2025年度第4弾のオンラインセミナーのご案内です。

2025年11月29日(土)20:00〜21:30にzoomにて開催します。

今回のテーマは不登校・ひきこもりからの大学受験 についてです。

 

高校時代に不登校を経験し、中退、そこからひきこもりになる方もいます。

不登校、ひきこもりを経験した方は「大学受験なんて無理だ」と考えることがあります。

 

しかし受験は、戦略を考え、取り組むことで、道が開けるようになります。

 

・高校を中退したけれど、5年のひきこもり後、難関大学に合格した

・小学校から不登校を経験し、学校にほとんど行けなかったけれど、大学に通えるようになった

・期間が短い勉強時間だったけれど、効果的な学習に取り組み合格した

 

これらは、決して珍しい話ではありません。

 

不登校やひきこもりから大学受験をサポートしてきた私から、一歩踏み出すことに躊躇されているご本人や、背中を押したいご家族に向けてお話しさせていただきます。

 

プライバシーは厳守されますので、安心してご参加ください。

 

セミナー講師
▫️不登校・ひきこもり専門カウンセラーなかがわひろか
▫️高校、大学受験に特化した学習サポート
▫️小中高、大学生、社会人などあらゆる年代の発達障がいのサポートを行う

 

【現在の不登校の状況を知りたい方は、こちらの記事もご参考ください👇】

 

▶︎セミナー内容

▫️どうして不登校・ひきこもりから大学進学なのか?

▫️勉強法の例

▫️今後のヒント

▫️質疑応答

タイムスケジュール(目安)

20:00〜21:00 セミナー(途中小休止も挟みます。多少延長する場合があります)

21:00〜21:05 休憩

21:05〜21:25 質疑応答

21:25〜21:30 アンケート・終了

 

顔出し・声出しは必要ありません

当セミナーは顔出し・声出しの必要はございません。ご質問はzoomのチャット機能からお受けします。自己紹介などの必要もございませんので、人前でお話しすることが苦手な方や初めての方もご安心して参加いただけます。

 

※セミナーのご予約の際にはお名前は必要ですが、オンラインセミナーにおいてはzoomのアカウントの名称を変更いただければ個人のお名前が出ることもございません。ただ、セミナー冒頭に参加の確認を取らせていただきますので、私宛に直接チャットでお申し込み時のお名前をお伝えください(他の方には送らないようにご注意ください)。

 

※ご質問は全体と共有させていただきながらお応えいたしますので、個人名など個人が特定される表記はご遠慮ください。またここで出てきたご質問は外部には漏らさないご協力をお願いいたします。

 

▶︎セミナーの対象となる方

 

▫️現在不登校やひきこもり中のお子さんがいらっしゃるご家族

▫️進学を考えたいが、何から手をつけていいかわからない方

▫️具体的な勉強法を知りたい方

など

 

※ご本人並びにご家族の方にご参加いただけます。(大変申し訳ありませんが、今回は支援者の方は対象としておりませんことをご了承ください)対象となるか迷われた場合はご遠慮なくお尋ねください。

 

【お問い合わせ】

お電話090-1958-4902(10:00〜20:00)

E-mail:nakagawahiroka0530@gmail.com

【お願い🙇】

皆様にお願いしたいことは、セミナー後のアンケートのご協力です。セミナーの良かったところ、改善した方がいいところなど忌憚のないご意見をお寄せください。

 

▶︎セミナー詳細

日程 :2025年1129日(土)

時間 :20:00〜21:30

使用ツール:ZOOM(10分前から招待いたします):事前にインストールをお願いします

料金 1,000円(税込)

※開催一週間前までのキャンセルは手数料を引いた金額を返金いたします。

定員 :10名

ご予約締め切り:当日午後12:00まで受け付けます。

お申し込み流れ:以下の手順でお申し込みください。

 

1. 下記のセミナーの申し込みフォームよりご連絡くださいセミナーの申し込み・お問い合わせフォーム

2. 必要事項を記入の上送信


3. 24時間以内にお返事をお送りします。その際にお振込先等をお伝えいたします。(この時点では仮予約となります)

4. お振込が確認され次第本登録となります。

5. 当日10分ほど前にzoomにご招待いたします。

 

6. セミナー終了後アンケートにご協力いただき、冊子をお送りいたします。

※お問合せいただいた方には24時間以内にお返事をお送りしております。もし届いていない方お手数ですが再度お電話090-1958-4902(10:00〜20:00)もしくはnakagawahiroka0530@gmail.com宛にご連絡いただきますようお願い申し上げます。

連絡先:090-1958-4902

講師:なかがわひろか(公認心理師)カウンセリングオフィスOFFICE NAKAGAWA代表 

HPはこちらです

 

▶︎ご参加者様の声(一部)

スクールカウンセリングよりも、より具体的でわかりやすかったです。 特に勉強面では、親が色々提案しても子供がやる気にならないと無理だと思ってましたが、まず行動にする!と言う事が大事だとわかりました。部屋の掃除をして、大き目のカレンダーを用意します。最初からハードルを上げすぎないように子供に伝えたいです。

今回、如実に感じているのは、これまでのどんな機関よりも、我が家のこれからについて具体的にご提案いただけたことです。また、小さな質問にも的確に真意を受け取られて、お答えいただいております。

本人が行きたい学校と、現状に課題が大きく、親としても応援してやりたい気持ちと、失敗させたくない思いがありましたが、本人がやりたいことを見守り、応援してやろうと思えました。不安だらけのなか、少し光が射したような気がします。私自身、こうでないといけない、といった意識から、少し肩のちからを抜いて関わっていけたらと思えました。ありがとうございました。

勉強の仕方など詳しく教えて頂きました。この先受験がありますが、不安な気持ちが軽くなりました。

 

■-講師プロフィール-■
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

■資格:公認心理師・産業カウンセラー・ひょうご発達障害サポーター・大阪市スクールカウンセラー

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

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初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、発達障がいを抱える方、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習・キャリアサポート

3. 親子の関わり方
 

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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この記事では、不登校中のお子さんとの「お父さんの関わり」についてお伝えしています。通常お母さんとの関わりが多くなる不登校ですが、お父さんの存在も重要です。

 

「どう接していいかわからない」「自分は嫌われているから何もできない」と思われているお父さん方に関わりのヒントをお届けします。

 

この記事でわかること

▶︎不登校のお父さんの役割

▶︎お母さんとの関係づくり

▶︎お子さんとの関わり

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️自身も一人娘の父

 

▶︎お父さんの役割

 

 

お子さんが学校に行きづらくなったとき、最初に行動されるのはお母さんであることが多いです。

 

ネットで情報を集めたり、学校の先生とやりとりをしたり、スクールカウンセラーや自治体の相談場所に行かれるのも9割はお母さんです。私のオンラインセミナーにお越しいただく方も、同様の割合になっています。

 

不登校=お母さんが対応する、という図式が多いのは事実です。しかしお父さんには役割はないのでしょうか?

 

もちろんそんなことはありません。お父さんにも大事な役割があります。それが「家族を守ること」と「断ち切ること」です。

 

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▶︎1つ目の役割:家族を守る

 

お子さんとお母さんとの関わりはお父さんよりも深くなりやすいです。ただ一方で、お母さんはお子さんのことで頭がいっぱいになられることがよくあります。

 

そのために、視野がどうしてもお子さんだけに向くことがあります。

 

お父さんの役割の一番大切な一つ目は、家族全体を守ることです。周りから心無いことを言われることもあります。そういったものから家族を守るのです。

 

学校と話し合いをしたり、おじいちゃん、おばあちゃんや親戚に説明をしたりという役割はお父さんの役割です。

 

ここをすべてお母さんに任せてしまうと、お母さんがパンクしてしまいます。お母さんにはお子さんに集中してもらえるような環境を作ることが父親の役割になります。

 

 

お母さんの思いを聴く

 

お子さんとの関わりが多くなるのはやはりお母さんです。お母さんはお子さんのことで頭がいっぱいになります。

 

お子さんの一挙手一投足に一喜一憂したり、ときに怒りを感じたりもします。そんなお母さんの思いを聴く役割が必要です。

 

ときに愚痴になることもあるし、お子さんに対して厳しい言い方になることもあります。しかしそれだけお母さんも思いを溜め込んで、我慢しています。

 

「そんなに気にせず子どもに任せよう」という発言をされるお父さんも多いですが、自分が産んだ子のことを「気にせず」など無理なのです。

 

些細なことでも気になってしまうお母さんの思いを労い、お母さんの溜まっている思いを受け止めるようにします。

 

【傾聴の仕方については👇をご覧ください。お子さんだけでなくお母さんに対しても有効です】

 

お母さんと考え方を対立させる前に、まず思いを受け入れながら聴くことです。その上でご自身の意見も伝えるようにし、二人でお子さんにどう向き合っていくかを考えていきます。

 

▶︎2つ目の役割:断ち切る

 

日本は「母性の国」と河合隼雄先生は言います。母性とは「包み込む」ことです。お子さんのことを丸ごと受け入れ、包み込む。ただこれが行き過ぎると「飲み込んでしまう」ことにつながると言われます。

 

母性が強すぎると、お子さんの自主性を奪い、お子さんを「自分の所有物のように」考えてしまうことにつながります。

 

お子さんが不登校状態になったとき、お母さんはお子さんのことでつきっきりになります。そのため母子の関係性が強くなりすぎてしまい、お子さんの悩みにお母さんが引きづり込まれることが起こります。

 

ここでお父さんの「断ち切る」役割が必要とされます。断ち切るとは家族の関係を断ち切るということではなく「子どもは子、親は親」とそれぞれ別の人間であることを認識させることです。

 

例えばお子さんとお母さんの関係性があまりにも強くなりすぎる可能性があるときに、お子さんに対して「ここからは一度自分の力で考えてみよう」と伝え、お子さんが一人で考えられるようにする役割です。

 

ただこの「断ち切る」役割を、お父さんが担えていないことが問題になります。河合先生は40年以上も前に危惧されていました。それは「家庭の中にお母さんが二人いる」ということです。

 

つまりお母さんもお父さんも母性が強く、どちらも包み込むことで「断ち切る」存在がいなくなることを示唆していました。そしてその状況は40年以上前に比べても、進んでいると私も感じています。

 

優しいお父さんは理想ではあるのですが、お母さんが包み込む役割を果たしている場合は、お父さんは「断ち切る」ことを意識する必要があります。

 

▶︎勇気を持って率直な思いを伝える

 

お父さんに必要な役割は「勇気ある率直な思いを伝えること」です。家の中で好きなように過ごすことも不登校の一時点においては必要です。

 

ただそれがずるずる続くことは望ましくありません。しかしお母さんにはなかなか厳しく伝えることが難しいことがあります。

 

そんなときにお父さんの役割が必要なのです。話をする機会を作り、率直な思いを伝えます。「学校に通えるようにするために、これから取り組んでいくことを話し合おう」と伝える役割です。

 

「いつかタイミングが来たら」と逃げてしまうお父さんも多いですが、それだと不登校は長引き、やがてひきこもりにつながることになります。

 

お子さんの状態を見て、十分に休息が取れていると判断できたときは、包み込む段階から、チャレンジの段階に入っていきます。

 

休息の間は親子の距離が強くなります。それはお子さんの安心のために必要な時間です。しっかりとくっついてから、今度は「離れる」段階に入るのです。これが「断ち切る」ということです。

 

「断ち切る」というのは親子の縁を切ることではありません。お子さんが自分の力でこれからの人生を歩んでいけるように、挑戦ができるように促していくことが「断ち切る」ことです。

 

▶︎お父さんも傾聴力を高めよう

 

 

「断ち切る」ことを間違って捉えて「厳しく伝える」ことだけに注力してしまうケースもあります。

 

お子さんの思いを聴き、受け入れ、その上で率直な思いを伝える「傾聴力」はお父さんにも当然に必要なことです。

 

一般に、特に男の子の場合、お父さんとの関係性に距離が生まれることがあります。その理由は頭ごなしに批判されることがあるからです。

 

お父さんは理詰めで説得することが多く、それはまた正論であるため、お子さんも言い返せなくなり話していても疲れてしまうのです。

 

お子さんの話を聴き、お子さんの意見を受け入れた上で、率直な意見を伝え、それについてまた話し合う。この流れはお母さんもお父さんにとっても必要なことなのです。

 

こちらに傾聴のポイントをまとめています。まずここを押さえるようにしましょう。

 

 

▶︎困ったときはこの3つの力を思い出しましょう

 

対話に必要な3つの力

 

この概念図は傾聴において必要な3つの力について示しています。「そんな風に考えているんだね」と受け入れること(受容力)、お子さんの話を「しんどかったね」と共感すること(共感力)、そして私が最も重要と考えているご自身の意見を率直に伝える「率直力」の3つです。

 

まず受け入れることがあってから、親としての意見を伝えるとお子さんも耳を傾けてくれるようになります。

 

大事なのは順番です。よくある間違いは「まず伝える、それから聴く」です。しかしこれだとお子さんは「無理やり押し付けられた」という思いになります。

 

まずお子さんの話を反論せず、しっかりと聴き、受け入れることです。その上で「自分はこう思うけれどどうかな?」と話をするのが効果的な順番となります。あとはこれを繰り返していきます。

 

傾聴が苦手とするお父さんは多いですが、傾聴なんてプロのカウンセラーでも易々とできることではありません。

 

苦手であることは当然のことで、それは言い訳にはなりません。だから練習するのです。プロのカウンセラーであっても、傾聴は日々トレーニングしながら鍛えているのです。

 

【3つの力についてはこちらで詳しく説明しています👇】

 

 

▶︎本当はお父さんとも仲良くしたい

ここでお子さん側のお父さんに対する思いをお伝えします。お子さんが思春期に差し掛かると、お父さんを毛嫌いするようになります。それは男女ともに起こります。

 

お父さんとしては「自分は必要とされていない」思いになると思います。しかしもちろんそんなことはありません。

 

お子さんとしても、本当はお父さんと仲良く話したいのです。何気ない話をしたいのです。

 

しかし思春期というのは、ついイライラしてしまうものです。お子さん自身もうまく自分の気持ちをコントロールできない時期なのです。

 

お子さんとの関わりを諦めないでください。あとでお子さんがこの時期を振り返ったとき「お父さんは諦めずに接してくれた」という思いが、生涯の関係性を築いていきます。

 

逆に毛嫌いされているからと、お子さんとの関わりをなくし、なんでもお母さんを通じて話す関係になると、「父親は大事なときに逃げた」と思います。これを後から取り返すのはまず無理です。

 

今は嫌われているかもしれませんが、それはうっとうしがっているのであって、嫌いなわけではないのです。

 

「自分は関わらない方がいい」と及び腰になってしまうこともあると思いますが、それは間違いです。うっとうしがられても、うざがられても、関わりを切らさないこと。なんでもお母さん任せにしないこと、お母さんを通じてお子さんに意見を伝えることをしないこと、ちゃんと自分が向き合うことを忘れないようにしましょう。

 

▶︎お父さんの役割は重要

ここまで不登校のお子さんに対してのお父さんの役割について述べてきました。お父さんの役割は「家族を支えること」そして「断ち切ること」です。

 

お母さんとお子さんを周りの雑音から守ること、そのためにお母さんの話に耳を傾けること、そしてお子さんがある程度元気になってきたら「チャレンジ」ができるように促進すること。そのためにお子さんの話しを聴く傾聴力を鍛えることです。

 

なかなか大変です。いえ、相当大変です。ただここを逃げずに取り組まれたご家庭は、その後の親子の関係性においても良好な関係を築かれます。親子が率直に思いを伝え合うことができるので、喧嘩をしたとしても、自然と仲直りしていきます。

 

逆に頑張るところで何もしなかった場合、お子さんはお父さんを見限るようになります。それはお子さんだけでなくお母さんもです。

 

「一番しんどいときに何もしてくれなかった」この思いは一生涯残ることになります。

 

お父さんも大変なのはわかります。ただお母さんだって、そしてお子さんだって本当に辛いのです。自分だけ逃げてはいけないのです。

 

お母さん任せにせず、自分にも役割があることを知っていただけたら嬉しいです。

 

▶︎お父さんのことで悩まれたらご連絡ください

お父さんとお子さんとの関わりに困っていらっしゃるお母さんも多いです。ここに書かれていることをやってほしいけれど、なかなか積極的に関わろうとしないお父さんが多いのもまた事実です。

 

なかなか理解が難しい場合は、一度ご連絡ください。お父さんが関わっていただくことの重要性について、私からもご説明いたします。

 

親子の関係は「包み込む」ことと「断ち切る」ことの両方が必要になります。それをお母さんが一人で抱え込むのは至難の業です。

 

お子さんのためにも、そしてこれからの家族のためにも、お父さんにご理解いただけるようにお伝えいたします。

 

「子どもと父の関係性が悪い」「旦那さんとうまく連携が取れない」そしてお父さんご自身が悩まれているときは無料カウンセリングをご利用ください。まずは課題を整理することから始めましょう。

 

 

不登校はお子さんからのメッセージでもあります。不登校やひきこもり経験を通して家族の力がぐっと深まることはよく起こることです。この機会に家族のあり方を一度見直してみましょう。

 

■プロフィール■
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市スクールカウンセラーを兼任。

丹波市看護専門学校非常勤講師を務める。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

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よく読まれているブログ

 

 

 

 

不登校いいところ分析のすすめお子さんが不登校状態にあるとき何が対応のヒントになるのかに困ることはありませんか?

 

今回のブログでは、対応につまづいている方にこそ読んでいただきたい内容です。ぜひご参考ください!

こんな方におすすめです!

▫️不登校の対応に行きづまっている方

▫️いろんなところに相談したけれどうまくいっていない方

▫️お子さんのこれからの人生についても考えたい方

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️児童期から青年期のカウンセリングを得意とする

 

【セミナーでは勉強法についてもお伝えしています!】

 

▶︎どうして対応のヒントが見つからないのだろう?

不登校対応をされているご家族の方が必ずと言っていいほどぶつかる壁があります。それが「どうしたらいいのか本当にわからない」という壁です。

 

不登校や思春期に関連する本を読んだり、セミナーに参加したり、親の会に参加して一生懸命に対応を考えているのに、打開策が見出せない状態です。

 

専門家にも相談しているのに、ヒントが見えないとき、実は大きな見落としがあると言えます。

 

不登校対応の鉄則と言えることがあります。それは「ヒントはお子さん本人の中にある」ということです。

 

しかしお子さん本人も自分の気持ちをうまく話すことができません。そのため親にどうしてほしいかをうまく伝えることができないのです。お子さんにどうしてほしいか尋ねても、的確な返事があるわけではありません。言われた通りにしているのに、どうも思い違いが存在します。そうやって「どうしていいのか『本当に』わからない」壁にぶつかることになります。

 

ヒントはお子さんの中にあるのに、お子さんもうまく説明できないため、打開策が見出せなくなるのです。これが不登校対応の大きな壁になります。

 

 

▶︎お子さんの「行動」を観てみよう

 

「不登校のことは不登校に聞け」という言葉があります。不登校中のお子さんは不登校であることのいわば「プロフェッショナル」です。病気のことはお医者さんに、車のことは整備士さんに聞くように、不登校のこともお子さん本人に聞きましょう、と言われます。

 

確かに先ほどからお伝えしているように、対応のヒントはお子さんの中にあるものの、お子さん本人も自分の考えを親に伝わるようにまとめて話すことが難しい状態です。

 

自分が本当に何を欲しているのか、どうしていきたいのか、お子さん本人もわからないのです。わからないことを聞かれても、うまく答えることができません。そのために、表面的な思いを口にします。周りはそれに合わせるのですが、お子さんの本当の気持ちとは言えないため、すれ違いが生じるようになります。

 

自分の気持ちをうまく話せない、本当に自分が考えていることがわからないお子さんに「どうしてほしい?」と聞いてもうまくいきません。

 

ではお手上げじゃないか!と思われるでしょう。しかしそうではありません。言葉で説明できないときは「行動」に着目するようにしてみるのです。

 

 

ネガティブな行動の着目、が大事なのではない

「行動に着目しましょう」と伝えると、どうしてもネガティブな部分に目が向きます。

 

「今日も朝起きてこない」「仕事を終えて家に帰ったらパジャマのままでいる」「友達が来ても会おうとしない」「放課後登校もしない」「家族と会話をしない」「お風呂に入らない」「勉強をしない」「昼夜逆転をしている」などなど。おそらく挙げ出すとキリがないくらいネガティブな情報は集まります。

 

ただ着目するのはそこではないのです。

 

ネガティブな行動を観て「どうしてやめないの!」と伝えても、お子さんも困ってしまいます。当たり障りのないことを言ってその場をしのぎますが、結局また同じことを繰り返します。

 

ここまでお伝えすると皆さんもだんだんとわかってこられたと思います。行動に着目すると言ってもネガティブな行動ではない。となると、着目すべき点はどこか?それは「ポジティブな行動」つまり「できたところ、いいところ」を観るようにするということです。

それが「いいところ分析」です。

 

▶︎いいところ分析とは何か?

 

いいところ分析については、例を挙げた方がわかりやすいので、まず以下ような例をご紹介します。学校に行きづらいお子さんがいて、ほとんど登校していないお子さんの親御さんのご相談です。

 

親御さんはこのようにおっしゃいます。「先月も全く学校に行けていないんです。」

 

通常は「行けない」を基準に相談が始まります。どうして学校に行けないのだろう?何があったのだろう?と考えていくことが多いでしょう。

 

しかしいいところ分析はこの逆のアプローチを行います。

 

「先月で、放課後登校でもいいので、行った日はありますか?」

 

行けていない日について尋ねるのではなく「行った日」、つまり「うまくいった日」について質問します。

 

この質問をして初めて「ああ、そう言えば先月は中旬に一度だけ学校に朝から行った日がありました」というお返事が返ってきます。「全く」とおっしゃっていたのは行けていない日ばかりに着目しているからこそ起こる発言です。「行けた日」を尋ねることで、忘れていた点を思い起こすきっかけになります。

 

質問はまだ終わりません。このように続けます。

 

「どうしてその日は行けたと思われますか?」

 

このような質問をすると、多くの方は戸惑いの表情を見せます。なぜなら、今まで行けなかった理由について考えることはあっても「行けた理由」について考えることはなかったからです。

 

多くの方は「さあ、どうしてでしょう……」と考えるでしょう。そこで粘って考えてみるようにしてみるのです。

 

「その日は月に一度の揚げパンの日だった」「雨が降らない日だった」「仕事が休みだったので送ることができる日だった」「たまたま宿題をやった日の翌日だった」「親友の誕生日だった」「前日の買い物のときに友達と出会って明日行く約束をしていた」「放課後友達と遊ぶ約束だった」「担任の先生が産休で休む前日だった」思いつくままに挙げましょう。

 

どんな些細なことでも構いません。何があったのか、どうして学校に行けたのかについてじっくりと考えてみるのです。

 

 

できたところを分析するのは「苦しくならない」

どうして学校に行けないのかを考えていると、だんだんと苦しくなってきます。明確な理由がわからないことの方が多いので、悪いことばかりを考えることになります。

 

しかしいいところ分析は、できたところを徹底的に掘り下げる分析です。事実としてその日は「学校に行けた」のですから、どれだけ掘り下げても、嫌な気分になることはありません(繰り返しますが、結果として行けているため)。

 

最初はなかなか思いつかないものです。大抵の方が「わかりません」から始まります。それはこれまで考えたことがなかったからです。考えたことのないことを考えることで、これまで見えなかったヒントを見出せるようになります。だからこそ「粘って」考えることが大事なのです。

 

 

お子さんだけのヒントが見つかる

いいところ分析とは、「できていない」中での「例外」、つまり「できたことの理由」を見つける作業です。この例外について考える最大のメリットは「お子さんだけのヒントが見つかる」ということです。

 

もし宿題ができていたから行った、ということであれば、お子さんにとって宿題をきちんとやるということはとても重要なことだということです。それができないということは勉強に強いストレスを感じつつも、「ちゃんとやらないといけない」「みんなと同じように提出できないといけない」という性格傾向も伺えることになります。

 

友達が理由ならば、お子さんにとって友達の存在は、親御さんが想像している以上に大きなものだということです。一方で、周りの人の目をとても気にしている、とも言えます。

 

このようにいいところ分析を行うことで「どんな有名な人が書いた本にも書かれていないお子さんだけのヒント」が見えてくるようになるのです。

 

▶︎いいところ分析の注意点

 

①簡単に諦めない

一番起こりやすい課題と言ってもいいでしょう。「どうしてうまくいったと思いますか?」の質問に「わかりません」で終わってしまう方もいます。

 

確かに考えたことがない質問なので、答えが簡単に出てこないでしょう。しかし考えたことのない質問だからこそ、深く考えることに意義があります。

 

「わかりません」ではなく、しっかりと深く考えてみましょう。どんな些細なことでも構いません。

 

どうしても考えが出てこないときは「比較」してみましょう。学校に行けなかったときと、行けたときにはどのような違いがあったでしょうか。比較することで見えてくることがあります。

 

 

②一般化しすぎない

例えばお子さんは友達と一緒に登校するときだと行きやすいことがわかったとします。「だったら毎日友達に迎えに来てもらえば、毎日行けるようになる」と考えるのは尚早です。

 

確かにお子さんにとって友達の存在は大きいと思いますが、だからといってそれだけが理由で学校に行けるようになるわけではありません。ヒントにはなるのですが、安易に飛びついてしまうのは控えましょう。ここで大事なことはお子さんという人間がどのようなものを大事に考えているのかその価値観をより深く知ることに意義があるのです。

 

友達が大事なのであれば、逆にその目が気になるということもあります。また勉強が遅れることで大事な友達との距離が開いてしまうことに恐れを持っている可能性もあります。

 

勉強に対して不安があるのであれば、その不安がどこから来ているのかを考える必要があります。

 

大事に思っているものは、それが大事であるがゆえに、失うときの怖さも大きくなります。

 

いいところ分析は、お子さんをより深く知るためのヒントになる分析であるということを忘れないようにしましょう。

 

 

③分析結果を押し付けない

「あなたは友達と一緒なら登校できているみたいだから、友達と行くようにしなさい」と分析結果を押し付けてしまう場合があります。

 

この分析はあくまで親が考えた分析の「仮説」にすぎません。お子さんはお子さんで他のことを考えるかもしれませんし、本当の理由は言えないこともあります(好きな子と話ができる日だったから、など)。

 

押し付けるのではなく「親はこう考えているんだけれど、あなたはどう?」とお子さんにも確認をし、お子さん自身もいいところ分析を深められるようにしましょう。「確かにそれもあるけど、自分は違う理由だった」ということも話すことによってわかります。

 

傾聴のポイントでもある「確認」はここでも忘れないようにしましょう。

 

【傾聴の3つのコツについてはこちらの記事をご覧ください】

 

▶︎まとめ

いいところ分析を行う意義は、お子さんをより深く知るところにあります。これまで考えたことのない切り口から考えることで、今まで見えなかったお子さんの思いが見えてくるようになります。そしてそれはお子さん自身も気づけていなかったことでもあります。

 

お子さんとやりとりをしながら、対話を進めながら、一緒に考えてみましょう。きっとこれまで気付けなかったことに行き当たるようになります。

 

▶︎なかなか難しそうだな、と思った方へ

「でもなかなかうまく分析できないな」「いいところなんてあるのだろうか?」と思われた方もいらっしゃると思います。

 

そんな方のために当事業所が存在します。お子さんに自信を持った生活を送ってほしい、お子さんのために親としてできることをしたい、そんな思いを持たれている方は、一度無料カウンセリングをご利用ください。お子さんとの向き合い方のヒントを掴んでいただけたら嬉しいです。

 

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■-Profile-■
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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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人間関係を深める3つの傾聴力

 

この記事では、傾聴を学ぶ方にとって意識しておきたい「3つの力」についてお伝えしています。

 

傾聴について、基本編である「9つのコツ」をご覧いただいてから読んでいただけるとより理解が深まります。

 

【傾聴の基本9つのコツについて👇】

 

お子さんのより深い思いを聴くための方法を学んでいきましょう。

 

この記事でわかること

▶︎傾聴に絶対に必要な3つの力

▶︎3つの力の詳細について

▶︎それぞれのポイントについて

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️自治体やNPO団体にて傾聴トレーニング研修を行う

 

▶︎傾聴に必要な「3つの力」について

 

傾聴には絶対に不可欠な3つの力が必要とされます。それが「受容力」「共感力」そして「率直力」です。

 

傾聴の3つの力

この3つの力がうまく発揮されることで、お子さんとの向き合い方に変化が訪れるようになります。

 

逆に今お子さんとの話し合いがうまく進まない方は、このうちのどれか、もしくはすべてが欠けている状態の可能性があります。

 

それぞれの力について詳しく見ていき、今のご自身の傾聴力をチェックしてみましょう。

 

第1の力:受容力

受容力とは「まず相手の考えをすべて受けとめること」です。「まず」という点がポイントです。

 

実はお子さんとの対話において最も重要なことがこの受容力だと考えています。以下の項目をチェックしてみましょう。

 

【受容力チェック項目】

1. お子さんの話を「まず」丸ごと受けとめているか

2. つい「いやそれは違うよ」と反論していないか

3. 親としての意見を伝えてはいけない、と思っていないか

 

細かく見ていきましょう。

 

 

1. お子さんの話をまず丸ごと受けとめているか

受容のポイントは「丸ごと受けとめているか」です。「学校が嫌だ。行きたくない。」とお子さんが言ったときに「そうか、嫌で行きたくないんだね」というのが受容です。

 

まず大事なことはお子さんの思いを「受ける」ことです。対話はキャッチボールに例えられますが、対話がうまくいっていない親子関係には間違いなくこの受容が無いことが挙げられます。

 

お子さんが投げてくれたボールを無視して、自分が投げたいボールを投げつけている状態です。

 

そうではなく「まず」「受ける」のです。どんな思いを発言したとしても「そうか、そう思っているんだね」と受けとめることが、受容の鉄則になります。

 

 

2. つい「いやそれは違うよ」と反論していないか

ここでやってしまいがちなことが、「行きたくないって、そんなことを言っていたら高校に行けなくなるよ?」とつい反論していないでしょうか。

 

お子さんの「行きたくない」という思いを受けとめる前に、ご自身の意見をぶつけ反論している状態です。

 

「まず」「受ける」ができていない状態です。お子さんが「行きたくない」という不安を、勇気を出して思いを伝えてくれたのに「そう思うのは間違いだ」と反論されたら、みなさんだったらどう感じるでしょうか。

 

反論をしてはいけないということではありません。自分の意見を伝えることは大事です。ただその前にやるのは「まず」「受ける」です。この「まず」の部分を何よりも意識するようにしましょう。

 

 

3. 親としての意見を伝えてはいけない、と思っていないか

先ほど「反論してはいけないわけではない」とお伝えしました。受容=自分の意見は伝えないと感じてしまう人が多いのもまた事実です。

 

しかし親の意見は伝えてはいけないものでしょうか?私はそう思いません。むしろ親としての意見も伝える必要があると思っています。

 

「まず」「受ける」ができてさえいれば、むしろ親の意見は伝えてほしいと思います。この率直力については3つ目の力でご説明します。

 

よくある受容の誤解

 

受容のお話をすると、必ずこのような意見が出てきます。「子どもの言うことを全部受けとめていたら、言いなりになってしまう」。

 

実はこのご意見は、受容の本質を誤解していることから生じています。

 

言いなりとは「子どもから言われたことにただ従うこと」です。「学校に行きたくない」と言われたら「じゃあ行かなくていいよ」と言うのが「言いなり」の状態です。

 

受容は違います。

 

「学校に行きたくない」と言われた「行きたくない」という気持ちを「そうか、行きたくないんだね」とありのままに受けとめることです。

 

受けとめたあとに「お母さんはこのように思うよ」と親の率直な意見を伝えます。これだと言いなりになることはありません。親の意見も伝えられているからです。そして子どもさんも自分の気持ちを受け止めてもらえた、と感じられます。

 

繰り返します。受容することと言いなりになることは、全く別物です。受容した上で、お子さんの要望に対して意見を伝えることは両立できるものです。この誤解をしないように気をつけましょう。

 

第2の力:共感力

 

受容した上で、さらにお子さんの思いに耳を澄ませることができると、お子さんの安心感はさらに大きくなります。その際に必要なことが「共感力」です。

 

共感とは「あたかも自分も感じているように感じること」を指します。まったく同じように感じることではなく「あたかも」という点がポイントです。

 

お子さんの「悲しい」「辛い」「苦しい」という思いを「しんどいよね」「悲しいよね」と受けとめることが共感です。

 

共感がどうして必要かというと、「自分のことをわかってくれる」という安心感・信頼感につながるからです。

 

親子のベースはこの「安心感」にあります。安心を感じられることで、心に余裕を生み出すことができます。余裕があれば、チャレンジしようという行動力も生まれてきます。

 

ではその共感力を高めていくために必要なことを考えてみましょう。ここで共感力のチェック項目について挙げてみましょう。みなさんはいくつ当てはまるでしょうか。

 

【共感力チェック項目】

1. 自身が共感された経験を持っている

2.   お子さんの「感情の言葉」を伝え返している

3.   共感できるところについてきちんと共感し、そうでないところを無理やり共感しない

共感力を高めるためには、ここにあげたチェックポイントを一つでも多く体験できていることが重要になります。

 

もし一つも当てはまらなかったという方がいらしたら、今日から一つ一つ押さえていくようにしましょう。

 

 

1. 自身が共感された経験を持っている

共感力を高めるために、一度振り返っていただきたいことがあります。それが「過去に共感された経験」です。

 

どんなときに「共感してもらえている」と感じられたでしょうか。友達、恋人、パートナー、親、先生……過去に相談した相手に対して信頼感を持てたのはどんな人だったでしょうか。

 

共感するために必要なことは「共感されたことがある」という経験です。どうしてこれが必要かというと、共感してもらえた経験がない限り、何が共感されている状態かがわからないからです。

 

雪国の寒さを知らない東南アジアの人に「そんな格好じゃ生きていけないよ!」と言ってもピンとこないでしょう。冬の寒さは体感した人でないとイメージできません。

 

もし共感の経験がない方は、一度カウンセラーに相談してみるのもいいでしょう。カウンセラーは共感のプロなので「なるほどこれが共感か」と感じることができるでしょう。

 

2.   お子さんの「感情の言葉」を伝え返している

共感で気をつけないといけないのが「自分が共感している」ことと「相手が共感してもらっている」と感じるのは別だということです。

 

いくらこちらが共感していると思っていても、相手はそう感じていないこともあります。ではどうやったら「共感してもらえている」と相手が感じてくれるでしょうか。

 

ヒントは「感情の言葉」にあります。感情の言葉とは「悲しい」「辛い」「苦しい」という一語で表現できるものです。もちろん「楽しい」「嬉しい」という言葉も入ります。

 

この言葉が話の中で出てきたときに「苦しいんだね」「悲しいんだね」「それは嬉しかったね!」と伝え返してみましょう。

 

私たちはどうして人に話を聞いてもらいたいかというと、感情に動きがあったからです。嫌なことや嬉しいことがあるときに誰かに話を聞いてもらいたくなります。

 

だからこそ感情を汲み取ってもらえると「共感してもらえた」と感じやすくなるのです。

 

 

3.   共感できるところについてきちんと共感し、そうでないところを無理やり共感しない

ここまで共感の重要性についてお伝えしてきましたが、何でもかんでも共感すればいいということにはなりません。共感で一番やってはいけないことがあります。それは「嘘をつくこと」です。

 

例えばお子さんが「学校は嫌だ。行きたくない。」と言ったとき、親として学校には行ってほしいと思っているのに「そうだね。嫌だね。行きたくないね」というのは「嘘」になります。

 

表面上だけ合わせていても、こういった嘘はふとしたきっかけで見破られます。嘘はつかないことが共感の鉄則になります。

 

共感できない部分については受容力を発揮するようにします。「そうかそう考えているんだね」と受けとめるにとどめるようにします。

 

第3の力:率直力

 

率直力とは「自分の思いをありのままに話す力」です。お子さんが不登校状態になると、どうしても親子の対話に緊張感が生まれます。

 

率直力について以下の項目をチェックしてみましょう。

 

【率直力のチェック項目】

1. 学校や勉強のことを遠慮していないか

2. 本当に伝えたい思いを掘り下げられているか

3. 自分を主語にした言葉で伝えられているか

 

 

1. 学校や勉強のことを遠慮していないか

「学校のことを話してはいけないのではないか」「勉強や進路のことを話すと辛くなってしまうのではないか」親御さんはこのように思います。

 

そしてこれはお子さんも同じです。「親は本当は学校のことを話したいけれど、遠慮しているんじゃないか」「本当は勉強をしてほしいけれど、無理しているんじゃ無いか」と感じます。

 

お互いが表面上は仲良くできていたとしても、「腹の底では何を思っているんだろう?」と勘ぐり合う状態が生まれてしまいます。

 

この状態があると「今は休もうね」と親に言われても「でも本当は行ってほしいと思っているんじゃないか?」と疑心暗鬼の思いが出てきてしまいます。

 

この状態を避けるために、親子の対話において「率直さ」は重要なものになります。私はむしろ学校や勉強のことを話せるようになることが大事だと考えています。ただし率直な思いを伝える前にぜひやっていただきたいことがあります。

 

 

2. 本当に伝えたい思いを掘り下げられているか

例えば本音として「学校に行ってほしい」と思っていた場合、「どうしてそう思うのか?」と自分に問いかけてみましょう。

 

「勉強してほしいから?」「友達と楽しく過ごしてほしいから?」「学校にはみんなが行っているから?」「将来のことを考えて行く方がいいと思うから?」このように何度もご自身に問いかけてほしいのです。

 

最低でも5回は問いかけてみましょう。どうしてそう思うのか、何がそう思わせているのか、問いかけます。何度も問いかけた先にあるのが、親としての本音の思いになります。

 

しっかりと掘り下げることができたら「ただ学校に行ってほしい」が「自分の人生の選択肢を広げるために、多くの人と出会って刺激を受けてほしい。そのために学校という場にも行ってほしい」とより具体的に整理されます。

 

伝える前に、どうしてそう思うのかについて、しっかりと掘り下げることが重要なのです。

 

 

3. 自分を主語にした言葉で伝えられているか

自分を主語とにした言葉とは「私はこう思う」と「私は」を主語にすることです。世間の一般論ではなく「私はこう思う」と伝えることです。英語で「アイメッセージ」と言います。

アイメッセージの「アイ」は英語の「I」です。

 

どうして自分を主語にした言葉が大事でしょうか。お子さんも、学校に行った方がいい、勉強した方がいいというのはよくわかっているのです。世間の常識としてもそれらが存在することを知っています。

 

だからこそ親には、世界で唯一の自分だけの親としての意見を伝えてほしいのです。世間の一般論を言われても正論にしか聞こえず、響くことはないのです。

 

世間の声を聞きたいのではなく、親の意見を聞きたいのです。だからこそアイメッセージが必要になります。

 

より良いアイメッセージの方法としては「私はこのように思うよ」と自分を主語について伝えるようにします。そしてその後に「あなたはどう思う?」と意見を尋ねるようにします。

 

こうすることで親としての意見を伝えてくれた上で自分の意見も聴こうとしてくれているとお子さんは感じられるようになります。

 

▶︎3つの力を常に意識しましょう

 

 

「受容力」「共感力」そして「率直力」の3つについて詳しくお伝えしてきました。この3つの力については、常に意識しておいてほしいなと思います。

 

「今日はうまく話が進まないな」と感じるときは、この3つの力のどれか(またはすべて)が欠けているときです。そんなときこそ、このブログを読み返してみてほしいと思います。

 

対話力、傾聴力を高めるのは日々の意識が何より重要です。意識して話そうとするのとそうでないのとでは、数ヶ月後、一年後の関わり方がまったく異なってきます。

 

まず「受ける」こと。そして感情の言葉に着目すること。そしてご自身の考えを深掘りしておくこと。今からできることがあります。早速実践してみましょうね。

 

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傾聴がうまくできない、子どもの気持ちがわからない、そんなお悩みをお持ちの方は、一度ご連絡ください。当事業所では無料カウンセリング(30分)を実施しております。こちらをご活用いただき、課題を整理していきましょう。

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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引きこもり6つの対応

 

お子さんがひきこもり状態にあるご家庭では、お子さんへの関わり方に悩みがあるのではないでしょうか。

 

「学校や仕事のことは言ってはいけない」「友達のことは話題にしてはいけない」と思い込まれているご家庭も多いです。従来の考え方とは異なるひきこもり対応について学んでいきましょう。

この記事でわかること

▶︎ひきこもりについて

▶︎従来の対応の問題点

▶︎ひきこもり対応6つのヒント

この記事を書いた人:なかがわひろか
▫️発達障がい・不登校・ひきこもり専門カウンセラー
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️何年、何十年にも渡るひきこもり対応の実績を持つ

 

▶︎ひきこもりとは

厚生労働省によるひきこもりの定義としては以下のように言われます。
"様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外での交遊など)を回避し,原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念(厚生労働省)"
「他者と交わらない形での外出をしていてもよい」とされているのは、例えばコンビニなどには行く、ということを指します。ただし、友達と遊びに行く、という場合は他者との関わりになり、家庭外での交遊となりますので、当てはまりません。
 
つまり「ニート」と呼ばれる方とは厳密には異なると考えられます。ニートとひきこもりの大きな違いは「他者との関わりがあるかないか」になります。ニートは仕事はしないけれども、友達とは出かけたりします。ひきこもりは他者との関わりがほとんどない状態になります。
 
ただ「うちはひきこもりじゃなくてニートだから大丈夫」と思われるご家庭はないと思います。私の事業においてはひきこもりはニートも含みます。また家事手伝いなどのように、家庭の中で家事はやるけれど就労はできていない方で、かつ親御さんとして心配されているケースも含みます。
 

▶︎ひきこもりの何が問題か?

 
ひきこもりは「hikikomori」と海外でも訳されます。つまり日本発祥のものです。世界的にみても日本はひきこもりの最先進国と言っても過言ではありません。しかしそもそもですが、どうしてひきこもりは「問題視」されるのでしょうか?
 
一番の問題は、「親が亡き後の生活」です。ひきこもり生活を続けるということは、生活の糧を得る仕事をしない、ということにつながります。
 
親が生きている間は生活はできるかもしれません。しかし親世代の方が早く亡くなります。親がなくなってからの約数十年間をどうやって生活していくのか。生活保護を受給することも考えられますが、生活保護の受給要件は厳しくなってきている傾向があります。簡単に受給できるものでもありません。
 
今のままの生活を続けると、いずれ行き場を失ってしまうかもしれません。親が亡き後、誰も面倒を観てくれない状態になったとしても自立して生活していく基盤を整えられていないことが「問題」とされています。
 
「8050問題」と言われる、40代〜50代のお子さんを、70代〜80代の親御さんが貯金や年金で生活の面倒を観る状態があります。こちらでも一番に問題にされるのが「親が亡き後のお子さんの生活」なのです。
 
しかしながら、私はもっと大きな課題が存在していると考えています。それが「他者との関わり」です。
 
金銭面の課題ももちろん重大なものなのですが、例えば親に十分な財産がありそれを相続できるのなら、それでいいのか、と言われるとやはり違うと考えています。
 
いくらお金があったとしても、人との関わりが無いと、孤立感を持つことになります。1人で過ごすことが好きな方もいますが、1人を選ぶことと、1人になってしまうのは別の意味を持ちます。
 
「孤独」は選ぶことができます。しかし「孤立」は、そうならざるを得ない状態にまで追い込まれて起こるものになります。
 

他者との関わりを持つことができないこと。これがひきこもりにおける最大の課題なのです。

 

▶︎従来のひきこもり対応の問題点

 

 
「待つ」ことの弊害

 

「本人が動き出すのを待ちましょう」「お子さんを信じて待つことが何より大切」という言葉がこれまでのひきこもり対応で言われてきました。
 
しかしながら、「待つ」ということが、お子さんのひきこもりの長期化につながる要因の一つにもなっています。
 
以下の図をご覧ください。私が「ひきこもりスパイラル」と名付けているものです。
 
ひきこもりスパイラル概念図
 
退職をしたこと、退学したことなどをきっかけにひきこもりが始まります。やがて時間が過ぎ、年単位のひきこもりが続きます。時間が経つことで、より一層就学・就労の壁が高くなります。躊躇している間にまた時間が経ち、さらに長期化していきます。
 
「待つ」対応をしていても、お子さんの外の世界に出るハードルは高くなる一方です。ひきこもり対応において「待つ」ことは、適切な対応とは言えないのです。
 
 

「タブー(禁句)があると思い込むことの」の弊害

「仕事や学校の話はしてはいけない」「同級生の話をしてはいけない」というように「言ってはならない、話題にしてはならない禁句(タブー)を口にしてはならない」と言われることもあります。

 

そのため心の内では「仕事はどう考えているんだろう」「これからのことはどうするつもりなのだろう」「早く働いてほしい」と思っているのに、表に出る言葉はそのことを一切口にしないようになります。つまり心の内と表に出ることが異なってくるのです。

 

お子さんは、親の心の内を常に推測しています。「ゆっくりしたらいいよ」と言われても「本当は早く働けと思っているのだろう」と疑います。些細なことをきっかけに起こる喧嘩の中で思わず「いつまでこうしているんだ!」と言われたら「ほら、やっぱり心の中では働けと思っていたのだ」と感じます。

 

タブーを設定してしまうことは、お子さんとの対話をぎこちなくさせ、疑心暗鬼を生む要因となるのです。

 

 

「働く以外の人生もある」と考えることの弊害

専門家の中にも「働く以外の生き方もある」と悟す人がいます。確かに人の生き方は多様です。その生き方に良いも悪いもありません。

 

しかしながら、現実問題として、生活していくための糧を得ることは必要なことです。糧を得られないのに「働かなくていい」というのは無責任な言葉です。借金をせずとも自己の生活が成り立つようにしていくこと。やはり生きていく上で必要な考え方です。

 

またご本人も、周りの人たちと同じように働きたいと思っている方が多いです。社会の役に立ちたいという思いも持っています。私はひきこもり対応の目標の中に「就労」を入れることはとても大切なことだと考えています(働かない生き方を選ぶ方を否定しているわけではない、という点はご留意ください)。

 

 

▶︎対応に必要な5つのポイント

ここからは、ひきこもり対応における5つのポイントについてお伝えします。
 

1. 関わりを持つようにする

 

ひきこもり状態が長期化した場合「子どもと話をすることすらできない」状態になられているご家庭もあります。

 

食事は部屋、もしくは家族と時間をずらして食べる、昼夜逆転をしているなどですれ違いの生活になります。

 

ただお子さんと話をするチャンスは、お子さんからやってくるわけではありません。親御さんから行かない限り、その機会は生まれなくなります。

 

 

こちらが親の関わりの重要性の概念図です。ひきこもり状態になると、それまでの生活と比べて、関わる人の度合いにおいて、親の比重が高まります。ほぼ100%と言っても過言ではありません。

 

つまり親の関わりがないと、生身の人間との関わりが全くなくなってしまうことになります。人は孤立していくと、考え方が極端な思考に偏るようになります。ネットやテレビの情報に簡単に左右されるようになり、自分の考えを持つことが難しくなるのです。

 

「ひきこもりは親のせいだ」という意見もありますが、私はそれには賛同しません。ひきこもりのきっかけやその背景は簡単に一つの理由に絞れるものではないためです。

 

ただ「ひきこもりの長期化」においては親御さんの働きはとても重要な影響を与えています。まずは日々の挨拶からでも良いので、関わろうとする姿勢を見せることがスタートになります。

 

 

2. 対話の「3つの力」を重視する

 

関わりを持つことができたとしても、高圧的に関わったり、また王様に対応するかのように腫れ物に触れるように関わるのはどちらも間違いです。

 

傾聴する気持ちを持ちつつ、次の3つの力を重視するようにしてみましょう。

 

対話力に必要な3つの力
 

「受容力」

対話の基本中の基本となるものです。対話に行き違いが起こるとき、その原因は「受容ができていない」ことにあります。それぞれがお互いの主張を言い合うようになり、そこに行き違いが起こります。

 

こちらの意見を伝えるのは後回しにして、まずお子さんの思いを「受容する」ことです。「なるほどそういうふうに考えているんだね」というように、どんな意見を言ったとしてもまず受けるのです。

 

人は「話を聴いてくれる人の意見を聴く」生き物です。その代わり、聴いてくれない、受け入れてくれないと感じると攻撃的になってしまうのです。

 

 

「共感力」

まず「受ける」ことがあった上で、共感を示すことも重要です。お子さんの感情を表す言葉「悲しい、辛い、苦しい」という言葉を伝え返すようにします。
 
気持ちをわかってもらえたと感じられたときに、安心感を得ることができます。安心があって初めて冷静に自分のことを考えられるようになります。
 
ただ、どうしても共感できない部分も出てきます。そのときに「私はこう思う」と意見を伝えていいものか悩まれるのではないでしょうか。そこで必要になるのが「率直力」です。
 
 

「率直力」

自分が感じている思いを率直に伝える力です。「私はこう思うよ」と親として、1人の人間として思っていること、考えていることを伝えます。世間の一般論であったり、誰かの受け売りではない、ご自身の思いを伝えることが重要です。
 
この率直力のところが誤解されやすいところです。「傾聴するためには、自分の意見を言ってはならない」と思い込まれている方が多いです。もちろんそんなことはありません。
 
きつい言い方など言い方は配慮する必要がありますが、ちゃんと聴いた上であれば、むしろ率直に親が思っている意見は伝えるようにしましょう。ただ一方的ではなく「私はこう思うけれど、あなたはどう?」とまたボールを投げ返すようなイメージで確認も取るようにしましょう。
 

3. 仕事や学校、将来の話もする

 
 
ひきこもりの対応において、将来の話をタブーにされているご家庭も多いと思います。しかしそれではいつまで経っても将来について考えるきっかけを得ることができなくなります。
 
また口では「ゆっくりしたらいいよ」と言っても、お子さんは「本当は働けと思っているのだろう」と疑います。親子がお互いに腹の内を探りながらになると、それは本音を話せる間柄になれていないということになります。
 
腹の探り合いが必要なのではありません。お互いに思っていることを率直に言い合い、聞き合うことが重要なのです。
 
2.であげた対話のポイントを押さえた上で、親御さんとして心配されているのであれば、仕事や将来の話もしましょう。
 
ただお子さんが明らかに嫌そうな態度を取ったり、苦しそうな顔つきをした際は「まだこの話は嫌かな?」とお子さんの思いを確認しましょう。そして「何が苦しめているのか、一緒に考えてみようか」と「一緒に」を強調してみましょう。将来のことについての不安や苦しみを話してくれるかもしれません。そんな気持ちを話せることは、お子さんにとっても安心感につながります。
 
仕事や将来の話をきっかけはお子さんが抱えている葛藤を知る機会にもなります。お子さんの思いを「聴く」という前提に立ちながら、親の意見も伝えるようにしましょう。
 

4. お子さんの生活に「合わせない」

 
 
ひきこもり状態が続くと、昼夜逆転が起こることが多くなります。親がいる時間を避けようと、家族が起きてくる朝方に寝て、家族が寝静まる夜中を生活のメインの時間帯にするようになります。
 
こうなるとよく起こるのが「お子さんの生活に親が合わせてしまう問題」です。朝は子どもが寝ているから、静かに朝の準備をして、物音を立てずに仕事に出かけます。休みの日もお子さんが寝ているからと、掃除機もかけられず、息を潜めて生活されます。
 
これはひきこもりの生活に家族が合わせてしまっている状態です。これの何が良くないかというと、「お子さんが家族の最上位に来ている状態」だからです。つまり家族の中で王様のような扱いを受けている状態です。
 
この状態になると、お子さんの振る舞いはエスカレートしていきます。やがて暴言、暴力を振るうようになり、家族を意のままにしようとします。
 
しかし一歩外の世界に出ると、誰も自分の思うように動いてはくれません。家の中と外に明確な違いが出来上がることになります。この状態になるとお子さんはより一層外の世界に出ることが怖くなります。
 
お子さんが昼夜逆転の生活をしていても、家族はその生活に合わせないようにします。掃除をしても、テレビを観ても構いません。それをお子さんがうるさい、と言うのであれば、お子さんの方が家族の生活に合わせるようにするように伝えます。
 
お子さんに嫌がらせをしろ、ということではありません。あくまでご家族は、家族の生活を大事にするようにしましょう。
 

5. 暴力には厳しく対応する

 
 
ひきこもり中のお子さんの中には、家族に対して暴力を振るったり、壁を蹴って穴を開けたりという行為をする場合があります。
 
暴力には徹底して厳しく対応する必要があります。4.の生活に合わせないことにも関連するのですが、暴力を受け入れてしまうと、お子さんの振る舞いはよりエスカレートしてしまうのです。そのことにより、家の中と外との大きな壁が生じるようになります。外の世界では誰も自分の言うことを聞いてはくれないからです。
 
暴力を振るわれたら(それがどれだけ些細なものであっても)、「絶対に許さない」という姿勢が必要です。ひどい場合には警察を呼ぶことや、親御さんが家を出て生活することも必要になります。
 
「暴力を振るったら、ここまで大変なことになる」ことをお子さんが理解することが必要となります。
 
ただし、暴力にはお子さんの思いがあるのもまた事実です。言いようの不安や怒りが家族の一番弱い人(多くは母親)に向かいます。その思いを受け止めることは必要です。
 
暴力は受け止めず、キッパリと対応し、お子さんの抱える思いは受け容れるようにしていきます。
 

6. 特性を理解する

 
ひきこもりの場合に見落とされがちな点が「発達障がい」です。発達障がいにはASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如多動症)・SLD(限局性学習症)が存在し、併発している場合もあります。
 
人間関係がうまくいかないことを理由に引きこもりが始まることもありますが、その背景には実は発達障がいが隠れていたということもあります。
 
お子さんの特性を知ることで、得意、不得意が見えてくるようになります。得意を活かし、できるだけ不得意を避けていくこと(もしくは改善できるようにしていくこと)が、お子さんがより生きやすくしていくために必要ことです。
 
発達障がいについてはこちらにもまとめているので、ぜひご参考ください。
 

▶︎「普通の家庭だったらやること」をやる

 
 
ここまでひきこもりの対応についてポイントを述べてきました。キーワードは「やってはいけないと思い込まないこと」です。むしろお子さんとの関わりを大事にしていきます。
 
「もしお子さんがひきこもりでなかったらやることは、やっていいことです」と日々のカウンセリングの中でお伝えすることがあります。
 
「将来の話をしてもいいだろうか?」「ドライブや買い物に誘っていいだろうか?」「好きなテレビ番組を一緒に観てもいいだろうか?」「ご飯を一緒に食べようと誘ってもいいだろうか?」どれも、お子さんがひきこもりでなかったら、当たり前にやることではないでしょうか。
 
理想の家族は、傾聴や対話法など意識せずとも、言いたいことを言い合えることです。ある暴力がひどいご家庭がありましたが、暴力がやみ、親子の関係が修復されてきた頃にこんな対話がありました。

 

子:「なんであの書類を出してくれなかっの!!」
母:「そんなの知らない。自分で管理しないのが悪いでしょ!!」
子:「もう最悪!!本当にムカつく!!!」
母:「こっちこそ腹たつよ!ところでご飯できたら早くおいで」
子:黙って食卓につく

 

言い合いをしても「ご飯できたら食べなさい」と言ったら黙って食卓につく。傾聴や対話法など無視したやり取りですが、ここには親子だからこそできる関係性があります。
 
目指す関係はこのような関係だと思うのです。しかし今の時点では、この関係は難しいと思います。ここに至るまでのプロセスの中に対話法を学んだり、お子さんとの関係性を見直すということが存在します。
 
いつか小難しいことを気にしなくても、言いたいことを言い合って、喧嘩しながらもやり取りができるようにしていくことが、本当の意味での親子のゴールなのです。

 

▶︎迷ったら一度ご相談ください

 

ひきこもりの対応は迷うことばかりです。考えすぎて、当たり前の対話ができなくなるご家庭は多いです。

 

従来の「お子さんが動き出すまで待つ」ことは弊害が多いです。待つことが必要な時期もありますが、関わりを持った上で待つことが重要なのです。

 

お子さんとの対応に迷っている方、また今のやり方に客観的なアドバイスを求めていらっしゃる方はぜひ一度当事業所にご相談ください。お子さん、そしてご家族にとって最適な方法を考えていきましょう。

 

 

■プロフィール■
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

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