さすが、デュポン。
侮れない。
どこまでやってくれるのか、期待してしまいます。
(以下は、日経BP社のTech-Onサイトの情報のコピーです)
DuPont社,石油の代わりに再生可能資源を利用した樹脂の生産計画を発表
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060623/118512/
米DuPont社は,石油の代わりに再生可能な資源を利用して製造した樹脂の生産計画を発表した。ポリブチレン・テレフタレートと同等の性能と成形性を有する「Sorona」を2007年中ごろから,温度特性や弾性回復性に優れる「Hytrel」を2007年第4四半期から生産する。DuPont社は,2010年までに売上高の25%を非枯渇資源から得るという目標を立てている。SoronaとHytrelの生産は,この計画の一環である。
SoronaとHytrelは,とうもろこしの糖を発酵して作る「Bio-PDO」という物質から製造する。Bio-PDOは,現在石油から製造している1,3プロバンジオール(PDO)や1,4ブタンジオールの代替物質である。Bio-PDOの生産は,米国テネシー州の工場で2006年末ころから開始する。Bio-PDOの生産に必要なエネルギー量は,石油由来製品の製造に比べて40%少ないという。例えば年間4万5000トンのBio-PDOを生産する場合,年間3億7800万リットルのガソリンを節約できる。
Soronaは,ポリブチレン・テレフタレートと同等の性能と成形性を有しており,強度や剛性,光沢性,寸法安定性などに優れている。自動車用の部品やエレクトロニクス関連部品,工業用製品などに幅広く使われる見込み。
Hytrelは,温度特性や弾性回復性に優れる。押し出し成形で製造する自動車用や工業用のホースやチューブ,ブロー成形で製造する自動車用部品,射出成形で製造するエアバッグやダンパーなどに用いられる。
河合 基伸=日経エレクトロニクス
(以上は、日経BP社のTech-Onサイトの情報のコピーです)