負け組オヤジのひとりごと -589ページ目

働くことしか才能がない

別に麻生総理を養護するつもりはない。

言いたかったことは分かる。


ただ一つ思うのは、国や国民を代表する方は、

その発言内容を事前によく考え、言葉を吟味して

話して欲しいものだ。


とにかく、こうした失言議員が多すぎる。

その中で特にひどかったのが森元総理だ。


小渕元総理が死に際に「おまえが総理をやれ」と

言ったということで選挙もなく総理になった男・・・。


結局は、失言に失言を重ね、今の麻生内閣よりも

低支持率で総理をお辞めになった男・・・。


そんな男が未だに政界を暗躍している・・・。

だから日本は良い方向へは行かないのだと思う。


「国民の程度」は低い?

細田幹事長が言うには「国民の程度」は低いそうだ。


てやんでぃ、国会議員のレベルだってかなり低いぞ!


ローマでのG7で酩酊会見を行った元財務相兼金融担当相や

北朝鮮のミサイル発射に備えるべく時期に

熱海へ不倫旅行に行かれた元副官房長官。

日本への原爆投下は「仕方なかった」と言う

長崎出身の元防衛大臣。

所信表明演説後に体調不良を理由に

総理をお辞めになったボンボンなど、

実にレベルの低い方ばかりだ。


あ、そうか。

こういう人たちを選挙で選んだ国民の程度が低い

という意味で、細田幹事長が言ったのね。


結局、発言を撤回し謝罪しちゃったのだが、

案外正論だったかも知れない。


高く評価する話??

SMAPの草薙が地デジキャラクターに復帰した。

迷惑を掛けた分、今後2年間は無償で活動するという・・・。


とりあえず、地デジキャラクター復帰は許そう。

酒に酔っぱらって裸になる人間は、世の中、

いっくらでもいる。少なくとも勤めていた会社には

そういう輩が多かったからだ。


一つ許せないのが、2年間無償で活動することが

美談のように伝えられている点である。


おいおい待てよ。これって、美談な話じゃないぞ。


草薙が降板中、急遽(しかたなく?)

「地デジカ」というキャラクターを作り上げたが、

その費用はオレらが納めた税金だ。

CMの作り直しやパンフレットの作り直し費用も

全部税金なのだ。


そう考えたら、その分を払った上で2年間無償で

復帰させるのがスジというものだ。


にも関わらず、佐藤総務大臣はこう言ったそうだ。


「苦しかったと思うが乗り越えて決意してくれた。

ありがたい話であり、高く評価したい」


だと。これが「ありがたい話」なの?

「高く評価する」話なの?


まあ、自民党お得意の「お帰りなさい」体質には

呆れるばかりが、今後2年間、草薙が再度問題を

起こさぬよう願うだけだ。



余談だが、オレは「地デジ」という言葉きが嫌いだ。

「地デジ」を音で聞いた響きに品位が感じられず、

汚らしささえ感じてしまうのだ。


何でも短くすればよい、というものでは無いという

手本かも知れない。


いきなりの「団体詣で」

昨日のニュースで、

経団連などの団体の集まりに顔を出し、

選挙協力を求めた麻生太郎。


解散後のTV演説で、国民に「安心社会実現」と

訴えた方が、いきなり組織票欲しさの「団体詣で」

である。


思うのだが、まずは国民の前に立ち、失政を詫び、

その上で投票をお願いするのが筋なのではないか。


麻生総理のいきなりの「団体詣で」は、

『オレを支持しない国民など、

そもそも相手にしてないんだよねぇ』

と自ら表現しているようで腹が立った。


まあ、不支持率70%の麻生総理らしい行動でもある。


ナニコレ?

ナニコレ????


TV番組ではない。自民党古賀誠のことだ。


7月12日の都議選敗北の責任を取り、

選挙対策委員長を辞めた古賀だが、

昨日、選挙対策本部の本部長代理に

指名され、受ける方向と報じられた。


都議選敗北の責任を取って辞めた方が

同じようなポストに就く節操のなさも驚きだが、

驚くポイントはこれだけではない。


「選挙対策委員長」よりも「本部長代理」の方が

役職が高いのだ。


指名する麻生も麻生だが、それを受ける

古賀も古賀だ。


結果的に古賀は、

都議選敗北の責任を取って役職を上げた

のである。こう書くと、世間一般の「責任を取る」という

行為(意味)とはかなり逸脱しているのが分かるだろう。


結局自民党は、一般常識もない政党だったのね。


でも、郵政民営化に反対した議員までも

「お帰りなさい」と受け入れちゃたことを

思い返せば、納得いくか・・・。


気が重いメール

会社の上司であったコクブンさんからメールが来た。


コクブンさんはこの4月に定年退社し、

今は趣味の書道に励んでいると書かれてあった。


コクブンさんは

「上司が部下を酒に誘うのは当たり前」、

「上司が部下の飲み代を出すのは当たり前」

的な今では絶滅危惧種となった昔風の人で、

よく飲みに誘われ、よくご馳走してもらった

とてもお世話になった人だ。


メールの返事を出したい気持ちは山々なのだが、

母親の介護とウソこいて会社を辞めたオレが、

毎日やることもなくボーとしてます・・・

なんて書けやしない。


お世話になった人だけに

更にウソにウソを重ねることは気が進まない。

かといって、(母親の介護はウソでしたと)正直に書けない。


さて、何を書けばよいのだろうか・・・。


国民の為、国の為

口をひん曲げ、眉間にしわを寄せ、

「民主党に政権担当能力がありますか?」

と問いかける麻生総理・・・。


鳩山由紀夫風の男性に

「財源はあるの?」

と女性が問いかける自民党が作ったアニメ・・・。


TVの討論会では、民主党議員が発言している最中、

「故人献金の説明責任がなされてない」

などと声を張り上げる自民党議員・・・。


こうしたネガティブキャンペーンを見ていると、

「おまえのかーちゃん、でべそ!」

と言い合う子供の喧嘩のようだ。


あまりにも品がない。


与党として積み上げた実績や

麻生内閣が行った経済対策(あまり効果がないが)、

将来の安全保障や年金の見通しについて真摯に語る

「王道の選挙活動」が出来ないのだろうか?


そのほか、派閥での駆け引きや族議員の暗躍、

官僚任せの政策など、

あんたら、本当に国民の為、国の為に働いてるの?


そうは見えないんだけどなぁ。


解散・・・

国会議員という生き物は、信念や信条がないのだろうか?


思い起こせば4年前、郵政民営化に反対し、

刺客まで送られた議員は、選挙後に詫び状を

書かされた上で復党した。


刺客まで送った自民党はそいつらを

「おかえりなさい」とニヤニヤ笑いながら迎えた。


今回は「麻生総理の元では選挙が出来ない」と言い、

両院議員総会の署名を集めた中川秀直が

最後の最後になって「良い子」になり、

麻生総理と握手し、麻生総理の下で選挙を行うと言う。


普通ここまで言ったら、自民党を離党し無所属で

選挙に出るのが筋だろう。

オレが中川だったらそうしたハズだ。


逆にオレが麻生だったら、中川とは握手をしなかっただろう。

大人げないとは思うが、こういう奴(中川)は、

必ずまたやる。信用出来ない。


オレはそう思う。


「景気の底が見えた」と言う自民党だが、

どう考えても景気回復が実感出来ない中、

40日もの政治空白を作る自民党・・・。

この間、経済が悪くならないだろうか、

景気が2番底にならないか、など

心配ではないのだろうか?


なのに、解散で万歳をする自民党員たち。

今の日本の経済状況を考えたら、

どう考えても万歳など出来ない。

それが慣習だと言われてもオレは出来ない。


あんたら、もうここ(国会)に戻ってこなくてよいよ。


皆既日食

浅い眠りの中、数多くの小鳥たちの声が聞こえ目が覚めた。

もしかしたら天気予報が外れ、

今日は晴れなのかも知れない・・・

そう思いながら窓の外を眺めたのだが

空はどんよりと曇っている。


ここ最近、今日ほど「晴れ」を望んだ日はない。

10年ほど前、当時大好きだったヤマクラと

ディズニーランドに行く前日も真剣に

「晴れ」を望んだが雨だった。


渋滞で待ち合わせの時間に遅れ、

ようやくディズニーランドに着いた時、

雨は本降りだった。


その日以来か・・・。


実は人生2度目の皆既日食なのだが、

当時2才のオレにはそんな記憶がない。

また1年以内に死のうと考えてるオレは、

26年後の次の皆既日食など見れるハズがない。


なので今回が人生最初で最後の日食と言ってよい。

だから見たかった・・・。


今ふと思ったのだが、月が2つあるという

天吾と青豆が迷い込んだ1Q84年の世界では、

皆既日食が1日に2度見られるのだろうか?


あ、やっぱ晴れなきゃダメか。


ポニョ

昨日まで日本国内は3連休だったのだが、

約180連休中のオレには、特にすることも

出掛ける予定もなく、ネットでDVDを借りた。


で、「崖の上のポニョ」のDVDを観たのだが、

相変わらず絵のタッチが素晴らしい。


映画全体に水彩画のようなクリアな色遣いで

描かれているのだが、特筆なのが「水」の描写力である。


自分の子供の頃の写生を思い出して欲しい。

池や湖の「水」を描くとき、その難しさからか

絵の具の水色を少し水で薄めて塗ったり、

絵の具そのまんまの青色で塗っただけ・・・

的な人が多かっただろう。


その「水」が深さと透明感を持って描かれていて、

水の質感を見事に伝えているのである。

さすがは宮崎駿の作品である。ブラボー!


ただ、毎度のことなのだが、せっかくの作品を

台無しにしているのがキャラクターの声である。


宮崎駿の作品は、毎度タレントや歌手を声優に

起用するのだが、何故プロの声優だけで作品を

作らないのだろうか?

世界が認める宮崎駿の作品には、そんな姑息な

話題集めは必要ないと思うんだけどよねぇ。


で、今回の「崖の上のポニョ」でのミスキャストは、

所ジョージである。まずヘタである過ぎる。いやヘタ過ぎる。

正直、今時の幼稚園生の方がうまく演じることが

出来るような気がする。それほどヘタである。


また、所ジョージ自身のキャラクターが「フジモト」役に

合っていない。彼の言動は、TVを通じて毎日のように

お茶の間まで届き、彼の明るく嫌みのない性格が

ほぼ全ての日本人に知れ渡っている。

彼がどんなに頑張って演技をしてもダメなのである。

彼があまりにも有名人過ぎる故の功罪かもしれない。


吹き替えの洋画を観ると、何となく薄べったくみえるのは、

声優の声がその本人と違和感があったり、

ヘタだったりするのが原因だと思うのだが、

「崖の上のポニョ」を観た後も、同じような感覚を覚えた。


実に勿体ないと思う。