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以前、こちらの記事で、夫に「アフロディーテ」と呼ばれていたことを書いた。
アフロディーテとは、ギリシャの愛の女神だそうだが、最近めっきり呼ばれなくなった。
「ねぇ、最近私のこと、アフロディーテって呼んでなくない?」
「そうね。じゃあ、アフロって呼ぶ。」
「アフロってなんか嫌だ。」
「じゃあ、またギリシャ神とか旧約聖書の登場人物の名前で呼び合おうよ。」
「・・・私はオナンでいいですよ。」
オナンとは、旧約聖書に登場する人物で、イスラエル人の祖先である族長ヤコブの四男ユダとその妻であるカナン人シュアの娘との間に産まれた2番目の息子である。
自○行為オナ○ーの語源となった人物でもある。
「わかった、これからオナンって呼ぶよ。」
夫の新しいニックネーム突然、オナンに決定。
ー翌朝
「ねぇ、オナン、今日はショッピングモール行く?」
「はい。」
「ママー、オナンって何?」
会話を聞いていた息子が、すかさず質問する。
「旧約聖書に出てくる人物だよ。」
嘘偽りなく答える。
「江戸川オナン、探偵さ!」
オナンで名探偵コナンを思い出したらしい息子が、本能で下ネタギャグを思いついている。
「ママ!今日オナンと俺で車の後ろに乗るよ。」
「オッケー。ただ、ショッピングモールでパパのことオナンって呼んじゃダメだよ。」
「わかったけど、なんで?」
「みんな何だ何だってびっくりするからね。」
こうして、夫の新しいあだ名オナンは、我が家だけに静かに浸透していくのである。
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