今宵の月のように 2017 | ラフラフ日記

ラフラフ日記

主に音楽について書いてます。

2018年になりました。
新年早々、風邪を引いてしまい、ブログも更新できませんでした。
やっぱり、健康第一!

皆様、今年もよろしくお願いいたします。

というわけで、2017年のアルバムまたはミニアルバムからよく聴いたものを選ぼうと思ったのですが、2016年は【20枚】挙げてるのですね。じゃあ 2017年も!と思ったのですが、【20枚】選ぶのは無理そう。あれ?2017年はそんなに聴かなかった?と自分でも意外だったのは、2017年はとても充実していた印象だったからです。

だから、選んでみたものの、あれ?すごい聴いた気がするけどこれだけ?みたいな感じになってしまった。でも、それもそうで、何も、「その年に発売された音楽」だけを聴いているわけではないし、充実したと感じたのは「新譜」という観点とはまた違った景色からかもだし、量より質で、少なかったけど一つ一つが濃い出会いだったのかも知れないし。

というわけで、【15枚】になりましたー。


RIVER/Age Factory


Age Factory に出会えたことは嬉しかった。
Age Factory がきっかけで My Hair is Bad を聴いてみて良いなとも思えたし、チェット・フェイカーを知ることもできた。My Hair is Bad は、「革命はいつも」の<逆ら~いた~いなんて思~わな~い>ってところでびびっときた。でも、このボーカルじゃなかったら引っかからなかった気がするから、ボーカルの影響って大きいんだよなぁ。って、My Hair is Bad の話ばかりしてしまった。Age Factory は、My Hair is Bad とは違うんだけどね。

「RIVER」 https://youtu.be/cs6UMQtpWqk

【関連記事】 Age Factory 『RIVER』リリース記念アウトストアライブ


CRY! CRY! CRY!/プププランド


これ、いいです!
このアルバムで「andymoriっぽい」とか言わせなくなったんじゃないかなぁ。というか、andymori の影響って大きかったんだなぁと最近思う。(遅い?)
歌謡曲に振り切れてる曲もあるけど、これは懐古趣味ではないと思わせる、まだ誰も足を踏み入れていない新雪に飛び込んで行くようなフレッシュさとピュアさがある。きっと、新しい音楽にも貪欲な人たちだと思う。それでいて、奇をてらうでもなく、狙うはど真ん中! まだ見ぬプププランドの新曲をもっともっと聴いてみたい。

「きみの春になれたら」 https://youtu.be/-TA2sEgc_Iw


ダーティー・プロジェクターズ/ダーティー・プロジェクターズ


ポール・マッカートニーが最近お気に入りのアーティストに「ダーティー・プロジェクターズ」を挙げてて嬉しかったなぁ。
「FourFiveSeconds」かっこ良かった。ポールがカニエ・ウェストとリアーナとやった曲。それを共作&プロデュースしたのが、ダーティー・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレス。

「Keep Your Name」 https://youtu.be/r9tbusKyvMY


Heartworms/Shins


来日公演行けば良かったかなぁ。最後の「The Fear」でほわ~ってなる。

「Name For You (Acoustic)」 https://youtu.be/yKN5ONqVVio


kitixxxgaia(CD2枚組+DVD)/大森靖子


こないだ行ってきたライブが、ものすごく良かったんですよ。2017年は夏フェスでいろいろあった話を聞いたけれど、靖子ちゃんが話してくれた、エレカシの宮本さんのところへ挨拶に行ったときの話がとても良かったし、嬉しかった。そのとき宮本さんが一番良かったと言った「オリオン座」と迷ったのだけれど、アルバムを象徴しているのは「ドグマ・マグマ」だと思ったので下記にはこちらを貼っておきます。

大森靖子 公式ブログ - 音楽
https://lineblog.me/oomoriseiko/archives/13153945.html

このブログを読んで、浜崎あゆみのことを「音楽が魔法になり得なかった者たちのための音楽」ではないか…と書いたこと、“音楽は魔法ではない でも、音楽は” その先に続く言葉を、大森靖子そして浜崎あゆみはきっと持っている…と書いたことを思い出した。
そして、このブログに書かれている「絵を描く女の子の絵の上に何気なく飲みかけのコーラをおいた男子」を見たときの気持ち。それは、私があの記事を読んだときの気持ちに近いんじゃないか…と思ってしまった。

「なかったことにされちゃうよ」という危機感

けれど、「音楽が魔法になり得なかった者たちのための音楽」だなんて、矛盾している。そこに曲折がある。しかし……ということを書いた(つもりの)ブログ。

音楽は、薬か麻薬か

『kitixxxgaia』に参加しているアーティスト、fox capture plan、の子(神聖かまってちゃん)、あの(ゆるめるモ!)、DAOKO、前山田健一、sugarbeans、出羽良彰、サクライケンタ、小室哲哉、直枝政広、ヤマモトショウ、奥野真哉……。映像作品も入れるともっといるし、DAOKO はベックともコラボしている。大森靖子って、私が思うよりずっと凄いのかも知れない。

「大森靖子を大切に扱っていかないと日本の音楽業界はめいっぱい遅れをとるだろう」(小室哲哉)

「ドグマ・マグマ」 https://youtu.be/IOqYBwBmX-0

【関連記事】 『POSITIVE STRESS』 2016年


トリトメナシ(DVD付)/チャラン・ポ・ランタン


ミスチル(ヒカリノアトリエ)とコラボした「かなしみ」もそうだけど、「Sweet as sugar」も新境地だと思う。「月」とかはもう大好きだよね。

「雄叫び」(スカパラとのコラボ曲) https://youtu.be/fVerOqoE26A

【関連記事】 “大衆音楽の手引き”


ミラージュ・コラージュ(DVD付)/チャラン・ポ・ランタン


ライブで聴いたらこのアルバムの良さがじわじわわかってきた、そんな気がする。聴けば聴くほど、時間を重ねれば重ねるほど、輝きを増すアルバムなのかも知れない。

「ほしいもの」 https://youtu.be/JLPR0V7NuvA


帰ってきたホフディラン/ホフディラン


ホフディラン、好きだったんだ。「好きだった」と過去形で書いたのは、別に嫌いになったわけではなく、最近聴かなくなったから。そして今回のリリースを知って、まずタイトルが「帰ってきた」。ワクワクはするけど、自分で「帰ってきた」って言っちゃうのはどうなんだろう? と、思っていたんですよ。その答えは、雄飛くんが書いてくれてました!

帰ってきたよ! : ホフディラン「小宮山雄飛の軟式ブログ」
http://blog.excite.co.jp/yuhi-blog/28229008/

「お帰り、あゆ」という表現にしたって私は違和感を感じていたけれど、そうか、

人は「帰って」これる

「帰る」というのは、単に過去ではないんです、むしろこれから帰れる場所があるというのは、未来なんです。(上記ブログより)

私みたいにずっと聴いていなかったファンも「帰って」いいし、「帰れる」んだね。

素晴らしいアルバムです。

「夜を越えて」 https://youtu.be/eLhv-XxjgDY

【関連記事】 ホフディランのかなしみ


delaidback/syrup16g


同じくちょっと前に「帰ってきた」Syrup16g。こちらもまた、以前はあんなに熱心に聴いていたのに、最近ではほとんど聴かなくなってしまった。でもやっぱり、凄いバンドだと思ってる。
ホフディランも Syrup16g もキタダマキさんが参加しているんだよね。Syrup16g に関しては、もうメンバーかな?

「赤いカラス」 https://youtu.be/5iXV14GWXY8


Spirit/Depeche Mode


ライブ観たいなあ。

「Where's the Revolution」 https://youtu.be/jsCR05oKROA

【関連記事】 too late


ソングス・オブ・エクスペリエンス/U2


ライブ観たいなあ。

「You’re The Best Thing About Me」 https://youtu.be/nd_EYo96lmo

【関連記事】 終りなき旅


フー・ビルト・ザ・ムーン?/ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ


まだあまり聴けてない。

「Holy Mountain」 https://youtu.be/BIQdUJ04iNY


57TH & 9TH/STING


ライブすっっっごく良かった。

「I Can't Stop Thinking About You」 https://youtu.be/ZtEIuz71tEk

【関連記事】 STING 57TH & 9TH TOUR


AMERICANA/RAY DAVIES


キンクスのレイ・デイヴィスがアメリカのザ・ジェイホークスと作ったアルバム。だけど、あまり聴けてない。

「Americana」 https://youtu.be/LlmomFOkprw

【関連記事】 Lazin' on a sunny afternoon


Melodrama/LORDE


そして、こちら! ロードの最新アルバム。
これは、あゆのライブの開演前にかかったんですよ。かかってる音楽が気になって、聴いたことある声だなって思って、そしたらロードだと教えてくれた方がいて。前作の『ピュア・ヒロイン』を聴いてかっこ良いと思ってたのですが、気付けなかった。
そしたら、あゆのライブ一緒に行った友達もこの音楽がすっごく気になっていたらしく、わかって良かった。

いやぁ、まだ聴きだしたばかりですけど、ロードかっこ良いし、ロードをかけるあゆ最高! また惚れ直しちゃうよ~。
少し前に聴いたスフィアン・スティーヴンスの『ジ・エイジ・オブ・アッズ』を想起したりした。

もしかしたら、この【15枚】の中で一番「2017年の音楽」を感じさせてくれる一枚かも知れない。それをあゆに教えられるとは。っていつも教えられてるんだけどね。あゆありがとう!

「Perfect Places」 https://youtu.be/J0DjcsK_-HY


というわけで、【15枚】挙げてみたけれど、ステレオフォニックスも聴いてないし、ビョークも聴きたいし、スターセイラー新作出したっていうし、レモン・ツイッグスとかロイヤル・ブラッドとか気になりながら聴けてないのもあるし、N.E.R.D も新作出てたし、テイラー・スウィフトはどうなんだろうとか、King Krule? King Gnu?、そういえばビッケブランカ気になってたとか、もうぜんぜん聴けてないし、上記 15枚も “よく聴いた” だなんて言えないアルバムもあるし、恥ずかしい。

エレカシとかあゆとかあゆとかエレカシとか素敵なライブをやるから、それに行くと、またそれを聴きたくなっちゃって…というあれで、というのは言い訳だけど(エレカシとあゆのせいにするなー!)、でもそれで良いとも思う自分もいて…。

その、私にとっての “エレカシとあゆの 2017年” は、ここからすべてがはじまったんじゃないか。

MUSIC STATION 3時間SP 2017/3/31

この記事の最後に「今宵の月のように」の歌詞を書いているんですよね。それが大晦日、紅白歌合戦で輝いた。だから、ベタかも知れないけど、2017年のタイトルです。

ポールの来日(ONE ON ONEツアー)も 2017年だったんだよなぁ。

PAUL McCARTNEY ONE ON ONE JAPAN TOUR 2017

あ、2009年からやってて、はじめて「浜崎あゆみ」の作品がなかった年になりました。それまでずっと皆勤賞だったのがすごい。

2018年はもっと聴けると良いです。スポティファイとかやるかなぁ。


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【番外編】

L⇔R live at Budokan”Let Me Roll it! tour 1996” .../L⇔R


実は私はこの【番外編】に一番力を入れてるんじゃないか説。

2017年発売だったので、2016年のときには挙げられなかった。他に、Doubtツアーの DVD も出たし、PV集も出たし、MOTORWORKS(石田ショーキチ、黒沢健一、田村明浩、堀宣良) の CD も DVD も出た。

Doubtツアーの DVD はまだ見ていないので、Let Me Roll It!ツアーの DVD を。
これは 1996年のライブで私も行ったんだけど、そのとき以来はじめて見るわけよ。約20年ぶりに。なんとなく覚えていた健ちゃんの MC があって、そしたらそれが入ってたの! 20年ぶりの再会。確かに私はそこにいたんだ。

L⇔R LIVE at BUDOKAN "Let Me Roll It! Tour 1996" 予告編 https://youtu.be/TEvYYOZEMMg

【関連記事】 黒沢健一のこと・L⇔Rのこと


■2016年はこちら→
https://ameblo.jp/laugh-rough-blog/entry-12246719452.html