こころとからだとアート

こころとからだとアート

アートセラピー(芸術療法)   リハビリテーションアート

  「りんく・りんく京都」は2020年10月「こころとからだとアート」に名称変更しました。

アートを使い「こころ」と「からだ」を育む事業を展開しています。

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まだ言葉を自由に扱えない子どもたちが、絵を描くことで言葉以外の気持ちを表して、こころを成長させ、想いを発散しているのですが、大人はどうでしょう。たくさんの言葉を学習し、扱えるはずですが、想いを伝えられるかといえばそうとは限りません。

私もそのうちの一人です。伝えることに適する言葉を選ぶことができない、言葉のチョイスを間違うなどがあるかもしれません。


言葉にならない言葉があることは、みなさんも想像がつくと思いますが、上手く表現できないと、癇癪を起こす、泣き叫ぶ、などになるでしょうか。表現方法を知っていると、ポジティブな表現をします。


絵を描く、音楽を聴く、楽器を使う、踊る、歌う、手芸をする、体を動かすなど、言葉以外の表現方法は、実はたくさんあるのです。


作業の上手い下手にはこだわらず、自分の気持ちを表す手段として芸術活動を取り入れることができるんです。


もし、上手く伝えられないと悩む人は、想いを伝える手段は言葉だけではないということを、今一度考えてみてください♬

自分の気持ちを絵と文章に表している。

物語を作ったそう。

なんて夢と希望に溢れた子供の絵。

こんな風に自由なこころを大人も持ち続けられたらいいなと思います。

自分で下絵を描いてぬりえを作ったらしい。

 

画用紙を横にしたり回したりして自由に描いています。

 

 

ゴリゴリ描いています。

 

果物が風が吹いて落ちたらしい(笑)

 

子どもって常に面白いことを考えてますね。

自由です。就学前の子どもは特にうまい下手の判断をされずに自由に表現します。なので絵を描くことがとても好きなんですね。きょうだいのいる下の子はお兄ちゃんやお姉ちゃんの影響をすごく受けます。すぐにまねをします。うまく立ち回るのも下の子が多いですね。

いろんな人間関係を経験して育つ子ども。出来るだけ自由な表現方法を身につけて大人になってほしいと思います。

4年前に約2年間ほどリハビリテーションに来てくださっていた青年が、今日お母さまと一緒に顔を見せにくてくださいました。

 

当初、高次脳機能障害による影響で感情も平板で笑うこともなく、話すこともせず、ただアートセラピー(リハビリテーションアート)に来ているだけの状態が続いていました。

 

徐々に、笑ったり、少し話したり、感情表現ができるようになりましたが、リハビリテーションアートのよいところは、非言語的コミュニケーションができることで、言葉以外のコミュニケーションが取れることです。

 

私のイメージを絵に描いてもらったり、手先を使ってクラフトをしてアートに触れながら感情表現ができたようです。

 

現在は、グラフィックデザイナーをしているそうで、その作品も見せてもらいました。元々センスの良い方だったのでとても素敵な作品でした。このグラフィックデザインで収入を得ることができるまでになったとのことで、本当に嬉しいです。引き続きこの生活を続けていってほしいなと思いました。

今後はまた違う課題が出てくるでしょうが、きっと乗り越えてくださると思います。

 

私もこの青年を支援する機会があったことを本当に嬉しく、誇りに思います。

 

写真は、お母さまがくださった家の裏で毎年採れるふきのとうと、愛情いっぱい手作りのちりめん山椒です。

 

 

 

 

いろいろ考えることがありまして。。

私はこれまで長く、アートセラピーをグループ、もしくは個人向けに開催しています。

アートセラピーとひとことで言っても、種類がありますが、私自身は絵画が専門なので、絵を使ったアートセラピーが得意です。でも音や動きなんかも取り入れています。その他にも医療従事者として心理療法の中でアートセラピーを実践し、研究テーマにもしているのですが、少し戸惑ったことがあります、そして自分の中で戸惑いが吹っ切れた気もします。

 

私は元々周りからの声を取り入れるととても萎縮してしまうところがあります。それが私の特徴です。迎合得意!他者の話に聞き入ってしまう!すぐに一生懸命!のめり込む!良くもあり悪くもあるんです。ほんの少し医療の勉強をするはずが、もう10年もはまっています。そしてある意味研究者として学会発表なんかもしてしまって。

 

ほんの少し勉強がしたかった医療従事者になってわかったことは、とても尊い仕事だということ。学生に頃から医者や看護、医療技術者を目指して人の病に対峙し勉強をしてこられました。また、仕事としては、さまざまな医療の守られた法律の中で安全に人の命を守る使命があるのでしょう。そんなことを考えながら約10年以上この仕事に関わって、なぜか息苦しさを感じてきたのです。

 

私は自分のやるべきことを医療に押し込んできたので息苦しさは当然です。私の心理療法は、病院のような決められた枠ではなくてもっと自由度の高いセラピーが提供できます。保険適応ではないけれど、今後はすべての経験を生かしてみなさんの一助になることを願ってやっていこうと考えています。

 

 

 

 

私たちは、ご病気を持つ当事者の方の支援をすることがほとんどです。

ただ、当事者が生活しやすく過ごすのには、周囲の援助がとても重要だと考えられます。
私は、認知症の方や、神経難病の方と接することが多いのですが、

そのときにどれほどご家族や施設の方の理解と手助けが必要か、

またご家族に助けが必要なことを痛感しています。

 

介護や介助したいけど、どんなようにしてあげたら楽か、

喜んでくれるか、みんな良かれと思ってやってるんだけど…

なかなか添うように出来ないのですよね。

そして家族は行きようのない思いを内に持ちながら

何年も過ごされているんです。


介助してもらう側も申し訳ない気持ちや、やって欲しいことがわからなかったり、

うまく言葉で伝えることができなかったりで、だんだんチグハグになってきます。
ネットや本で病気のことに詳しく解説してあっても、

実際にどのようにすれば良いのかが書いてありません。

というのも、一般的なことは書いてあっても、

一つ一つの症例に添っていないからです。
 

取り留めのないことを書いてしまいましたが、

病気を持つ家族がいると、介護、介助する人が自分を責めて

悩んでしまうことが大いにあります。
もしも悩んで苦しい思いをしているなら、一緒にお話ししましょう♬

 

 

今日はリハビリテーションアートの日。

リハビリテーションアートは、

障害を持つ方の日常生活が少しでも楽になるように

考えられたアートを使ったリハビリテーションです。


障害は生活を狭めることがあります。
こころが寂しくなることがあります。
アートでこころの葛藤を吐き出して、

明日からいきいきと生活できるように援助します‼️

昨日学会発表しました。

本来は東京会場のはずでしたが、今年はWEB開催でした。

私に与えられたテーマは、

「発達障害を合併するてんかん患者の支援」

普段の仕事は病院の心理職ですが、

主に難病の患者さんに関わっています。

てんかん診療にも深く関わっています。

 

多彩な症状のある発達障害

多彩な症状のあるてんかん

 

今後も患者様のために研究を続けていきたいと思います。

 

 

『こころをゆるゆるする会のお知らせ』

 

こころ”がさびしいとき、話せる人がいますか?

こころ”が疲れたとき、行く場所がありますか?

 

“こころ”とからだとアートでは、毎月1回、京町家でお茶を飲みながらゆっくりとする場所です。ちょっとしたことが話せるとそれだけで気持ちが楽になるんですよね。

 

明日の元気のために

こころ”について学ぶ

こころ”について考える

こころ”について語る

 

老若男女問わずどなたでもお越しください。いろんな年代の方々と交流し、“こころ”について語り合ってみましょう。テーマ設定はしていませんので、気軽にお越しください。

 

日時:第4土曜日(2月は27日です)14:00~16:00

参加費:\1,500(おやつ、飲み物付き)参加費は当日お支払いください。

場所:遊子庵(京都市中京区御池之町305 地下鉄烏丸御池2番出口から徒歩3分)

予約メール:kokoro.karada.art@gmail.com

※メールには、①氏名②年齢③職業など④住所⑤話し合いたいテーマ(あれば)を記入してください。

 

★今のところ、対面中心にしていますが、ZOOMやClub houseの発信も考えています。これなら参加してみたいと思った方はコメントください。