スイング面の定義の曖昧さ
「体重移動とスイング面の組み合わせはゴルフの鬼門」(08-12-18)は、体重移動と組み合わせて登場するスイング面の話でした。この場合のクラブの実際の動きは、アドレスのシャフトを含むシャフトプレーンと、そこから上に上がるシャフトの描くスイング面という二つの面からなるという複雑なものでした。
このような動きはもっと簡単に作り出すことができます。上体の縦の軸を中心に体を回転させるというイメージでクラブを振ればよいのです。実際に試してみて下さい。このイメ-ジで振ると、バックで体重が右、ダウンで左、という体重移動が自然に生まれます。
結局問題の「体重移動とスイング面の組み合わせ」は、「背骨を軸とする体の回転」のイメージが生み出すものであったのです。
これと「脚のねじりと踏ん張りで生まれる腰の動き」(08-12-19)との違いは何でしょうか。
それを理解するには、背骨を軸とする体の回転と、「核心打法」の足腰背骨の動きが生み出す体の動きとの違いをはっきりさせなくてはなりません。
この二つの動きの違いを簡単に確認する方法については次回に議論しましょう。
このような動きはもっと簡単に作り出すことができます。上体の縦の軸を中心に体を回転させるというイメージでクラブを振ればよいのです。実際に試してみて下さい。このイメ-ジで振ると、バックで体重が右、ダウンで左、という体重移動が自然に生まれます。
結局問題の「体重移動とスイング面の組み合わせ」は、「背骨を軸とする体の回転」のイメージが生み出すものであったのです。
これと「脚のねじりと踏ん張りで生まれる腰の動き」(08-12-19)との違いは何でしょうか。
それを理解するには、背骨を軸とする体の回転と、「核心打法」の足腰背骨の動きが生み出す体の動きとの違いをはっきりさせなくてはなりません。
この二つの動きの違いを簡単に確認する方法については次回に議論しましょう。
脚のねじりと踏ん張りで生まれる腰の動き
脚のねじりと踏ん張りでダウンの動きを作ると、腰が一定の形で左に動きます。これは「腰の回転で振る」という場合の腰の動きとは全く異なります。
先ず右脚の内側ねじりと踏ん張りで地球を押すと、腰の左への動きが現れます。この動きを左脚の
内側ねじりと踏ん張りで受け止めると、左腰が後ろに引かれながら足で地球を右に押す動きが現れて腰が止まります。
この腰の動きでは頭は正面向きに保たれます。この動きで「マジック・グリップ」が肩と腕の「魔法の動き」(左腕を外側、右腕を内側に回す)で引かれると、インパクトの直線的な動きが生まれます。これに対していわゆる「腰の回転」では顎が左に回るように頭が動きます。
脚のねじりと踏ん張りでクラブを振る動きと「腰の回転」で振る動きとは全く異なるものなのです。
先ず右脚の内側ねじりと踏ん張りで地球を押すと、腰の左への動きが現れます。この動きを左脚の
内側ねじりと踏ん張りで受け止めると、左腰が後ろに引かれながら足で地球を右に押す動きが現れて腰が止まります。
この腰の動きでは頭は正面向きに保たれます。この動きで「マジック・グリップ」が肩と腕の「魔法の動き」(左腕を外側、右腕を内側に回す)で引かれると、インパクトの直線的な動きが生まれます。これに対していわゆる「腰の回転」では顎が左に回るように頭が動きます。
脚のねじりと踏ん張りでクラブを振る動きと「腰の回転」で振る動きとは全く異なるものなのです。
体重移動とスイング面の組み合わせはゴルフの鬼門
ゴルフの教えでは「体重移動」という言葉がしばしば登場します。もう一つのポピュラーな言葉は「スイング面(スイングプレーン)」です。この二つの言葉の組み合わせは極めて危険なイメージに導く可能性があります。
ベン・ホーガンのスイング面には、バックスイング面とダウンスイング面の二通りがあり、何れもスイングの動きの上限を示し、シャフトがその下を通るようにスイングします。
ところがこのバックスイング面に対して、始めにアドレスのシャフトを含んで目標線と平行な面をシャフトプレーンと呼び、そこから更に上に上がるクラブの描く面をスイング面と呼び、この二つの面の繋がりで実際のシャフトの描く面が生まれると言う人がいます。
このような動きの作り方の説明では、動きの内容がはっきりせず、結局アドレスの位置にクラブが戻る時にシャフトプレーンに乗せるというイメージだけが残ることになります。
もう一つ問題を生みやすい言葉が「体重移動」です。体重を移動させることでクラブを振ろうとすると、腕とクラブは体の動きより遅れます。この遅れた腕とクラブをインパクト時点でボールの位置に引き戻すには、腰の左への回転が必要になります。
結局、フィニッシュに入る動きを目標線後方から眺めると、上体がインパクト時点の体勢で前傾したまま、腰が左に回って背中が見える体勢に入ります。これでは、広背筋のバランス機能を有効に使うこともできず、その結果として打球の方向性確保が難しくなる筈です。
地球と対話する本当の体の動きの構造を理解せず、外から見た曖昧な形の表現だけでスイングを作ろうとすると、このような危険を免れることは出来なくなります。「体重移動とスイング面の組み合わせ」でスイングを作ろうとするのは、この危険を生み出す典型と言えるでしょう。何となく分かったような気がしても、内容のはっきりしない教えには近寄らないことが大切です。
「核心打法」では、両大腿の内側回しで地球に食いつき、それぞれの下腿の動きで地球を押す動きの方向が決まり、これらの動きを使ってクラブを振ります。その過程で腰の動きが生まれ、インパクトでは腕の動きでクラブを体の前を通して引き抜く体勢が出来上がります。ここには「体重移動」という漠然とした動きありません。
しかし、「核心打法」の体の動きは、脚腰背骨の動きで説明されているために、理解しにくいかも知れません。そこで次回にこの動きの構造を、「自分の動きでも分からない」(08-11-19)で説明した、左右の「脚を内側にねじりながら踏ん張る」動きを利用して、簡単に捉えることを試みます。
ベン・ホーガンのスイング面には、バックスイング面とダウンスイング面の二通りがあり、何れもスイングの動きの上限を示し、シャフトがその下を通るようにスイングします。
ところがこのバックスイング面に対して、始めにアドレスのシャフトを含んで目標線と平行な面をシャフトプレーンと呼び、そこから更に上に上がるクラブの描く面をスイング面と呼び、この二つの面の繋がりで実際のシャフトの描く面が生まれると言う人がいます。
このような動きの作り方の説明では、動きの内容がはっきりせず、結局アドレスの位置にクラブが戻る時にシャフトプレーンに乗せるというイメージだけが残ることになります。
もう一つ問題を生みやすい言葉が「体重移動」です。体重を移動させることでクラブを振ろうとすると、腕とクラブは体の動きより遅れます。この遅れた腕とクラブをインパクト時点でボールの位置に引き戻すには、腰の左への回転が必要になります。
結局、フィニッシュに入る動きを目標線後方から眺めると、上体がインパクト時点の体勢で前傾したまま、腰が左に回って背中が見える体勢に入ります。これでは、広背筋のバランス機能を有効に使うこともできず、その結果として打球の方向性確保が難しくなる筈です。
地球と対話する本当の体の動きの構造を理解せず、外から見た曖昧な形の表現だけでスイングを作ろうとすると、このような危険を免れることは出来なくなります。「体重移動とスイング面の組み合わせ」でスイングを作ろうとするのは、この危険を生み出す典型と言えるでしょう。何となく分かったような気がしても、内容のはっきりしない教えには近寄らないことが大切です。
「核心打法」では、両大腿の内側回しで地球に食いつき、それぞれの下腿の動きで地球を押す動きの方向が決まり、これらの動きを使ってクラブを振ります。その過程で腰の動きが生まれ、インパクトでは腕の動きでクラブを体の前を通して引き抜く体勢が出来上がります。ここには「体重移動」という漠然とした動きありません。
しかし、「核心打法」の体の動きは、脚腰背骨の動きで説明されているために、理解しにくいかも知れません。そこで次回にこの動きの構造を、「自分の動きでも分からない」(08-11-19)で説明した、左右の「脚を内側にねじりながら踏ん張る」動きを利用して、簡単に捉えることを試みます。
パッティングの要領を考える:続き
「パッティングの要領を考える」(08-12-16)には、「ここから右手の感覚を使ってボールを打ちます。右拳で狙いをつけて打つのです。この体勢では左右の腕と脚が交差して働き、腕は体全体の動きで振られますから、腕の振りを特に意識する必要は有りません」という説明がありました。
しかし、腕を振る動きには一定の構造があり、この構造が特に意識をしなくても腕の振りを実現可能にしているわけです。
そこでこの構造をより分かりやすく捉えることを試みます。左右の上腕と前腕を次々に限度一杯に外側に回すと、腕を支えている両肩を振る肩胛骨回りの筋群が固まります。これで固まった両肩は腹の筋群の動きで引くことができます。
結局あばら骨の下辺りの腹を斜めに覆う筋群の動きで腕が振れるのです。既に肩と腕とグリップの仕組みは固まっていますからこの動きでグリップが極めて安定に振れます。これが力強い安定な動きであるために、腕の振りを特に意識することなくパターが振れるのです。この安定な動きを引き出す体勢に誤りがあると、腕の振りを意識する必要が生まれることになります。
すべての動きにはこれを支える仕組みがあるわけです。
しかし、腕を振る動きには一定の構造があり、この構造が特に意識をしなくても腕の振りを実現可能にしているわけです。
そこでこの構造をより分かりやすく捉えることを試みます。左右の上腕と前腕を次々に限度一杯に外側に回すと、腕を支えている両肩を振る肩胛骨回りの筋群が固まります。これで固まった両肩は腹の筋群の動きで引くことができます。
結局あばら骨の下辺りの腹を斜めに覆う筋群の動きで腕が振れるのです。既に肩と腕とグリップの仕組みは固まっていますからこの動きでグリップが極めて安定に振れます。これが力強い安定な動きであるために、腕の振りを特に意識することなくパターが振れるのです。この安定な動きを引き出す体勢に誤りがあると、腕の振りを意識する必要が生まれることになります。
すべての動きにはこれを支える仕組みがあるわけです。
パッティングの要領を考える
パットの動きについては、このブログでこれまでに何回か書いています(06-08-28、06-08-29、06-11-29)。しかしこれらを読み返してみると、説明が余りに複雑で、それだけ実用性が低いように感じられます。
そこで今回は思い切り簡単な手順で実用的なパットの動きを作り出すことにします。
まずパターを普通のクラブのように「マジック・グリップ」で握ります。このままでは目の下にあるボールを打つことは出来ないので、ここから両上腕を限度一杯外側に回してグリップを引き上げます。そこから両前腕を限度一杯外側に回すと、左手の人差し指が固まった右拳(こぶし)の背中側を滑って手首に近いところまで引き込まれ、右拳と左手が一体化します。
ここから右手の感覚を使ってボールを打ちます。右拳で狙いをつけて打つのです。この体勢では左右の腕と脚が交差して働き、腕は体全体の動きで振られますから、腕の振りを特に意識する必要は有りません。
以上の簡単な手順をルーティン化すれば、パットから余計な動きが排除され、方向性の良いパットが実現 します。試してみて下さい。勿論、ドライバーの場合と同様に、性格の良いパターを選ぶ必要があります。
そこで今回は思い切り簡単な手順で実用的なパットの動きを作り出すことにします。
まずパターを普通のクラブのように「マジック・グリップ」で握ります。このままでは目の下にあるボールを打つことは出来ないので、ここから両上腕を限度一杯外側に回してグリップを引き上げます。そこから両前腕を限度一杯外側に回すと、左手の人差し指が固まった右拳(こぶし)の背中側を滑って手首に近いところまで引き込まれ、右拳と左手が一体化します。
ここから右手の感覚を使ってボールを打ちます。右拳で狙いをつけて打つのです。この体勢では左右の腕と脚が交差して働き、腕は体全体の動きで振られますから、腕の振りを特に意識する必要は有りません。
以上の簡単な手順をルーティン化すれば、パットから余計な動きが排除され、方向性の良いパットが実現 します。試してみて下さい。勿論、ドライバーの場合と同様に、性格の良いパターを選ぶ必要があります。
石川遼とタイガー・ウッズのゴルフを比較する
テレビで見る石川プロの人気は、以前に宮里藍選手らの活躍が女子プロゴルフに人気を集めた現象の裏返しで、一気に男子プロゴルフに観衆を引き戻したようです。ここから人々の期待は石川プロの海外への雄飛に向けられます。
そこで石川プロの技を、現在世界のプロゴルファーの頂点に立つタイガー・ウッズの技と比べてみたくなります。このためには、各部門の年間の平均的な成績を比べる以外に方法は無さそうです。
そこでそれぞれの今年2008年の各部門での統計を眺めると、まずフェアウエイ・キープ率が目に入ります。これは石川が52.57、ウッズが58.93で、大差はないように見えます。ウッズ自身、フェアウエイ・キープ率は余り良くないのです。
ところがいわゆるパー・オン率になると、石川が63.53、ウッズが73.28と大差が見られます。
このことは、石川の場合、一旦フェアウエイを外すとそこからの快復が難しくなる、ということを示しているのではないでしょうか。
もしこの見方が当たっているならば、ウッズとほぼ同等のドライバー・ショットの飛距離を押さえても、方向性の確保に重点を移すべきであるということになるのではないでしょうか。ここに更なる発展への手がかりがありそうです。これは石川プロが華々しくゴルフの世界に登場した時に、世界に羽ばたく条件としてこのブログで指摘した点でもあります。
そこで石川プロの技を、現在世界のプロゴルファーの頂点に立つタイガー・ウッズの技と比べてみたくなります。このためには、各部門の年間の平均的な成績を比べる以外に方法は無さそうです。
そこでそれぞれの今年2008年の各部門での統計を眺めると、まずフェアウエイ・キープ率が目に入ります。これは石川が52.57、ウッズが58.93で、大差はないように見えます。ウッズ自身、フェアウエイ・キープ率は余り良くないのです。
ところがいわゆるパー・オン率になると、石川が63.53、ウッズが73.28と大差が見られます。
このことは、石川の場合、一旦フェアウエイを外すとそこからの快復が難しくなる、ということを示しているのではないでしょうか。
もしこの見方が当たっているならば、ウッズとほぼ同等のドライバー・ショットの飛距離を押さえても、方向性の確保に重点を移すべきであるということになるのではないでしょうか。ここに更なる発展への手がかりがありそうです。これは石川プロが華々しくゴルフの世界に登場した時に、世界に羽ばたく条件としてこのブログで指摘した点でもあります。
腕の動きの方向転換で肘に緩みが生まれる
左手の背中が前を向くようにして腕を右に振り、そこから腕を左に振ると腕に方向転換の動きが現れます。左腕を右に振ってその位置で肘を固めると、腕を返す動きは出来ないのです。
ところが、この方向転換の動きで肘に緩みが生まれるのです。既に書いた通り(「石川プロの反省」(08-12-09))、石川遼プロのスイングではインパクト時点でこの方向転換の動きが見られます。
スイングの途中で肘に緩み(ガタ)が生まれると、不確定要素が増えて安定なショットが難しくなります。
バックとダウンで手の平の方向が転換するようなスイングは、それだけで難しいスイングになってしまうわけです。
ところが、トップで高くグリップを 上げる意識で腕を振ると、バックのスタートで左腕の背中が前に向く動きに入ってしまいます。これも石川遼プロのドライバーのスイングに顕著に現れる動きです。
この肘の動きを避けるには、腕の回転方向をスイング中一定に保てばよいのです。核心打法の腕の「魔法の動き」は、左腕は一貫して外側、右腕は一貫して内側に回る動きです。この腕の動きを生かすことを目指して作り上げたのが、肩と腕の「魔法の動き」を活用する核心打法のスイングなのです。
ところが、この方向転換の動きで肘に緩みが生まれるのです。既に書いた通り(「石川プロの反省」(08-12-09))、石川遼プロのスイングではインパクト時点でこの方向転換の動きが見られます。
スイングの途中で肘に緩み(ガタ)が生まれると、不確定要素が増えて安定なショットが難しくなります。
バックとダウンで手の平の方向が転換するようなスイングは、それだけで難しいスイングになってしまうわけです。
ところが、トップで高くグリップを 上げる意識で腕を振ると、バックのスタートで左腕の背中が前に向く動きに入ってしまいます。これも石川遼プロのドライバーのスイングに顕著に現れる動きです。
この肘の動きを避けるには、腕の回転方向をスイング中一定に保てばよいのです。核心打法の腕の「魔法の動き」は、左腕は一貫して外側、右腕は一貫して内側に回る動きです。この腕の動きを生かすことを目指して作り上げたのが、肩と腕の「魔法の動き」を活用する核心打法のスイングなのです。
広背筋の隠れた機能
スイング中の動きの方向性を安定に保つには、バランス機能を持つ三半規管を安定に保持する必要があり、これがスイングで「頭を安定に保つ」ことを重視する理由でであることを「ゴルフでは意識的に体を回す必要はない」(08-11-23)で取り上げました。しかしこれだけではスイングの動きの安定性は確保できません。
当然のことながら、目や耳などの通常の感覚の他に、体の動きの感覚器官が捉える筋群や腱群の動きの感覚、固有感覚と呼ばれるものが使われています。(参考:オリバアー・サックス著 「妻を帽子と間違えた男」)
このことから気がつくのは、「左右の脚と腕の交 差連結がスイングを作る」(08-12-04)で登場した、腰回りの筋群と腕を振る大きな筋である広背筋の働きです。これらの筋の動きは固有感覚としてスイングの動きの安定性に大きく貢献する筈です。
腕を振る主な筋である広背筋には、スイングの動きを捉えるという重要な働きがあり、三半規管を安定に保つために頭を安定に保つだけでなく、広背筋の動きの感覚で体の動きそのものの安定化を図る必要があるわけです。
このことから、肩と腕の繋がりや、これとクラブをつなぐグリップに緩み(ガタ)が無ければ、グリップの動きの感覚を通じてスイングの安定化ができることが分かります。
目で見る感覚だけでは、スイングの動きの構造は捉えられないのです。
当然のことながら、目や耳などの通常の感覚の他に、体の動きの感覚器官が捉える筋群や腱群の動きの感覚、固有感覚と呼ばれるものが使われています。(参考:オリバアー・サックス著 「妻を帽子と間違えた男」)
このことから気がつくのは、「左右の脚と腕の交 差連結がスイングを作る」(08-12-04)で登場した、腰回りの筋群と腕を振る大きな筋である広背筋の働きです。これらの筋の動きは固有感覚としてスイングの動きの安定性に大きく貢献する筈です。
腕を振る主な筋である広背筋には、スイングの動きを捉えるという重要な働きがあり、三半規管を安定に保つために頭を安定に保つだけでなく、広背筋の動きの感覚で体の動きそのものの安定化を図る必要があるわけです。
このことから、肩と腕の繋がりや、これとクラブをつなぐグリップに緩み(ガタ)が無ければ、グリップの動きの感覚を通じてスイングの安定化ができることが分かります。
目で見る感覚だけでは、スイングの動きの構造は捉えられないのです。
言い訳(08-12-12)
近頃このブログは理屈っぽい、と不満に思う人に対する言い訳として、手許にあるHenry Beardの著書MULIGAN’S LAWSというゴルフのユーモア本からの話を二つ紹介します。
最初は「ゴルフの本から学べる唯一のものは、ゴルフの本からは何も学べないということだ。但しそのことを知るには途方もなく沢山のゴルフの本を読まねばならぬ」というものです。
次は「ゴルファーが知的でな ければないほど、ゴルフのメンタルな面についての洞察を話す可能性が高い」というものです。
これらの日本語訳は私が筆者であるBeardの原文を適当に解釈したもので、厳密な訳ではありませんが、 著者の気持ちはほぼ伝わると思います。
この二つの話は、本を読んでもゴルフは学べない、メンタルな話は怪しいものが多い、ということだと理解すれば、結局理屈っぽくスイングの仕組みを考え、これを実験してみながら納得の度合いを深める以外にゴルフの王道はないことが分かります。
そうでなければ、これもBeardの言葉ですが、「本当にゴルフが上手になりたければ、引き返してもっとずっと若い頃に始めるべきだった」ということになってしまいます。しかしこれでも、妙な癖が身につく危険からは逃れられません。
最初は「ゴルフの本から学べる唯一のものは、ゴルフの本からは何も学べないということだ。但しそのことを知るには途方もなく沢山のゴルフの本を読まねばならぬ」というものです。
次は「ゴルファーが知的でな ければないほど、ゴルフのメンタルな面についての洞察を話す可能性が高い」というものです。
これらの日本語訳は私が筆者であるBeardの原文を適当に解釈したもので、厳密な訳ではありませんが、 著者の気持ちはほぼ伝わると思います。
この二つの話は、本を読んでもゴルフは学べない、メンタルな話は怪しいものが多い、ということだと理解すれば、結局理屈っぽくスイングの仕組みを考え、これを実験してみながら納得の度合いを深める以外にゴルフの王道はないことが分かります。
そうでなければ、これもBeardの言葉ですが、「本当にゴルフが上手になりたければ、引き返してもっとずっと若い頃に始めるべきだった」ということになってしまいます。しかしこれでも、妙な癖が身につく危険からは逃れられません。
一事に通じれば万事に通ず
最近のこのブログには動きの詳しい構造を追求する話が数多く登場しています。手っ取り早くゴルフの腕を上げようと思っている人には、なんとも退屈な話に見えることでしょう。しかし、一事に通じれば万事に通ずで、ゴルフの技の構造を深く理解すれば、その時の考え方の展開がそのまま人生の他のことの処 理にも応用できるようになります。
これは私の勝手な意見ではなく、科学哲学者マイケル・ポランニーも科学的思考法についての著書「THE TACIT DIMENNSION」で次のように書いています。「私は次のようなことを言ったのだった。私たちは、身体的過程が知覚に関与するときの関与の仕方を解明することによって、人間のもっとも高度な創造性を含む、すべての思考の身体的根拠を明らかにすることができるだろう、と。」
(「暗黙知の次元」 高橋勇夫訳 筑摩学芸文庫 36頁)
この言葉の意味を解釈すれば、体の動きを動きの感覚を通じて捉えることを試みることによって、人生万般の物事の考え方が理解できるようになるだろう、ということになるでしょう。
この解釈にも我田引水の危険が有るかも知れませんが、ゴルファーの場合、動きを繰り返し練習するだけで上達しようとするのではなく、しっかり動きの仕組みを考えるのが成功への確かな道であることは確かでしょう。
これは私の勝手な意見ではなく、科学哲学者マイケル・ポランニーも科学的思考法についての著書「THE TACIT DIMENNSION」で次のように書いています。「私は次のようなことを言ったのだった。私たちは、身体的過程が知覚に関与するときの関与の仕方を解明することによって、人間のもっとも高度な創造性を含む、すべての思考の身体的根拠を明らかにすることができるだろう、と。」
(「暗黙知の次元」 高橋勇夫訳 筑摩学芸文庫 36頁)
この言葉の意味を解釈すれば、体の動きを動きの感覚を通じて捉えることを試みることによって、人生万般の物事の考え方が理解できるようになるだろう、ということになるでしょう。
この解釈にも我田引水の危険が有るかも知れませんが、ゴルファーの場合、動きを繰り返し練習するだけで上達しようとするのではなく、しっかり動きの仕組みを考えるのが成功への確かな道であることは確かでしょう。