ひきこもりを経験する方の多くは就労に大きな壁を感じ、挫折を感じている方もいます。

 

これまでひきこもりを経験した方の就労サポートを行ってきたカウンセラーとして、今後の就労に繋げる方法について考えていきましょう。

 

こんな方におすすめです!

▫️ひきこもりのお子さんがいらっしゃるご家族

▫️ひきこもりからの就労を考えている方

▫️8050問題を防ぎたいと考えている方

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️児童期から成人期のカウンセリングを得意とする

 

【2025年10月25日(土)にひきこもりを対象としたオンラインセミナーを開催します!】

 

 

 

▶︎ひきこもりの数

 

ひきこもりの統計

内閣府の調査によると、15歳から64歳までのひきこもり状態にある方は、146万人と言われています。

 

 

また少し古い調査になりますが、15歳から39歳、40歳から64歳までのひきこもりは若干40歳以上の方が多くなっています。調査が7〜9年前のものなので、40歳以上のひきこもりはさらに多くなっているのではないかと推測できます。

 

 

しかしながら、ひきこもりの実態を調査するのは至難の業です。不登校の場合は「30日以上休む」という定義があります。もちろんこれとて、放課後登校や別室登校、フリースクールで代替登校を行なった場合は欠席日数に反映されないという点はあるのですが、ある程度実態を把握することができます。

 

ひきこもりは厚生労働省によると以下のように定義されています。

「様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)」(厚生労働省)

 

家族以外の人との関わりがなく、就労や就学をせず、家にいることが多い状態です。

 

学校と違い、どの家の人がひきこもり状態にあるかという把握は非常に難しいものになります。「家業の手伝い」という形で特に就労の実態はなくとも、一応就労者という扱いになっている場合もあります。

 

そのためここで推計されている人数は「最低人数」と捉えるのが良いでしょう。実態は少なくともこの倍のひきこもりがいるのではないかと考えています。

 

 

8050問題とは

8050問題とは、40代〜50代のお子さんの生活の面倒(経済面を含む)を70代〜80代の親世代の人たちがみる状態を指します。多くの親世代の方は年金受給者となります。年金をやりくりしながら、働けないお子さんの世話をすることは経済的に大きな負担となります。

 

そしてこの問題は、今や「9060問題」になっていると言っても過言ではありません。

 

 

どうしてひきこもりは長期化するのか

私がこれまで受けてきたご相談者の中には、数年のひきこもりの方から、30年以上という方もいらっしゃいます。

 

「どうしてそこまでひきこもりは長期化するのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

私が兼ねてから提唱している「ひきこもりスパイラル」という考え方があります。なんらかのきっかけでひきこもりになった方が、そこから脱け出せず、時間が経つことで、より就労、就学のハードルが高くなり、一歩踏み出せない状態が続き、さらに長期化するという考え方です。

 

 

私がお会いしてきた方は「早くなんとかしないといけない」という焦燥感を持たれています。しかし社会に出て働くことは、彼ら、彼女たちにとって大きな壁となります。「また失敗したらどうしよう」「周りから馬鹿にされたらどうしよう」という不安もあれば「自分がやりたいことではないことをやりたくない」「指示をされるのがムカつく」という思いもあります。

 

そうこうしているうちに、時間が経ち、20代の方は30代になり、同級生たちとの差に愕然とします。自暴自棄になり、精神疾患を発症する方もいます。

「何年もひきこもるなんておかしい」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、ひきこもりは「四季を一巡すると、年数の区別がつかなくなる」ものです。

1年が経つと、この間の桜が昨年のものなのか、10年前のものなのか区別がつかなくなるのです。時間はあっという間に経ちます。私の元にご相談に来られるまでに、気づけば10年単位で時間が経過していた、というのは珍しいことではないのです。

 

 

着実に一歩を踏み固める方法を取る

長期間ひきこもり状態にある方にとって、社会に出て働くのは、高いハードルです。そのため一足飛びに就労という目標を達成できるわけではありません。

 

まず小さな一歩を踏み固めていくことです。基盤を一段一段作ることで、人生の土台が生まれ、挑戦心が芽生えて来ます。

 

ではここから、基盤を踏み固めていく方法について見ていきましょう。

 

▶︎就労に向けての5つの道筋

 
① 100%できることから始める

ひきこもり状態にあるお子さんに最も効果的な方法が「100%できることから始める」というものです。

 

目標を3つほど作ります。それらは「100%できること」が前提です。例えば「1日の間にご飯を食べる」「シャワーを浴びる」「5分散歩をする」などです。100%なので、努力せずともできるものを選びます。

 

これらをまず1ヶ月続けます。できた日に丸をつけていきます。月末に達成率を確認し、翌月は「90%できること」というように少しずつハードルを上げていきます。

 

どうしてこのようにするかというと、あとで説明する就労でも同じ理屈なのですが「ここまではできる」というものを可視化していくためです。「これはできる」というものがはっきり見えると、より高い目標に挑戦する基礎になっていきます。

 

 
② 家庭の中で生活基盤を作る

 

こちらの図は、ひきこもり状態から脱け出していく過程を表したものです。

 

 

暴力的な言動がある「怒り期」がご家族にとって体力的にも精神的にも辛い時期になります。この状態を乗り越え、絶望期を経て、安定期に入ります。実はこの安定期が「最も長期化しやすい時期」と言えます。

 

【家庭内暴力の対応については以下の記事をご覧ください】

 

 

暴力行為が起こったときは、ご家族も困り度がピークに達するため、外部の機関に相談されます。場合によっては警察に通報し、そこから地域の相談場所につながることもあります。

 

しかしお子さんが落ち着いて生活している状態になると、大きな問題は起こりません。そのためご家族が外部に相談することがなくなります。そのため外からの刺激がなくなり「安定して落ち着いて生活しているけれど、働かない状態」が長く続くようになります。

 

ポイントは安定期から準備期に移行することです。

 

そのために必要なことは「家庭の中で役割を担う」ことです。その最たるものは「お手伝い」です。①で述べた100%できることが、少しずつ進んでいく中で取り入れていきます。

 

お手伝いの例

▫️食器洗い

▫️お風呂掃除

▫️掃除機かけ

▫️洗濯干し・たたみ

▫️料理

▫️トイレ掃除

 

初めは自分の分だけで構いません。部屋掃除も自分の部屋からスタートします。そこからだんだんと家族の分もお願いしていきます。

家族の分もお願いする理由は「誰かのためにやっている」ことを感じてもらうためです。

特にトイレ掃除はハードルが高いでしょう。しかしここまでやると「家事は自分が担っている」という気持ちを持てるようになります。

 

お手伝いをすることで、家庭の中での役割を得ることになります。ここを基盤に就寝・起床時間にもメリハリがついてくるようになるでしょう。このように安定期から準備期につなげるために、家庭での役割を得て、生活基盤を整えるようにしていきます。

 

 

③将来について話す機会を作る

お子さんの生活にルーティンができてきたら、この辺りでお子さんと話をする必要があります。「せっかく落ち着いて生活できているのだから波風を立てたくない」という方もいらっしゃるでしょう。しかしそこを逃げてしまうと、お子さんは次のステップに進むきっかけを失うことになります。

 

まずは何気ない話をできるようにすることから始め、日常会話を目指します。その上で「一度将来について話がしたいから、不安な気持ちとかを教えてほしい」としっかりと話をしたいという希望を伝えます。お子さんは乗り気ではないでしょうが、ある程度基盤ができていると「仕方ない」という気持ちになります。

 

お子さんとて、このままでいいとは思っていません。しかし自分から将来の話をするのも難しいです。ここは親から勇気を出して話すようにしましょう。話の聴き方については以下を参考にしてみてください。親だけの意見を押し付けるのではなく、お子さんの思いに耳を傾けましょう。

 

 

 
④就労への段階を作る

ここからが本格的な就労に向けての準備になります。

就労を考え際、いきなり就職活動から始め、フルタイムで働くことを目指す方がいらっしゃいますが、それはおすすめできません。早ければ1ヶ月も持たず退職することになるからです。

 

長い間ブランクがあったり、そもそも就労経験がない場合、いきなりフルタイムで働くのは、何の準備もなくフルマラソンを走るようなものです。すぐに挫折しますし、完走はまず無理です。

 

そのため段階を作りそこからスタートしていきます。段階の例を以下に挙げます。

 

【就労への段階の例】

 

ファーストステップ:職業訓練を受ける

ハローワークが実施している職業訓練を活用する方法です。例えば簿記3級の勉強を行うものや、プログラミング学習があります。テキスト代のみ実費でほぼ無料で受けられます。

3ヶ月から6ヶ月のものが多いです。就労するわけではなく、基本的に授業に出席するものなので、働くことに比べるとハードルは低くなります。

ただし、1日8時間、週に5日というフルタイムと同じ時間数になることが多いので、それがきつい場合は、次に述べるセカンドステップから始めましょう。

 

セカンドステップ:短時間勤務のアルバイト

次のステップは「短時間のアルバイト」です。1日あたり3~5時間程度で、週に2〜4日程度のものです。

もっと短く単発のものでも構いません。ただ単発のものは、次の日程を決めるのも自分次第になるので、強制力が弱く、一度やったら次は予定をなかなか入れられない、ということも起こります。慣れてきたら、シフトが決まる仕事に移るようにします。

職場との兼ね合いになりますが、不安な方は「週に2回、1回3時間」くらいからスタートしていきます。

 

私はこのセカンドステップを最も重視しています。長期的で安定的な就労につながるためには、このセカンドステップが最も大切な時期になります。

 

ここで「この仕事はできる」という感覚を得ることができると「今後フルタイムの仕事をして、しんどくなることがあっても、このレベルに戻ってくればいい」という意識を持てるようになるからです。

 

戻ってこられる場所があると認識できることが、安心感につながり、次の挑戦につながっていきます。目安としては3ヶ月から半年(1年も構いません)を経験し「続けられる」ことを学びます。

 

サードステップ:フルタイムの仕事

ここからが本丸です。この辺りから正式な就労を目指していきます。一般的には1日8時間労働で、週に5日の勤務です。正社員は理想的ですが、難しい場合は派遣を活用します。ここからは経験を積むことを意識していきます。

 

フルタイムの勤務は精神的にも体力的にもよりタフになります。やめたいなと思うこともあります。そんなときにセカンドステップの経験が生きます。「もししんどくなったら前の段階に戻ればいい。何もかもダメになってまたひきこもりになるわけではない」という思いが安心感と活力を生みます。

 

戻れる段階があると認識できることで「再びひきこもりになる」ことを防ぐことにつながります。

 
⑤ メンタルケアを忘れない

就労がうまくいったら、今後は継続していくことを大事にしていきます。

メンタルダウンを引き起こす方は、考え方に偏りが見られる場合があります。何か起こると「自分が悪いせいだ」「自分は何もできない人間だ」と卑下してしまう傾向があります。

 

その考え方を変えるのではなく「でも自分も頑張っているところもあるよな」と別の側面も見られるようにしていくことが大事になります。

 

これは「認知行動療法」と呼ばれる心理療法の考え方です。

 

【認知行動療法についてはこちらもご覧ください】

 

そのほかにも、日頃できるストレス対策をまめに行うようにしましょう。

 

ストレスケアの例

▫️睡眠をしっかりととる

▫️週末は身体を休める

▫️軽い運動を日常に取り入れる

▫️瞑想をする

▫️いいこと日記を書いてみる

▫️誰かに相談する

 

▶︎まとめ

ひきこもり状態にあるお子さんが、就労をするのは周りが思っている以上にハードルが高いものです。しかし一足飛びには難しくとも、段階を経ていけば、大きな目標に辿り着くことができます。

 

焦る気持ちもあるかと思いますが、着実に一歩ずつ踏み固めていくことが、一番の近道になります。焦って就労し、すぐに辞めるという経験は失敗経験を増幅させ、ひきこもりをさらに長引かせる要因にもつながります。

 

特に方法④のところでお話しした「セカンドステップ」での短時間でのアルバイトは、基盤を作る上でもっとも重要な期間になります。ここを経験するかどうかでその後の就労が変わってくると言っても過言ではありません。

 

段階を追うことを大事にしていきましょう。一段一段階段を登ることで、必ず頂上に辿り着けるのですから。

 

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ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

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2学期の始まりがつらいと感じたときにできること|不登校対応5つのヒント

 

夏休みももうすぐ終わろうとしています。特に不登校を経験している子どもたちは2学期が近づいてくると、だんだんと気持ちが落ちてくる子どもたちもいます。

 

新学期に向けて、どのような準備をしていけばいいかについて見ていきましょう。

 

こんな方におすすめです!

▫️不登校の対応に行き詰まっている方

▫️2学期に向けてお子さんが心配な方

▫️2学期からの登校を考えている方

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【不登校の夏休みの過ごし方の記事もご参考ください】

 

▶︎2学期に多くなる子どもたちの落ち込み

 

小中高生の自殺の数(厚生労働省,2024)

令和6年度(2024年度)の小中高生の自殺者数は、過去最高値の529人となりました。

 

【令和6年度(2024年度)の小中高生の自殺者数】

小学生:15人

中学生:163人

高校生:351人

合計:529人

多少の増減はありつつも、平成初期に比べると、右肩上がりに増えている状態です。特に高校生の自殺が約7割を占めます。

 

【小中高生別自殺者数の年次推移(厚生労働省,2025)

 

性別で見ると若干女性の方が多くなります。

【小中高生別、性別自殺者数の年次推移(厚生労働省,2025)】

 

そしてこのデータを見ると、令和6年度は、9月が多くなっています。傾向がはっきりと見えるわけではないものの、8月から2学期は自殺者の数が増える傾向が読み取れます。

 

【小中高生別、月別自殺者数の年次推移(厚生労働省,2025)】

【令和6年度(2024年度)の自殺の理由(主な6つ)】

1. 学業不振

2. 学友との不和(いじめ以外)

3. その他

4. 進路に関する悩み(入試以外)

5. 学校問題その他

6. 入試に関する悩み

 

少し古いデータになりますが、9月1日の自殺者数が最も多いという統計もあります。

(内閣府,2015年)

 

ここで私がお伝えしたいのは、不登校に「限らず」この時期に、気持ちが落ち込みやすくなる子どもたちがいるということです。

 

不登校を経験していなかったとしても、気持ちが落ち込みやすく、最悪の結果に至ってしまうこともある時期である、という理解が必要です。

 

近年では、自殺してしまうくらい辛いなら、学校に行かなくてもいいので図書館においで、と促す自治体もあります。

 

また不登校経験者にとって、2学期の始まりは、みんなと同じように過ごしていた夏休みが終わり、再び「学校に行けない自分を認識する期間の始まり」になります。そのため、気持ちが後ろ向きになりやすくなる時期でもあるのです。

 

▶︎2学期に向けた出てくるお子さんのサイン

 

家庭で出てくるサインとしては、以下のようなものが考えられます。

 

【家庭でのサイン】

◻︎楽しんでやっていたことをやらなくなる

◻︎生活のメリハリがなくなってくる(昼夜逆転が再開する)

◻︎気持ちが荒れやすい、暴言、暴力が見られる。

◻︎無口になりあまり話さなくなると思ったら、急にテンションが上がり、また下がる

◻︎宿題について過度に反応する(できていないことを周りに当たる)

◻︎「2学期からは学校に行く」と「過度」に気負い込む

◻︎毎日のように「学校に行かないといけない」と繰り返す

◻︎頭痛や腹痛を訴える。病院に行くと言い出す

◻︎過去に親にされたことを何度も繰り返す

 

早ければお盆明けくらいから、遅くとも登校の数日前から現れてくるでしょう。

急にお子さんの気持ちが荒れやすくなったらそれは、2学期にプレッシャーを感じているという背景が考えられます。

 

▶︎お子さんへの対応5つのヒント

 

①気持ちが荒れやすくなることを想定しておく

2学期が近づいてきたら、「気持ちが荒れる」ということは想定しておきましょう。「そうなるものだ」と思っておいてもいいくらいです。それで荒れなければそれで良しですし、荒れたとしても対応しやすくなります。

 

荒れる背景には

・また学校に行く、行かないで葛藤する毎日が始まる

・2学期からはやっぱり学校に行かないとダメだよな

・せっかく楽しい夏休みが終わってしまう

・2学期はイベントも多いから、行けないことが強いストレスになる

などの焦りの気持ちがあると考えられます。

 

みんなと同じく休んでいる状態と、周りは学校に行っているのに、自分だけ行けていない状況はそのストレス度合いが大きく異なります。またその現実を突きつけられる日々が始まろうとしているので、気持ちが波打つようになるのです。

 

さっきまで普通に話していたのに、急に怒り出すことがあります。あらかじめ心持ちしておくのとでは対応に違いが生まれるでしょう。いつも完璧に対応できるものではありませんが「この時期は荒れやすい」ということを知っておきましょう。

 

 

 

②聴くことに集中し、アドバイスはいらない

お子さんは自分の抱えている思いを話してくれることもあります。

「学校に行かないといけないのはわかっているけれど、行ける気がしない」

「2学期からいきなり行ったらみんなが驚く。見られるのが嫌だ」

「自分だけ宿題ができていない。周りからなんて言われるか怖い」

 

このような思いが出てきたとき、ついアドバイスをしたくなるものです。

お子さんが「どうしたらいい?」と求めてくる場合は別ですが、思いを吐き出している段階は、アドバイスは必要ありません。

 

「なんて声をかけたらいいでしょう?」と悩むご家族もいらっしゃいますが、「聴く」だけでも十分なのです。無理に励まそうとするのではなく「そうかそう思うよね」と受容しながら聴くことを第一に考えましょう。

 

またお子さんからアドバイスを求めてきたとしても「一応聞いてみただけ」という場合もあります。求めてこられた場合も、原則はいろいろ言うのではなく聴くことに重点を置くようにしましょう。

 

【傾聴に必要な3つの力】

 

 

受容力

対話の基本中の基本となるものです。対話に行き違いが起こるとき、その原因は「受容ができていない」ことにあります。それぞれがお互いの主張を言い合うようになり、そこに行き違いが起こります。

 

こちらの意見を伝えるのは後回しにして、まずお子さんの思いを「受容する」ことです。「なるほどそういうふうに考えているんだね」というように、どんな意見を言ったとしてもまず受けるのです。

 

人は「話を聴いてくれる人の意見を聴く」生き物です。その代わり、聴いてくれない、受け入れてくれないと感じると攻撃的になってしまうのです。

 

共感力

まず「受ける」ことがあった上で、共感を示すことも重要です。お子さんの感情を表す言葉「悲しい、辛い、苦しい」という言葉を伝え返すようにします。

 

気持ちをわかってもらえたと感じられたときに、安心感を得ることができます。安心があって初めて冷静に自分のことを考えられるようになります。

 

ただ、どうしても共感できない部分も出てきます。そのときに「私はこう思う」と意見を伝えていいものか悩まれるのではないでしょうか。そこで必要になるのが「率直力」です。

 

率直力

自分が感じている思いを率直に伝える力です。「私はこう思うよ」と親として、1人の人間として思っていること、考えていることを伝えます。世間の一般論であったり、誰かの受け売りではない、ご自身の思いを伝えることが重要です。

 

この率直力のところが誤解されやすいところです。「傾聴するためには、自分の意見を言ってはならない」と思い込まれている方が多いです。もちろんそんなことはありません。

 

きつい言い方など言い方は配慮する必要がありますが、ちゃんと聴いた上であれば、むしろ率直に親が思っている意見は伝えるようにしましょう。ただ一方的ではなく「私はこう思うけれど、あなたはどう?」とまたボールを投げ返すようなイメージで確認も取るようにしましょう。

 

【傾聴についてはこちらの記事もご覧ください】

 

 

③宿題はできるところまででいい

夏休み明けに子どもたちがイライラしやすい要因の一つとして「宿題に手をつけられていない」ことが挙げられます。

 

やらないといけないとわかっているけれど、手がつけられていない、という状態は強い葛藤状態を生み出し、その葛藤のやり場が怒りとなって周りの家族にぶつけられます。

 

勉強への気持ちを受け止めた上で、宿題についてはできるところまでと割り切りましょう。家族の夏休み最後の一大イベントとして取り組んでも面白いです。お母さんは作文、お父さんは絵、というように。

 

お子さんは宿題をやっていない自分は卑怯者だと思われるかもしれない、という思いも持ち合わせています。それだけ宿題についてちゃんと考えられているということでもあります。それで十分です。

 

家族のイベントにしてしまって、できるところまでで乗り切りましょう。

 

 

 

④まずは夏休み前の状態の「ちょっと前」を目指す

例えば夏休み前に、放課後登校に行けていたとします。学校もご家族も「2学期は、さらに一歩進めていきたい」と考えてしまうものです。

 

しかしここは、グッと堪えて、夏休み前にできていたことの、さらに一歩手前の状態からスタートするイメージを持ちましょう。

 

毎日放課後登校をしていたとしたら、週に2日だけ放課後に行くことから始めていきます。できていたことの前段階であれば、より実行力が上がります。そこから徐々に日数を増やし、夏休み前の状態に戻すようにしていきましょう。

 

 

⑤最初の1週間はアイドリングの期間とする

④にも関連することですが、特に最初の1週間は、徐々にテンションを上げていくイメージを持っておきましょう。初日に焦点を合わせると、お子さんも構えてしまいます。1週間ほどエンジンをかける時期を設け、だんだんと2学期仕様にしていきましょう。

 

学校に行くだけが目標ではありません。まずは家庭内の生活の習慣を整えていくことを第一に考えていきます。

 

最初の1週間がすぎると、少し気持ちに余裕が生まれてきます。学校のことを考えるのはそれからでも構いません。「まあぼちぼち行こうや」のスタンスを大事にしていきましょう。

 

 

番外編:2学期から通いたいと思っている場合

2学期から学校に通えるようになりたいと、お子さんが「強く」思っている場合は、夏休みの終わり1週間前くらいから先生と話して、学校に行く練習をするようにしてみましょう。

 

教室や保健室、別室で先生と話をするのもいいですし、まずは校門で立ち話からでも構いません。まだ他の子どもたちも登校しているわけではないので、他人の目もあまり気になりません。この状況で、学校に入る練習をしてみるのです。

 

練習ではうまく行ったけれど、当日になるとやっぱり動けない、ということももちろんあります。「絶対にやらないといけない」という意識は持たず、練習のイメージを大事にしましょう。すぐにできなくとも、気持ちに余裕が出てくると、練習でうまくいった成功体験は後々生きてくるようになります。

 

ただし、決して無理にしないようにしてください。お子さんが「2学期から学校に行けるようにチャレンジしたい」という思いがあった場合に検討してみましょう。

 

▶︎まとめ

2学期が始まる前は、お子さんの気持ちは乱れやすくなります。まずこのことを知っておいて、お子さんの気持ちを吐き出してもらうことを大事にしましょう。

 

宿題などは、家族のイベントにしてしまい、「楽しく」クリアしていきます。2学期初日から勢い込むのではなく、アイドリング期間を持った上で、徐々に慣れていくようにしていきましょう。

 

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あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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夏休みに入りました。不登校を経験する子どもたちにとって、夏休みは「やっとしっかり休める期間」になります。

 

夏休みの過ごし方について、お伝えいたします。2学期に繋げられる貴重な休み期間としてとらえていきましょう。

 

こんな方におすすめです!

▫️不登校の対応に行きづまっている方

▫️夏休みの過ごし方について迷っている方

▫️勉強面の心配を抱えている方

この記事を書いた人
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▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
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▶︎どうして夏休みは「やっと休める期間」なのか?

 

「毎日学校に行っていないのだから、毎日が夏休みみたいなものではないのか?」

 

お子さんが不登校状態で学校に行けていないとき、一日中家にいるお子さんを見て、ご家族はこのように感じるのではないでしょうか?

 

朝も遅く起きて、パジャマのままでゲームをしたり動画を観ている。勉強もせず過ごしているので、夏休みをダラダラ過ごしているのと同じではないのか?そう思われるお気持ちもわかります。

 

しかしながら、お子さんは休んでいるように見えても、そうではないことの方が多いのです。

 

毎日「負い目」を感じている

同級生が学校に行っている間、自分は学校に行けない状態であることは、子どもたちにとって「負い目」として感じます。

 

みんなは勉強をして、学校の行事に参加している。しかし自分は勉強もせず家にいて、好きなことをやっている。この状態は、お子さんにとっては、息抜きでもあり、ストレスでもあります。自分だけ楽をしているという思いから、心から楽しめず、負い目を感じるようになります。

 

そのため、不登校中の子どもたちは、みんなが学校に行っている日中に寝て過ごし、みんなが寝ている夜に起きるという昼夜逆転の生活になりやすいのです。

 

よく不登校は、夕方になったら元気になり、休日もテンションが高い、と言われます。その時間は、学校がないため、負い目を持たなくて良くなるので気持ちが楽になり元気になることも一因と言えるのです。

 

 
夏休みは「やっと休める期間」

そのため、夏休みは、自分を含め、同級生もみんな休みです。部活などはあるでしょうが、部活は行く人もいれば、そうではない人もいます。そのためこの期間は「やっと心から安心して休める期間」になります。

 

日中に街に出ても、変な目で見られることもありません。多少夜更かししても、それは自分だけではありません。ダラダラと過ごしていても、他の子も同じように過ごしています。学校がある間は、ダラダラと見えても、心から緩んでいるわけではありません。やっと本当の意味で「ダラダラ」過ごすことができるようになります。

 

負い目を感じることなく、休みを謳歌することができる。それが夏休みになります。

 

 

▶︎夏休みはどうやって過ごすといいだろうか?

 

ではそんなやっと休める夏休みはどのように過ごせばいいでしょうか?キーワードは「休みを謳歌する」です。ポイントを順番に見ていきましょう。

 

 

生活リズムは「ギチギチ」には考えない

生活リズムを安定させることはとても大切なことです。早寝早起きは元気に活動するために不可欠と言っても過言ではありません。

 

とはいえ、あまりガチガチに考えると、せっかくの休みが謳歌できなくなります。

 

あまり遅いのも考えものですが、早すぎる必要もありません。朝8~9時に起きられたら十分ととらえましょう。もちろんお子さんがラジオ体操の時間に起きようと思うのならそれを咎める必要はありません。お子さんが早起きしたい場合はそれで構いません。

 

あまり早すぎず、かといって遅すぎずというリズムを大事に考えていきましょう。

 

イメージとしては、

小学生(高学年):就寝23:00〜起床8:00

中学生:就寝0時〜起床9:00

高校生:就寝1:00〜2:00〜起床9:00

 

というところでしょうか。

 

若いうちは寝ようと思えばいくらでも寝られます。多少(1時間ほど)前後しても構いません。夜も遅くまで起きる場合もあるので、こちらも1〜2時間は誤差の範囲としましょう。

 

繰り返しますが、早寝早起きができるのが理想です。ただ、あまりにも固く考えすぎると、リラックスできなくなるので、ゆとりを持ってリズムは考えるようにしましょう。

 

 

活動的な予定を入れよう

夏休みはとにかく長いです。そのため、家族で活動的な予定はぜひ入れるようにしましょう。

 

海に行ったり、ハイキングをしたり、キャンプをしたりもいいですし、買い物に行くのもいいでしょう。アミューズメントパークに行くのも楽しいですね(私はジェットコースターは一生乗れませんが…)。

 

もちろん毎日予定を入れることは無理なので、週に1回ほどどこかにお出かけする予定を入れるくらいのイメージです。

 

出かける予定があることで、身体を動かすきっかけにもなります。できる限りでいいので、楽しい予定を入れて、過ごすことを大事にしていきましょう。

 

趣味に没頭する時間を持とう

好きなことに時間を費やすことができるのも夏休みの特権です。絵を描くのが好きなら、存分に描きます。お菓子作りが好きなら、とことん極めてみましょう。プラモデルづくり、プログラミング、作曲、スポーツ、読書。時間があるからこそできることをやってみます。

 

あまり「せっかくの休みなんだから新しいことに挑戦したら?」という家族のお気持ちもわかりますが、それを押しすぎると、お子さんにとって負担になります。ゲームや動画はもちろん時間のルールを作った上でになりますが、リラックスして楽しめるものは、いつもよりは大目に見るようにしましょう。

 

 

家庭での生活を大事にする

趣味に時間を費やし、好きなことに時間を使うのを大事にしつつ、家族の一員としてやるべきこともやってもらうように伝えます。

 

しっかりと休める期間に、お手伝いをお願いしてみてください。お風呂掃除、食器洗い、洗濯物たたみ、料理など、家事は無数に存在します。

 

夏休みの期間限定でも構わないので、何か一つお願いしてみましょう。うまくできることもあれば、できないこともあります。できないときはお手本を見せて、最初は一緒にやり、だんだんと一人でできるようにうながしていきます。

 

面倒くさがるとは思いますが、家族の一員としてやってくれたら、お母さんやお父さんの負担が減ることを伝え、お願いします。やってくれたら一言「助かったよ、ありがとう」と声をかけるようにしましょう。

 

何かやることがある方が、メリハリのついた生活を送ることができます。

 

 

▶︎一番の課題の「宿題」をどうとらえるか

 

「やらないこと」を決める

宿題はできるに越したことはないことは、お子さんもよくわかっています。しかし学校に行けていない間の勉強は、わからないことも多く、気持ちが向きにくいものでもあります。

 

まず「やらないこと」を決めましょう。

例えばワークはやるけれど、プリントはしない、というようにです。読書感想文は書くけれど、絵画は描かない、というようにやらないことを決めましょう。

 

「やらない」と決めたら、その宿題については、見えないところにしまってしまいます。当然のことながら、目の前にあるのは「やる宿題」のみになります。まずはこのように「やらないこと」を決めて、整理して、「やること」を絞るようにします。

 

 

 

宿題に道筋をつける

例えば、ワークに数学の計算問題があったとします。もし解き方がわからなかったら、解き方を理解することが必要です。教科書を用意して、説明通りに練習問題に取り組みます。それからワークに取り掛かると結果的に早く終わるでしょう。

 

そのための道筋をつけます。

 

①教科書で計算問題の範囲を確認する

②教科書レベルの問題を一日10題だけ解く

③似たような問題を10題だけワークで解く

④また教科書に戻り、次の問題に取り組む

⑤似た問題をワークで解く

 

ここまでをスケジュールにしてみるのです。まずは1週間で立ててみましょう。今日は教科書の確認で済ませ、明日は、10問だけ解いてみる、というように組み立てます。なかなか取り掛かるのに時間がかかる場合は、もっと細かくしても構いません(問題は5題だけにする、など)。

 

小さなステップを組み立てることで、宿題への負担を減らすようにしながら進めていきます。

 

 

スケジュールは立てすぎない

特に初めの頃はやる気に満ちて、きつめのスケジュールを立ててしまうものです。そしてすぐに挫折して、何もできなくなる、というのは誰しも経験があることでしょう。
 
立てても1週間くらいまでです。そして必ず調整日を入れます。月火と勉強したら、水曜日は中休みにして、できていないものを調整する日にします。
 
せっかくの夏休みなので、土日も休みましょう。木金とやって、土曜日を調整日にして、日曜日はしっかり休むのです。調整日に休みたいときは、月曜日、火曜日、木曜日、金曜日を頑張りましょう。
 
未来の予定は立てて1週間先まで。あとはやったことを記すようにしてみましょう。そうすると振り返ったときに「これだけやったんだな」と思え、その努力がまた背中を押してくれます。

 

 

慣れてきたらリズムを作る

勉強を行う際に、必ずお伝えしていることですが、勉強は「やる気」でやってはいけません。勉強をやる気でやってしまうと「今日はやろう!」という日と「やりたくない日」が生まれます。そして間違いなくやりたくない日の方が多くなります。

 

やる気ではなくリズムで取り組みます。つまり習慣化です。

 

1時間動画を観たら、30分やる、というようにリズムを作ります。30分取り組んだら、休憩でまた動画を観て、また30分やる、という形で始めてみましょう。

 

さらに慣れてきたら「ポモドーロテクニック」を使ってみるのもおすすめです。

 

【ポモドーロテクニック】

 

25分勉強→5分休憩→また25分勉強→5分休憩→25分勉強→5分休憩→25分勉強そして

30分休憩、という形で進めていきます。

 

「やる気」というのは「出るからやる」のではなく「やるから出るもの」ととらえます。

まず25分だけやってみるのです。そうすると4分ほど経ったあたりからやる気を出すドーパミンが出てくると言われます。

 

やる気がないときこそ、「まず25分だけ」とトライしてみましょう。

 

 

できるところまでで良い

完璧主義な人ほど「ワークを全部終わらせないといけない」と思うものです。ただ勉強で大事なことは、全部無理やりやることではなく「理解すること」です。問題が解けるようになったらそれでいいのです。理解できないまま答えを写して問題集を終えることよりも、できるところまで理解できていた方がよっぽどいいのです。

 

予定していたことができないこともあります。スケジュールを組み立てたけれど、その通りにできないこともあります。

 

三日坊主を繰り返しながら、だんだんとリズムを掴んでいくものです。結果的にできたところまででいいので、そこまで頑張った自分を労いましょう。

 

 

自由研究をやってみるのも良い

ワークは苦手だけれど、好きなことをやるのは得意!という方もいます。

そういう方は、自由研究に力を入れてみましょう。

 

何かを作るのもいいですし、大作に挑戦するのもいいでしょう。普段の勉強ではできないことを夏休みという長い休みの期間にじっくりと取り組んでみるのです。

 

旅行に行った先で、その土地の人にインタビューをしたものをまとめるのも面白いです。行楽地に行き、海外のお客さんに英語でインタビューを経験してみるのも面白いですね。「自由」研究なのですから、とことん「自由」に考えてみましょう。

 

▶︎2学期からの登校を考えている方へ

 

教室に入る練習をしてみる

2学期から登校を考えている方は、この機会に学校や教室に入れる練習をしてみるのもいいでしょう。

 

夏休みなので、教室には人がいない状態です。先生に確認して、例えば教室で1時間宿題をやってみる、などに挑戦してみます。

 

下の図を見てください。これは、不安はしばらくするとその度合いが減少していく様子を表しています。

 

例えば校門までは行けるけれど、そこから先に行けないときにしばらく校門に止まってみるのです。

 

するとだんだんと高まった不安が下がっていくのがわかります。

 

 

これを校門から始めて、玄関、教室というように進めていきます。

 

教室でしばらく過ごすことができたら、それを続けていきます。毎日は難しいかもしれませんが、先生と予定を合わせながら、週に何度か可能な限り試してみましょう。

 

これも夏休みだからこそできるやり方になります。

 

 

お盆を過ぎたら、リズムを朝型にする

お盆を過ぎたあたりから、起床時間を早めていきましょう。とはいえ、いきなり6時にする必要はありません。9時に起きていたら8時、8時なら7時というように、1時間ほど早めに起きるように練習していきます。

 

特に起立性調節障害を抱えているお子さんは、朝の時間がとても辛いものです。朝目を覚ましてから、起き上がるまでゴロゴロタイムを設けて、体を徐々に起こしていく練習を取り入れてみましょう。

 

 

初日に行けなくても構わない

練習をしていても、2学期の初日に行けないこともあります。近年よく言われるように9月1日など2学期初日は子どもたちが一番憂鬱になる日と言われます。初日に行けなくても、徐々に行ける日が出てくれば十分です。

 

最初から気負わず、まずは夏休み前にしていた形からスタートしてみましょう。例えば放課後登校をしていた場合はそこからスタートです。

 

「夏休みにせっかく練習したのに意味がないのではないか?」と思われると思います。もちろんそんなことはありません。最初は放課後投稿かもしれませんが、それに慣れてくると夏休みに練習したことが生きてきます。

 

教室は難しくとも別室や保健室なら行ける、ということもあります。最初からうまくいかなくても構わないので「ああ、やっぱりダメだ」と思う必要はありません。

 

▶︎まとめ

夏休みは、しっかりと休むことを大前提にした上で、どこからチャレンジしてみるかお子さんと話し合っていきましょう。

 

しかし忘れないでほしいのは「楽しむこと」です。

 

それはお子さんだけではありません。

 

親御さんも、ぜひこの夏を楽しんでください。

 

「でもなかなかうまく対応できそうにないな」

 

「もう少し詳しく作戦を決めたい」と思われた方もいらっしゃると思います。

 

 

そんな方のために当事業所が存在します。お子さんに自信を持った生活を送ってほしい、お子さんのために親としてできることをしたい、そんな思いを持たれている方は、一度無料カウンセリングをご利用ください。お子さんとの向き合い方のヒントを掴んでいただけたら嬉しいです。

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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2025年第2弾のオンラインセミナーのご案内です。

2025年7月26日(土)20:00〜21:30にzoomにて開催します。

今回のテーマは不登校×勉強=? 0から始める勉強法についてです。

 

不登校状態になると、勉強の機会が減り、学力の低下を心配されるご家族は多いです。またご本人も勉強のことは一番といっていいほど気にされていることでしょう。

 

テストのこと、進路のこと、勉強にまつわる悩みは多くあります。不登校専門の家庭教師でもある私から、夏休みにも家庭でもできる学習方法についてお伝えします。

 

セミナー講師
▫️不登校・ひきこもり専門カウンセラー・家庭教師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️小中高、大学生、社会人などあらゆる年代の発達障がいのサポートを行う

 

【不登校の勉強法についてはこちらの記事もご覧ください】

 

▶︎セミナーの内容

 

不登校中の子どもたちは、学校に行けていないことで勉強が遅れていることに強い不安を感じています。やらなければならないけれど、やりたくない、やり方がわからないという強い葛藤を感じています。

 

 

今回のセミナーでは子どもたちの思いを理解しながら、どのように進めていけば取り組みやすくなるかについてのヒントをお伝えしていきます。

 

日々私が不登校中のお子さんの学習サポートにおいて私が推奨し、実践している「やる気に頼らない勉強法」についてお届けしていきます。やる気に左右されない方法を一緒に学んでいきましょう!

 

 

セミナー内容

▫️不登校の勉強の悩みについ

▫️不登校の勉強法について

▫️進路について

▫️質疑応答

タイムスケジュール(目安)

20:00〜21:00 セミナー(途中小休止も挟みます。多少延長する場合があります)

21:00〜21:05 休憩

21:05〜21:25 質疑応答

21:25〜21:30 アンケート・終了

 

顔出し・声出しは必要ありません

当セミナーは顔出し・声出しの必要はございません。ご質問はzoomのチャット機能からお受けします。自己紹介などの必要もございませんので、人前でお話しすることが苦手な方や初めての方もご安心して参加いただけます。

 

※セミナーのご予約の際にはお名前は必要ですが、オンラインセミナーにおいてはzoomのアカウントの名称を変更いただければ個人のお名前が出ることもございません。ただ、セミナー冒頭に参加の確認を取らせていただきますので、私宛に直接チャットでお申し込み時のお名前をお伝えください(他の方には送らないようにご注意ください)。

 

※ご質問は全体と共有させていただきながらお応えいたしますので、個人名など個人が特定される表記はご遠慮ください。またここで出てきたご質問は外部には漏らさないご協力をお願いいたします。

 

▶︎セミナーの対象となる方

 

▫️不登校のお子さんがいるご家族

▫️勉強や進路について悩んでいる方

▫️家庭でできる学習について知りたい方

▫️何から始めればいいかわからない方

▫️勉強のスケジュール作りや、1日の量がわからない方

その他勉強面に悩んでいらっしゃる方やそのご家族

 

※ご本人並びにご家族の方にご参加いただけます。(大変申し訳ありませんが、今回は支援者の方は対象としておりませんことをご了承ください)対象となるか迷われた場合はご遠慮なくお尋ねください。

 

【お問い合わせ】

お電話090-1958-4902(10:00〜20:00)

E-mail:nakagawahiroka0530@gmail.com

【お願い🙇】

 

皆様にお願いしたいことは、セミナー後のアンケートのご協力です。セミナーの良かったところ、改善した方がいいところなど忌憚のないご意見をお寄せください。

 

▶︎セミナー詳細

日程 :2025年726日(土)

時間 :20:00〜21:30

使用ツール:ZOOM(10分前から招待いたします):事前にインストールをお願いします

料金 1,000円(税込)

※開催一週間前までのキャンセルは手数料を引いた金額を返金いたします。

定員 :オンライン開催のため定員なし

ご予約締め切り:当日午後12:00まで受け付けます。

お申し込み流れ:以下の手順でお申し込みください。

 

1. 下記のセミナーの申し込みフォームよりご連絡くださいセミナーの申し込み・お問い合わせフォーム

2. 必要事項を記入の上送信


3. 24時間以内にお返事をお送りします。その際にお振込先等をお伝えいたします。(この時点では仮予約となります)

4. お振込が確認され次第本登録となります。

5. 当日10分ほど前にzoomにご招待いたします。

 

6. セミナー終了後アンケートにご協力いただき、冊子をお送りいたします。

※お問合せいただいた方には24時間以内にお返事をお送りしております。もし届いていない方お手数ですが再度お電話090-1958-4902(10:00〜20:00)もしくはnakagawahiroka0530@gmail.com宛にご連絡いただきますようお願い申し上げます。

連絡先:090-1958-4902

講師:なかがわひろか(公認心理師)カウンセリングオフィスOFFICE NAKAGAWA代表 

HPはこちらです

 

▶︎ご参加者様の声(一部)

 

必死にメモを取りながら、なかがわ先生のお話を聞かせて頂きました。 沢山の気づきがありました。子供に伝えて、それが一つでも多く実践出来たら良いなと思います。 私としては学校からもらって来るプリント類がかなりストレスでした。数枚は私が答えを書いてトイレの壁に貼ったりもしました。やりもしないプリント類は一旦段ボールに詰めます!あっと言う間でしたが、とても分かりやすくお話も聞きやすかったです。

自分では知り得ないたくさんの情報を具体的に教えてくださったので、希望を持つことができました。参加して、良かったと思いました。

質疑応答では考えがまとまらず、焦りながらの質問でしたが、なかがわ先生が汲んで下さり、その解答がとても心に刺さりました!!

スクールカウンセリングよりも、より具体的でわかりやすかったです。 特に勉強面では、親が色々提案しても子供がやる気にならないと無理だと思ってましたが、まず行動にする!と言う事が大事だとわかりました。部屋の掃除をして、大き目のカレンダーを用意します。最初からハードルを上げすぎないように子供に伝えたいです。
今回、如実に感じているのは、これまでのどんな機関よりも、我が家のこれからについて具体的にご提案いただけたことです。また、小さな質問にも的確に真意を受け取られて、お答えいただいております。

▶︎今後のセミナーのご案内

開催時間はすべて20:00〜21:30となります。

(主催者の都合により日時が変更される場合もあります)

 

2025年

10月25日(土)「見えない孤立をほどく ― 大人のひきこもりと発達障害を考える」

11月29日(土)「不登校・ひきこもりからの進学支援 ― 大学受験を目指すために」

 

2026年

1月31日(土)「大人のひきこもりサポート〜8050問題対応へのヒント〜」

 

■-講師プロフィール-■
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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

■資格:公認心理師・産業カウンセラー・ひょうご発達障害サポーター・大阪市スクールカウンセラー

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

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今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、発達障がいを抱える方、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習・キャリアサポート

3. 親子の関わり方
 

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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この記事では、不登校やひきこもりのお子さんの「友達の作り方」「付き合い方」についてお伝えしています。学校に行けない状態であったとしても友達との関わりは重要なものです。

 

友人との関わりを増やす方法、新しい友達の作り方についてヒントを掴んでいただけたら嬉しいです。

こんな方におすすめです!

▫️不登校と友達について

▫️不登校中のお子さんと友達との付き合い方

▫️友達の作り方

友達の関係性があることで、お子さんが自信を高め、学校への道筋が見えてくることがあります。

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️児童期から青年期のカウンセリングを得意とする

 

【不登校の対応の基本についてはこちらの記事👇もご覧ください】

 

▶︎「友達」とは何か?

そもそも友達とはどのような存在でしょうか?

オンライン上の辞書では「勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人。友人。」とされています。

 

河合隼雄先生は「夜中に『人を殺してしまった。今車の中に死体が入っている』と急に尋ねてこられたときに、追い返したり、すぐに警察を呼ぶのではなく『とにかく一度中に入って話を聞かせてくれ』と言える相手が友達」と言っています。

 

いろいろな定義があるかと思いますが、ここでは「上下関係があるわけではない、心理的に同等の立場で、仲が良い人」という定義で進めていきます。仲が良いというのは主観的な判断で構いません。年齢が離れていても構わないという方針で考えていきます。

 

 

▶︎そもそも友達は必要なのか?

そしてもう一つ大事なことについて考えておきましょう。

 

私たちが生きる上で「友達」は本当に必要でしょうか?

 

「ともだち100人できるかな🎵」という歌がありますが、友達は多い方が「良い」とされている風潮はあるかと思います。

 

「友達なんかいなくても、生きていける」そういう思いの人もいるでしょう。

「友達はたくさんいた方が楽しい」そう考える人もいるでしょう。

 

どちらも間違っていません。友達とは絶対にいないといけないものでもないし、いる必要がないものでもありません。

 

ただ楽しいことや嬉しいことがあったとき、それを誰かと共有したいと思ったら、それは友達がほしいということになるのではないかと思います。

 

もし「仲良くなりたい」と思うことがあったら、今日のブログの続きを読み進めてみてください。

 

▶︎友達を作るためのいくつかの提案

学校に行きづらくなると、友達と出会う機会が減ります。たまに一緒に遊んだりすることはありますが、日常的に学校に行けば無条件に会っていたという状況はなくなります。

 

約束をしないと会うことがありません。しかしお互いに遠慮もあったり、不登校中のお子さんにとっては学校に行けていないという負い目もあります。そのため友達と会うことが減ります。

 

しかしながら思春期の子どもたちにとって、友達の存在は親よりも重いものです。横のつながりや、先輩後輩というタテの繋がりが子どもたちが親から離脱し、自立していくために必要になります。

 

不登校を経験していても、友達と関わるにはどうしたらいいでしょうか?今日はいくつかアイデアをご紹介します。

 

 

1. 今の友達と関わる

すでに友達関係にある子との関わりを増やすパターンです。相手が休みの日に一緒に遊んだり、出かけたりします。

 

ある方は小学生から高校生まで不登校、ひきこもり状態にありました。その後ご相談にお越しいただき、やがて高校を卒業し大学に進学されました。ひきこもり状態の中でも自分を保つことができた要因として「小学校からの友達がいたから」と言いました。

 

その友達は学校に行っていたのですが、休みの日によく家を訪ねてくれて、一緒にゲームをして過ごしていました。部屋に閉じこもり、家族とも関わらないという状態にならなかったのは、その友達の存在が大きかったのです。ときに友達の存在は、家族以上になることもあります。その方とは大人になった今でも仲良しさんです。

 

しかしながら、既存の友達には学校生活があります。部活動の付き合いであったり、クラスメイトの付き合いもあるため、たまに遊ぶことができても、いつも一緒に過ごせるわけではありません。

 

またいじめがあった場合、友達がいない場合もありますし、クラスメイトの顔も見たくない場合もあります。

 

そんなときにどうしたらいいかについて考えてみましょう。

 

 

2. インターネットを「上手に」活用する

「え?ネットの友達は怖いよ!」と思われたでしょう。

確かにネット上で知り合い、出会ったことで殺人事件につながる、というニュースもあります。

安易な利用は避けるべきですが、「上手に」使うと、人間関係を広げてくれるツールにもなります。

 

特に共通の趣味(それがマニアックであればあるほど)の友達は、リアルではなかなか作れるものではありません。しかしネット上であれば、日本だけでなく世界中の人と関わることができます。マニアックな趣味でも、母数が大きければ一定数存在します。私も大好きなバンドがいるのですが、身近に話せる人はいません。しかしネット上には、同じように動画を観たりしている人がたくさんいます。

 

アニメや声優さん、アイドルやミュージシャンなど自分が「推し」ているものや人を通じて人間関係を広げるのはネットは有効なものになります。

 

もちろん安易に出会ったりするのは危険です。特にお子さん一人でリアルに会うのは避けるべきです。過去の例で言えば、お子さん一人ではなく、親御さんもついて行って挨拶することを条件に出会う、というケースがありました。このような形であれば安心して会うことができると思います。

 

ここで不登校・ひきこもりとネットの関係についても補足しておきます。

 

おそらく多くの方のイメージとして「ひきこもり=ネット漬け」があると思います。SNSなどでアイドルなどを攻撃して時間を過ごしている、と思い込まれている方も多いでしょう。

 

驚かれるかもしれませんが、少なくとも私がお会いしてきた方の多くはネットをあまり活用されていません。

 

好きな動画を観るくらいはしますが、SNSで他者と付き合う方は多くはないのです。

 

そこには「人間関係への恐れ」が存在します。ネットと言えども、そこにいるのは人間です。つまり人間関係が存在しています。ネット特有のモラルや、常識、礼儀が存在します。SNSで他者と関わるのにもコミュ力が必要とされるのです。

 

ひきこもりを経験する方の中には、人間関係に恐れを持っている方も多いです。そのためあまりネットを活用しないのです。

 

しかしながら、裏返して言うとネットはコミュニケーションを取るための練習の場にもなるということです。

 

私は、危険な利用には十分に注意を払うことを前提とした上で、ネットを活用することを推奨しています。特に趣味の関わりは、学校の友達ではできない深い話ができます。年齢も離れた人との交流も生まれます。人間関係を持つことがネットを通じて行うことができるのです。

 

ある方はオンラインゲームの中だけで話す友達と10年以上付き合いがあり、悩み事などを話しているとおっしゃっていました。顔を知らず、本名も知らないけれど、だからこそ築ける関係性もあります。

 

最初の頃は間合いがうまく掴めず失敗することもありますが、それはリアルな人間関係においても同じです。一長一短があるのがネットの世界ですが、うまく活用すれば有意義な人間関係を築くことができるのです。

 

 

 

3. 習いごとや地域のコミュニティーサークルに参加する

例えば写真に興味がある人は、地域でサークルを探してみてください。幅広い年代が集まるコミュニティが存在していることがあります。

 

こちらはネットよりもよりリアルな人間関係であり、かつ共通の趣味を基盤とするグループです。音楽や美術、運動など、大人も子供も一緒になって取り組むものもあります。

 

英会話を習うと、海外の文化について知る機会も得ます。

大人も参加するようなバドミントンや、テニスサークルもありますし、ボクシングで汗を流すこともできます。絵画教室や、ギターやベース、ドラムなど楽器の演奏もいいでしょう。

 

Instagramなどで情報発信しているところもありますので、一度調べてみましょう。

 

 
4. 居場所に参加してみる

不登校やひきこもり経験者の集まる会などがあります。親の会の子どもバージョンのようなものもありますし、ピアカウンセリングと言って、同年代の不登校経験者が集まるものもあります。リアルだけでなくネットでの会も存在します。

 

最大のメリットとしては、「同じような経験をしている人との関わりを持てる」ことです。不登校にしろひきこもりにしろ、経験している人とそうではない人ではやはり感じ方に差が生じてしまうものです。経験者だからこそ分かり合えるものがあります。

 

ただときに思いが先行し、喧嘩になることもあります。きちんと統率する人がいる会の方が安心して参加できるでしょう。

 

公的な不登校を経験している方が集まる場所があります。地域によって整備されていたりいなかったりしますが、こういった場所も考えてみましょう。

 

 
5. アルバイトをしてみる

これは高校生以上の話になりますが、思い切ってバイトをするのも手です。仕事の経験も積め、社会を知る機会にもなります(中学生でも新聞配達など限られているもののできることもあります)。

 

多くの方は働いたことがないため、かなりハードルが高いものになるでしょう。しかし得るものは大きいです。欲しいものを親にお小遣いをもらって買うのと、自分で稼いだお金で買うのとではその価値が違います。また自分で働いて稼いだという経験が自信にもつながります。いろんな年齢層の方がいるので、関わる人の幅も広がるでしょう。

 

先輩や上司や店長の愚痴を言う関係から仲良くなることもあります。学校やバイト先が人間関係を築きやすいのは、勉強や仕事など共通のことに取り組んでいるからです。共通のものに取り組んでいると仲良くなりやすいのです。

 

ある5年間ひきこもっていた男性は、自分の状況を大きく変えるために、近所のスーパーで午前中だけ週に5日アルバイトをするようになりました。そこから生活リズムが整い、外出も増え、一年間しっかりと労働を全うしたのちに専門学校に進みました。社会を知るためにも、また1000円稼ぐことがどれだけ大変かを知るためにも有効な方法です。

 

▶︎友達は「なくてもいいもの」だけど

 

以上が主な友達を作るための経路です。

もちろん「自分は友達なんかいらない」というのもいいです。友達は絶対必要というものではなく「なくてもいいもの」でもあります。

ただ思いを共有したり、何気ないことを話す関係性の人がほしい場合は、やはりそれは友達を欲していることになります。

 

どこに行ってもコミュニケーションはつきまといますが、これを機にチャレンジしてみるのはどうでしょうか。

 

しかしこれだけは覚えておいてください。

 

10人出会って友達になれるのは1~2人くらいです。仮に仲良くなれなくても、そちらの確率の方が高いのです。「まあそう簡単には仲良くはなれないよな」くらいに思いながら関わるようにしてみましょう。

 

▶︎なかなか難しそうだな、と思った方へ

「でも子どもたちに伝えるのは難しいな」「うちの子にはなかなか思いが伝わらないな」と思われた方もいらっしゃると思います。

 

そんな方のために当事業所が存在します。お子さんに自信を持った生活を送ってほしい、お子さんのために親としてできることをしたい、そんな思いを持たれている方は、一度無料カウンセリングをご利用ください。お子さんとの向き合い方のヒントを掴んでいただけたら嬉しいです。

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

 

私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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