この一年間に、不登校が始まった方もいれば、何年か経験されている方もいらっしゃると思います。

 

新年度から学年が上がるだけでなく、小学校から中学校、中学校から高校と学校そのものが変わる方もいらっしゃるでしょう。

 

新学期に向けての春休みの過ごし方の子と親編を考え、学校との関わりについてもみていきましょう。

この記事でお伝えしていること

・春休みの過ごし方:子ども編

・春休みの過ごし方:親編

・新学期に向けて学校との連携について

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️大人のひきこもり・発達障がいの就労相談多数
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数

 

▶︎春休みの過ごし方:子ども編

 
① 睡眠時間を安定させる

新学期から学校に行かないといけないと、気負う必要はありません。ただ、生活リズム、とりわけ睡眠時間を安定させるのは、こころと身体の健康においても有効なものとなります。

 

睡眠が安定することで、気持ちにも変化が訪れます。

 

落ち込みやすかったり、悩みやすい部分も改善する可能性もあります。

 

長期の休みを活用して、起床時間に幅を持たせながら、調節していきます。

 

昼夜逆転をしていたり、就寝・起床時間が一定化していない方は、まず「午前中に起きる」ことをスタートにしていきましょう。

 

例えば、朝11時に起きる、というようにです。

 

すでに午前中には起きられる方は、まずは9時の起床を目指しましょう。

 

そして5日〜1週間ごとに1時間ずつ早めるようにしてみましょう。

 

3月中は9時に起きて、4月に入ってから8時に起きるというようにです。

 

毎日10分ずつ早めるのもいいでしょう。

 

最初から頑張りすぎて朝6時に起きることを目標にする場合もありますが、それはなかなかうまく続きません。

 

最初は学校がある日に比べても遅い時間からで構いません。

 

その代わり同じ時間に起床することを続けるように心がけましょう。

 

朝起きる時間が一定化していくと、夜寝る時間も自然と規則正しくなっていきます。

 

 

② 軽い運動を取り入れる

夏は暑くて外に出るのは危険です。一方冬は寒くて出たくありません。

 

しかし春は、比較的暖かくなり、外に出やすい気候になります。

 

激しい運動をする必要はありません。散歩をしたり、できる人はジョギングをしたりしてみましょう。

 

朝に10分〜20分の運動をすることで、身体の目覚めが良くなり、意欲が増すと言われます。

 

また太陽の光を浴びることで、夜の睡眠にも効果的になります。

 

花粉症がある方もいると思いますので、長時間ではなく短時間で軽い運動を取り入れてみましょう。

 

③ 勉強するなら「基本から」

勉強を気にするお子さんは多いです。もしできそうであれば、「基本」を大事にしましょう。

 

同級生に追いつくために早く応用が解けないといけない、と焦ることもあるかと思います。

 

しかし勉強は基礎が何より大事です。

 

基礎とは初級という意味ではありません。

 

家作りで言うと土台作りになります。

 

基礎がしっかりしていないと、いくらいい家を建ててもすぐに倒れてしまうのと同じように、勉強も基礎がないと、積み重ねてもすぐに忘れてしまうようになります。

 

私は大学受験のサポートもしていますが、難関大学を目指す方にも「まずは基礎。とにかく基礎」と言います。これがないと成績が伸び悩むのがわかっているからです。

 

まずは教科書の例題を解けることを目標にしていきましょう。教科書はバカにできません。丁寧に読むことを大事にしていきましょう。

 

【不登校と勉強法については👇をご覧ください】

 

 

④ 気持ちを整理する時間をとってみる

新学期に不安を感じるのは当たり前の感情です。

 

「新学期からは毎日通いたい」「もう一度やり直したい」そんな気持ちも出てくるでしょう。

 

一方で「学校に行けるかわからない」「行かないと進路に影響するのはわかっているけれど不安が強い」という気持ちもあると思います。

 

今自分が何を感じているか、どんな不安があるのかについて、整理する時間をとってみましょう。

 

紙を用意して、そこに思いつくままに思いを書いてみるのです。

 

スマホを使ってもいいですし、タブレットに書き込んでも構いません。

 

自分が書きやすいような形で思いを出し切っていきます。

 

思いを出し切ったら、少し時間を置いてから、それらをもう一度見直してみましょう。

 

「これはそこまで重要なことじゃないな」と思うものもありますし「これはやっぱり一番気にしているな」というものもあるでしょう。

 

不安を書くだけで意味があるのかと思われるでしょうが、私たちは自分が抱えている不安を明確には意識できていないのです。ぼんやりとなんとなく不安という捉え方をしています。

 

何について悩んでいるのかをはっきりさせると「じゃあどうしたらいいか」を考えるきっかけになります。

 

まずは整理することを大事にしてみましょう。お子さんが一人で難しい場合は、親御さんも一緒に取り組んでみましょう。

 

 

 

⑤ 学校での居場所づくりを考えてみる

これは学校の協力も必要ですが、不登校を経験したお子さんが学校に行き出したとき、1日授業を受けるのはかなり体力的にもしんどくなりがちです。

 

辛くなってきたら、避難できる場所を作ることは、安心して学校に通うためにも必要なことになります。

 

別室で気分転換する、保健室を使う、校長室で過ごす、職員室で他の先生と話をする、など学校の中の居場所を学校と一緒に考えてみましょう。

 

学校に居場所があると感じられるだけでも、実際に活用するかどうかに関わらず、学校生活の不安を和らげる効果があります。後で話す、学校との連携の際に学校にお伝えするようにしてみましょう。

▶︎春休みの過ごし方:親子編

 
① お子さんの不安を聴く

「新学期になったら学校に行く!」と意思表示するお子さんも多いです。

 

しかし春休みが終わりに近づくにつれて、だんだんとお子さんの表情が曇りがちになります。

 

新学期を前に、心機一転したい気持ちと、やっぱり無理かもしれない、という思いがぶつかり合う状態になります。

 

お子さんがどんな不安や心配を抱えているか、新学期からどうしたいと思っているかについて話し合う時間を取ってみましょう。

 

まずはお子さんの率直な思いを聴くことが重要です。親の意見は後からでいいので、じっくりと聴いてみましょう。

 

【親子の傾聴のコツは👇の記事をご覧ください】

 

 
② 春休みの目標を立てる

学校に行く行かないに限らず、休みの過ごし方をどうしていくかを決めることは充実した日々を過ごす上で有効です。

 

どこかに旅行に行くのもいいですし、日帰りで買い物に行くのもいいでしょう。

 

あまり予定を詰め込みすぎると疲れてしまうので、1日行ったら2日休むくらいの気持ちでスケジュールを組み立てます。

 

お手伝いのルールを決めるのもいいです。日々の生活にメリハリがつけつつ、盛り込みすぎないようにスケジュールを組んでみましょう。

 

 
③  勉強面について話し合う

勉強については親御さんはもちろん、子どもたち自身もかなり気にしています。

 

とはいえ、なかなか一歩を踏み出せないものでもあります。

 

ここでもお子さんの勉強に対する不安を確認するようにしていきます。

 

その上で「できることから」を目標に取り組んでみましょう。

 

1日10分程度を一緒にやることからやってみるのがいいでしょう。

 

学校から宿題が出ることもありますが、こちらもできるところだけで構いません。

 

「春休みの間に勉強を追いつかせたい」という思いも出てきますが、春休みで大切なのは勉強よりも生活リズムの安定です。

 

睡眠をきちんと摂り、ほどよく運動し、趣味の時間を充実していくことです。焦る気持ちが出てしまうのは当然の思いです。

 

ただここで勉強勉強となると、お子さんは親と顔を合わせるのが嫌になり、夜型の生活になってしまう可能性があります。

 

ここでも不安を確認した上で、できることから、を意識しましょう。

 

【長期休み明けの対応については👇の夏休み明けの対応もご参考ください】

 

▶︎新学期に向けて

 

① 学校との連携

新学期になると担任の先生が代わることもあります。また進学の場合は、学校環境そのものが変わることになります。

 

これまでのお子さんの様子は、前担任からも引き継がれていますが、直接親御さんも先生とお会いされ、お伝えになるとなおお子さんの安心につながります。

 

具体的には、これまでのお子さんの様子をA4用紙1〜2枚程度にまとめたものを用意します。

 

書くことは以下のような内容です。

・これまでの様子

・お子さんの特性・性格・得意なこと、苦手なこと

・仲のいい友達

・今後の希望

 

特に気をつけておいてほしいことや配慮を希望することは重点的に記載します。

 

年度が明けてから(旧年度内だと担任の先生が決まっていないことが多いです)学校に連絡を取り、早い段階で担任の先生との面会を申し込みます。そこで心配な点などをお伝えください。

 

先生の都合が悪い場合は、新学期が始まってからでもいいので、連絡を取り会うようにしておきましょう(もちろん担任が持ち上がりの場合は不要です)。

 

また先に述べた「学校での居場所」についても検討してもらうようにお伝えしましょう。

 

【子どもは同席した方がいいの?】

お子さんの同席は、お子さんが新しい担任の先生に不安を感じている場合は、検討していきましょう。事前に個別に会っておくことで、先生の印象を感じることができます。どんな人かがわかるだけでも安心感は違います。学校との折り合いがついたら、お子さんの気持ちも確認してみましょう。

 

【不登校と学校との関わりについては👇をご覧ください】

 

 

② 最初はスロースタートで

新学期はどうしても気負ってしまうものです。そのため張り切りすぎ、フルパワー以上に頑張りすぎてしまうことがあります。

 

しかしフル回転は長続きしません。途中で息切れを起こし「やっぱり自分は学校に通えない」と自信を失うことにもつながりやすいです。

 

お子さんは「やれる!」というかもしれませんが、最初は周りからも「あえて」スロースタートを提案していきましょう。

 

春休み前の状態をスタートとしていきます。放課後登校をやっていた方は、まずはそこから再開です。

 

学校に行けていない場合は、まずは先生の家庭訪問を受け入れることから始めていきましょう。

 

それでもお子さんは「やれる!」という場合もあります。そこまで言っても強い意志がある場合は、一度任せてみましょう。そしてしんどそうにしたらすぐにサポートするようにしていきます。

 

最初はスロースタートで、徐々に段階を引き上げるイメージで捉えていきましょう。

 

 

③ あえて休みの日を作っても構わない

例えば毎週水曜日は学校を休む日、と決めてしまいます。水曜日だと週の真ん中なので「月・火頑張って休んで、木・金また頑張る」という流れを作りやすくなります。

 

「丸一日休むのは……」と躊躇される場合は、「この曜日は昼から登校でOK!」という形でも構いません。

 

あえて休みを作ることで、調整しやすくしていきます。

 

やってみてお子さんが「今週は全部行きたい」となったら、それはそれで良しとします。まずはリハビリ登校です。休みをうまく取り入れながら進めていきましょう。

 

【補足】

高校に進学される方は「休んだら単位が取れなくなる」と不安になる方も多いと思います。しかし高校は5分の1までは休んでも補習も留年もありません(それ以上だと補習があり、3分の1以上休むと留年になるところが多いです)。5分の1であれば週に1回休むイメージです。「有休」くらいに捉えて、うまく活用していきましょう。

 

④ 休日は「休息」を第一に考えよう

特に4月の間は、お子さんも気が張っている状態です。またその分テンションも上がり、これまでの遅れを取り戻そうと、勉強に部活に遊びに全力を尽くすことがあります。

 

しかし度がすぎてしまうと、一気に疲れが押し寄せ、ゴールデンウィーク明けあたりから学校に行きにくくなります。

 

土曜日は遊んでもいいけれど、その代わり日曜日は家でゆっくり過ごすというように、何も予定を入れない日を作るようにしましょう。

 

疲れは「溜まる前に癒す」が最も効果的です。お子さんとも話し合って、休息を積極的に取るようにしていきましょう。

 

【平日もこまめな休息を】

学校に行くようになると、疲れると共に、頭が興奮して宵っぱりになることがあります。睡眠リズムが狂うと、朝起きづらくなり、意欲が減っていきます。

9時以降は睡眠に向かうルーティンを行うようにしましょう。お風呂→スマホを切る→テレビではなく読書、というようにです。寝るための儀式を作っておくと就寝しやすくなります。

 

▶︎不安な方は一緒に考えましょう

 

特に1学期の始まりは、一年の中でも大切なスタートの時期になります。

 

不安と心機一転したい気持ちがどちらも強く現れる時期です。

 

気持ちが不安定になることがあったら、一度一緒に考えてみましょう。きっとヒントが見つかります。

【新学期に不安を抱えている方はぜひ👇からご相談ください】

 

■プロフィール■
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市スクールカウンセラー、丹波市看護専門学校非常勤講師を務める。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

\ブログではお役立ち情報をお届けしています!/

フォローしてね

  

【LINE公式はこちらです!】

\ひきこもりや不登校に関するお役立ち情報をお送りしています。/

無料小冊子をプレゼント中です!

 

よく読まれているブログ

 

 

 

 

「校門タッチ」という言葉があります。

 

教室には入れないけれど、校門まで来て、そのまま家に帰るというものです。学校には「来た」ことになるので、遅刻、もしくは早退扱いとなり欠席にはなりません。

 

校門タッチに意味がないわけではありませんが、そこから先に進むのが難しいケースがあります。

 

今日は「校門タッチのその先へ」というテーマでお届けします!

 

※このブログでは、「校門タッチ」には、「職員室にプリントだけもらいに行く」など、授業には参加できないけれど、学校には登校した、という状態も含みます。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりの進学・就労をサポートする

1. 「校門タッチ」の意義

  「ここまで来れた」を伝える

 

不登校状態になると、初めの頃は食欲が落ち、うまく眠れず、そしてそれまで好きだったことに取り組めない、ということが起こります。

 

この時期を経て、人によってはイライラが募り、家族に当たる場合もあります。そこから「もう自分はダメかもしれない」という時期を経て、次第に食欲、睡眠、趣味が安定し、お手伝いなどに取り組めるようになります。

 

【不登校初期から、再登校までの5つの段階】

 

「校門タッチ」は、絶望期も終え、安定する時期が増えたからこそできることでもあります。まずそこまで行くのが大変なのです。

 

「どうして自分は学校に行けないんだろう」「もう人生が終わったのではないか」そんな思いを受け入れ、しっかりと休んだ後に起こりうることです。

 

つい「校門タッチで終わる」と周りは思ってしまいますが、まずは「ここまで来れたことが本当によく頑張っている」という労いの思いを伝えることが大切です。「ここまで来れたんだから次は教室へ」となりがちなので、「まずここまででよくやった」の気持ちを大切にします。

 

また先生方も「せっかく校門まで来たのに」ではなく「ここまで来れるようになったなあ」という思いを大事にしていただけたらと思います。子どもたちも、そしてご家族も、必死に努力した結果が「校門タッチ」なのです。

 

 

2. どんな不安があるかを感じる

ここからは校門タッチのその先へ、という点からお伝えします。校門までや、玄関、職員室までは来れるようになったけれど、そこから進むことが停滞しているというケースを想定します。

 

  ① 不安について知る

 

例えば翌日に重要なプレゼンがあって緊張する、という場面は大人にはよくあることです。人前で発表するのは緊張もしますし、不安にもなります。

 

いざその場に立つと始めは頭が真っ白になるかもしれません。しかし、だんだんと気持ちが落ち着き、話しだすと練習通りに話せるようになります。

 

不安だけでなく、感情というものには「ピーク」があると言われます。一日中ずっと不安というわけではなく、ピークを過ぎると、だんだんと落ち着いていくのがわかります。

 

「不安は時間と共に減っていく」ということをまず念頭におきましょう。

 

  ② 不安が「下がる」ことを学ぶ

 

校門から先に入れないというのは、学校に対して何らかの不安や怖さがあると考えられます。それは過去の体験から学ぶものです。生まれたときから学校が怖い子はいません。どこかのタイミングで、学校=怖い、嫌だ、というイメージを「学んだ」状態です。

 

この「学ぶ」という点がポイントです。学ぶということは「学び直す」ことも可能だということです。

 

つまり「不安感は高まるけれど、やがて落ち着いていく」ということを学び直すのです。

具体的な方法を見ていきましょう。

 

▫️不安を感じていることを「感じる」

 

まずいつものように校門まで行きます。ここから先の学校のことを考えると不安になると思います。まずその不安を「100」とします。

 

▫️他愛のない話をする

 

次に、時間をやり過ごしていきます。趣味の話など何気ない会話を行います。親御さんとしてもいいですし、先生と出会えるならば先生としてもスクールカウンセラーとしてもいいでしょう。

 

話す内容は学校には関係のない他愛のないことです。ゲームやスポーツ、漫画やアニメなんでも結構です。

 

▫️時間ごとに不安の点数を確認する

 

10分、20分、30分、というように、時間を区切り不安感の点数を出していきます。時間が経つにつれてだんだんと点数は下がっていくでしょう。

 

可能であれば、さらに1時間というように時間を伸ばします。おそらくこのくらいの時間になると元々あった不安はかなり小さくなっているはずです。

このようにまず「不安は時間が経てば下がる」ということを認識します。

 

▫️不安が下がることに慣れたら次のステップに行く

 

不安感が下がることを学べたら、少しずつレベルをあげていきます。校門から玄関、教室の前、教室というようにです。

 

最初は焦らず少しずつ教室に近づけていきます。ここを焦らずにじっくり取り組むことができるとそこから先のペースが上がっていきます。

 

このようにして「不安はあるけれど、やがて下がっていく」ことを体感していきます。これが「不安の学び直し」です。

 

 

 

  ③ 学び直しで不安を受け入れていく

 

不安は感じてもいいものです。なくす必要はありません。大事なことは「不安を感じても、やがて落ち着いていく」ことを学び、取り組めることを増やすことです。

 

そのためにまず不安を感じていることを受け止めます。そこから次第に下がっていくことを体感していきます。

 

不安は克服する必要はないのです。上手に付き合えるようになることを目標にしていきます。

 

3. まとめ〜校門タッチのその先へ〜

 

校門までは行けるけれどその先になかなか進まない場合はこれらの方法を試してみていただけたらと思います。

 

私たちは理由があって行動をすると考えがちです。しかしその考え方だと「校門から先に進めないのは学校に不安があるからで、それはこの子がストレスに対応する力が弱いからだ云々」という結論に行きがちです。これだとなかなか課題は解決しません。

 

それよりも「結果」に着目します。校門まで行く→すぐ帰る→不安が残ったままになる、

という結果を「校門まで行く→しばらくその場にいる→不安が下がる」に変えます。結果が変わることで、校門タッチのその先に進む気持ちを育てていくのです。

 

不安は感じても、何とかなる、という思いが、行動をより促進させてくれます。停滞しているときこそ試してみましょう。

 

【不登校のお悩みは以下の無料カウンセリングをご利用ください】

 

 

\不登校やひきこもりのお役立ち情報をお届けしています!/

フォローしてね

  

■お問い合わせ■

\小冊子プレゼント!!メルマガ登録はこちらからです/

なかがわひろか メルマガ登録

  

【LINE公式はこちらです!】

\ひきこもりや不登校に関するお役立ち情報をお送りしています。/

無料小冊子をプレゼント中です!

OFFICE NAKAGAWAは兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセリング+家庭教師のオフィスです

 

▶︎ホームページはこちらです

 

 

【ブログ著者:なかがわひろかについて】
 
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

 

お子さんが不登校やひきこもり状態にあるとき「学校の話はしてはいけないのかな?」と迷う方も多いと思います。

 

しかし勉強のことや、友達付き合いのことは、親も、そしてお子さん本人も気にすることです。特に進学を控える年齢であればなおさらです。

 

今日は不登校中のお子さんと「学校の話」について考えてみましょう。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりの進学・就労をサポートする

1. 学校の話はしてはいけないのだろうか?

  不登校が始まった頃は控えよう

 

例えば旦那さんなり奥さんなりが、うつ病にかかり、仕事を休んだときに「一日も早く仕事に戻って!」と言うでしょうか?

 

病気にかかったときは、まず治療が必要です。特に心の病気の場合は、日常生活もままならないこともあります。その状態で「仕事に行け」とは言わないと思います。

 

これは不登校が始まった時期においても同じです。以下の図を見てください。

 

【不登校初期から、再登校までの5つの段階】

 

不登校が始まり出した頃は、食欲も落ち、睡眠も乱れます。それまで楽しんで取り組んでいた趣味もできなくなります。

 

これは大人でいう、うつ病の診断がなされた初期と同じです。何ごとにもやる気を持つことができず、無気力な状態になります。ぼーっとしたような様子を示し、勉強に取り組んでも集中することができません。また気分も上下しやすい時期です。

 

このような状態のときに「学校はどうするの?」「行かないと勉強に遅れるよ?」と伝えたとしても、冷静に受け止め考えることはできません。

 

上の図のように1の抑うつ期から3の絶望期においては、学校の話をしてもお子さんの気持ちも乱れやすく、冷静な話し合いは難しくなります。

 

 

2. 学校の話をするタイミング

  安定期に入ったらまず「学校への思いを聴く」

 

 

家庭でお手伝いをしたり、趣味を楽しんだりすることができるようになった4の安定期に入ったら、どん底の状態は脱け出せている状態です。気持ちも上向いてくる頃なので、この時期には学校の話をしてみていいタイミングです。

 

とはいえお子さんは「行きつ戻りつ」を繰り返しながら気持ちが安定していきます。安定期に入ったと思ったら、一時的に怒り出すこともありますし、抑うつ的になることもあります。

 

「そう考えたら、タイミングを見計らうのが難しいじゃないか」と思われるでしょう。この場合は「一度話してみて様子を見る」ようにしてみてください。

 

切り出し方は、余計な前置きはせず「学校のことをそろそろ話したいんだけど、一度学校への気持ちを聴かせてもらっていい?」という形で始めます。

 

このときに、お子さんが「強い」拒否反応を示したら、一度切り上げます。この場合はまだタイミングが早かった状態です。この場合はすっと引きます。そしてしばらく(少なくとも一週間以上)間を空けて様子を見てみましょう。

 

ただ、それほど拒否が強いわけではない場合は、お子さんも「話さないといけないこと」と思っている状態でもあります。この場合は、まずお子さんの気持ちを聴くことから始めてみましょう。

 

 

3. 話の仕方

  まず思いを「受けとめる」

 

お子さんが学校のことを話し出したら、口を挟まずまず聴くことに徹しましょう。きっとかなり細かいことなども口にします。ただ、それはお子さんが思いを吐き出すことで、自分の中の疑問や迷いを整理しようとしている段階なのです。

 

例えば「担任の先生の話し方が、偉そうで嫌だ」ということが出てきたとします。「先生も生徒のことを思って言い方が強くなることもあると思うよ」とつい言いそうになります。

 

ただこの発言はお子さんの中のたくさんある思いの一つなのです。それを出し切ろうとしている段階なので「偉そうで嫌だったんだね」と受けとめるように聴いていきます。

 

お子さんが話し出した段階においては、まず聴くことに徹し、意見を言うのは後回しにしましょう。

 

お子さんも先生が偉そうだから、という理由だけでいけないわけではないこともわかっています。でも話したい段階なのです。外に思いを出すことで「でもこれじゃないよな」と自分で確認していきます。自分でも理解できているので、口を挟まなくてもいいのです。

 

どうしても口を挟んでしまいそうになるときは「今日はとにかく聴く日にして、意見を伝えるのは別日にしよう」と心構えを持ってみましょう。その方が聴くことに徹しやすくなります。

 

【お子さんとの対話方法については👇をご覧ください】

 

  聴いてから親の思いも伝える

 

もちろん話を聴くだけではなく、十分に聴いたら「じゃあちょっと意見も伝えさせてね」と親の意見も伝えるようにします。

 

このときに注意点があります。

 

①一般論は話さない

 

「学校に行かないと人生の選択肢が減る」「勉強が遅れて勿体無い」など世間一般で言われていることは言いません。お子さんが聴きたいのは世間の声ではなく親の意見です。親はどう思っているのか、そのことを伝えます。

 

②自分の意見を整理しておく

 

親の意見を伝えるためには、まず自分の考えを整理しておくことが必要です。学校に行ってほしいという思いがあるなら「どうしてそう思うのだろう?」と自問を繰り返して、自分の本音を整理するようにします。

 

学校に行ってほしい→「どうして?」→友達と仲良く過ごしてほしい→「どうして?」→素敵な思い出を作ってほしい→「どうして?」→幸せな日々を過ごしてほしい

 

このようにできるだけ深い思いまで掘り下げます。「あなたには幸せに過ごしてほしいから、そのために学校というのは一つの場所だと思うよ」というように伝えます。

 

③伝えるときは「アイメッセージ」で

 

「私はこう思う」というように私=アイを中心とした言い方を心がけます。①で述べたようにお子さんが聴きたいのは「お母さん、お父さんの思い」です。「世間では〜」「世の中では〜」は一切必要ありません。

 

  思いを伝えたら、お子さんの思いも再度聴く

 

親の意見を伝えたら「どう思うかな?」というようにお子さんの感想も聴きます。この際は再び「受けとめる」ようにします。思いを聴いてから、それに対してまた自分の考えを伝えます。

 

このやりとりが「対話」なのです。どちらか一方の話だけ聞かせるのが対話なのではありません。無理にゴールを目指すのではなく「やり取りすること」に意味があります。

 

対話ができれば、お子さんはまた考えます。親の意見も踏まえて、自分はどう思うのかについて考えるようになります。そしてまた話し合っていくのです。

 

話し合いは一回で終わるものではありません。また無理やり答えを出すものでもありません。率直な思いを伝え合い聴き合うこと。この行為に意味があるのです。

 

4. まとめ

「不登校状態にあるときは学校の話をしてはいけない」と杓子定規に考えてしまうと、タイミングを失い時間が過ぎていくばかりになります。

 

話していいタイミングと、そうでないタイミングがあります。お子さんの状態が今どの状態にあるかを把握しながら、声をかけるようにしてみましょう。

 

お子さんも学校のことを話し合わないといけないと内心では思っています。しかし自分からきっかけは切り出せないこともあります。

親御さんの方から一度投げかけてみてほしいと思います。

 

 

【不登校のお悩みは以下の無料カウンセリングをご利用ください】

 

\不登校やひきこもりのお役立ち情報をお届けしています!/

フォローしてね

  

■お問い合わせ■

\小冊子プレゼント!!メルマガ登録はこちらからです/

なかがわひろか メルマガ登録

  

【LINE公式はこちらです!】

\ひきこもりや不登校に関するお役立ち情報をお送りしています。/

無料小冊子をプレゼント中です!

OFFICE NAKAGAWAは兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセリング+家庭教師のオフィスです

 

▶︎ホームページはこちらです

 

 

【ブログ著者:なかがわひろかについて】
 
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

勉強の遅れは取り戻せるのだろうか?

 

お子さんが不登校状態になったとき、ご家族だけでなくご本人も心配するのは「勉強」についてです。

 

特に中学生にもなると、勉強の進度は小学校よりも早く、濃くなります。ハイペースで勉強が進んでいくので「休めば休むほど遅れていく」と不安になります。

 

今日は不登校と勉強について考えてみましょう。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりからの難関大学合格をサポートする

1. 勉強の遅れは取り戻せるのか?

  ① お子さんがどの段階にいるかを把握する

 

例えば39℃の高熱が出ているときに、仕事のことを考えることはできません。まずは熱を下げて、身体が楽になることを目指します。休息を取り、栄養を摂り、薬を飲み体調の回復を待ちます。

 

不登校についても同様です。特に学校に行きづらくなり出した頃は、お子さんも混乱しています。学校に行かないといけないけれど、どうしても行けない。朝起きることができず、何をするにもやる気も出ない状態になります。

 

この状態にときに勉強だけでも進めることができるか?それは難しいです。高熱が出ているときに無理やり仕事をさせるのと同じです。仮に取り組んだとしても、ほとんど身になりません。

 

不登校が始まった頃は、お子さんもどうしてこうなったのかわからない状態で、心も身体も辛いときです。この時期に勉強について考えるのは現実的ではありません。この状態はお子さんも疲弊しているときなので、まずは休息を取ることが必要になります。

 

【不登校になったときの子どもの状態の変遷】

 

お子さんが不登校状態になったとき、

①抑うつ期

②怒り期

③絶望期

④安定期

⑤準備期

という段階を経ていくと考えられます。

 

不登校の初期は①の抑うつ期です。やる気も出ず、日常の生活を送ることもままなりません。この時期はしっかりと休息を取ることが何より大切です。②の怒り期に暴力行為が出ることもあります(ただしこの段階はない人もいます)。③の絶望期は、一度は訪れるものです。ただこの時期があることで、④の安定期につながります。大きくジャンプするために一度しゃがみ込むのと同じ原理です。

 

今お子さんはどの状態にいるでしょうか。

 

勉強は④の安定期になってからおこなわれるものです。まだその段階でない場合は、家庭の中で安心して生活できる状態を目指すようにしましょう。

 

  ② 安定期に入ってから勉強を考える

 

では安定期に入ってから勉強を始めて授業は追いつけるのか?という点についてお伝えします。

 

結論から言って追いつくことは可能です。休んできた日数や、学校からもらったプリントの量、また教科書のページ数を見ると挫折してしまいそうになりますが、全部を完璧にする必要もありません。力を入れるところと、適度にやるところを分類しながら進めれば十分に追いつくことは可能です。

 

もちろんそれなりの量をこなしていく必要はあるものの、一気にやろうとせず、徐々に量を増やしていく形を取ればいいのです。いきなり1日10時間は無理でも、まずは10分、30分、1時間と増やすことは可能です。

 

ここからはどのように進めていけばいいかについて考えてみましょう。

 

2. 勉強の進め方

  ① やるものとやらないものの整理

 

学校からもらったプリントの山を見ると、せっかくやろうと思った気持ちもすぐに萎えてしまうでしょう。学校には申し訳ありませんが、プリント類は一旦まとめて段ボールに入れて目の届かないところに置きます。

 

使用するのは

・学校の教科書

・演習用のノート

・学校から配布されている問題集

(+オンライン教材やタブレット→なくてもよい)

 

各科目(特に国数英理社会の5科目)に上記のものを用意します。

 

この時点で、市販の教材などを新たな買う必要はありません。ああいったものは教科書も理解し、学校の問題集も解き終えた上で取り組むものです。勉強を再開する時点で用意するとやることが多くなりすぎて、これもまた気持ちを萎えさせる要因となります。まずは上記に挙げたものを用意し、それ以外は目の届かないところに置きましょう。

 

  ② 勉強スケジュールは「立てない」

 

勉強を始める際に、スケジュールを立てる人もいると思いますが、まだ置いておきましょう。まだ勉強を始めていない段階でスケジュールを立てると「理想が先走った計画」になり、すぐに挫折してしまいます。

 

「問題集を1日10ページやる!」と意気込んでも、せいぜいテンションが続くのは1日〜2日まです。むしろ最初に決めた目標に自分自身が縛られてやる気を失ってしまいます。

 

今の段階は計画を立てる必要はありません。

 

ただ、お勧めするのは「やったことをカレンダーや手帳に書く」ことです。「今日は問題集を3ページやった」というように「やったこと」を書きます。

 

コツコツと書き続けていると一月もすればカレンダーは真っ黒になるでしょう。それだけ頑張ったんだという証しになります。未来の計画よりも、過去の達成したものを書くようにしましょう。

 

  ③ 取り組んだことのあるところから始める

 

さていよいよ勉強を始めます。この際に苦手科目や、やったことのない分野から始めると、わからないところだらけで、意欲が低下します。

 

好きな科目や、やったことのある分野から始めます。好きな科目がなければ、数学がいいでしょう。

 

例えば「一年生の方程式まではやったことがある」のであれば、そこから再開します。やったことのあるところなので、比較的取り組みやすいはずです。忘れているところは教科書を読み返して取り組みます。まずはできていたところに戻って、勉強の「勘」を取り戻します。

 

  ④ 新しい分野は「教科書→(オンライン)→問題演習→教科書」を繰り返す

 

勉強の基本は「教科書」にあります。まずは教科書を丁寧に読むことです。教科書の練習問題に取り組んで、簡単な演習も行います。この時点でYouTubeなどでオンライン授業を流しているサイトを見るのもいいでしょう。教科書だけでわからない部分も説明してくれます。

 

ただ教科書も読んだりするだけでは意味がありません。演習が必要です。その際に学校から配布されている問題集を活用します。問題を解き、答え合わせをして、解説を読みます。もう一度教科書を読んで、翌日に間違えた問題を解き直すことを繰り返します。

 

ここで大切なポイントは「一回でわからなくても気にしない」ということです。どれだけテストでいい点数を取る人でも、一回で理解しているわけではありません。何度か繰り返して習得していきます。

 

サッカーのリフティングを上手くなりたいならば、毎日繰り返し練習するしかありません。スポーツだとイメージできるのですが、勉強だと「一回でわからないとバカだ」と思い込んでしまいます。勉強もスポーツでも同じです。できない問題は「繰り返す」のです。間違ったら次の日に解き直し、解説を読むことを繰り返します。何度間違えてもいいのです。

 

  ⑤ ある程度繰り返したら、次に進む

 

とはいえ、同じところにとどまり続けていると、気持ちも萎えてきます。2~3回繰り返したら、とりあえず次に進みます。「完璧に解けていないのに進んでいいのか?」という疑問もあると思いますが、次に進むことで、前に学んだことが簡単に思えるようになります。ある程度進んでから再度解き直すと、わからなかったのが嘘のように理解できるようになります。

 

1年生の頃にわからなかった関数が、2年生になると急にできるようになるなんてことはよくあることなのです。

 

一定数繰り返したら、次に進めて、ある程度進んでから戻るようにしていきましょう。

 

  ⑥ 勉強時間を伸ばしていこう

 

勉強のペースができてきたら、時間数を伸ばしていきます。10分、20分、1時間、2時間というように伸ばします。とはいえ、ぶっ通しでやると疲れてしまいます。25分やったら5分休んで、また25分やって、というように短い時間で休憩を適宜挟みながら行います。

 

このブログでもよくお伝えしていますが、ポモドーロテクニックというものがあります。

 

【ポモドーロテクニック】

 



この方法だと、疲れ切る前に休憩を挟むことができるので、2時間くらい集中しやすくなります。

 

勉強は長時間やればいいというものではありません。だらだらの5時間より、実のある2時間の方が効果的です。

 

勉強は1日にやっても2時間程度に収めます。一回で5時間やって一週間やらない、よりも、毎日適度な時間を続ける方が学力は上がります。多くとも2時間で十分です。勉強を終わらせたら、あとは趣味の時間などを楽しむようにしましょう。

 

  ⑦ 勉強しない日を必ず作る

 

毎日コツコツ勉強を続けることが、学力を上げるいちばんの近道になります。ただ、毎日続けるのもなかなか大変です。

 

受験直前であれば別ですが、日常的な勉強については、週に1~2日は休みを入れるようにします。「この日は何もしない。好きなことだけをやる!」という日を決めます。

 

こういった日が週に1日でもあるだけでも「休みを楽しむために頑張ろう」という気持ちになれます。また「どうしても気乗りしない日」があったとしても、調整することができます。

 

休みは必ず作るようにします。そしてその日は勉強は一切せず、とことんやりたいことを楽しみましょう。

 

3. お子さんなりのペースを見つけていく

人それぞれ合う勉強法は異なります。やっていきながら、ちょうどいい形を見つけていきましょう。

 

最初はペースはゆっくりから始めます。なかなか進まない様子を見て周りはやきもきする気持ちも出てくると思います。

 

ランニングと同じで、いきなりハイペースで走ることはできません。最初は歩くようなスピードで短い距離から始めます。しかし慣れてくるとペースも上がり、また走る量も増えてきます。

 

最初は時間がかかりますし、ものの10分もできないかもしれません。しかし、だんだんと量は増えてきます。遅れを取り戻そうと焦る気持ちもあるかと思いますが、そこはご家族も「大丈夫、最初はゆっくりいこう」と声をかけていただけたらと思います。

 

初めは親子で一緒に取り組む形でもいいのです。そのうち一人で取り組めるようになります。今のお子さんを見ていたら「勉強をする日なんて来るのだろうか……」と不安になられると思います。

 

いますぐは難しくとも、数ヶ月後は変わってきます。一年後はさらに変わっているでしょう。多くの親御さんも、同じ不安を抱えながら、少しずつお子さんが成長していく姿を目の当たりにされてきました。きっと大丈夫です。まずは最初の一歩を一緒に踏み出していきましょう。

 

【不登校の勉強法についてはこちらの記事もご覧ください】

 

 

【不登校からの高校受験のご相談は以下の無料カウンセリングをご利用ください】

 

\不登校やひきこもりのお役立ち情報をお届けしています!/

フォローしてね

  

■お問い合わせ■

\小冊子プレゼント!!メルマガ登録はこちらからです/

なかがわひろか メルマガ登録

  

【LINE公式はこちらです!】

\ひきこもりや不登校に関するお役立ち情報をお送りしています。/

無料小冊子をプレゼント中です!

OFFICE NAKAGAWAは兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセリング+家庭教師のオフィスです

 

▶︎ホームページはこちらです

 

 

【ブログ著者:なかがわひろかについて】
 
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

 

お子さんが不登校やひきこもり状態になったとき、勉強のことも、友達のことも気になるけれど、やはり気になるのは「将来のこと」ではないでしょうか。

 

学校での経験が乏しい状態で、社会に出て働くことができるのだろうか?正社員はもちろん、アルバイトも難しいのではないだろうか?不安が尽きないと思います。

 

ご家族だけでなく本人も「自分はもう社会から見離された存在ではないか」「何をやってもダメなんじゃないか」「自分みたいな人を採用してくれる会社なんてない」この不安と戦う毎日です。

 

この記事では「不登校・ひきこもりと社会に出ること」についてお伝えしていきます。読み終えたとき少しでも希望を感じていただけると嬉しいです。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりからの難関大学合格をサポートする

1. 不登校を経験したら社会に出られないのか?

  学校=社会ではない

 

学校という存在は、社会に出るための練習の場と捉えられることがあります(ここでは学校と学校を卒業した後のことを「学校生活」と「社会」というように分けて考えていきます)。

 

確かに学校にはさまざまな背景を持った同年代の子たちが集まります。また先生の年齢も歳が近い若い先生もいれば、自分の両親よりも、またおじいちゃんおばあちゃんよりも年上の人もいます。

 

「学校=社会の縮図」というのも一部においては成り立つでしょう。この理屈が成り立つとすれば、学校に行きづらい不登校やひきこもりのお子さんは社会に出るための練習が積めない状態になります。そのため「不登校・ひきこもり=社会で通用しない」という図式が成り立つのでしょう。

 

しかし本当にそうでしょうか?

 

学校とは社会の縮図だと本当にそう言えるでしょうか?

 

学校は社会の縮図、ではなく「社会の一部」です。学校で学ぶこと、得ることがあるのもあります。ただそこで学んだことだけで社会を生き抜いていけるわけではありません。学校に行けないからといって、社会に出ることができず、働くこともできない、という考えは成り立たないのです。

 

【不登校の統計紹介はこちらです】

 

  学校は社会の「一部」である

 

私は大学を卒業した後、新卒でサラリーマンをしていました。そのときに痛感したのは「学校と社会の一部分に過ぎない」ということです。

 

学生時代というのは結局は大人が敷いたレールの上を歩いているに過ぎません。学校で失敗をしても大人が守ってくれますし、そもそも責任あることを任されるわけでもありません。

 

部活動で部長をしていたとしても、その上には顧問の先生がいて、責任を取ってくれます。学生時代は、自分の力でやっているように見えても、結局は大人が守ってくれているのです。

 

しかし働き出すと、自分という人間で生きていくことになります。学生時代は上下関係も曖昧にしていたのも、敬語を使い、節度を持った対応をすることが必要とされます。

 

特に私は、上下関係や、サービス業の経験がなかったので、入社した当初は言葉遣いや髪型、態度についてよく注意されていました。学校では許されていたことが、社会では通用しないことを肌で感じた瞬間でした。

 

これはつまり、社会で必要とされる力は、学校生活だけでは身につかないということでもあります。

 

社会で生きていく力は、社会に出ないと身につかないのです。

 

学校生活を送っていたからといって、社会で通用するわけでもありません。その逆も真ではないでしょうか。つまり「学校に行けていないからといって、社会で通用しないわけではない」ということです。

 

作家の村上春樹もこのように言います。「学校で学んだ最も大切なことは『人生で大切なことは学校では学ばない』ということだ」と。

 

【不登校の対応についてはこちらもご覧ください】

 

  学校は苦手でも、社会は合う場合もある

 

学校という場は、実は異質な場所でもあります。一同が席につき、同じ授業を一日何回も受ける必要があります。運動が苦手な子も体育を受けなければなりません。周りと違う行動を取ることは基本的に許されず、自由度も低い場所です。こういった場所に戸惑いを感じ「合わない」と感じる人がいるのは何もおかしくありません。

 

社会に出て、会社や組織で働き出すとルールがあるのもまた事実です。ただ、学校と違うのは、集団が会わなくても、やっていける場所がいくつもあるという点です。

 

集団で働くことが苦手な人にとっては、フリーランスで働くのは自分の裁量で動けるので、自分に合っているものだと言えます。

 

細かい作業が得意な人にとって職人の仕事は、同じようなタイプの人たちが多くいる可能性もあります。学校に比べると相性も合いやすくなるでしょう。

 

資格を取って独立して働くこともできますし、自分がトップに立ちルールを決める側になることもできます。子ども時代は自分が学校のルールを決めることはまず無理です。しかし大人になって働き出すと、さまざまな方法があり、それらを「選ぶ」ことができるのです。

 

もちろん誰もが起業できるわけではないのもまた事実です。しかし自分のスキルを磨くことによって、自分が理想とする職場を得ることが可能なのもまた事実です。子ども時代に比べても、自由度が高いのが大人であり、社会である、と言えます。

 

学校に行けなかったからと言って、社会で通用しないわけではありません。そう感じてしまうのは、社会を教える大人が多様な生き方を知らない場合に起こります。

 

まず親御さんたちが、いろんな仕事があること、やり方があることを学んでみましょう。きっとみなさんの周りにも、多様な背景を持った人たちがいるはずです。生き方は一つではありません。それはつまり社会で生き抜く方法も決まっているわけではない、ということです。

 

決まった方法がないのであれば、「合わない」「やっていけない」ということもない、ということになります。まずは大人が、多様な生き方を知ることから始めてみましょう。

 

 

【お子さんの新たな側面を見つける方法はこちらをご覧ください】

 

2. では学校には意味がないのだろうか?

 

社会の中の一部が学校だと言えます。そのため学校に合わない、行けない=社会で通用しない、という形は成り立たないということをお伝えしてきました。

 

ただ学校に意味がない、と言いたいのではありません。学校は学校で、得られるものがあるのもまた事実です。

 

例えば友達関係です。勉強は学校に行かなくてもできますが、多様な人間と付き合うという意味では、学校は最適な場であるのもまた事実です。

 

友達や年下年上の人たちとの関わりを持つことで、多様な意見に触れ、うまくいかない人間関係をどうやって対応していくかを学ぶきっかけにもなります。テストの感想を言い合ったり、運動会や文化祭を一緒に盛り上がったりすることができるのも学校の魅力の一つでしょう。

 

私は学校の存在を否定したいわけではありません。学校は学校で必要な場所です。そしてそこで得られるものもあります。

 

ただ、「学校に行かないと人生が終わった」と視野を狭くしてしまうのであれば、それは違う、と言いたいのです。

 

学校に行けないからといって、人間関係を学ぶ場ない、というのもまた言い過ぎになります。学校には学校の良さがありますし、そうでない場所にもまたその場所独自の魅力が存在しています。

 

学校は社会の一部ではあるが、決して全体ではありません。その視点でもう一度学校のことを考えてみましょう。その上で学校に行ってみたいという思いが出てきたら、行けるようにサポートしていきます。「必要ない」となったら、また別の道を考えていきます。

 

視野が狭くなってしまうときは、まずは冷静に状況を見て、その上で広い目で見つめ直してみましょう。そこには生き方のヒントが隠されています。

 

 

【不登校のお悩みは以下の無料カウンセリングをご利用ください】

 

\不登校やひきこもりのお役立ち情報をお届けしています!/

フォローしてね

  

■お問い合わせ■

\小冊子プレゼント!!メルマガ登録はこちらからです/

なかがわひろか メルマガ登録

  

【LINE公式はこちらです!】

\ひきこもりや不登校に関するお役立ち情報をお送りしています。/

無料小冊子をプレゼント中です!

OFFICE NAKAGAWAは兵庫県にある不登校・ひきこもり専門のカウンセリング+家庭教師のオフィスです

 

▶︎ホームページはこちらです

 

 

【ブログ著者:なかがわひろかについて】
 
プロフィール写真

■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。