おはようございます。まだまだ音符を読み出すのは早いです。
まず、音部記号、拍子記号、次に調号=フラット♭や♯シャープのことを知らなければなりません。
それを理解するには音階の知識が必要となります。
なんで♯や♭がついているの?それはね。
何調の音階の曲かわかるようにするためなんです。
よく小さい子には、慣れるまで音符の上いちいち♯や♭をつけたりしますが、一番最初にこの曲は何調だから♭が5つ書いてあるのです。
♭が5つ???目が点になってしまう人もいるかもしれませんね。今までの曲は何もないか、せいぜいついても1つ、2つくらいだったからでしょうか。
でも♭は多くて6個、シャープは多くて5個までで終わりです。
ショパンの美しい曲は大抵、沢山ついています。
ピアニストでないから、関係ないわ、と思う方どうぞ、お付き合いください。
一般に何もついていない調は、音楽理論上では「ハ長調」と呼ばれています。
「ハ」だからドから始まる音階?とピンときた方は正解です。
そうドから始まる音の階段です。「長調」の説明はちょっと横に置いておいて、まず音の階段とやらを見てみましょう。
「ド」と「レ」の間は2度(全音)離れています。「レ」と「ミ」の間は2度(全音)離れています。「ミ」と「ファ」の間は2度(半音)離れています。「ファ」と「ソ」の間は2度(全音)離れています。「ソ」と「ラ」の間は2度(全音〕離れています。「ラ」と「シ」の間は2度(全音)離れています。「シ」と「ド」の間は2度(半音)離れています。
あれ?(全音)と言う言葉と(半音)と言う言葉が出てきましたね。
理論上は(全音=半音が2個)なんです。すぐ隣同士が半音、半音が2つあると全音になります。
ピアノの鍵盤を見て下さい。
ドとレの間には白い鍵盤と黒い鍵盤がそして白い鍵盤があります。この間を全音と言います。
同じように見ていくとミとファの間には黒い鍵盤がなく、白い鍵盤が隣り合っています。この間を半音と言います。
さらに見ていくと、間に黒い鍵盤があるのは全音、そしてシとドの間はミとファの間と同じように白い鍵盤が隣り合っています。
この間も半音です。
つまり長音階の階段は全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音と言う規則に従って並んでいます。この並び方が長音階です。
話は少しややこしくなりますが、短音階(いわゆる短調)は並び方が違って、ドとレの間は全音、レとミの間は、半音、ミ♭とファの間は全音、ファとソの間は、全音、ソとラの間は半音、ラ♭とシの間は全音、シとドの間は半音になります。
短音階の並び方は、全音、半音、全音、全音、全音、半音、全音、半音で、半音の位置が違い、この短音階はハ短調と呼びます。
そしてハ短調は、調号として♭がミ、ラ、シにつきます。
長くなりました。長調と短調の違いは、明るいのが長調、悲しいのが短調でないこと覚えて下さい。
私には、モーツァルトの交響曲第40番の1楽章何度聞いても明るく、楽しく聴こえます、ト短調なんですけどね。
ここまでにしましょう。明日は、速度記号について書いてみます。
Have a good day to you!