ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

だいぶ秋らしい気候に

なってきましたね。

 

先日、富士吉田方面に

山歩きに行ってきたのですが、

 

かなり紅葉が進んでいましたよ!

(最後に少し写真をアップしますね)

 

 

京セラやKDDIを創業し、

日本航空(JAL)の再建にもご尽力された、

稲盛和夫さん。

 

8月に他界されましたが、

私、まだピュア?だった若い頃に、

ずいぶん著作を読ませていただきました。

 

意外にも、

このブログでは紹介していなかったので、

 

久しぶりに、今回、

代表作である、

 

生き方

 

 

を読み返してみました(^^)

 

(この本、今では150万部突破!

中国ではなんと500万部だそうです)

 

・・・いやあ、

改めて、本当に偉大な方だったと思います。

 

もちろん、

日本を代表する経営者として、

抜群の手腕を発揮されたのは

いうまでもないのですが、

 

何より、私がすごいと思うのは、

実業界に身を投じながらも、

「人格者」であり続けたこと。

 

驕ることなく、

常に「心を高める」べく、

精進されていたというところです。

 

実際に、

65歳の時、

俗界に身を置きながらも、

仏門に入られて、得度されているんですね。

 

晩年、本当は、

仏門の世界で、

精神的な高みの境地を、

目指されたかったのではないかと推察しますが、

 

この本が出版された

(2004年の)後になりますが、

時の政権から請われて、

もう一度、本格的に実業界に、

 

JALの再建に、

それこそ命を懸けて

尽くされることになるわけです。

 

そんな、

「実業家」としても、

「人格者」としても、

偉大であった稲盛和夫さん。

 

どんな人生観をお持ちだったのでしょうか。

 

プロローグから引用します。

 

 

私たちはいま、

混迷を極め、

先行きの見えない

「不安の時代」

を生きています。

 

豊かなはずなのに

心は満たされず、

 

衣食足りているはずなのに、

礼節に乏しく、

 

自由なはずなのに

どこか閉塞感がある。

 

やる気さえあれば、

どんなもにでも手に入り

何でもできるのに、

 

無気力で悲観的になり、

中には犯罪や不祥事に

手を染めてしまう人もいます。

 

 

そうですね・・・

この本が出版されたのは、

2004年ですが、

 

今のご時世も、

変わらないというか、

 

いや、もっとこの傾向、

顕著かもしれません。

 

 

そのような閉塞的な状況が

社会を覆いつくしているのは

なぜなのでしょうか。

 

それは、

多くの人が

生きる意味や価値を見いだせず、

人生の指針を

見失ってしまっているからでは

ないでしょうか。

 

今日の社会の混乱が、

そうした人生観の欠如に

起因するように思えるのは、

私だけではないと思います。

 

 

同感です(^^;

 

「多くの人が、

生きる意味や価値を見いだせない」

 

これは、

日本だけではなく、

先進国の多くの人々が抱えている、

問題だと考えます。

 

何か、

空しいような感じ・・・

 

 

そういう時代に

もっとも必要なのは、

 

「人は何のために生きるのか」

 

という根本的な

問いではないかと思います。

 

まず、そのことに

真正面から向かい合い、

 

生きる指針としての

「哲学」を確立することが

必要なのです。

 

哲学とは、

理念あるいは思想などと

言い換えてもよいでしょう。

 

 

「人は何のために生きるのか」

 

これは、私が物心ついたときから、

ずっと追い求めているテーマでも

あるのですが(^^;

 

どこか空しさを感じやすい時代にこそ、

生きる指針としての

「哲学」を確立する必要があると思います。

 

では、稲盛さんは、

それをどのように

定義されているのでしょうか。

 

 

私たち人間が

生きている意味、

人生の目的は

どこにあるのでしょうか。

 

もっとも根源的ともいえる

その問いかけに、

私はやはり真正面から、

 

それは心を高めること、

魂を磨くことにあると

答えたいのです。

 

 

「心を高める」

「魂を磨く」

 

ううっ・・・

ズバリきましたね!

 

ふつうのオジサンが

このような訓辞を垂れても、

「またきれいごとを・・・」

と思ってしまいますが、

 

稲盛さんがおっしゃると、

何だか説得力があります(^^;

 

 

生きている間は

欲に迷い、惑うのが、

人間という生き物の性です。

 

ほうっておけば、

私たちは際限なく

財産や地位や名誉を欲しがり、

快楽におぼれかねない存在です。

 

 

はい、

マスコミを賑わしているように、

巷ではもちろんのこと、

 

私の周囲にも、実際、

財産や地位や名誉を獲得して、

最初は立派な人でも、

それが長期政権になればなるほど、

だんだんおかしくなっていく人がいます。

 

それが、

人間というものの

性なのかもしれませんが(^^;

 

 

なるほど、

生きている限り

衣食が足りていなくては

なりませんし、

 

不自由なく

暮らしていけるだけの

お金も必要です。

 

立身出世を望むことも

生きるエネルギーとなるから、

一概に否定すべきものでも

ないでしょう。

 

 

・・・同感です(^^;

 

 

しかし、

そういうものは現世限りで、

いくらたくさんため込んでも、

どれ一つとして

あの世へ持ち越すことは

できません。

 

この世のことは

この世限りで

いったん清算しなくては

ならない。

 

 

たしかに・・・

 

 

そのなかで

たった一つ

滅びないものがあるとすれば、

 

それは、

「魂」というものでは

ないでしょうか。

 

死を迎えるときには、

現世でつくり上げた

地位も名誉も財産も

すべて脱ぎ捨て、

 

魂だけ携えて

新しい旅立ちをしなくては

ならないのです。

 

ですから、

「この世へ何をしにきたのか」

と問われたら、

私は迷いもてらいもなく、

 

生まれたときより

少しでもましな人間になる、

 

すなわち

わずかなりとも

美しく崇高な魂をもって

死んでいくためだと答えます。

 

俗世間に生き、

さまざまな苦楽を味わい、

幸不幸の波に表れながらも、

 

やがて息絶えるその日まで、

倦まず弛まず一生懸命

生きていく。

 

そのプロセスそのものを

磨き砂として、

おのれの人間性を高め、

精神を修養し、

この世にやってきたときよりも

高い次元の魂をもって

この世を去っていく。

 

私はこのことより他に、

人間が生きる目的は

ないと思うのです。

 

 

・・・経営の中で、

幾多の修羅場を、

逃げることなく、

真正面から受け止め、

乗り越えてこられたからこそ、

至った境地なのだと思いますが、

 

それにしても、

俗世間の荒波、

欲望に飲み込まれることなく、

人格、すなわち、

「魂」を見つめ、

磨き続けてこられた生涯・・・

 

久しぶりに再読してみて、

背筋が伸びる思いがしました。

 

 

・・・次回に続きますね(^^;

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

 

 

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おまけ(^^;

 

山梨県富士吉田近くで、

山歩きをしました。

 

 

高座山から🗻

 

ああ、美しいお姿!

 

 

左は山中湖。

 

 

 

杓子山山頂から。

ちょっと雲がかかってきましたが(^^;

 

この開放感、サイコー!

 

 

 

鐘が鳴らせるみたいです。

(勇気がなくてできませんでしたが(^^;)

 

 

高座山から杓子山にかけての山歩き。

 

このコース、

富士山🗻を観るには、

私史上ベスト3に入るコースでした。

 

おすすめします!

 

(ただし、途中急坂があるので、

小さなお子様連れとかだと、

ちょっと厳しいかもしれません(^^;)

 

 

 

山の紅葉。

 

 

 

今回、初めて車中泊(寝袋)して、

早朝から登りました。

 

相棒のヴィッツ。

 

11年以上乗っていますが、

いい車です!

 

あと半年ほどのお付き合いですが・・・

いつも有り難う😊