『Just the beginning -20- TOUR 2017』 (11/21) | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR 2017 (11/19) からの続き

“自信を全て失っても
 誰かがお前を待ってる oh yeah
 お前の力必要さ
 俺を俺を力づけろよ”
(エレファントカシマシ「ファイティングマン」)


11月20日、明日のあゆの市川公演は開催されるのかどうか――。どっちに転んだっていい。もともと 19日がエレカシのライブで、21日があゆのライブの予定だった。昨日エレカシを観たばっかで、とんでもない生命力が私の中にみなぎっている。それが熱いうちに、あゆに届けることができる。どっちに転んだとしても届ける。

エレカシを観た翌々日なのが本当に良かった。しかも、エレカシを観たのはこの前あゆを観た大宮ソニックシティでだもの。これはもう、届けるっきゃない! なんだかよくわからない使命感みたいなものが私の中にふつふつと湧いてきた。

そして、

「ayumi hamasaki Just the beginning 第2章 ~sacrifice~」千葉・山梨公演の開催について
http://avex.jp/ayu/news/detail.php?id=1055800


ayumi hamasaki Just the beginning 第2章 ~sacrifice~
2017年11月21日(火) 市川市文化会館 大ホール




あゆ、かっこよかったよぉ。

この人の「向き合う力」とは一体何なのだろう。“生け贄” と銘打ち、十字架を背に歌って、でも決して、悲劇のヒロインだとか自己犠牲だとかそういうのではなくて、つまり、近寄りがたいとか痛々しいとかではなくて、みんなが思うよりずっと強いというか、明るい人なのではないかと思った。本人すらその明るさに気づいてないかも知れないが、十字架なんてやめてと私なんかは思ってしまうが、ああ、十字架を背負える人なんだと、いや、十字架ってそんなに暗いものじゃないんだとまで思ってしまった。

目の前で十字架を背に歌うあゆを観たとき、私の中で何かが覆ったよ。そして、きっとこの瞬間のことは忘れられないだろうなって思った。

確かに十字架を背に歌っているのだけど、決して背負ってるわけではないというか、さっきは背負えると書いたけど、むしろ私は、拒める強さを感じた。背負えると感じたのはそのためかも知れない。背負うというより、立ち向かう、あるいは、ただ立っている。大地を踏みしめて。背負って押しつぶされるのではなく、したたかに踏みしめて行く人なんだって、そんなことを思った。

そんなことを感じながら呆然と立ち尽くしていたら、もうそのときは「エレカシからのパワーをあゆに届ける!」という自分の使命をすっかり忘れかけていたお気楽者の私に、

“あなたの声がしてる 負けないでって声がする”

と歌うあゆの歌声が響き渡った! その瞬間に、「負けるなよ!」という宮本さんの叫びが一昨日の大宮から時空を超えて響き渡った! 頭がおかしい人になっちゃったみたいなこと言ってるかも知れないけど、そのとき本当に、時空を超えてつながった!と感じてしまったんだよ。私はこのときのことを忘れられないだろうなー。

自分がエレカシもあゆも好きだからって、両者をつなげて語らなくったって良いと思うし、私だってまさか両者がつながるだなんて考えてもいなかった。

けれど、ああ、エレカシもあゆも「対峙できる人」なんだなぁって、こういうことかぁって思った。

だから、“生け贄” なんてライブができるんだって。

それは一方で、“生け贄” になんてならないってことなんだから。


ミヤジの「負けるなよ!」とあゆの「負けないでって声がする」が呼応して思い出したブログ。

勝ってくれ、負けないで、誰も皆、孤独な旅人

そうしたら、MC で「大宮」のときのことを話したの! 完璧につながった! って何がつながったのかもはやよくわからないけど、希望が、希望がつながった!

あゆが「同じ関東でも、代々木やさいたまと違いますね」と言って、そういうことをあゆが感じてくれたのがすごく嬉しくて。これはやっぱり、全国のホールを回ってるから肌で感じられることでさ。あゆにはもっともっとこういうことを感じて欲しいって思っちゃう。

というわけで、11月16日の紅白出場歌手発表から続いた “エモすぎる” 日記の第3弾にして最終回は、あゆの市川公演でした。

あゆの強さ、明るさ、かっこよさを感じるライブではあったけれど、出てきて 1曲目か 2曲目であゆがした、自分の拳を胸にあてる仕草。

「how beautiful you are」で、全身を使って振り絞るように歌うあゆ。

最後の最後に、「みんな色んな気持ちを持ってここに来ていると思うけど、正直みんなに会うまで不安だったけど、いま幸せです」と、こらえていたものが零れるように少しあゆが涙したこと。

私が行く第二章はこれが最後だけど、前回書いた「宗教的な響きに確信を見る」ということへの答えが、ここに見つけられていたらいい。

【セットリスト】

01. alterna
02. Microphone
03. GAME
04. Pieces of SEVEN (インスト)
05. beloved (横浜では「Dearest」)
06. how beautiful you are
07. 1 LOVE
08. Shake It
09. STEP you
10. kiss o' kill
11. Free & Easy
12. Mirrorcle World
13. Fly high
(横浜では、「Mirrorcle World 」と「Fly high」が逆だったかも?)

14. WORDS (新曲)
15. evolution
16. Boys & Girls
17. TODAY (横浜では「MY ALL」)

※ セットリストは間違いがあるかも知れません。

【同ツアーの記事】
『Just the beginning -20- TOUR 2017』 (5/13)
『Just the beginning -20- TOUR 2017』 (6/17-18)
『Just the beginning -20- TOUR 2017』 (9/7)
『Just the beginning -20- TOUR 2017』 (10/27)


そして後日、中止になった 11月17日の宮城公演の振替公演が決まったことが発表された。2018年2月13日に同会場(東京エレクトロンホール宮城)で。沖縄でのツアーファイナルの前に、「誰も見た事のない、一夜限りのJust the beginning 20 ~2.5章~」をお届けするという。


これが今年最後の更新です。今年も一年ありがとうございました。みなさんのコメントやいいね!、嬉しかったです。来年もよろしくお願いいたします!
あゆの、エレカシの、2017年最後のステージ、見届けます!!