになり、また、男性へのイメージも変えていけるので、恋愛がうまくいくようになるケースも多いのです。

 

親との関係を整理するのは大変なものですが「理解してみる」というチャレンジをすることで、愛されなかった私という誤解を解いて、愛されていた私に変えていくこともできます。

 

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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次週、2022年4月4日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。

どうぞ、お楽しみに。

 

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