広背筋の隠れた機能 | ゴルフ直線打法

広背筋の隠れた機能

スイング中の動きの方向性を安定に保つには、バランス機能を持つ三半規管を安定に保持する必要があり、これがスイングで「頭を安定に保つ」ことを重視する理由でであることを「ゴルフでは意識的に体を回す必要はない」(08-11-23)で取り上げました。しかしこれだけではスイングの動きの安定性は確保できません。

当然のことながら、目や耳などの通常の感覚の他に、体の動きの感覚器官が捉える筋群や腱群の動きの感覚、固有感覚と呼ばれるものが使われています。(参考:オリバアー・サックス著 「妻を帽子と間違えた男」)

このことから気がつくのは、「左右の脚と腕の交差連結がスイングを作る」(08-12-04)で登場した、腰回りの筋群と腕を振る大きな筋である広背筋の働きです。これらの筋の動きは固有感覚としてスイングの動きの安定性に大きく貢献する筈です。

腕を振る主な筋である広背筋には、スイングの動きを捉えるという重要な働きがあり、三半規管を安定に保つために頭を安定に保つだけでなく、広背筋の動きの感覚で体の動きそのものの安定化を図る必要があるわけです。

このことから、肩と腕の繋がりや、これとクラブをつなぐグリップに緩み(ガタ)が無ければ、グリップの動きの感覚を通じてスイングの安定化ができることが分かります。

目で見る感覚だけでは、スイングの動きの構造は捉えられないのです。