小学校では、毎日のように漢字練習が宿題で出るが、息子は漢字が嫌いである。
「ママ、どうして漢字なんかあるの!?ひらがなさえ書ければ良いと思うんだけど・・・。」
「ひらがなだけだと読みにくいからじゃない?」
「・・・もう嫌だ!!学校つぶす!爆発させる!!!」
・・・・・・。
「気持ちは分かった。じゃあ紙に○○小学校って書いて、ビリビリにやぶったれ!!!うふふ!!!」←親らしからぬ、アドバイスである。
「いいねぇ~♪うへへ!!」
「・・・・・・やっぱり、やる、宿題。」
「あっ、そう。」
不思議と宿題を黙々とやり始めた。
◇
作文の宿題をしていた時も・・・
「山登りについて作文を書いてるんだけど・・・ママのもじゃもじゃのすね毛みたいな草の道を通って、ママのゴツゴツのニキビみたいな岩の道を通って行ったって書いて良い?」
「え-!?」
「・・・・・・いや、ちょっと待って、良いじゃん、それ!!!面白いじゃん!!!!書いて良いよ。書きな、かきな!」
「え・・・良いの!?本当に・・・!?」
「うん。」
「・・・やっぱりやめとく。恥ずかしいから。」
「あっそう。」
あまりにワイルドな私のアドバイスに、息子は全うに生きようとするのであった。