ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
ユング派の心理療法家として有名な、
河合隼雄さんの名著、
を紹介しながら、
私なりに解説をしています。
この本、
内容がとても濃いということもあって、
今回で6回目になりました(^^;
これでも紹介できるのは、
ごく一部なのですが・・・
今回は、
「アニマ」「アニムス」
から入って、
母性、父性についても、
考えていきたいと思います。
この本では、
「ペルソナ」(外の顔)
に対比する元型として、
「アニマ」「アニムス」
が語られているのですが、
「アニマ」とは、
男性の内面にある女性性(女性像)
「アニムス」とは、
女性の内面にある男性性(男性像)
のことを指します。
実際に、夢の中に出てきたり、
物語で語られたりすることもありますが、
恋愛感情とは、
この「アニマ」「アニムス」
の投影であるともいえるのですね(^^;
で、
男性は「アニマ」(女性性)
女性は「アニムス」(男性性)
をうまく取り入れて、
統合できると、
人生の後半が豊かになり、
自己実現にも繋がるのですが、
これが、なかなか難しいんですね(^^;
おもしろい例が
挙げられているのですが、
たとえば、
男性(アニマ・女性性)
の統合の場合、
・・・
どれほど強がりをいっており、
あるいは実際に強いひとでも、
いざ恋愛になると
弱くなったり、
愚かになったりすることにも
示されるように、
実際、アニマは
男性に「弱さ」を
経験を通じて
教えてくれる。
そして、
このような弱さの
内的体験を通じてこそ、
男性はほかのひととの、
真の「関係」を
打ち立てることが
できるのである。
強いばかりの男性は
支配し、命令することはできても、
他人と深い、
対等の交わりを
結ぶことはできない。
そうですね(^^;
強いばかりの男性は、
実際にモテませんし、
魅力的な男性というのは、
自分の「弱さ」「至らなさ」
を受け容れていて、
それを自然体で表現できる人だと
思います。
ただし、アニマは、
ペルソナと「統合」するものであって、
「同一化」するものではないんですね。
アニマとの同一化が
行われると、
その男性は
いわゆる女々しい男となったり、
むやみに感情的になったりする。
あるいは
甘い感傷的な考えに陥って、
現実との対決を
さけたりする。
カウンセラーといわれる
男性のなかに、
女らしい感じや
甘い感じのひとがあるが、
これらのひとは
アニマとの同一化の危険に
おかされているというべきである。
男性カウンセラーは、
アニマとの同一化のリスクがある?
ちょっと、どきっとしますが(^^;
一般には、
男性としての強さや判断力などが
まず期待されるので、
このような
外的な期待にそえる
ペルソナを作り上げることが
大切であり、
このようなペルソナを
人生の前半において築いた後に、
アニマの問題との対決は
人生の後半(35~40歳以降)
になされるのが普通であると
ユングはいっている。
確かに、
外界に対する
ペルソナをもたないで、
内界における
アニマとの対決を
なそうとするときは、
腹背に敵を受けて
真に危険な状態に
陥るものである。
これは、
私も基本的に同感です。
男性は、
まずは人生の前半で
ある程度、男性的なペルソナを
確立しておいたほうが、
人生の後半の、
アニマ(女性性)の統合は
やりやすいと思います。
(両方同時は厳しすぎるので(^^;)
もちろん、
LGBTが尊重される
今の時代においては、
これが当てはまらないケースも
あると思いますが。
ちなみに、
私の場合は、
若いうちに、ペルソナの確立は、
割とできたと思いますが、
40代に入ってから
妻とぶつかったり、
仕事で行き詰ったりして、
アニマ(女性性)を
統合せざるを得ない状況に、
徐々に追い込まれていった感じで、
コロナ禍になって、
猫を飼い始めてから、
割とスムーズに統合が進んでいる
(弱さを受け入れ、少し優しくなった)
ような気がしています(^^;
(宮音のおかげです😸有り難う)
では、
女性(アニムス・男性性)
の統合の場合は、
どうなのでしょうか。
これも、
けっこう難しいようです(^^;
印象的な箇所を引用します。
一般の主婦(母親)
の場合だと・・・
(男性的な)
余ったエネルギーは
もっぱら子どもへと
注がれることになる。
現在の夫に
アニムスの像を見出せず嘆き、
・・・
子どもへの期待へと
変わってゆく。
願望にいろどられた考えは
すべて子どもへ投影され、
子どもは母親のアニムスを
生きねばならぬことになる。
子どもはやさしい口づけで、
百年にわたる女性の眠りを覚ます
美しい王子であることが期待され、
あるいは、
名演奏によって
万雷の拍手を浴びる
少年音楽家となることが
要請される。
夫に男性性の魅力を
感じられないので、
その分、エネルギーが
子どもに向くのですね(^^;
だから、子どもに、
アニムスを投影してしまう・・・
子どもからしてみれば、
「美しい王子」を期待されても、
それは、かなり重いですが(^^;
ただ、この本が出たのは
1967年なので、
ちょっと時代背景が古いですね。
今の時代、
男性的なエネルギーを注ぐ対象は、
子ども以外にも、
仕事やボランティアといった
社会的な活動が、
いろいろあると思います(^^;
アニムスの発展を
一途に願う母親に、
科学的な育児法や、
合理的な教育法などという
適切な武器を供給する
親切な男性も多いので、
ここに悪名の高い
「教育ママ」が誕生する。
しかし、
自分の妻の教育ママぶりに
困惑したり、
冷笑したりしている男性が、
多くの場合いまだ
「母ちゃん」
のひざに乗っている男性として、
女性のアニムスの
正しい発展の道をとめ、
教育ママの生産に
大きい力ぞえをしていることに
気づいていないことも多い。
われわれが内的な世界にまで
視野を広げて
物事を見るときは、
夫婦のうち
どちらか一方だけが悪く、
一方が良いなどという場合は、
非常に少ないように思われる。
そうですね・・・
夫が、気持ちの中で、
まだ母離れできていない
「マザコン」
つまり、
「父性」が確立できていないから、
妻は子どもに走ってしまうんですね。
(もしくは性的冒険に
走ってしまうケースも紹介されています)
ちなみに、
「母性」の元型としては、
「グレートマザー」元型があります。
これは、
慈しむもの、包み込んでくれるもの、
といったプラスのイメージもあるのですが、
一方で、包み込むことは
呑む込むことに通じ、
子どもを独占・束縛しようとする
マイナスなイメージもあるのです。
神話や物語のいわゆる「魔女」は、
このグレートマザー元型の
負の部分からきているようです(^^;
(たとえば、ディズニー映画、
「塔の上のラプンツェル」の魔女)
河合隼雄さんいわく、
日本社会は、西洋諸国に比べると、
「母性社会」なので、
男性、女性問わず、
「父性原理」を
意識的に発揮する必要があると、
述べられているのですが、
という本もありますね。
(まだ読んだことはないのですが(^^;)
「父性」とは、
・切り分ける
・区別する
・境界線を引く
「母性」とは、
・包み込む
・差をなくす
・一体化する
ちなみに、
私が教わって
意外だったことがあるのですが、
アニメ「巨人の星」
の父親の星一徹。
一般的には、
父性のかたまりのような
イメージですが、
実は、
母性のかたまりなんですね(^^;
息子の星飛雄馬を束縛して、
猛特訓させて、
「大リーグボール養成ギブス」
をつけたりする・・・
(これ今だったら虐待ですよ)
これは、
母性、グレートマザー元型の、
負の部分ですよね。
(すなわち教育パパ)
そう考えると、
昭和の時代というのは、
表面的には、
「父性の時代」に見えますが、
実は、
「母性の時代」だったのかも
しれません。
もちろん、母性にも
いい面がたくさんあって、
たとえば、遠藤周作さんが描く、
日本的なイエス像などは、
母性的で私は惹かれるものがあるのですが、
母性に、バランスよく、
父性を取り入れていく。
それが日本人には、
必要なのかもしれませんね😊
-------------------------------------------------------
次回に続きます(^^;
(次回、この本の紹介の最終回にします)
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました😊
-------------------------------------------------------
おまけ(^^;
東丹沢の
高取山、仏果山に登りました!
高取山の展望台から、
宮ケ瀬湖と丹沢山系・・・
東京方面・・・
天気もよくて、
気持ちよかったです!
この地域、
春~秋はヤマビルが出るので(^^;
今の時期がおすすめです。
愛川ふれあいの村。
外国みたいな風景でした!
ところかわって、
恒例の新幹線、富士川鉄橋🗻
頂の雪が減っているような・・・
春遠からじ(^^)

















