+べとべとさん化していた夫+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

息子と一緒にスーパーマーケットから、で帰宅した時のこと。

 

さぁ、駐車するぞ、という時、運転席の右外側から、が姿を現わした。

「うわぁ!!!びっくりした・・・!!」

 

夫の白い顔が、暗闇さらに白く浮かび上がっていた。

 

「ちょっと、怖いんですけど・・・!いきなり右横に立ってて危ないし!」

 

「・・・ずっと、追いかけてたのに・・・ぐすん。」

 

「どういうこと!?」

 

「駅から家に向かって歩いていたら、ウチの車見かけたから、ずっと後ろにはりついて、歩いていたのに、気付いてもらえなかった・・・。」

 

「え・・・!そうだったの!?大袈裟に合図送ってくれれば、家まで乗せてあげたのに!!」

 

 

つまり、こういうことになっていたらしい。

(待って・・・。)

(ひどい・・・。)

夜道、人間の後についてくる妖怪、べとべとさんか・・・!

 

ちなみにべとべとさんは、足音がするのみで、特に何か目立った行動はないらしい。

 

その点も、夫と類似している。

 

私たちは夫に取り憑かれていたのだ。

夫はまったく気付かれなかった恨み辛みで、最後は幽霊のようにボーッと立っていたのだった。

 

にまつわるエピソード、まだまだあります笑い下矢印