ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
皆さま、
GWはいかがお過ごしですか?
私は、前半は、
大好きな富士山周辺を、
ぐるっと周遊したり!
(後で写真アップします)
後半は、
横浜金沢動物園など
割と近場で楽しみましたが、
(ホント夏の陽気ですね💦)
あとは、
部屋に籠って、
カウンセリングの逐語記録と
格闘したりしております(^^;
で、今回紹介する本は、
遠藤周作さんの珠玉の名作、
(これは私が持っている旧版の表紙です。
今の新版は違う表紙です)
私は、遠藤周作さんの小説は、
周期的に、読み返したくなるのですが、
今回、読み返してみたのは、
この小説は、
遠藤周作さんの作品の中では、
シリアスもの(純文学)ではなく、
いわゆる、
「軽小説」(中間小説)の部類なので、
とても読みやすく、
特に前半は、ユーモラスで、
軽いタッチなのですが、
(古き良き、おおらかな
戦後の昭和のイメージ)
扱っているテーマは、
とてもとても、
深いものがあります。
純文学よりも、
むしろ、ストレートに迫ってくるものが
あります。
あらすじは、
ネタバレになりますので、
表4(裏表紙)に書いてある一部、
「冷酷な運命に弄ばれながらも、
崇高な愛に生きる
無知な田舎娘ミツの短い生涯を、
斬新な手法で描く・・・」
くらいにとどめておきますが(^^;
例によって、
私の印象に残っている箇所を、
引用・紹介させていただきますね。
風がミツの眼に
ゴミを入れる。
風がミツの心を
吹き抜ける。
それはミツではない
別の声を運んでくる。
赤坊の泣声。
駄々をこねる男の子。
それを叱る母の声。
吉岡さんと行った
渋谷の旅館、
湿った布団、
坂道をだるそうに登る女。
雨。
それらの人間の人生を
悲しそうにじっと眺めている
一つのくたびれた顔が
ミツに囁くのだ。
この「風」の使い方、
しびれますね~。
名文だと思います。
この「風」が運んでくる、
別の声とは・・・
遠藤周作さんの小説では、
おなじみの、
あの方の声ですね(^^;
(ねえ。
引きかえして
くれないか・・・・・
お前が持っている
そのお金が、
あの子と母親とを
助けるんだよ。)
(でも。)
とミツは一生懸命、
その声に抗う。
(でも、
あたしは毎晩、
働いたんだもん。
一生懸命、
働いたんだもん。)
(わかってるよ。)
と悲しそうに言う。
(わかっている。
わたしはお前が
どんなにカーディガンが
ほしいか、
どんなに働いたかも
みんな知ってるよ。
だからそのお前に
たのむのだ。
カーディガンのかわりに、
あの子と母親とに
お前がその千円を
使ってくれるように
たのむのだよ。)
この時代の千円は、
今でいう1万円か、
それ以上の感覚でしょうか。
(イヤだなア。
だってこれは
田口さんの責任でしょ。)
(責任なんかより、
もっと大切なことがあるよ。
この人生で必要なのは
お前の悲しみを
他人の悲しみに
結びあわすことなのだ
そして私の十字架は
そのためにある。
「この人生で必要なのは
お前の悲しみを
他人の悲しみに
結びあわすことなのだ・・・」
う~ん、
意味深い言葉です。
その最後の声の意味を
ミツはよくわからない。
だが、
風にふかれた子供の口もとに
赤くはれていたデキモノが、
彼女の胸をしめつけてくる。
だれかが不倖せなのは悲しい。
地上の誰かが
辛がっているのは悲しい。
だんだんと彼女には
あのデキモノが
我慢できなくなってくる。
風がミツの眼に
ゴミを入れる。
風がミツの心を
吹きぬける。
その眼をふきながら、
彼女は、引き返す。
・・・私事になりますが、
私はどちらかといえば、
鈍感なたちなので、
このような声を聴きとれることは、
ほとんどないのですが、
たまに、駅前で、
募金を募っている場所を通り過ぎたあとに、
ふと、引き返すことがあります。
もっとも、これには、
虚栄心のようなものが、
多分に含まれているためであって、
このような声が、
聴こえるからでも、
自分の中から
沸き起こってくるからでも、
ないのですが、
こういう時には、
もしかしたら・・・
「風」が私の心を
知らずに吹き抜けているのかも
しれませんね😊
・・・次回に続きます(^^;
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今回も、最後までお読みくださいまして、
有り難うございました😊
次回もこの本の紹介を続けます!
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おまけ写真集(^^;
富士周辺、
ぐるっと周遊の旅!
伊豆の国市、
運慶作の素敵な仏像(国宝)が、
何と5体も!いらっしゃいましたよ(^^)
目力が強くて、
まるで生きているかの如くでした!
こちらは、白隠禅師の生誕の地、
沼津市の松蔭寺。
富士宮市の、
久しぶりに参拝しました!
夕方だったので、
人少なめでした(^^)
立派な楼門です!
拝殿、見えてきました。
拝殿、美しい!
奥の本殿。
西日で輝いてました!
湧き水が豊富です!
つがい(?)
翌日は本栖湖の竜ヶ岳に登って、
富士山を眺めます!
(次回に続きます(^^;)































































