ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
過去3回にわたって、
諸富先生の、
を紹介させていただきましたが、
今回は、その下巻、
から、
私の印象に残った箇所を、
紹介させていただきます。
この下巻のウリは、
何といっても、
ほんものの傾聴を学ぶための、
「傾聴の5ステップ式トレーニング」が、
具体的に
紹介されていることだと思います。
ちなみに、
私がカウンセリングを学んだ
養成講座のトレーニングでも、
この手法の一部が
取り入れられていました(^^)
ただ、このトレーニング法は、
実際にロールプレイやライブ法を用いて
対人でやるものですので、
なかなか文章では
魅力が伝わりにくい・・・(^^;
(カウンセラーを目指す方や
対人援助職の方にとっては、
たいへん有益なトレーニング法だと
思いますので、
是非、本書をお読みいただき、
実践してみてください!)
で、今回は、
そこではなく、
諸富先生がいう、
「カウンセリングの3つのアプローチ」
を紹介させていただきます。
カウンセリングというのは、
いろんなやり方があるんですね。
よく知られているものだけでも、
軽く50や100はあると、
本書には書かれていますが、
(うわっ、私はそんなに知りません(^^;)
それを、
諸富先生は、
代表的な3つのアプローチに
まとめられています。
1,「過去から解放されるアプローチ」
(精神力動的立場)
2,「練習するアプローチ」
(認知行動療法的立場)
3,「気づきと学びのアプローチ」
(人間性・
トランスパーソナル心理学的立場)
1から、
順番に引用、解説します。
第1のアプローチは、
「過去から解放されるアプローチ」
です。
フロイトの精神分析が
代表的なものですが、
より広く
「精神力動論的立場」
と言われることもあります。
人間の悩み、苦しみや
こころの症状は、
一言でいえば、
「過去についた心の傷」
へのとらわれから生じる、
と考える立場です。
一般的な、
臨床心理学のイメージは、
やはり、フロイトの、
精神分析ではないでしょうか。
日本だと、
小此木啓吾先生が、
有名ですね。
この
「過去についたこころの傷」
のことを
トラウマ(心的外傷)
といいますが、
人間はなかなか、
この「過去の心の傷」
へのとらわれから
脱却することができません。
したがって、
そのとらわれかたからの
脱却をサポートする必要がある、
とこの立場では考えるのです。
カウンセリング場面で語られる
トラウマのうち、
代表的なものが
「親から愛されなかった」
という心のしこりです。
あとは、もちろん、
ショッキングな出来事によっても、
トラウマは生じます。
トラウマという表現だと、
強烈なイメージがありますが、
程度の差こそあれ、
誰にでもあるものだと思います。
あと、ちょっと専門的になりますが、
このアプローチにおける、
「転移」「逆転移」
「防衛」「抵抗」
といった概念は、
クライアントを理解するために、
とても有効だと私は考えます。
次に、
2,「練習するアプローチ」
(認知行動療法的立場)
第2のアプローチは、
「練習するアプローチ」です。
行動療法、認知行動療法などが
ここに入ります。
「認知行動療法的立場」
をとるカウンセリングです。
ついつい否定的で、
頑ななものの見方ばかりしてしまい、
そのために人生の可能性を
閉ざしている人を、
このアプローチでは、
もっと柔軟で
前向きな考え方をするように
促していきます。
本人も、
もっと柔軟な
とらわれのない考えができるように、
自分の思考法を工夫し、
トレーニングしていきます。
このアプローチが、
今、日本では
一番メジャーかもしれません。
実際、カウンセリングの中で、
唯一、保険適用され(医師が行う場合)
うつ病の治療でも
効果が実証されています。
たとえば、
「私は失敗するのでは」
「失敗したらもうおしまいだ」
と考える癖
(否定的な自動思考)
がついてしまっている人が
いるとします。
そのためにこの人は、
失敗を恐れて、
仕事につくことができず、
ニートになってしまっている
としましょう。
自分のこうした考えを
「たしかに失敗はしないに
こしたことはない。
けれども、
失敗したからといって
けっしてそれで終わり
というわけではないし、
人間としての価値が
下がるわけでもない」
と、自分で自分に
言い聞かせていく。
もっと前向きな生き方が
できるように
「自己説得」
していくわけです。
「~で、なければならない」
という自動思考を、
「~に、こしたことはない」
にゆるめるだけでも、
ずいぶん、気が楽になります(^^)
このアプローチは、
比較的一人でも取り組みやすい
と思います。
私もよく
セルフカウンセリングします(^^;
認知行動療法は、
過去ブログで詳しく取り上げました。
そして、
3,「気づきと学びのアプローチ」
(人間性・
トランスパーソナル心理学的立場)
ロジャーズの
クライアント中心療法や
ジェンドリンの
フォーカシング、
マズローの
自己実現論を筆頭とする
「人間性心理学」や、
その展開の中で生まれた
「トランスパーソナル心理学」
たとえば、
ウィルバーの統合心理学や
ミンデルの
プロセスワークなどが
ここに入ります。
私のカウンセリングスタイルは、
いわゆる統合アプローチで、
1,や2,の理論(特に精神分析)や
手法(特に認知行動療法)も
取り入れたものになりますが、
やっぱり、
基本・主軸にしているものは、
「人間性心理学」ですね。
病の治療や
問題の解決を目指しながらも、
ある意味ではそれ以上に
(それを通じて)
「人間としての成長」
を重要視し、
一人ひとりが
自分を見つめ成長していく
プロセスを重要視するため、
「自己成長論」
とも呼ばれます。
「人間としての成長」
を重要視するアプローチですね。
私たち人間は、
愚かで傲慢な生き物です。
人生が何事もなく
運んでいると、
それはすべて
自分の力によるかのように、
錯覚してしまいます。
けれどそうは問屋が
卸しません。
この人生には、
さまざまな苦難が
待ち受けています。
リストラ、借金、
夫婦の危機、失恋、
子どもの暴力などなど・・・
そうですね~、
問屋さん卸し続けてくれよ~、
と思いますが、
何事もなく、
順調だと思っていると・・・
その先には、
何らかの苦難が
待ち受けているものです(^^;
しかし、
こうした苦難は、
私たちに
人生で大切な何かを
気づかせてくれるし、
教えてくれる
「教師」
のようなものだと、
この「自己成長論」
の立場では考えます。
苦難にまき込まれている渦中では、
それが「教師」であるとは、
なかなか思えないですが・・・
「人生のすべての出来事には
意味があり、
目的があって起こっている。
家庭の不和や失職、
病気のような、
一見したところ、
ないならばないほうが
いいような出来事も、
実は、
後からふり返れば
必然的な意味をもっている。
すべての出来事は、
私たちが
気づくべきことに気づき、
学ぶべきところを学んで
自己成長できるよう
促してくれる」
と考えるのです。
私の心の学びの師匠の一人、
野口嘉則さんは、
著書に、
「すべて必然」
というサインを書かれますが、
「すべて必然」
たしかに、
「自己成長論」の立場で捉えると、
そうなのかもしれません。
(私はこの考え方を支持します)
そのために
このアプローチでは、
悩み苦しみに直面した人が
自分自身をみつめ、
人生で起きている
さまざまな出来事の持つ
意味とメッセージを
見い出していくのを
援助していこうとします。
この立場で重要視する
「傾聴」が
その際に大きな役に立つのも、
ほんとうに
「傾聴」してもらった人は、
自分自身をみつめ、
自分のうちなる声に
意識を向けて
それを傾聴し始めるからです。
そこで人は、
自分自身を深くみつめ、
気づきと学びを得て、
成長していくのです。
カウンセラーに
「傾聴」
してもらうということは、
気持ちを分かってもらえて、
単に気分がすっきりするだけではなく、
(もちろんその効果も大きいですが)
自分の「うちなる声」を、
自分自身で「傾聴」することにも
繋がるんですね。
そこから、
気づきや学びを得て、
人は成長していく・・・
・・・次回に続きますね。
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました😊
次回もこの本の紹介を続けます(^^;
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おまけ写真集(^^;
横浜天王町の、
橘樹(たちばな)神社に、
ぶらっと。
旧東海道沿いの商店街にあります。
昔はこの辺りを、
「橘樹(たちばな)郡」といったそうです。
今の横浜市の多くは、
相模国ではなく、
武蔵国なんですね~
ウチの自宅は、
橘樹郡かな~?
いや、
都筑(つづき)群か?
微妙な位置(^^;
江戸時代の古地図を見て、
アレコレ想像するのも、
面白いですね~
老後の趣味が
またひとつ増えたかも😊


























































