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ユリノキ-家族はじめます!-

家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

とある日の授業。

 

生徒と「ブタ」という漢字について論争になっていた。

 

「ブタは、耳へんじゃなかった?」

 

「月ですよ。」

 

「いーや、だったと思う。」

 

ですって!調べてくださいよ!」

 

「よ~し!ネパール人対日本人の勝負だ!」←めちゃくちゃ自信があったので、余裕ぶっこいておちゃらける私。

 

「その言い方、やめてください。」

 

「ごめん。……。」

 

「あっ……月だった。」

 

「やっぱり-!!!」

 

日本人のプライドが粉々になり、私は消し炭となった。

 

「この仕事、やめよっかな…ははっ。」

 

「イエイ!先生より、日本語分かる~♪」

 

すっかり、意気消沈しているを見て、意気揚々と喜ぶ生徒

 

この日の授業で私ができたことは、自己の自信喪失の代償生徒に自信を持たせるということだけだった。

 

 

 

 

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日本語教師としての初授業。

担当することになったのは、ネパール人の生徒3名。

 

どれくらい日本語を話せるのか、まったくの未知であった。

 

「きっと、ゆっくり話した方がいいな。よし、最大限、滑舌良くいこう!!」

 

そして迎えた、初対面。

 

「こ、ん、に、ち、は!わ、た、し、の、名前は、ゆ、り、じです。○○くんは、何、年くらい、日本に、いるのですか?趣味は、何、ですか?」

 

アンパンマンかよ。

 

アンパンマンがあいうえおを教えてくれるあの音声ひらがな表のおもちゃと自分が重なる。

 

 

「4年半くらいですね。趣味は、筋トレで、食事では、炭水化物と脂質とタンパク質とバランスを取るようにしています。」

 

 

………。

 

めっちゃ、しゃべれるやん。

 

 

 

もはや私の方が、カタコトだったぞ。

 

 

「お・し・え・て・く・れ・て、あ・り・が・と・う。」

 

また、アンパンマンひらがな音声表の話し方になってしまった!

 

 

恥ずかしさのあまり、アンパンマン化を解いて、バイキンマンに変身し、「バイバイキーン!」その場を立ち去りたくて仕方なかったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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以前、+似たもの親子 ー父きみじと私ー(前編)++似たもの親子 ー父きみじと私ー(後編)+で、書かせていただいた通り、父きみじよく似ている。

 

そのため、現在も時々、無意識に私の中の父きみじの遺伝子が活性化するのだが、その度に息子に凄まじくイラつかれている。

 

例えば、早朝良かれと思って息子愛の賛歌(自作)』を歌ったり、今日も一日がんばろうと、美少女戦士セーラームーンの『乙女のポリシー』なんぞを歌っていると、大抵キレられる。

「あぁ~きみは~私の愛だー!!今日も、最高~♪明日~も最高~♪♪♪」

 

「ねぇ、やめて。」

 

「どーんな~、ピンチな時も、絶対あきら~め~ない~♪そうよー、それが~、可憐な乙女のポ~リシ~♪よし!今日もがんばっちゃうもんねー♡」

 

「やめてって言ってるじゃん!!」

 

 

キレられて初めて、父親の同行動がフラッシュバックされる。

 

 

―実家にて。

 

 

「わしの名前を聞いてくれ~♪わしの名前は、きみじくん~♪きみきみきみじって、いい男~♪わしは天才、いい男~♪」←基本四六時中歌っている。

 

 

「あっ私が大嫌いな歌、歌ってる!!」

 

母は、心理学でいう、パブロフの犬のごとく、条件反射で、ぶち切れる。

 

「わしは天・才、きみじくん~♪」

 

「(うわぁ)……。」

 

父きみじ「わしといると楽しいだろ~♪あんた、わしが暗い男だったら、家が暗くなってしまうぞ~♪」

 

私「なんでイラつくの~。明るくなって楽しい気分になるじゃん~♪」

 

母「分からなくはないけど、とりあえずムカつく。

 

息子「ママ、イライラするから、本当にやめて。

 

 

【まとめ】

 

父きみじの遺伝子が活性すると…

 

【メリット】

楽しくいられる。

 

【デメリット】

息子又は母親「快」から「不快」スイッチに切り替えることができる。

 

 

【その他分かったこと】

父きみじの遺伝子は、無意識レベルで活性してしまうため、もうどうしようもないということ。

 

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