・・・私は、ある夫の光景が、脳裏に焼き付いて離れなくて困っている。
先日、家族で公園へでかけた。
息子が凧揚げがしたいというので、3人で鼻水をたらしながら、凧をあげることにいそしんでいた。
「今だ!」と合図を送ると、息子は風に向かって走って行く。
後ろを振り返ることなく、軽快に。
そう、後ろを振り返ることなく・・・。
!!!!!!!!!!!!
夫が、凧にからまっているではないか。
正確にいうと、凧には長すぎるヒモ飾りがついており、そのヒモが夫の体に巻き付いている。
このままではミイラ男になってしまう。
夫は、かなりイラついた様子で、そのヒモをほどこうと格闘している。
「くそ!」
しかし、ヒモは奇天烈な風により、ますます夫を縛り上げる。
息子はそんなことはつゆ知らず、どこまででも走っている。
絡まる夫、走り続ける息子、何も考えていない暴風。
ふとした時に、この光景が、私の脳に巻き付いて、離れないのだ。
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