ログ組み 二日目
日差しを浴びて、ログ組みの二日目。
今日は大きめの13tラフターが座り、棟梁と鳶さんとで足場架設の打合せ中。
梱包が解かれ、指定した長さにカットされた柱が現れました。
一階の上部に載る、長めのログも出番を待っています。
二階で棟木や母屋を支える、沢山の柱の加工が始まりました。
クレーンを使って足場材がトラックから吊り上げられ、あちこちに振り分けられています。
沢山のポールと広さの異なる踏み板が、基礎の四方に置かれました。
舞台の上ではログの組み建てが始まっています。
久し振りの日光浴びより。
ハウスで使うビニールやブルーシートの覆いが外されました。
フィンランド生まれのログハウスキットは、日本の長雨を経験し、これから強い陽射しを体感することになります。
一段一段と順調に組み上がっていきます。
ホゾを加工する専用の道具が活躍中。
足場も見る見るうちに組み建てられていきます。
休暇を取って施主濱川さんも、ログ組みに参加しています。
脚立の上での作業がだんだん多くなってきました。
電気配線をしながらログを組み、交互にダボを打ち込んで、上下のログを緊結しています。
各所で戸や窓の形も現れてきています。
ログを吊り下げて予定の場所まで持ってくる、ラフターの威力が進捗を助けています。
窓の上まで進み、壁の形が更にはっきりしてきました。
四辺を取り囲んだ足場が、さっそく活躍しています。
大工さんと電気屋さんとが協力しながら、ログ組みと配線が一緒に進んでいきます。
予定の高さにくると、ログの横腹に穴が空けられ、そこから線が出されます。
リビングとダイニングキッチンの間に設置される予定の、直径19cmの柱が準備されています。
ログ壁は「田」の字です。その内部の「十」の部分にも長尺ログが載り始めました。
今回は不正確に空けられたログ穴もあり、いつも以上にドリルが大活躍。
電気配線をし、上からカケヤで叩いて上下のログを密着させ、更にダボ穴にダボを叩き込んでいきます。
戸や窓空間の上にログを載せる時は、その下に組まれたログを横から叩きながら、上からも叩いて組み合わせていきます。
リビングなどの広い空間を確保し、動きやすい動線を確保する為には、場所によってログ壁を短くする必要が出てきます。それを補う役目が丸太の柱です。
四列ある梁の最初の一本が、ログ壁と交差して載せられつつあります。
二日目も予定通り順調に進みました。
玄関前
長雨により外構工事は約3週間遅れとなりました。
玄関前の分厚いコンクリート擁壁をカットし、砕石を締め固めてコンクリートが塗られました。
施主が何回も描き直した図面通りに型枠が組まれています。
三段上がって犬走りの高さ、更に三段で玄関の高さへ。
玄関ドアの部分に目隠しの壁が立ちます。そのベースが擁壁の上に立ち上がりました。
基礎と階段部分の取り合いを熟練の技で仕上げていきます。
輪切り8枚は玄関内部の三和土(タタキ)に張る予定のエンジュ。
二色のタイルがこの上に張られます。
二階洗面室兼トイレの給排水は、ご覧の様な配管となりました。
駐車場となる西側の照明。
玄関横にも同様の照明。玄関ドアの額縁は塗り直して、このような色に落ち着きました。
ログ組み開始
いよいよ、ログの組み建てです。
5トンのクレーンが到着し、足を延ばして要所にどっかりと据え付けられました。
まず長尺の棟木と母屋が移動され、加工が始まります。
床下断熱材のミラフォームが、根太と根太の間に合わせてカットされていきます。
土台と基礎の間には基礎パッキンが設置され、換気の良い床下になっています。パッキン間は隙間ですので、内外両方に目の細かい金網を取り付けて虫などの侵入を防ぎます。先ずは内側。
ミラフォームがしっかと設置されています。
その上に構造用合板が張られ、イージーコートという片面に糊の付いた養生ビニールが張り巡らされていきます。
これから私は急用の霧島に走り、あとは熟練の棟梁や大工さん達にお任せしました。
広々としたリビングダイニングキッチンが想像される、間取りの空間も幾らか現れています。
ノッチ部分の短いログは、外に倒れたり動かないように、犬走りから支柱が立てられ固定されています。
予定通りに一日目が終了しました。明日以降の空模様が気に掛かります。
終盤へ
階段下のデッドスペースを利用して、日常使う掃除機などの収納場所が確保出来ました。床下点検の出入口を兼ねた床下収納庫もご覧の通り。
入口には靴箱兼用の収納が造作されました。間仕切り壁を挟んで左に、小型のキッチンが設置されます。
浴室では、給排水管の敷設と、浴槽造りが同時進行中。
ログ壁などの磨き仕上げが始まりました。
主寝室側の収納には棚が二段。
階段横にログ梁の交差部分が出ていますので、半分カットしてもらいました。
吹き付け予定の妻壁では、下地処理や防水シーリングが進んでいます。
東側には足洗い場の予定です。小振りの水栓柱が立てられました。
北側には大き目の水栓柱。ステンレスの小さな流し台なども置けるようにスペースが確保されています。
さて、どのような岩風呂が出来上がるのか、楽しみです。
いよいよ 建築スタート
週間天気予報をにらみながら、いよいよ建築のスタートです。
仮設の倉庫とトイレが到着。
梱包が敷地一杯に置かれていますが、入口近くにピッタリのスペースが残っていましたので、そちらに設置してもらいました。
基礎の真ん前に置かれた、防腐防蟻剤加圧注入材の梱包が最初に切られています。
しかし、この後の土砂降りで、初日は土台をまとめて基礎の上に置くだけに終わりました。
土台が基礎の上に設置され、大引も同じ高さになるよう組み込まれていきます。
外周土台の上には根太が載り、アンカーボルトには高ナットが取り付けられました。
排水用の穴が外周にあっても、基礎の中には雨水が溜まります。その排水も一仕事です。
いよいよログの梱包が開封されました。
使う順番に上手く梱包されている訳ではないので、下段に有る一段目のログを出す為に、ログの移動をしています。
大工さん達と電気工事屋さんとの打合せが始まりました。
大引を支える鋼製束が設置されています。
各所で土台に穴が空けられ、ログの中を通す電気配線を床下で結束する為の準備が行われています。
基礎から出ているアンカーボルトの高ナットにこのズンギリを取り付け、ログ一段目を固定します。
あちこちで大引の側面には大量の配線が取り付けられました。
大引の上に根太が並び、いよいよ一段目の登場です。明日から本格的なログ組みが始まります。






































































