ユリノキ-家族はじめます!- -54ページ目

ユリノキ-家族はじめます!-

家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

学校で飼っているウサギのエサで、「ごちそうチモシー」というものがある。

 

勤務先の元AET、Timothy (ティモシー)先生に、"Oh !! It's you !!(おお!あなただ!!)"などと言って、思わず学校で飼っているウサギのエサ呼ばわりしてしまった・・・。

 

ティモシー=チモシー。

 

ティモシーが言いにくいので、チモシーにしてしまう、日本人らしい指摘である。

 

ティモシー先生は、"I'm delicious."とジョークをかましていたが、内心は複雑だったであろう。

 

何が、ロングタイプ一番刈りである。

 

 

 

関連記事は、こちら笑い下矢印

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子と一緒にスーパーマーケットから、で帰宅した時のこと。

 

さぁ、駐車するぞ、という時、運転席の右外側から、が姿を現わした。

「うわぁ!!!びっくりした・・・!!」

 

夫の白い顔が、暗闇さらに白く浮かび上がっていた。

 

「ちょっと、怖いんですけど・・・!いきなり右横に立ってて危ないし!」

 

「・・・ずっと、追いかけてたのに・・・ぐすん。」

 

「どういうこと!?」

 

「駅から家に向かって歩いていたら、ウチの車見かけたから、ずっと後ろにはりついて、歩いていたのに、気付いてもらえなかった・・・。」

 

「え・・・!そうだったの!?大袈裟に合図送ってくれれば、家まで乗せてあげたのに!!」

 

 

つまり、こういうことになっていたらしい。

(待って・・・。)

(ひどい・・・。)

夜道、人間の後についてくる妖怪、べとべとさんか・・・!

 

ちなみにべとべとさんは、足音がするのみで、特に何か目立った行動はないらしい。

 

その点も、夫と類似している。

 

私たちは夫に取り憑かれていたのだ。

夫はまったく気付かれなかった恨み辛みで、最後は幽霊のようにボーッと立っていたのだった。

 

にまつわるエピソード、まだまだあります笑い下矢印

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナで海外に行きづらい今、日本にいながらにして、海外旅行をする方法を思いついた!

 

ズバリ、ハワイアンズ旅行である!!

「日本にハワイがあるではないか!」

 

さっそく、るるぶハワイアンズを購入。

 

 

パラパラとページをめくっていると、ファイヤーナイフダンスチームのオールスターたちが姿を現した!!

 

オールスター名鑑だそうだ。

 

「召喚!!」と言えば、筋肉むきむきボディのダンサーたちが、熱いソウルを燃えたぎらせながら、るるぶから、飛び出してきそうだ。

 

あまりのインパクトに、長いことページを眺めていたら、後ろにが通りかかった。

 

「誰が良い?アフィ諒太?それとも翔アンドリュー?

 

「ホストクラブじゃないんだから!!興味ないよ・・・!」

 

ヒップヘアNAO(自分)はどうだい!?」

 

ヒップヘアについて、詳しく知りたい方は、こちら下矢印笑い

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

すかさず、指名されようと、相変わらず自分を入れ込んでくる。

 

オールスター名鑑 期待の新星!!

ヒップヘアNAO

チャームポイントは、少しでも焼けると火傷する色白肌と、ヒップのヘアです!!苦手なものは、鋭利恐怖症なので、ナイフです!

 

色白で鋭利恐怖症ヒップヘアNAO

彼のファイヤーナイフダンスは、異色の迫力で、観客を魅了するかもしれない・・・。

 

関連記事は、こちら下矢印笑い

 

 

 

 

 

夏休み、実家で花火をすることになった。

 

 

ほろ酔いで良い気分になりながら、父きみじは、庭で噴水のようにスパークする置き花火に着火

 

バチバチバチ!!!

ジュワ~~!!!!!!

 

予想外にも、炎の噴水は宙を舞い上がり、二階のベランダに届く勢いであった。

 

もし布団でも干していようものなら、焦がしてしまいかねない。

 

「ちょっとすごすぎるね、置き花火は。」

「まあな~。」

 

ガタガタン!!!

 

隣人が雨戸を閉める音が聞こえてきた。

「あれ、山之内さんかな。」

「たぶん、プレッシャーかけてきているな~。」

「え・・・、本当それ?じゃあ、花火するのやめる?近所迷惑だったのかも!」

 

 

「いや、やめてたまるか!プレッシャーかけるなら、もっとやってやるぅ!!」

「ちょっと・・・!何熱くなってるの。」

 

父きみじの心の花火に、なにかが着火したようだ。

 

じいじは昔から、人に絡まれれば絡まれるほど、燃えやすい、着火体質である。

 

その後、手持ち花火などを楽しんでいたら、別の隣人タバコを吸いに、玄関先に出てきた。

 

「きれいですね~。」

 

全ての隣人が、我々の花火を監視しているかのように感じてしまう。

 

実家の隣近所で、一体誰が本当のプレッシャーをかけているんだ・・・!

 

くそっ分からない。

 

なんだか、推理小説の一員のようになってきた。

 

 

いよいよ残りはもう1つあった置き花火パラシュート花火だけになった。

 

「さすがにこの2つは、もうやめといたら・・・?」

「いやだ、わし、やる!!」

 

とりあえず、まだましかな、と思える置き花火に着火

バチバチバチ!!!

ジュワ~!!!!!!!

 

もうどうなっても知らんぞ。

 

私は内心ひやひやしながら、近所を見回した。

 

「よ~し、最後のフィナーレは、このパラシュート花火な!」

 

「これは、さすがに、まずくない?最後パァン!!!って火薬が爆発するんだよ!!」

 

「知っているよ、そんなこと。だからやるんだ。むしろわし、これを一番楽しみにしてたんだ!!

 


このおやじ、バカボンのパパか!?

 

どんだけ子どもっぽい、お騒がせバカ親父なんだ!!

 

父きみじがパラシュート花火に着火する・・・

 

シュッ!!

 

ヒュ~~~~~!!!!!

 

パァン!!!!

 

パラシュート銃声のような音と共に、弧を描くように舞い上がり、実家の屋根の向こうへ飛んでいった。

 

まずい!!!

 

突然の銃声に、山之内さんがキッチンの窓から、こちらを覗いている。

 

「わははいろんな人がわしの花火を見に来たぞ!楽しかったな~。

 

父きみじの愚行は、周りの者の心に火花を静かにちらつかせるのであった。

 

 

爆発しないことを祈るばかりである。

 

 

関連記事は、こちら笑い下矢印

父きみじ特集です笑い泣き