リハビリテーションその後の嬉しい報告 | こころとからだとアート

こころとからだとアート

アートセラピー(芸術療法)   リハビリテーションアート

  「りんく・りんく京都」は2020年10月「こころとからだとアート」に名称変更しました。

アートを使い「こころ」と「からだ」を育む事業を展開しています。

4年前に約2年間ほどリハビリテーションに来てくださっていた青年が、今日お母さまと一緒に顔を見せにくてくださいました。

 

当初、高次脳機能障害による影響で感情も平板で笑うこともなく、話すこともせず、ただアートセラピー(リハビリテーションアート)に来ているだけの状態が続いていました。

 

徐々に、笑ったり、少し話したり、感情表現ができるようになりましたが、リハビリテーションアートのよいところは、非言語的コミュニケーションができることで、言葉以外のコミュニケーションが取れることです。

 

私のイメージを絵に描いてもらったり、手先を使ってクラフトをしてアートに触れながら感情表現ができたようです。

 

現在は、グラフィックデザイナーをしているそうで、その作品も見せてもらいました。元々センスの良い方だったのでとても素敵な作品でした。このグラフィックデザインで収入を得ることができるまでになったとのことで、本当に嬉しいです。引き続きこの生活を続けていってほしいなと思いました。

今後はまた違う課題が出てくるでしょうが、きっと乗り越えてくださると思います。

 

私もこの青年を支援する機会があったことを本当に嬉しく、誇りに思います。

 

写真は、お母さまがくださった家の裏で毎年採れるふきのとうと、愛情いっぱい手作りのちりめん山椒です。