ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

早稲田大学文学学術院教授

石田光規先生の新書本、

 

「人それぞれ」がさみしい

 

 

から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回で3回目です(^^;

 

前回、

ハラスメントになるリスクから、

現代人はどうしても、

表現することに

「萎縮」しがちになってしまう、

 

ということを述べましたが、

 

このような場合、

2つの方策がとられやすくなるといいます。

 

「穏やかな撤退」

「結託」です。

 

 

言葉や表現が

リスク化した社会で

自らの身を守るには、

危険に近づかないのが

いちばんです。

 

そうなりますと、

対人関係であれば、

なるべく突っ込んだ発言をせず、

「人それぞれ」として

その場をやり過す方策が

選択されやすくなります。

 

表現文化の世界であれば、

穏当な表現が優先されるように

なります。

 

 

たしかに、私自身も、

特に職場では、

穏当な表現を使うことが

多くなった気がします。

 

 

しかし、

このような状況は

決して望ましいものでは

ありません。

 

というのも、

相手に関わろうとしないことが、

もっともよい選択に

なってしまうからです。

 

 

なるほど・・・

 

相手に関わろうとしない、

すなわち、

無関心であることが、

一番のリスクヘッジになる。

 

たとえば、現代人は、

(私も含めて)

近所づきあいを、

あまりしなくなりましたが、

そういうことなのでしょうか。

 

もちろん、

変な、しがらみに絡まれない

メリットも多いので、

決して悪いことではないのですが、

 

でも、何だか、

ちょっと、

寂しい気もします(^^;

 

では、

「結託」とは・・・

 

 

表現がリスク化した社会で

自らの身を守るには、

危険に近づかないのが

いちばんよいといっても、

そうできない人もいます。

 

どうしてもある主張に

納得できない、

あるいは、

どうしてもある出来事に

もの申したい、

という人もいるでしょう。

 

 

そうですね。

そういう時もあります。

 

 

いちばん簡単なのは、

同じ意見をもつ人どうしで

集まることです。

 

本来的な意味とは

少し違いますが、

ここではそれを

「結託」としておきましょう。

 

結託をすれば、

お互いに気兼ねなく、

意見を言うことができます。

 

話をした人から

告発したリスクも、

かなり減らせます。

 

しかし、

同じような意見の人どうしで

まとまると、

 

他の意見を持つ人と

対立することもあります。

 

 

本書には、

具体例として、

 

ファミマで売られている、

「お母さん食堂」

という名称の商品シリーズをめぐり、

 

「お母さん=家事・料理」

を結びつけるから、

名称を変更すべきだという意見と、

 

その反対の意見、

言葉への統制に不満を感じる意見とが

対立をして、

 

ネットで炎上のようになってしまったケースが

紹介されています。

 

私は、個人的には、

「お母さん食堂」に、

特に引っかかるところはないのですが、

 

それはともかく、

「結託」

すなわち、

純化した集団というのは、

 

他の考えの集団と

不毛な対立を引き起こしがちで、

「分断」を生みかねないのだと思います。

 

単純には言えませんが、

今の国際情勢の混乱の一因は、

こういうところから

きているのかもしれません。

 

ネットの検索システムが、

「結託」を容易にしていると、

本書では述べられています。

 

検索システムには、

もちろん功罪がありますが、

その罪の部分、

 

「結託」する過程で、

多様な考えに触れる可能性を

損なってしまうということを、

 

「紙の辞書」

「電子辞書」

のたとえで、

述べられています。

 

 

紙の辞書は、

目当ての言葉を調べる過程で、

他の言葉を目にします。

 

そこで、

今まで知らなかった言葉に

触れることもあります。

 

しかし、

電子辞書は、

検索した言葉の意味のみを

掲示するため、

それ以外の言葉に

触れる機会はありません。

 

検索システムを使った

出会いも同じで、

・・・

 

 

そうですね。

 

たしかに、紙の辞書は、

前後の言葉や、

何気なく目に留まった言葉から、

世界が広がることがありますよね(^^)

 

私事ですが、

中学生のころ、

まずはエッチな言葉から引いて、

そこから語彙が増えていった記憶が

あります(^^;

 

同じことは、

リアル書店と、

ネット書店にもいえるかもしれません。

 

私は最近、

ネット書店(Amazon)を利用することが

多くなりました。

 

特に、大型書店で探さないと、

なかなか見つかりそうもない本は、

(古本も含めて)

ネット書店で、

ピンポイント購入することが多いです。

 

「あなたへのおすすめ」

を提案してくれる

レコメンド機能も、

便利で有り難い。

 

しかし、

それだけだと世界が広がらない。

 

やっぱり、

リアル書店をぶらぶら回遊しながら、

ふと目に留まる、本との出会い。

 

これを大切にしたい!

 

もちろん、

デジタルの恩恵は多大なるものがあり、

それなしでは生きていけない

世の中ではありますが、

 

デジタルに依存しすぎるのは、

自ら世界を狭めることになると思う、

今日この頃です(^^;

 

 

 

**********************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございます。

 

次回もこの本の紹介を続ける予定です。

(最終回?)

 

 

**********************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

狐狸庵先生(遠藤周作さん)

のエッセーに登場する、

「柿生の里」

(川崎市麻生区)

 

前から気になっていたのですが、

車で通りがてら、

ぶらっと立ち寄ってみました(^^)

 

 


 

王禅寺。

 

 

 

 

 

その昔は大寺院だったようですが、

今は静かなたたずまいでした。

 

 

 

琴平神社の儀式殿。

鳥居がデカかった!

 

 

 

近年、火事で焼け

再建された本殿。

 

 

首都圏のわりと近場にも、

まだまだ素敵な神社仏閣が

あるもんですね~😊

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

前回から、

早稲田大学文学学術院教授

石田光規先生の新書本、

 

「人それぞれ」がさみしい

 

 

から、

私が印象に残ったところを、

紹介・解説しています。

 

この本は、

サブタイトルで

「やさしく・冷たい」人間関係

とあるように、

 

個々の違いを尊重する

一方で、

 

本音で語り合えず、

お互いに内面に踏み込むのを

避ける側面がある、

 

どこか息苦しい現代社会について、

述べられているのですが、

 

そのキーワードの一つは、

 

「萎縮」

 

です。

 

どういうことでしょうか。

 

ある夫婦の会話です(^^;

本書から引用します。

 

 

「なあ、セイコ、

オレは最近

わからなくなってきたよ」

 

「どうしたの?」

 

「ああ、うん。

この間、女子社員が

髪を切ってきたから、

それを褒めてさ。

そしたら無言で

にらまれちゃって」

 

ヨシロウはゆっくり

焼酎を口に運ぶ。

 

「今は、

見た目のことを話すと

ハラスメントとか

言われるからね」

 

「そうなんだよ。

この前も

部下を飲みに

連れていこうと

思ったんだけど、

なんかまた

言われるかなぁと思って」

 

「だいたい、

女子社員だって、

ツネカズにおんなじこと

言われたときは

普通に話すのに、

オレの時だけ。

 

それぞれ

いろいろと

感じ方もあるのかも

しれないけど、

なんかもうわからなくて」

 

「あまり関わらない方が

いいんじゃないの」

 

 

・・・これって、

実は私と妻の会話?

 

ではありませんが(笑)

 

ヨシロウの気持ち、

わかります(^^;

 

もちろん、これは、

「人による」

つまり、

日頃の関係性が

ものをいうのだと思いますが、

 

しかし、

風潮として、

ありますよね。

 

だから、

セイコの言うように、

けっきょく、

 

「あまり関わらない方が

いいんじゃないの」

 

というアドバイスに

なりがちなわけです(^^;

 

これが、

「萎縮」

ということですね。

 

「リスク」を避けるために、

無関心を装うことになる

ということです。

 

 

言葉にはもともと、

発せられた瞬間、

それを聞いた相手を

傷つける可能性をもつ、

というリスクがあります。

 

何気なく言った言葉で、

相手を傷つけてしまった、

という経験をもつ人は

少なくないでしょう。

 

ハラスメントの日常化により、

ひと言が持つ重みは

確実に増しました。

 

極端な場合には、

あるひと言が、

その人の社会的地位を

奪ってしまうことさえあります。

 

 

そうですね・・・

 

私自身も、

無自覚な発言で

人を傷つけてしまったことが、

数多くあります。

 

 

なるほど、

組織による

「ハラスメント」の認定は

厳正かもしれません。

 

しかし、

たとえそうだとしても、

「ハラスメント」

の加害者として

告発されるのは

気分のよいことでは

ないでしょう。

 

かりに、

組織からは

「問題なし」

と判断されたとしても、

その過程には

大きなストレスを

伴います。

 

また、

告発されることによって、

なんらかのレッテルを

貼られる可能性もあります。

 

このような状態では、

他者に極力立ち入らない、

というのが最も楽な

戦略になります。

 

(中略)

 

面倒なことに

巻き込まれないためには、

「人それぞれ」

と無関心を装うのが

いちばん無難なのです。

 

「人それぞれ」に

個を尊重したところで、

「人それぞれ」と

無関心を装うことに

なるというのは、

なんとも皮肉な結果です。

 

 

う~ん・・・

 

昭和の時代のように、

他人にズケズケと

土足で立ち入るような社会も、

それなりの良さはあり、

私はそんなに嫌いではないのですが、

 

でもやっぱり、今の、

個を尊重する社会のほうが

進化しているのだと思います。

 

が、しかし、

「個を尊重する」ことが

「人への無関心」へと繋がってしまう。

 

どこか、寂しく、

息苦しい社会・・・

 

そうですね・・・

 

自戒の念を込めてですが、

今の時代のコミュニケーションで、

大切になってくるのは、

 

月並みですが、

やっぱり、

 

「想像力」なのだと思います。

 

こんなことを言ったら、

相手はどう思うだろうかと想像する力、

それが必要なのだと思います。

 

そのうえで、

相手の性格やTPOも考慮したうえで、

声をかけてみる。

 

相手の気持ちを想像するためには、

まずは、

自分の気持ちに自覚的である

必要がありますね。

 

それと、

これは私自身に対してですが、

「おおらかさ」

 

そのためには、

やはり、

「自己受容」

 

自分の至らないところや、

ネガティブなところも含めて、

それも自分だと受け入れる。

 

そうすれば、

相手のネガティブなところに、

感情的に反応することは

少なくなりますので。

 

 

・・・次回に続きますね(^^;

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

 

 

****************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

 

少し前(1月)の撮影ですが、

新幹線からの富士山🗻

 

きれいに、

冠雪していますね!

 

 

 

名古屋名鉄駅前の、

ななちゃん人形。

 

ここを通ると、

どうしても写真撮りたくなります(^^;

 

 

 

伊勢神宮の別宮

瀧原宮、

ちらっと参拝できました!

 

 

樹木が何だか神秘的でした。

 

 

 

 

 

深い森の中、

静かで厳かな空間でした。

 

有り難うございました😊

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

今回から、

 

「人それぞれ」がさみしい

 

 

という新書本(ちくまプリマ―新書)

を紹介・解説します(^^)

 

著者は、

早稲田大学文学学術院教授の

 

石田光規先生。

 

産業カウンセラーの会報に掲載されていた

先生の記事を拝読して、

とても興味深かったため、

著作を読んでみようと思いました。

 

「人それぞれ」がさみしい

 

サブタイトルには、

―「やさしく・冷たい」人間関係を考える―

とありますが、

 

たしかに、

「人それぞれ」というのは、

 

やさしいようで、

どこか、

他人行儀というか、

冷たさや、寂しさを感じるものが

ありませんか?

 

もちろん、

ひと昔前のように、

画一的な社会通念に縛られるよりは、

 

「人それぞれ」

という考え方のほうが、

束縛なく自由な感じがします。

 

相手を配慮している感じもする。

 

しかし、

「人それぞれ」

を尊重する今の時代に、

 

何故か、私たちは、

息苦しさを感じてしまう。

生きづらさを感じてしまう。

 

その理由が何なのかを

様々な角度から鋭い考察をしているのが、

本書なのです!

 

読みながら、

「なるほど、そういうことだったのか~」

「確かに、そうかもしれない」

「うわっ、痛っ・・・」

と思わず唸ってしまいました(^^;

 

本書には、

「人ぞれぞれ」

が成立する社会の条件として、

 

「個人化」

「物の豊かさの獲得」

が挙げられています。

 

 

物の豊かさは、

私たちから、

物品の貸し借りの手続き、

管理方法の決定といった

調整コストの多くを

省いてくれます。

 

テレビが複数台あれば、

チャンネル争いをする必要は

ありません。

 

「人それぞれ」に

好きなものを

見ることができます。

 

 

そうですね~。

 

たしかに、

チャンネル争いは、

なくなりましたよね。

 

ちなみに、

我が家のリビングの

チャンネル選択権は、

完全に妻にあり、

 

私は、このパソコンで、

一人寂しく見ることが

多いのですが(^^;

 

この調整コストが省かれることで、

私たちは、

 

異なる意見の場合は

話し合って解決するという、

「調整能力」は、

確実に低下しているような気がします。

 

めんどうな話し合いはせずに、

「人それぞれでいいや」

「だからテレビは複数必要」

となるわけです(^^;

 

 

同時に、

機械技術が進歩することで、

 

これまで共同でやらなければ

できなかったことも、

一人でできるようになりました。

 

さらに、

生活サービスが充実することで、

機械にゆだねることの

できない行為も、

お金で購入できるように

なっていきます。

 

今や、一定の資産をもち、

通信環境を整えれば、

人と会わない生活も可能です。

 

 

そうですね。

たしかに、お金があれば可能。

 

これが行き過ぎると、

さすがに寂しい気もしますが。

 

他に、

「人ぞれぞれ」

が成立する社会の条件としては、

 

集団ではなく、

「個の尊重」

ということが挙げられます。

 

 

たしかに、

かつての社会より、

多様な主義や信念は

尊重されるようになりました。

 

性的指向については、

多様性に配慮する方向で

変化が進んでいます。

 

10年前であれば、

静的マイノリティを表す

「LGBTQ」

などといっても

何のことか分からない人も

多かったでしょう。

 

1980年代であれば、

結婚をしない人生を

貫き通すことは

けっこう大変だったかも

しれません。

 

結婚しない人に

「一人前ではない」

と厳しい言葉が投げかけられたり、

昇進で差別されたりすることも

ありました。

 

そう考えると、

私たちは

「個を尊重する社会」

に生きているように感じます。

 

 

そうですね。

 

私は団塊ジュニア世代ですが、

やっぱり心のどこかに、

「結婚はすべきである」

という意識はありました(^^;

 

結婚に対する

周囲の圧力が減ったという意味では、

今はずいぶん生きやすい時代に

なったとは思います。

 

 

しかし、

何でも自由に

言えるようになったかというと、

そうでもない気がします。

 

たとえば、

友人であっても気を遣って、

なかなか深い話ができない、

ということは

ないでしょうか。

 

会社で管理職に

就いている人であれば、

「今は何でもハラスメントに

されてしまうから、

部下とどう接したらいいか

わからない」

という人もいるでしょう。

 

 

これは、ありますね~。

 

私の職場も、

特にコロナ以降、

雑談もはばかられるような雰囲気に

なってきましたよ(^^;

 

 

「個を尊重する社会」

というのは、

一人ひとりが

それぞれに独立した意見をもち、

それを

率直にぶつけられる社会という

意味合いもありました。

 

誰もが、

気を遣いつつも、

率直に意見を

ぶつけ合うことで、

よりよい社会を築いていく。

 

そういった対話のある社会が

目指されてきたのです。

 

 

そうですね~。

 

それが、本来の、

「個を尊重する社会」

のはずですが・・・

 

 

果たして

そういった社会は

実現できたのでしょうか。

 

世の中を見渡してみると、

実際に到来したのは、

 

目の前の他者に対して

意見や批判をすることを憚り、

それぞれが

自分の殻に閉じこもる社会、

 

あるいは、

検索をつうじて、

お互いに意見の合致してる人

のみが結びつき、

 

意見の合わない人は

寄せ付けない分断型の社会

ではないかと思うこともあります。

 

そこからは、

個を尊重する姿勢を

読み取ることは

できません。

 

 

「個を尊重する社会」

「対話のある社会」

を目指すつもりが、

 

「閉じこもり」や「分断」を

生んでしまった・・・

 

う~ん・・・

 

私たちは、

どこかボタンを掛け違えて

しまったのでしょうか?

 

 

・・・次回に続きますね(^^;

 

 

 

*******************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました!

 

 

*******************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

 

羽田空港近くの、

穴守稲荷神社。

 

 

 

正面右の奥の方に、

櫓のようなものが!

 

 

 

登れるみたいです!

 

 

 

上から見下ろせました!

 

 

 

 

こちらは、羽田神社。

 

 

 

なかなか、

かっこいい社殿でした!

 

 

 

奥に富士塚(羽田富士)があって、

登れましたよ!

 

 

 

 

宮音(みやお)くん、

イっちゃってます(笑)

 

まだお正月気分・・・😸

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

慶応義塾大学、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

 

の内容から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回で4回目、最終回です(^^;

 

「ウェルビーイング」

とは、

この本では主に「幸せ」を意味しますが、

 

今回、まずは、

幸福度と仕事のパフォーマンスの関係から、

 

 

「ハーバード・ビジネス・

レビュー」

(ダイヤモンド社)の

2012年5月号に、

著名な研究結果を集めた

「幸福の戦略」

という特集が組まれました。

 

そのなかで、

幸福度の高い社員の創造性は

そうでない社員の3倍高く、

生産性は31%高く、

売上も37%高い・・・

 

 

幸福度と仕事のパフォーマンスが

比例するであろうことは、

肌感覚で分かりますが、

 

ちゃんと、

エビデンスもあるんですね!

 

 

また、

幸福度の高い社員は、

そうでない社員よりも

 

欠勤率が41%低く、

離職率が59%低く、

業務上の事故が70%少ない

 

という

研究結果もあります。

 

 

これはもう、

経営者や経営陣は、


組織の発展のためにも、

従業員の幸福度を上げることを

第一に考えない手はないですね!

 

それが遠回りのようで、

実は一番大切なような気がします。

 

もちろん、

それを考えている

経営者や経営陣は多いとは思いますが、

 

しかし、

最優先に考えているかとなると、

ちょっと疑問・・・

(現実はなかなか厳しいですが(^^;)

 

この本には、

前野先生の「幸福」に関する理論

(幸福の非地位財4因子)

だけでなく、

 

様々な学者や企業の

「幸福」に関する

様々な研究結果や実践例が紹介されていて、

とても説得力があるのですが、

 

その中で、

「ティール組織」

という理論が紹介されています。

 

「ティール組織」とは、

組織の発達・成長を、

心理学の成人発達理論に当てはめて

解説している、

とても興味深い組織論です。

 

過去ブログでも取り上げました。

興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

 

それによると、

組織も人と同じように

発達・成長していくというのですが、

 

それぞれの段階を

色で表現しています。

 

 

赤 衝動型 

狼の群れ(赤ちゃん)

自分第一

 

アンバー 順応型

軍隊 勝利第一

 

オレンジ 達成型

機械 利益第一

 

グリーン 多元型

家族 人間第一

 

ティール 進化型

自然林 自然第一

 

(「ティール組織」

を元に前野氏が作成)

 

 

現代社会の組織の多くは、

「アンバー」か「オレンジ」

の段階だといいます。

 

「オレンジ」は、

人の成人発達理論でいえば、

ちょうど働き盛りの

世代のイメージでしょうか。

 

前野先生によると、

人や組織は、

ティールに近づけば近づくほど、

幸福度は増していくといいます。

 

 

成人の発達理論と

ウェルビーイングは比例する、

という見方があります。

 

軍隊のように

統率されすぎると

幸福度は低く、

 

血も涙もなく合理的

というのも窮屈です。

 

家族のように自由であり、

家族のように

頼り頼られる組織は

幸福度が高く、

 

さらに自由な

ティール組織は

より幸せなのではないでしょうか。

 

したがって、

幸福度はティール組織に

近づくほど高くなる傾向が

あると思います。

 

つまり、

心が成長するほど

幸福度が高くなる傾向にある

ということです。

 

 

そうですね。

ただし、例外もあるといいます。

 

 

ただし

注意すべきは、

軍隊型組織は

常に不幸化かといえば、

必ずしもそうではない

という点です。

 

体育会の競技組織に所属して、

とにかく勝つために

監督のいう通りにすると

合意したうえで頑張り、

そして優勝を手にする。

 

これは、

最高に幸せです。

 

合意し納得したうえで

完全統率組織や合理組織に

与することは、

幸せにつながります。

 

 

「やらされ」感ではない、

「合意」と「納得」感が、

ポイントになるんですね。

 

 

また、幸せな

グリーン・ティール型企業も、

納期間近などで

何らかの期限を

目前に控えたときには、

 

もちろん

オレンジやアンバー組織のように

働くこともあると思います。

 

関係性は家族的なまま、

やるべきときは

軍隊や機械にもなる、

 

というのが

グリーン組織なのです。

ティール組織も同じです。

 

レッドからティールまでの

組織論は、

段階論ではなく

包含関係だといわれています。

 

軍隊から機械、

機械から家族、

家族から自然林と、

含んで超えるのです。

 

 

包含関係、

含んで超えるので、

前の段階に戻ることは

できるんですね。

 

言い換えれば、

次の段階に進むには、

ちゃんとステップを踏まなければならない。

 

たとえば、

アンバーからオレンジを飛び越えて、

グリーンには行けないんですね(^^;

(人の発達段階と同じです)

 

ということで、

「幸福度」の観点から見ると、

個人も組織も、

「グリーン」や「ティール」

の段階に進化できるのが理想なのですが、

 

では、実際に、

「グリーン」や「ティール」

の状態が実現できている組織が

日本ではたして存在するのか。

 

単なる理想論にすぎないのではないか。

 

現実は、「オレンジ」が

いいところなのではないか。

 

(ちなみに私の所属する組織も、

オレンジです(^^;)

 

たしかに、

まだ数は少ないことは少ないのですが、

日本にもちゃんと存在するのです!

 

この本は、

そのいくつかの企業が

実際に紹介されているのですが、

 

その中で、

「グリーン」組織の代表として

紹介されている

「伊那食品工業」

社長の塚越英弘氏のコメントを引用します。

 

 

「会議には資料がないと

ありますが、

資料がなければ

不便ではないですか」

 

との質問に対する答えは、

 

「家族で何か

話し合いするときに

子どもに資料は

つくらせないでしょう。


家族でしないことを

社員にさせる必要は

ないでしょう」

 

というものでした。

 

「給料にほとんど

差をつけないとありますが、

それでは出来のよい社員が

文句を言ったり

出来の悪い社員が

サボったりはしないのですか」

 

との質問に対して、

 

「家族でお兄ちゃんは

出来がよいから

小遣いをたくさんあげる、

妹は出来が悪いから

小遣いを減らす、

ということはしないでしょう。


家族でしないことは

会社でもすべきではありません」

 

という答えでした。

 

そこで、

このように

絶妙に管理しない経営は

難しいのではないかと

質問したところ、

返ってきた塚越社長の答えは、

 

「いや簡単です。

家族だったらどうするだろうかと

考えるだけです」

 

というものでした。

 

 

「家族だったらどうするだろうか・・・」

 

ここまで家族的な会社が

日本に存在するんですね(^^)

 

オレンジ色にかなり染まっている

私からすると(^^;

何だかファンタジーの世界にも

聞こえますが、

 

しかし、実際、

「伊那食品工業」さんは、

寒天業界で押しも押されもせぬNo,1企業!

なんと、60年もの間、

ずっと増収増益なんだそうです。

 

社是は、

「いい会社をつくりましょう」

~ たくましく そして やさしく ~

 

素晴らしいので、

HPから引用させていただきます。

 

 

いい会社とは
単に経営上の数字が

良いというだけでなく、

会社を取り巻くすべての人々が、

日常会話の中で

「いい会社だね」

と言ってくださるような

会社のことです。

 

「いい会社」は

自分たちを含め、

すべての人々をハッピーにします。

 

ハピネスこそ

人間社会すべての

究極の目的だと思います。

 

「たくましく」とは、

手を抜かず、

仕事に一生懸命取り組むこと。

また自分を律し、

その厳しさに耐えることです。

永続していく

強い会社という意味も含みます。

 

「やさしく」とは、

他人を思いやることです。

 

どちらを欠くこともなく、

両立させている人たちの集まりが

「いい会社」

と呼ばれるのだと思います。

 

 

 

「グリーン」や「ティール」は、

しょせん理想論にすぎないというのは、

私たちの固定観念なのかもしれません。

 

たしかに、

世の中の現実を見ると、

私が生きている間は、

そこまで進化できる人や組織は

少ないかもしれませんが、

 

あきらめることなく、

まずは、私自身、

 

まずはオレンジの段階を

味わいつくしたうえで、

 

次のグリーンの段階に踏み込みたいと

考えています😊

 

 

 

***********************************

 

 

以上、

 

慶応義塾大学、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

を4回に渡って紹介してきました。

 

今回、

「伊那食品工業」さんを

紹介させていただきました。

 

他にも、

グリーンやティールを実現している

素晴らしい企業がいくつか紹介されています。

 

経営者や働く人はもちろんのこと、

それ以外の方にも、

いろいろと生き方の示唆が得られる

本だと思います。

 

おすすめします!

 

 

 

********************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回からは別の本を紹介します。

 

 

********************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

南房総、神社仏閣巡りです。

 

 

まずは、石堂寺。

 

 

 

重要文化財が多くある、

素敵なお寺でした。

 

 

 

続きまして、

小松寺。

 

 

 

境内に入ると・・・

あれっ、

 

 

 

猫ちゃん2匹、

同じ姿勢で寝ていましたよ😸😸

 

 

 

駐車場まで、

お見送りしてくれました!

 

 

 

続いて、

真野寺。

 

 

 

おおっ、

天井画に、寅さんが!

 

 

 

あれっ、

猫みくじの横に、

リアル猫ちゃんが😸

 

これは、

やらない手はないでしょう!

 

→吉でしたが(^^;

 

 

 

人懐っこい猫ちゃんでした!

 

他にも何匹か・・・

 

南房総のお寺は、

猫ちゃんが多いのかな😸

 

 

 

那古寺。

 

 

 

見晴らしもよく、

立派なお寺でした!

 

 

 

大福寺(崖観音)。

ホントに崖に立っています!

 

そこまで登ると・・・

 

 

館山の街が一望できました!

 

 

 

締めは、有名な安房神社。

産業の神様です!

 

珍しい白い大鳥居。

 

 

緑豊かで、

広々とした敷地でした。

 

 

 

日帰り旅行でしたが、

おかげさまで満喫できました!

 

 

 

相棒のヤリスクロスくんと、

自由にさせてくれる妻に、

感謝です!

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

「ウェルビーイング」の第一人者、

慶応義塾大学、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

 

から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回が3回目になります。

 

今回は、

「幸せと健康・長寿」

についてです(^^)

 

 

先進国に住む

多くの人を対象にした

幸せと寿命の調査の結果、

 

幸せを感じている人は、

そうでない人に比べて

7年から10年寿命が長い、

 

ということが

わかっています。

 

 

これは、

想像するに難くはないですが、

 

それにしても、

7~10年は

けっこう大きいですね!

 

 

また、

年齢と幸福度の関係は

U字状のカーブになることも

明らかにされています。

 

どの国で測っても

概ね同様の傾向が見られます。

 

 

U字状のカーブ?

どういうことでしょうか。

 

 

人間は、

生を受けてから

年を重ねるごとに

次第に不幸感が増していき、

 

50歳ころに底をつき、

それを越えるとまた

幸福感が増していく、

 

という傾向があるようです。

 

 

ええっ😲

50歳ころが不幸感のピーク!

 

すなわち、

人生で最も不幸な時期・・・

(ちなみに私は51歳です(^^;)

 

 

40代、50代は、

会社で中間管理職になったり、

家族や生活を背負ったりして、

大変な時期と

いうことかもしれません。

 

 

確かに、

中間管理職は

なかなかつらいものがありますし、

 

お子さんがいる家庭は、

ちょうどお金がかかり、

生活に余裕のない時期です。

 

また、

今までの価値観だけでは

行き詰まりを感じる、

いわゆる

「中年の危機」

にぶち当たる時期でもありますね(^^;

 

ただ、

見方を変えれば、

その時期を乗り切れば、

あとは、

どんどん幸せ度は増していく(はず)!

 

何だか、希望が湧いてきますね😊

 

(もちろんこれは統計上のことであって、

個々の事情によって違うとは思いますが)

 

 

90歳、100歳といった

高齢の方は、

 

実は自己中心性が

減少し、

自分が前に出ようとする

欲も減り、

 

物事に対する

寛容性が高まります。

 

そのうえ、

死の恐怖も減り、

空間や時間を超越する

傾向が出てきて、

 

高い幸福感を感じている

ということが

報告されています。

 

 

確かに、

長寿の方は、

何か「達観」されているような

イメージがあります。

 

 

また、

記憶力がよい人よりも

悪い人のほうが

幸福度が高いという

研究結果もありますので、

 

そういう意味では、

年を重ねると、

細かいことが

気にならなくなる結果として

幸福度が

上昇していくようです。

 

 

おおこれは、

今の段階で

既に記憶力の悪い私にとって、

朗報です(笑)

 

 

つまり、

老化というのは、

記憶力が悪くなったり

身体も動かなくなったりして

幸福度が下がること

ではないかと

捉えられがちですが、

 

少なくとも

主観的幸福感からは、

歳を重ねるほど

幸せになっていくと

いえるのです。

 

 

なるほど、

 

幸福とは、

他人ではなく、

自分の心が決めるものですから、

 

「主観的幸福」

でい~んです!

 

ただ、

なるべく人に迷惑をかけるようには

なりたくないですが(^^;

 

 

世界で最初に

超高齢化社会を迎えた日本は、

幸せな人が増えていく国と

いえるのではないか、

と私たちは思っています。

 

世界が経済成長の時代から

心の成長の時代に移行するなか、

 

日本が21世紀型の

新しいウェルビーイングの時代に

うまく考え方を切り換えて、

 

高齢者が生き生きと

幸せに生きる社会を

つくっていくというシナリオも

夢ではありません。

 

 

このように考えると、

超高齢化社会も悪くないですね。

 

 

もちろん

年金問題や格差の問題、

少子化の問題など、

 

解決しなければならない課題は

少なくありません。

 

しかし、

ウェルビーイング

という観点は、

 

日本の将来を

楽観視するための

一つの希望なのでは

ないでしょうか。

 

 

ウェルビーイング

すなわち、

「主観的な幸福度」を価値におけば、

日本の将来は

決して悲観することはない!

 

なお、

「幸せ」を感じるための、

非地位財の4つの因子は、

前回詳しく紹介しましたが、

 

 

(1)「やってみよう」因子

(2)「ありがとう」因子

(3)「なんとかなる」因子

(4)「ありのままに」因子

 

 

です。

 

この因子を意識して実践していけば、

人生の後半戦、

幸福度はしだいに上昇していく・・・

 

何だか勇気が湧いてきました!

 

前野先生、

有り難うございました😊

 

 

・・・ちなみに、

私の理想とする老後の姿は、

 

もう決めていまして(^^;

 

------------------------------------

 

「共感」と「感謝」を

よりどころにして生きる。

 

------------------------------------

 

です。

実際、難易度は高そうですが(^^;

 

この言葉は、

野口嘉則さんの、

人生は「引き算」で輝く

という本からの引用です。

 

過去ブログで詳しく紹介しました。

 

 

よかったらご参照ください。
この主人公の生き方、素敵です!
 
 
 
*******************************
 
 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回もこの本の紹介を続けます(^^;

 

 

*******************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

房総半島(千葉県)の、

伊予ヶ岳に登りました!

 

 

この山です。

頂上は、かなりとんがっています。

 

 

 

スタートは、

平群天神社。

 

 

 

癒されます・・・

 

 

 

この先、かなりの急な崖を、

ロープを頼りによじ登ると・・・

(この箇所、初心者や子どもは危険です)

 

 

 

頂上、着きました!

 

ちなみに、

336.6mです(^^;

(小数点あり!)

 

 

 

おおっ、絶景‼

足がすくみましたよ😅

 

 

 

東京湾と、

その先にうっすら富士山・・・🗻

 

 

 

迂回すると・・・

 

さっきの頂上は、

この出っ張ったところです(^^;

 

低山で、2時間かからずに往復できますが、

なかなか登りがいのある山でした!

 

午前中で下山できたので、

午後は、南房総の神社仏閣をまわりました・・・

 

(次回に続きます(^^;)