地域にもよりますが、公立高校の受験まで残りわずかとなっています。特に不登校を経験した人にとっては、本番の試験はとても重要になります。

 

残りわずかな期間にできることはまだあります。試験まで日数が少ないけれど、少しでも高得点を取りたい人の向けに、各科目について過去問をうまく活用する方法についてお伝えします。

 

何をしたらいいかわからない人は、ここでお伝えしていることは最低限やってみてくださいね。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりからの難関大学合格をサポートする

1. 過去問の活用

  ① 数学:解く問題、解かない問題を決める

 

自治体によって問題形式が異なるものの、概ね大問が5~6題に分かれています。ただ公立高校の問題は、非常にばらつきが大きいものです。中学1年生の初歩的な問題もあれば、受験者のうち誰も解けない問題や、解答率が数%の問題も紛れています。

 

まず大切なのは、各大問における1~2番の問題です。

 

例えば関数の問題であれば、a(比例定数)の値を求めたり、直線の式を求める問題が来ます。これらは基礎的な知識があれば十分に対応できるものです。

 

一方で、3~4番など後半になってくると、すぐに解答できない問題が増えてきます。ここでこだわり過ぎてしまうと、時間を大幅に食ってしまい、本来解けたはずの問題に手が回らないことになります。

 

8~9割の高得点を取らないといけない人は別ですが、6~7割、場合によってはもう少し低くても合格点に達する人は、各大問の後半の問題はあえて「解かない」と決めて、それ以外の基本の問題で時間を使うようにしましょう。

 

また計算問題については、全問解答したいところです。この方式で行けば、少なくとも40〜50点の得点が見えてきます。

 

もう少し点数が必要な人は、基礎的な問題を早く解く練習をして、各大問の後半の問題を一問だけ解くという形でチャレンジしていきましょう。

 

受験は「高得点を取る」ことよりも「合格点を取る」方が大切なのです。全問解くことにこだわらず、確実に点が取れる問題を取りこぼさないように気をつけましょう。

 

  ② 英語:長文問題に時間を取る

 

残り少ない期間でも、単語や熟語を覚えることは大切なことです。ただ、単語問題などは、わからなければわかりません。どうしても出てこないこともあります。しかも答えられたとしても配点が高いわけではありません。

 

実は英語で点を取りやすいのは「長文問題」なのです。

 

「いや、英語が苦手だから長文なんて無理だ」と思う人も、一度過去問で問題文を読んでみて日本語訳も読んでみてください。おそらく「なんとなく意味は合っている」ことに気づくはずです。

 

単語の意味がわからなくてもなんとなく文脈で理解できるのが長文問題の良さです。単語や文法問題はわからなければどうあがいても解くことはできませんが、長文は違います。なんとなくでも読めると解答できる問題があります。

 

【長文の読み方】

①まず一文目を読みます(何について語ろうとしているかを把握します)

②最後の一文を読みます(どこに向かおうとしている文章かを把握します)

③文頭にある「But」があれば、そこで話が変わり、そこから主題が述べられます。チェックしておきましょう

 

【文の読み方】

主語と動詞に着目するようにします。「誰(何)が、何をする(した)」を把握すると読みやすくなります。

 

「何について話されているか」がわかると文章はより読みやすくなります。この方法を癖づけるようにしましょう。

 

そして長文に時間を割けるような時間配分を行います。過去問を解き、答え合わせをしてから、わからない単語を書き出します。訳しにくい文を抜き出して和訳と照らし合わせながら読み方を確認します。そして大事なのは音読です。少なくとも5回は音読をするようにしましょう。

 

長文は一日一題は取り組むようにしましょう。疲れて新しい問題に取り組むのがしんどいときは、前日にやったものの復習を行います。英語は言葉です。触れれば触れるほど理解が進むようになります。

 

▫️基本的な文法は理解しておく

 

薄い問題集に取り組むことで文法を理解することができます。be動詞と一般動詞の使い分けや、特に間違いやすい文型についてなど基本を理解しておくとより読みやすくなります。

 

  ③ 社会:過去問で「暗記」を進める

 

社会は暗記だけで乗り切れるものではありませんが、一問一答のような問題が出るのもまた事実です。

 

しかしながら残り1ヶ月を切った状態で、教科書を読んでも覚えた気になるだけで頭には入ってきません。

 

暗記を効率的に進めるには問題演習が最も効果的です。最初は全く解けなくても構いません。出てきた問題を繰り返して暗記を進めていきます。

 

その際に、例えば選択肢が4つあるような問題で1つを選ぶ場合、他の選択肢についても年代や意味を押さえるようにしましょう。そうすることで、一問で四倍の学習をすることができます。

 

例えば「本能寺で織田信長が死んだ」だけでなく、その年代はいつか、誰に倒されたのか、どうして命を狙われたのかと広げていくと、より理解が進むようになります。

 

【時間がないときは「絞る」】

 

社会科目は地理、歴史、公民で成り立ちます。それぞれがバランスよく分配されることが多いので、得意な分野を重点的に押さえていきます。

 

また自分が住む都道府県は地理で狙われやすいので、優先順位は自分の住む地域から進めていきましょう。さらに大きな選挙(国政選挙など)がある年などは、選挙制度について狙われることもあります。その年の前半に起こったことを知っておくと山が当たる可能性もあります。

 

  ④ 理科:生物・地学分野をおさえる

 

得意な人はいいのですが、苦手な人にとって、物理や化学分野は公式を覚えたり、化学式やイオン式を覚えたりするのが大変になります。

 

一方で生物(被子植物や動物の種類など)や地学(大気や地震についてなど)は、計算問題があったとしても小学生レベルの知識で解くことができます。

 

苦手な人は、まずはここから押さえるようにしましょう。

 

とはいえ理科は暗記の要素が多いようで、そうではない分野でもあります。苦手な人は、理科で高得点を取るのは至難の業です。こだわり過ぎず数学や英語、社会に時間を割くことをお勧めします。

 

一方で得意な人は、化学や物理も押さえておきましょう。特に電流の計算などの公式は数学に比べれば少ないです。活用できるようにしておきましょう。

 

【出し方は限られている】

 

理科に限らず他の科目でも同様ですが、実は問題作成する側としては出す問題は限られているのが正直なところでしょう。

パターンが限られるので、数年分を解くと対応しやすくなります。完璧にこだわらず、解いて答え合わせをして復習したら、どんどん進めていきましょう。

 

  ⑤ 国語:古文対策を行う

 

意外に思われるかもしれないのですが、実は成績を上げにくい科目が国語、特に現代文なのです。

 

多くの受験生は日本国籍で、日本語に馴染んでいます。聞くことも話すことも書くことも読むこともできます。しかし、日常で使う日本語と試験の日本語は全く別物と捉えておきましょう。日本語がネイティブだからといって、評論がすらすら読めるわけではありません。

 

国語こそ、じっくりと時間をかけて取り組む分野になります。

 

しかし時間が残されているわけではない状態の場合は、そこは割り切って、短期間でも勝負できる「古典」に集中します。

 

中学レベルの古典は、それほどルールが多いわけではありません。漢文にしても、古文にしても高校のように助動詞の活用までを問われるわけではありません。

古文の読み方のルールを押さえれば、ある程度は読むことができます。1ヶ月あれば、高校受験程度の古文は解けるようになります。

 

学校の問題集にも古文のまとめが載っていると思います。そこで古文や漢文のルールを押さえた上で問題演習を行いましょう。

 

英語に比べて分量は少ないですし、文法のルールも多くありません。大学受験の古文や漢文でも1ヶ月あれば十分対策可能です。高校受験はいわんや、です。得点源にできるので、狙い目になります。

 

▫️現代文の解き方

 

また現代文を解くためには、量をこなすことも必要ですが、以下のポイントを押さえた読み方を心がけてみてください。きっと読み方が変わります。

【現代文のコツ】

苦手な人は以下の要素だけは押さえるようにしてください。

 

①「接続詞」に注意する

特に「しかし」には注目してください。そこまでに話された内容とそれ以降で真逆のことが言われています。また文の初めの「しかし」はそこから主張が書かれることが多いです。

 

②指示語を確実に押さえる

これ、それ、このように、そのようにして、など指示語は必ず明確にするようにします。何を指しているのか曖昧に読むのではなく、直前の言葉や文でどこを指しているのかを明確にしながら読むようにしましょう。それだけでも文章の構造が掴みやすくなります。

2. いい意味で開き直ろう

ここまで過去問を使った各科目の勉強法についてお届けしました。もちろん本来はじっくりと基礎から取り組み、問題集を何度も繰り返した上で過去問に取り組み弱点を潰していく方法が最も重要であることは間違いありません。

 

ただ本番までの期間が短い場合、できることは限られます。「選択と集中」に特化した勉強を行うことが重要になります。

 

ここまできたらある意味で開き直ることも必要です。着実に合格点を取るための勉強を進めていきます。繰り返しますが、定期テストはできるだけいい点数を狙うものですが、受験は「合格点を取る」ことが目標なのです。

 

今から分厚い新しい問題集をやっても、絶対に終わりません。それよりも過去問をうまく使って、「取るべき問題で点を取る」練習を行いましょう。

 

まだやれることがあります。受験は最後の最後まで何が起こるかわかりません。ぎりぎりまでもがきながら取り組んでいきましょう。大丈夫。まだまだできます。ファイトです!

 

【不登校の勉強法についてはこちらの記事もご覧ください】

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

不登校ひきこもりの対応

 

この記事では、不登校やひきこもりのお子さんがいる親御さんに向けて親子の関わり方についてお伝えしています。

 

どういったバランスで子どもたちに向き合えばいいかについて理解できる内容をお届けします。

この記事でわかること

▶︎関わり方で大事にするポイント

▶︎「バランス」を意識することの重要性

▶︎今日からできる対応

 

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この記事を書いた人
なかがわひろか
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▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️これまで280組以上の親子のサポートを行う

 

▶︎放任と過保護

こちらのデータをご覧ください。法務省による「平成17年度犯罪白書」における非行少年の保護者の指導力に関する少年院教官の認識調査です。

 

法務省 保護者の指導力の問題

こちらを見ると「子供の行動に対する責任感がない」が62.5%、「子供の言いなりになっている」が50.2%を占めています。

 

ここで「子供の行動に対する責任感がない」や「子供の行動に無関心である」「子供の問題を他のせいにする」などを「放任」とします。

 

一方で「子供の言いなりになっている」「子どもに対して過干渉的である」「子供に期待過剰である」を「過保護」とします。

 

「言いなり」がどうして「過保護」かというと、おそらくこの背景には過保護であることで過干渉になり、そのことでやがて子供たちが反発し、暴力などを振るうことで「言いなり」になると考えられるためです。

 

この調査結果を見てわかることは 、放任も過保護もどちらも極端になるとお子さんに悪影響を与える可能性がある、ということです。

 

▶︎「放任」も「過保護」も不安を育ててしまう

 

 

ここでご自身の子育てを振り返ってみてほしいと思います。これまでのお子さんとの関わりは「極端」に触れていなかったでしょうか。

 

「子供の判断に任せています」とほとんど子供に関わらないことも「子供には任せられないので親が決めている」というのもどちらも危うい対応になっています。

 

もちろんこのような対応をしたからと言って、子供たちが皆犯罪者になるわけではありません。実際に犯罪を犯すのはごくわずかの率に過ぎません。

 

また不登校やひきこもり状態にある子供たちが犯罪者予備軍である、ということを言いたいのでもありません。

 

ここでお伝えしたいのは「放任」「過保護」になっていることがあるのならば、それはお子さんに対して「不安感」を育てていることにつながるということです。

 

▶︎「放任」が引き起こす不安

 

「放任」から見てみましょう。放任がどうして子供達の不安を引き起こすのか。それは「安全基地を得られない」という感覚を持つためです。

 

一見任されているように見え、信頼されているように思いますが、放任の場合は、子供たちがどのような決断をしても褒めることもなじられることもありません。

 

どんな決断をしても親は評価してくれないし、関わってくれない状態になります。この状態はお子さんの中で「この決断は正しいのだろうか?」という不安を残すことになります。

 

何事も自分で決めているように見えても、内心はどうしていいかわからない状態です。しかしその中でも決めなければならないのです。「これでいいのかな」という不安を常に持ったまま日々決断しなければなりません。

 

お子さんが下した決断に対して「よく自分で決めたね」という親の評価があって初めて自信につながっていくのです。これが安全基地の考え方です。自分がどう決断しても受け入れてくれる場所があることが安心につながります。

 

しかし放任はそういった評価を行いません。そのため不安感は強くなっていきます。

 

▶︎「過保護」が引き起こす不安

 

 

一方で「過保護」が引き起こす不安は放任とはまた異なるものになります。放任は評価されないことで自分の決断に自信が持てないため不安になります。

 

「過保護」はそもそも自分で決断する機会を得られない状態です。なんでも親が先回りして障害を取り除いてしまい、選択の場面においても「こっちにしておきなさい」と決めてしまいます。

 

選択に悩んだり、「この選択で大丈夫かな」という不安を持つ機会もなくなります。何も自分で決めないため不安を感じることもなくなると思えますがそうはなりません。

 

なぜならずっと親がついてくれるわけではないからです。お子さんが年齢を追うごとに親から離れる時間が増えます。その場に親はいません。

 

自分で決める経験を積んでいないお子さんはいざとなったときにどう決断すればいいかがわからなくなります。自分で決められない経験があることで、決断を求められると不安になります。

 

そして「自分は何も決められない」という思いが自信を消失させていくのです。

 

▶︎過保護であることで親だけに反発する

自分で決断する経験の必要さに気づけた子はそこから親から離れることを決意します。自分の決断で物事を決め、親ではない自分の人生を歩んでいきます。

 

しかしそれができない子供たちもいます。しかしやがて親の過保護さ耐えるのも限界を迎えます。

 

そうなったときに親に対してのみ反発が生まれ、ときに暴力を振るうようになります。家の外では自己主張はしないけれど家の中では親に対して暴れまくるようになります。

 

冒頭のデータでも述べたように「子供の言いなりになる」というのは、暴力行為に疲弊し、子供たちを刺激しないようにするために「言いなりにならざるを得ない」状況に陥ってしまうためです。

 

そのため「言いなり」の背景には「過保護」が隠れていることがあるのです。

 

▶︎「放任」も「過保護」も違う

 

 

放任することも、過保護であることもお子さんにとって良い影響を与えることはありません。

 

大事なことはバランスです。そして年齢と共に任せることを増やしていく「勇気」です。

 

特に過保護の場合、親の心理背景には「子に嫌な思いをさせたくない」「失敗させたくない」という思いと「自分に迷惑をかけてほしくない」という自己を守る要素があると考えられます。

 

しかしここまで述べたように、決断する経験を積まない限り、お子さんは自分に自信を持つことができなくなります。

 

そのため任せるという「勇気」が必要になります。生まれたての頃は親が100%のことをやってあげないと子供は死んでしまいます。しかし年齢を追うごとに一人でできることが増えていきます。そうなったときにいかに勇気を持って「任せて」いくかが子育てにおいて重要なことではないかと考えます。

 

▶︎「間」を目指していきましょう

 

放任と過保護の両極端に振れるのではなく「間」を目指していきます。図書館に行って読ませたい本があったとしても自分で選んでもらうようにします。そして自分のおすすめもその中に織り交ぜていきます。

 

全部を任せるのではなく、任せつつ親としての提案も行います。

 

お子さんが学校に行きづらい状態のときも、あれこれと引っ張り過ぎてしまうのではなくお子さんの思いを尊重することを第一に考えるようにします。

 

尊重した上で親御さんの提案も行いますが、その提案を決断するのはお子さん自身です。そしてお子さんが決めた決断はまた尊重するようにします。

 

親が自分の意見を尊重してくれると、お子さんは次第に自分の決断に責任と自信を持つようになります。

 

自分で物事を考えることができるようになり、自分の人生を自分で選ぶようになります。そのときがきっとお子さんが自分の力で生きていくきっかけになるのです。

 

「任せ過ぎ」も「過保護」もどちらも「過ぎて」いるのです。過ぎるのではなく「ほどよい」程度を目指すことを意識しましょう。そのときのキーワードは「まずは一度お子さん本人の意見を聴く」ことをスタートにしてみましょう。

 

最初に自分の意見を聴いてくれることで、お子さんも自分で考える経験を持つことになります。たとえ間違ったとしても受け入れてくれる場所があることが安心につながり、それがやがて「自信」につながっていくのです

 

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中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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この記事では、不登校中のお子さんがなかなか「勉強をしようとしない場合」において周りはどのような関わりを取ればいいかについてお伝えしています。

 

不登校状態になると勉強が遅れます。そのため親御さんとしても将来のことを考えて心配になられると思います。効果的な働きかけについてお伝えします。

 

【傾聴のコツについてもご覧ください👇】

 

 

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️不登校専門の家庭教師として高校・大学受験合格をサポート
▫️不登校・ひきこもりからの有名大学合格サポート多数

 

1. 不登校と勉強について

多くの親御さんが共通に心配されているのが「勉強」についてです。授業の遅れはもちろん、中学生の場合は調査書や高校受験、高校生の場合は単位不足による留年や大学進学について不安が尽きないと思います。

 

親としては心配する思いを持っているのだけれど、当のお子さんはなかなか勉強に手をつけようとはしません。

 

「学校は休んでもいいけれど、せめて勉強はしてほしい」は親の本音ではないでしょうか。

 

不登校を勉強について考える際に、まずお子さんの心理について考えてみましょう。

 

2. 勉強に手をつけられない理由

まず大事なことをお伝えします。お子さんも勉強は「しなければならない」とよくわかっているということです。

 

口では「勉強なんて必要ない」と言うこともあるかもしれません。しかしそれは強がりのようなものです。勉強をしないことで、学力が遅れ、みんなからさらに取り残されてしまう。そんな不安はお子さん自身も持っています。

 

やらなければならないことなのだけれど、気持ちが追いついてきません。「やらないと行けないこと」を「やれない」とき、私たちは強い葛藤を抱きます。わかっているのにやれないとき強いストレスを感じます。

 

お子さんに勉強のことを伝えると、機嫌が悪くなったり、言い返してきたりすることがあると思います。それは強い葛藤状態にあるからです。

 

自分でもわかっているけれど、手をつけることができない。この心理をまず知っておきましょう。

 

  1. 勉強をするまでの状態にない

 

こちらの図をご覧ください。お子さんが不登校になったときにたどると考えられる道筋です。

 

不登校が始まった当初は、気持ちの落ち込みが強く、食欲、睡眠が十分に取れず、ゲームやネットなどの趣味にも気力が湧かなくなります。

 

まず休息が必要となります。十分に休息を取れるようになると、昼夜逆転が落ち着き出し、趣味にも手をつけられるようになります。家事などお手伝いも行うようになり生活も安定していきます。

 

そして学校のことを再び意識し出した頃になって初めて「勉強」のことを考え「られる」ようになります。

 

つまり抑うつ期・休息期・安定期の前半においては、勉強に対して気力を持つことが「どうしてもできない時期」になるのです。

 

これは大人がメンタル不全で休職する際にも同じこと道をたどります。例えばうつ病になった方はまずは休息が必要になります。

 

それから趣味などができるようになり生活が安定してきたら、復職について考えるようになります。仕事に関連することを家でやってみたり、仕事の本を読んでみたりします。その後短時間の勤務から始め、徐々に仕事量を増やしていきます。

 

子どもたちも同じなのです。気持ちが落ち込み、抑うつ状態のときに勉強をやろうとすることは無理な状態です。元気になってきて、家庭の中でできることが増えてきてから徐々に気持ちが向かい出します。この子どもたちの心の流れについて知っておくようにしましょう。

 

【不登校対応の基本については👇をご覧ください】

 

 

 

  2. 勉強がわからない

 

1で述べた理由は「勉強ができない状態」の説明についてでした。しかしながら中にはお子さんの「意志」を持って勉強を「しない」ケースもあります。それが「勉強についていけなくなった」ことを理由とするものです。

 

小学校や中学校では、勉強はそれほど頑張らなくても十分についていけた子が、進学することでこれまでどおりにテストで点数が取れなかったり、授業を理解できなくなることがあります。

 

それまではどちらかというと「できる子」の部類にいた子にとって、「勉強が苦手な子」になるのはプライドが傷つけられることになります。

 

そのため心理としては「勉強をしない」ことによって「できないのはやっていないからだ」と理由を作るようになります。

 

やっていないのだから、できないのは当然と自分を納得させようとします。逆に勉強を「してしまう」と「理解できない自分」を目の当たりにすることになるので、より抵抗を感じるようになります。

 

  3. それほど頑張らなくてもできてしまう

 

テストですごく良い点数を取るわけではないけれど、少しやると平均点くらいは取れてしまう子に多いです。

 

あくせく取り組まなくてもできてしまう子の場合、勉強をやろうとしないことが多いです。「そんなに頑張ってやらなくてもある程度できる」「1時間も座って授業を受ける必要がない」と考えている子です。

 

実はこの3つ目のケースも多いのです。親は勉強を継続しないと鈍ると考えるのですが、本人はそんなことをしなくても十分についていける、と考えています。

 

ある程度勉強ができる子にありがちです。これら3つについて対応を述べます。

 

3. 対応法

 

  1. 気力が湧かないとき

 

実はこちらの方はそれほど心配は必要ありません。勉強を「しない」のではなく「できない」状態にあるだけであり、気力が満ちてきたらやり出すようになるからです。

 

冒頭にも述べたように、子どもたちは「勉強はしないといけない」ことが十分にわかっています。できるものならやりたいと思っているのですが、気持ちが沈んでいるときにはそれが叶わない状態です。

 

そのため、十分に休息することができ、家庭の中でできることが増え、ある程度の規則正しい生活リズムを取り戻せるようになると、勉強にも意識が向くようになってきます。

 

お子さんの口から「暇だ」という言葉が出てきたら、一度話し合いの場を持つようにしてみみましょう。その際に「勉強をちょっとずつやってみようか」と提案してみてください。

 

最初は5分だけ一緒に取り組む、という形からです。お子さんが「乗って」きたら、次第に量を増やしていきましょう。

 

勉強への気力が湧かない場合は、まず勉強から切り離して、しっかりと休むことです。体力や気力を取り戻してから提案するようにしましょう。

 

  2. 勉強についていけなくなっていると

 

どちらかというとこちらの方が問題は深刻です。気力が湧かないのでできなかったことと比べると、こちらの場合は、勉強について諦めてしまっている場合があります。

 

「どうせ頑張っても成績は上がらない」と無気力になっている状態です。こちらの場合も一度勉強から切り離すことは大切なのですが、もっと大切なことがあります。それが「勉強への思いを聴くこと」になります。

 

お子さんは勉強に対してどのような思いを持っているのかをお子さん自身が教えてもらいます。特に頑張らずとも勉強の成果をあげられていたお子さんにとって、進学し勉強が難しくなったとき「自分はバカなのかもしれない」とプライドを傷つけられたような思いになります。

 

先に述べたように「勉強をしていないからできない」という理由を作るようになる場合もあります。

 

お子さんが勉強に対してどのような思いを持っているかを整理することが必要となります。

 

勉強を諦めてしまうお子さんの場合「勉強ができないとダメだ」という価値観に縛られていることがあります。

 

勉強が苦手な子であっても「人生勉強だけじゃない。自分には他に得意なことがある」と考えられる子は、勉強で成果が上がらなくともそれほど気にしません。

 

「勉強ができないとダメだ」という強い価値観に縛られている子ほど、成績が落ちると「自分はもう終わった」と感じるようになります。

 

この価値観は実は親御さんから引き継いでいることもあるのです。親御さんが知らず知らずのうちに勉強ができないとダメだという価値観を伝えてしまっていることも背景にある可能性があります。

 

お子さんの思いを聴き、整理し、勉強についてどんな不安を抱えているのか。このことをお子さんから教えてもらう気持ちで聴くようにしましょう。

 

  3. やらなくてでもできてしまうとき

 

それほど頑張らなくても、ある程度できてしまう子の場合は、お子さんのペースに合わせることも必要です。

 

勉強を教えているとよくわかるのですが、それほど努力せずとも平均点(定期テスト5科目で350点〜400点)を取る子は、それ以上を目指さないことが多いです。

 

9割くらい取る子は、100点を目指しているので、努力します。平均点がやっとの子も、努力する必要性がわかっているので、頑張ります。

 

しかし特にやらずともできてしまう子の場合、努力の必要性を感じていません。むしろ「どうしてコツコツとやらないといけないのか?」とさえ思っていることがあります。

 

もう少し努力すれば、トップクラスになれるのだけれど、それ以上はやりません。ポテンシャルは高いのに、意外に大学進学の際にそれほど偏差値の高くない大学に進学する子はこのケースが多いのです。

 

こういった子場合は、「環境を与える方法」が効果的です。例えば進学塾などに入ることによって全体の平均点が高くなる環境に入るのです。

 

全体のレベルが高いので、努力しないと追いつけません。あえて難しい環境に入ることで努力することを身につけることができます。

 

努力せずともできてしまう子の場合は、負荷を与えることを考えてみましょう。

 

4. 勉強の進め方

ここからは、特に1と2の理由を抱えるお子さんに対しての、勉強法について話を進めていきます。勉強を再開する際において必要なポイントをお伝えします。

 

  1. 得意な科目から始める

 

勉強というと「苦手な科目を克服する」というイメージがあります。確かに苦手な科目に取り組むことも大切なことです。

 

ただ勉強を再開する際は「勉強に慣れる」ことが重要です。そのため「好きな科目から」始めるようにします。

 

これは、国語・数学・英語・理科・社会に縛られません。家庭科が好きな子ならそこから始めてもいいのです。好きなことであれば、それほど苦にならず勉強を進めることができます。

 

ここで勉強に慣れてから、苦手な科目に取り組むようにします。

 

得意科目がないときは数学から始めよう

自分には得意な科目がない、と思われるお子さんは「数学」から始めてみましょう。小学生の場合は算数です。今学校で取り組んでいるところよりも、過去にやったことのあるところから始めましょう。

 

どうして数学をお勧めするかというと、数学は「論理的に物事を学ぶ科目」だからです。こうなったら次はこうする、というやり方が明確なものです。

 

特に計算問題は、実は複雑なように見えて、ルールが一定化されています。ルールさえ身につけてしまえば、複雑な式も解けるようになります。

 

ゲームなどがルールがあるものが得意なお子さんは数学に向いています。困ったときは数学から始めましょう。

 

 

  2. 教科書を大事にする

 

勉強を始めるとなると、問題集を買ってこられる場合もあると思います。それも悪くはないのですが、まずは教科書を見ることから始めてみましょう。

 

特に数学においては、教科書は非常によくできているのです。順番に取り組めば、正確に理解できるように作られています。ただ答えが載っていないので、買うとしたら教科書ガイドを購入することをお勧めします。

 

ただ最初は親御さんも一緒に取り組んでほしいので、答え合わせは親御さんが行います。慣れてきて一人でもできるようになったらガイドを買うのも検討してみましょう。

 

市販の問題集も上手に使えばコンパクトにまとまっているのですが、教科書ほど緻密ではありません。そのためまずは教科書を大事にしていきます。困ったら教科書を見る。このことを忘れないようにしましょう。

 

  3. 決めた時間以上はしない

 

「30分だけやる」と決めたら、それ以上は「絶対にしない」ようにします。つい周りは「もうちょっとやってみよう」となりがちですが、そうなると次するときに「またたくさんしないといけない」と思い習慣化しにくくなります。

 

時間が来たら、中途半端でもいいのでそこで辞めます。このルールを徹底していると、時間内に終えるように意識が向くようになります。

 

最初はだらだらとやるかもしれません。それでも決めた時間がきたらやめて「お疲れ様」と声をかけます。

 

時間設定は長くとも30分から1時間までです。それ以上は負担になります。また「ポモドーロテクニック」と言って、あえて25分くらいで時間を切って休憩することで集中力を維持する方法もあります。

 

 

しんどくならない程度が大事ですので、やはり30分くらいが妥当ではないかなと思います。このやり方を続けていくと、お子さんが「乗って」くるようになります。

 

そうなったときはお子さんに自発性に任せます。しかしあくまでも「30分」と決めたら30分が家族のルールになるので、その時間やり切ったらOKにしていきます。

 

最初は時間で管理し、慣れてきたら「問題集5ページ」というように「中身」で決めるようにしていきましょう。

 

  4. 習慣化する

 

特に大学受験生にお伝えする言葉ですが「歯を磨くように勉強を習慣化させる」という言葉があります。

 

勉強を習慣化させることができれば、やらないと気持ち悪くなります。勉強の成果というのはやったらやった分上がるというものではなく、ある時期を境にぐんと理解力が増すようになります。

 

1日30分なら決まった時間に取り組めるように、継続していきます。習慣化させるためには3週間ほどが必要と言われます。逆にいうとたった3週間で、学力を向上させるきっかけを掴むことができるということです。

 

私が学習サポートをする際にも、この習慣化を意識します。無理のない量を、一定期間愚直に続けます。やることが当たり前になってきたら、徐々に負荷を増やしていきます。

 

クラスでビリに近く、単位を落としかけた高校生が、一年後志望校以上の大学に合格し、クラスでトップとなり卒業したというケースもあります。

 

習慣化させていくために、まず好きな科目から、短い時間で取り組んでいきましょう。

 

 

  5. 勉強の幅を教科書以外に広げる

 

勉強の原則は教科書をなぞることから始まります。それが慣れてきたら、教科書以外の教材を活用するようにします。

 

例えば数学であれば、問題に慣れてきたら、難し目の問題にチャレンジしてみます。英語も簡単な英字新聞を読んでみることもいいです。国語であれば、読書量を増やすことが効果的ですし、社会は新聞を、理科は自由研究に取り組むのもいいです。

 

教科書は基本を丁寧に押さえるために必要なものです。しかし教科書だけでは飽きてしまうこともあります。この場合により難しい問題にチャレンジしてみます。

 

勉強は基本ばかりやっても飽きます。基本をある程度(8割ほど)理解できたら、あえて難しい課題にチャレンジしてみましょう。オンライン教材を活用するのもいいでしょう。

 

勉強をする際にいきなり塾や家庭教師を考えることもありますが、まずはペースを掴むことからです。それができてから考えるようにすると、より費用対効果も高く、効果的になります。

 

最後に

 

以上が不登校の勉強法の原則となります。お子さんの勉強に対しての背景を知ることから始め、お子さんの状態を見ながら、少しずつ進めていき、習慣化させていきます。

 

この順番を守ることでも十分効果的ですが、それでもなかなか難しいときもあります。そんなときはご遠慮なく一度ご相談ください。当事業所では学習相談の無料カウンセリングも行っています。

 

ぜひ一度お試しくださいね。

 

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■略歴:
中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラー(公認心理師)なかがわひろかです。

 

今このブログをお読みいただいている方は、お子さんの不登校のことで日々悩んでいらっしゃると思います。

 

私はあるひきこもりの青年と出会ったことをきっかけに「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。

 

学校に行けなくなったとき、お子さんも親御さんもどうしていいかわからなくなると思います。

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。

 

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この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️児童期から成人期のカウンセリングを得意とする

1. 不登校は進路が狭まってしまうのか?

お子さんが不登校状態になると、本人はもちろん、ご家族も「今後将来どうなるのだろう?」という不安に駆られるようになります。

 

「自分はもう人生が終わった」「この子は将来ひきこもりになるのではないか?」そのような不安が出てきます。

 

不登校になることで、学校の勉強が遅れ、行ける高校も限られてくるため、将来の進路が狭まってしまうと考えてしまうと思います。

 

しかし、実際に私が関わった方たちは「この職業に就くのは無理かもしれない」と当初思っていたような仕事に就いている方がたくさんいらっしゃいます。

 

難関大学に合格し、難しい資格を取得する方もいますし、公務員や専門職に就く方もいます。

 

不登校が始まった頃には、想像もしていなかった進路を選んでいます。不登校だから選択肢が狭まるわけではないのです。

2. 不登校からの高校進学

  ① 内申点(調査書)のルールを把握する

 

まず高校進学について考えてみましょう。

一般的に公立高校の場合「内申点(調査書)」が必要となってきます。地域によって算出方法が異なるのですが、概ね、1年生からの成績の平均をとったもの、と考えていきます(地域によっては3年生の成績が重視される場合もあります)。

 

単純に最低点であるオール1なら、実技教科を合わせて1年で9点、3年で27点という扱いになります。兵庫県の換算方法あれば、オール1の成績だと、内申点は50点という扱いになります。

 

まずこの点数がどのくらいになるかを計算するようにします。一般的に定期テストの割合が高くなります。その他提出物などの提出状況や出席頻度をプラスして成績は算出されます。定期テストの割合は少なくとも5割ほどは占めるでしょう。

 

学校に行けていない場合においても、テストだけでも受けておくことはメリットがあると言えます。

 

【より詳しい内申点(調査書)の考え方は👇の記事をご覧ください】

 

また皆さんがお住まいの地域の自治体の内申点(調査書)の考え方を教育委員会のホームページから確認するようにしてください。内申点が歩い程度わかると、戦略が立てやすくなります。

 

  ② 数字を出してから本当に無理かどうかを考える

 

内申点がある程度わかったら、本番の試験でどのくらいの点数を取ればいいかの目安を算出します。こちらも年度によって、平均点が変わるので、毎年合格最低点が同じなわけではありません。大体の設定で結構です。

 

このときに、5科目の平均点を出し、その点数を取る見込みがあるかどうかで進路を考えていきます。

 

例えば志望校の合格ラインが、5科目で500点中300点だったとしたら、各科目60点取れれば合格です(英語が得意なら英語で70点、苦手な理科で50点という戦略も成り立ちます)。

 

このようにある程度細かい数字を出したときに「本当にそれが達成不可能か」という視点で考えるようにしてみましょう。

 

絶対にやってはいけないのは「学校に行けていないから、公立高校は無理だ」と「なんとなく」考えることです。それは間違いです。

学校に行けていないからといって、内申点が低いからといって、公立に行けないということは「ありません」。目標までの距離(点数)を把握して、その目標に向かって勉強を進めたときに、到達できそうかどうかをきちんと数字を出して把握するようにしましょう。

 

私立高校や通信制高校を目指す場合

 

多くの私立や通信制は、公立高校ほど内申点を重視するわけではありません(推薦は別)。

学力試験の結果で決まることが多いので、定期テストも受けていない、全く出席もしていない、という方にとっては、私立の方が可能性が広がる可能性があります。

 

内申点は必要なくとも、試験はあるところが多いので、過去問を活用して、自分の立ち位置を測ることは同じです。そこから合格点までを逆算して、現実性があるかどうかで判断するようにしましょう。

 

  ③ 勉強は焦らず、危機感を持って基礎から進める

 

 

数字で志望校までの合格の距離を把握したら、あとは勉強をするのみです。学校に行けておらず、勉強が滞っている場合は、その量に圧倒されると思います。そして焦る気持ちが出て、急いで問題集を購入して、とりあえずわからないまま勉強を始めてしまいがちです。

 

焦る気持ちはわかるのですが、感情的に落ち着かない状態で勉強をしても頭に入りません。まずは深呼吸して落ち着きましょう。

 

焦るよりも「危機感」が大切です。焦りは感情的なものです。しかし危機感は理性的なものです。「このままの勉強だと志望校に落ちる。だからもう少し1日の勉強量を増やす必要がある」と考えるのが危機感です。

 

受験勉強において必要な考え方は「今できない問題をどうやって解けるようにしていくか」と考えることです。この試行錯誤を勉強と呼ぶのです。

 

  ④ 諦めるのはいつでもできる

 

勉強をやっていると、できないことがわかり、不安になります。勉強をやめたくもなります。しかしやめるのはいつでもできます。それは最終手段にとっておけばいいのです。いつでも取れる方法なのですから、今取る必要はありません。

 

まずやれることがないかを考えてみましょう。基礎力がついていないと思ったら、基本的な問題をやってみることです。

 

中学3年生だからといって、受験用のテキストをやる必要はないのです。中1の教科書に戻って取り組んでもいいのです。どんな草花も、それが育つ土壌がないと咲くことはありません。数学なら公式を、英語なら単語からです。まずしっかりと基盤を作ること。この点を大事にして進めていきましょう。
 

3. 進路選びは「通い切れるかどうか」を目安に

 

順番が前後しますが、不登校からの高校進学において必要な考え方は「3年間通い切れるか」という視点です。

 

中学校時代に不登校を経験しているお子さんは、学校に対して不安感を強く持っています。高校から心機一転してやり直したいと思っている方も多いでしょう。

一方で「留年したらどうしよう。卒業できなかったらどうしよう」という不安も持っています。

 

難易度の高い高校にチャレンジすることももちろん大切なことです。しかし、中学時代に不登校を経験している方にとって、休まずに登校することはかなりハードルが高いものになります。

 

そこで考えていきたいのは「週に一回程度休んでも、授業についていけるレベル」です。高校は中学までと違い単位制なので、単位を落とすと留年が決まります。テストも大事ですが、出席点の比率も高いです。テストでいい点数を取れても、必要な出席ができていなければ単位を取ることができません。逆に点数が低くても(欠点は免れるレベル)、出席が確保できていれば単位は取得できます。

 

休んではいけない、ではなく「休むことを前提に」通うことを想定して、授業についていけるかどうかを考えるようにしましょう。必死に頑張らないとついていけないよりも、ワンランク落として、ある程度余力を持って取り組める方が、卒業の確率は高くなります。

 

中退することが悪いわけではありません。それも一つの選択肢に入ります。ただ、高校の中退は、今後の生涯の履歴書にも記載しなければならないものになります。就職する際に聞かれることが多くなります。その対応に苦慮される方もいらっしゃいます。できるだけ卒業することを第一に考えた選択を行いましょう。

 

4. 通えなくなったときの方法を考えておく

 

どれだけ高校生活を楽しく過ごせていたとしても、通うのが辛くなり、欠席が続くことで留年が決定し、退学をすることになる可能性はゼロではありません。

 

そんなときに備えた方法を考えておくことは高校入学前にしておきましょう。選択肢としては以下のものが挙げられます。

 

通信制高校への編入

 

通信制高校に編入、つまり転校する考え方です。高校に通っていた期間などにもよりますが、取得した単位を継続できる場合もあります(学年を終えていたら、その分は加味されます)。

 

通信制は学校にもよりますが、週数回のスクーリングと、自宅でのレポート、期末のテストで評価されます。学校に通う頻度が全日制や定時制の高校よりも少ないことが特徴となります。

 

毎日通うことや、朝起きることが難しい方にとっては有効な方法です。ただレポートは基本的には自分でやることになるので、時間をうまく使いながら進めていくことが必要です。

 

高卒認定試験を受ける

 

高卒認定試験(高校卒業程度認定試験)を受け、必要な科目を合格することで、高校卒業と同程度の学力があるとみなされる試験です。

 

合格に必要な科目は8科目程度で、一年でも高校に通えていたら、約半分に減ります。2年製まで通っていたら一〜二科目程度で合格が可能です。合格ラインは概ね40%ほどです。年に2回受検機会があり、一度合格した科目は持ち越しが可能です。つまり、一年のうち前半の試験で半分、後半で半分という形で合格を目指すことができます。

 

ただあくまでも「高校卒業と同程度」の扱いになるので、学歴は「中卒」という形になります。学歴を高卒にしたい場合は、通信などの方法を考えましょう。

 

【高卒認定試験の科目置き換え措置】

高校によってルールが異なりますが、例えば出席が少ない科目を高卒認定試験を合格することで置き換え、留年を免れる方法があります。

 

例えばホームルームの時間を、国語の試験を受け合格することで出席扱いにし、規定の出席日数を満たしていなくても取得したとみなす方法です。

 

学校長の判断によってどの科目が置き換えになるかが決まりますので、あらかじめ確認しておくのもいいでしょう。

 

これらの他にも、他の高校に編入することや、留学、また学校には通わずアルバイトをする、職人に弟子入りするという道も存在します。

 

主な二つをご紹介しましたが、人生にはさまざまな選択肢があります。この機会にいろんな方法を調べておきましょう。

 

5. 高校のルールを理解しておく

 

中学までと大きく違うのが「出席できないと単位にならない」という点です。中学校の場合は、どれだけ休んでも(3年間全く授業に出席できなくても)卒業することができます。

 

しかし高校は、決められた出席日数を確保しないと、成績が良かったとしても、留年が決定します。

 

そこで大切なことが「どのくらい休んだら、どうなるのか?」というルールの把握です。

 

一般的には「全授業時間数の5分の1以上を休んだら、補習、3分の1以上を休んだら単位は履修できない」とされていることが多いです。

 

これは逆にいうと週に1回休むくらいであれば、悪くても補習ですむ、ということです。週に1〜2回しかない授業(保健など)もあるので、毎週同じ曜日を休むのは3分の1をすぐに超えてしまうのでいけませんが、曜日を振り分けて休むのであれば、せいぜい補習で済む、と言えるのです。

 

また、7月、12月、3月といった学期末は、定期テストも終わり、授業も少なく、進度も遅くなりがちです。この時期は全部通うようにすれば、週に1回休んでも、補習すら必要なくなる計算になります。場合によっては週に2回休むことがあっても、問題ありません。

 

高校生活が始まる前に、時間割を見れば、各科目がだいたい一年でどのくらいの時間数になるかがわかります。そこから休んでいい日数を算出すると、一年間の休日・祝日を除いた休んでいい日数がわかるようになります。

 

大方のカレンダーを作ることができると、無理をしなくてもいいことがわかってきます。これが心の安心につながり、中には結果的に皆勤に近い状態で通う方もいます。

 

高校生活にはルールが存在しますが、ルールの範囲内であれば、それをうまく活用することで、自分に合ったペースで通うことができます。

 

通い切れるようにすることを前提に、うまくいく方法を考えていきましょう。

 

最後に

 

私は不登校を経験しているからといっていろんなことを諦めるのは間違いだと考えています。「できない」と話を終わらせるのではなく「どうやったらできるか」を考えることが大切です。

 

中学をほとんど欠席されていた方の中で「公立高校なんて内申が低いからとてもじゃないけど無理だ」と思っていた方も今いました。しかし結果的に公立高校に合格し、休みを配分しながら卒業し、大学まで進学された方もいます。そしてこれは決して珍しい話ではありません。

 

「できない」と思っていても、調べることで、考えることで、打開策が見えるようになります。

 

今諦めかけている方こそ、必要な情報を集め、再検討してみましょう。ここに挙げたことをご参考いただけたら嬉しいです。

 

【不登校からの高校受験についてはこちらのブログもご参考ください】

 

 

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中学時代に不登校を経験。その後学校復帰。関西学院大学に合格する。大学卒業後、人材紹介会社にてマーケティング・人事を経験。

 

あるひきこもりの青年に出会ったことから、起業を決意し、専門的なカウンセリング・学習サポートを行うOFFICE NAKAGAWAを2011年2月に設立。公認心理師、産業カウンセラーの資格を有する。現在大阪市・京都府でスクールカウンセラーならびに、看護専門学校にて発達心理学の講師を務める

 

ひきこもりや不登校、発達障がいのご当人、並びにご家族のカウンセリング、学習サポートを行う。小中高生や、PTA、学校関係、行政関係など講演も行う。

 

今年も大学受験の季節がやってきました。2026年は1月17日(土)から共通テストが始まります。

 

学校や塾に通っている方は、大学入学共通テスト(以下共通テスト)の過ごし方についてアドバイスをもらうこともあるかと思います。

 

しかし不登校中であったり、高校を中退した方にとっては、情報量が少なく、かなり不安なものになります。受験のアドバイスを受けづらい方に向けて、共通テストに向けてできることをお伝えします。共通テスト以外の受験でも活用できますので、ご参考ください。

 

 

この記事を書いた人
▫️大人のひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️不登校やひきこもりからの難関大学合格をサポートする

1. 本番までの勉強

  ① 新しい問題集には絶対に手を出さない

 

共通テストに限ったことではありませんが、試験日が近づいている状態で、新しい問題集に手を出すのは御法度です。

 

新しい問題集を終えられなかったらかなり不安になります。直前になって「あれもできていない、これもわかっていない」と焦り、それが睡眠を阻害し、当日のパフォーマンスに影響することもあります。

 

「今まで取り組んだ問題集」を大事にしましょう。中でも、特に暗記系(英単語、社会、数学の公式、理科の公式など)です。新しいものに手を出すのではなく、今まで散々使い倒してきたものを見直すという意識です。

 

「何度もやった問題を解いても意味がない」と思う方もいらっしゃるでしょうが、そもそもですが、問題集を「完璧に」理解できる人は多くありません。繰り返すことで、実は曖昧だった部分が明確になる瞬間が訪れます。新しいものには手を出さず、何度も取り組んだものを総仕上げのイメージで取り組みましょう。

 

  ② 過去問は本番の時間割りに合わせて解く

 

新しい問題は御法度ですが、過去問を解くことには意味があります。ただ、毎日全科目解いていると、時間が足りず、疲労も溜まります。

 

過去問は本番と同じような時間割で取り組みます。できるだけ時間も合わせるようにしましょう。そのために、当日と同じスケジュールで起き、食事の時間も合わせるようにします。

 

ここで大切なことは、過去問で高得点を取ることではなく、試験のリハーサルを行うことにあります。

 

どんなことでも本番では想定外のことが起こります。一度経験しておくだけでも、安心度がかなり変わります。

 

部屋で一人で解いてもいいですし、図書館や、少し騒がしい場所(カフェなど)で他のお客さんに邪魔にならない程度にやってみるのも効果的です。

 

  ③ 今は共通テストのことだけを考えて

 

共通テストが終わってから、私立の受験を控えている方も多いと思います。試験が終わって二週間ほどで随時始まっていきます。

 

ただ、今は共通テストのことを第一に考えましょう。浪人生で受験に慣れている人ならまだしも、多くの人は初めて受験されるでしょう。あれもこれもはできません。私立対策や国公立の二次対策は共通テストが終わってからです。

 

2. 生活リズムについて

  ①本番と同じ時間に就寝し、起床する

 

共通テストは午前中から始まります。この時間帯に起きて、頭を動かすことに慣れていないと、眠気と戦う受験になりかねません。

 

遅くとも一週間前からは、本番と同じ生活を心がけます。12時までには就寝し、一科目目の9:30に合わせて、遅くとも3時間前の6:30には起床するようにしましょう。3時間ほど経つと脳が活性化すると言われています。

 

また起きてからのルーティンも用意しておきます。シャワーを浴びるのもいいですし、軽く近所を散歩するのもいいです。ストレッチも効果的です。

 

朝食も、同じものを食べるようにします。当日の朝にガッツリと食べすぎると、試験中に気持ち悪くなることにつながります。

いつもと同じように食べ、もしお腹が減るようであれば、チョコレートなど軽食を持って調整しましょう。

 

  ②こってりしたものは控える

 

食べすぎたり、試験に「カツ!」と言って揚げ物を食べるのも控えるようにしましょう。

 

試験当日は思わぬ緊張感に苛まれます。それが引き金となって、急に気持ち悪くなることもあります。消化に良いものを食べることを心がけましょう。これはご家族にもお願いしたいことになります。

 

  ③風邪対策は厳重に

 

風邪をひいては元も子もないので、寒い中でのランニングなども控えたいところです(ルーティンでやらないと気持ち悪い人は防寒に気をつけて行ってください)。外に出るときはマスクを忘れないようにし、うがい手洗いはいつもよりも丁寧に行いましょう。

 

またご家族が風邪やインフルエンザに感染した場合は、隔離を行い、うつさないように気をつけましょう。

 

万が一インフルエンザなどに感染した場合は、診断書をもらうようにしましょう。追試という形で受けられる可能性があります。

3. 共通テスト前日に行うこと

  ①準備物の確認

 

準備物について、忘れ物がないようにしましょう。

 

【準備物の例】

▫️受験票(Web出願で印刷を忘れないようにしましょう)

▫️身分証明書

▫️筆記用具(マークテストは必ず鉛筆を使いましょう)

▫️翌朝に着る服(会場は暑かったり、逆に寒かったりします。着脱しやすいものにしましょう)

▫️カイロなど

▫️時計(会場に時計がない場合もあります。アナログが好ましいです)

▫️常備薬(目薬や、食後に服用するもの)

▫️お弁当

▫️水分

▫️軽食(リフレッシュ用のチョコレートなどです)

▫️雨具

▫️お金

▫️参考書・問題集(必要最低限のみ。持っていかなくても良い)

▫️その他リフレッシュ用のもの(イヤホンや、気晴らしの漫画や本など)

 

準備は当日にやればいいや、ではなく必ず前日に全て終えておきます。当日の朝は何が起こるかわかりません。急に雪が降り公共交通機関が遅延するかもしれません。出発直前にお腹が痛くなるかもしれません。必ず前日に全て準備しておきます。

 

  ②交通機関の確認

 

試験会場まで車で送ってもらうケースもあるかと思いますが、送りの場合、もし途中で事故や渋滞、雪などで遅れた場合考慮してもらえなくなります。

 

公共の乗り物を利用するようにしましょう。ぎりぎりで行動するのではなく、乗り換えなども把握しておくようにします。余裕を持って出発するようにしましょう。

 

公共の乗り物を使えば、もし当日に遅延が発生しても証明書が出ます。こちらを会場に提示すれば別室での受験が可能になったり、試験そのものが繰り下げられて開始されることがあります。

 

当日何が起こってもすぐに連絡が取れるように、問い合わせ先はスマホに入れておくようにしましょう。

4. 共通テスト初日

  ①会場に着いたら

 

会場に着いたら、トイレの場所を確認しておきましょう。また自分がストレスなく受けられるように机の上も整理しましょう。

 

周りには友達同士で会場に来ていて話をしている場合もあります。雑音に耳を傾ける必要はありませんので、イヤホンなどで好きな音楽を聴くなどしましょう。

 

  ②一呼吸ついてから試験に挑む

 

「はじめてください」の言葉ですぐに取り組むのではなく、一呼吸置くようにしましょう。私が現役の頃は、試験用紙が配られたら、裏から問題文を読め!などという人もいましたが、それは意味がありません。

 

まずは深呼吸してから、問題に取り組むようにしましょう。余計な小細工はせず、正々堂々と勝負です。

 

  ③一科目終えるごとに休憩を取る

 

試験の出来によっては、うまくいかないこともあります。この場合まず深呼吸を行います。そしてトイレに行き体を動かします。

 

一科目うまくいかないからといって他の科目もできないとは限りません。落ち込むのは後で、まずは目の前の科目に集中しましょう。

 

休憩は必ず取るようにします。疲れていなくても取るようにしてください。試験の最中に急な眠気が襲ってきたり、頭がぼーっとしてしまうことにつながります。毎回試験が終わったらリフレッシュを心がけましょう。

 

  ④初日の試験が終わったら

 

セオリーとしては、翌日に引きずってしまう可能性があるので、解答速報は見ない方がいいと言われます。

 

ただどうしても気になってしまう人は、見ても構いません。落ち着かないくらいなら見た方が切り替えられます。

 

ただ翌朝の新聞で答え合わせをするのは待ちましょう。やるなら1日目の試験が終わったその日です。翌日は翌日の試験のことだけを考えましょう。

 

そして初日と同じように、前日に翌日の準備をして寝ましょう。

5. 共通テスト二日目

  ①全試験が終わったらすぐに自己採点

 

全部の科目が終わったらすぐに自己採点を行います。予備校で判定を受ける場合も早く行いすぐに提出します。

 

それをしない場合においても、点数はすぐに出すようにしましょう。特に国公立や、共通テスト利用の私立受験を考える場合は、どのくらい点数が取れているかが重要になります。あやふやなところは「間違った」として厳しめに出しておきましょう。

 

  ②共通テストが終わったらすぐに次の勉強に入る

 

2日間のタフな試験を経験するとどうしても「休みたい」気持ちになります。しかしそれは危険で、かつもったいない行為です。

 

なぜなら「試験中が学力が最も伸びている状態」だからです。ここで休んでしまうとせっかく伸びようとしている学力がストップすることになります。

 

共通テストはあくまで通過点です。これをもとに次の私立や国公立受験につなげるものです。終わりではないので、すぐに次の準備に入るようにしましょう。

 

また国公立を考えている方は、共通テストの出来によって志望校を変える必要が出る場合もあります。休みたい気持ちはわかりますが、すぐに次に切り替えるようにしましょう。

6. おまけの話

ここからは私が経験したお話もお伝えします。

 

酔い止めには気をつけて

 

私は乗り物酔いをするため、酔い止めを飲んで会場に向かいました。しかしかなり強いものを飲んでしまったので、なんと試験の本番中に強烈な眠気が襲い、集中力が削がれてしまった経験があります。

 

酔い止めを飲む場合は、眠気が起こらないものを選ぶようにしましょう。アレルギーの薬なども眠気を引き起こす場合もあります。服用に気をつけるようにしましょう。

 

賑やかな受験生は管理者に伝える

 

これも実際に経験したことですが、試験が始まると隣に座っていた人が机が揺れるほどの貧乏ゆすりをする人でした。

 

こういった場合は、管理者に伝えて席を代わってもらうようにしましょう。我慢してパフォーマンスを落とす必要はありません。

 

周りの会話はシャットダウン

 

試験が終わると友達同士で来ている人が「あの問題の答えは⚪︎⚪︎だよね」と答え合わせをする場合があります。自分とは違う答えで「しまった!間違えた!」と思うかもしれません。しかし実際は自分の方が合っていることもあるのです。

 

私も試験が終わった後前の席に座っていた英語が得意な同級生が「9割は取れたな」と言っており、その子と答えがいくつか違うことがありました。かなり落ち込んだのですが、実際に翌朝答え合わせをすると、私の方が合っている問題もあり、点差もほとんどなかったのです。

 

得意な科目でも足を引っ張られることもあります。周りの発言が正しいわけではないので、耳を貸さないようにしましょう。

 

雪が降ることを想定した対策を行う

 

ある試験で大雪が降り、雪道を歩いて試験会場に向かうことがありました。雪道を歩いているときはいいのですが、後でじわじわととけた雪が水となって靴に染み込んでくることがあります。足元が冷えると、体全体が冷えて、集中力を阻害する要因になります。

 

防寒用のブーツを活用することや、靴下が濡れたときを考えて換えを要因するなどしておきましょう。

 

最後に〜開き直りを大切にしょう〜

ここまで共通テストや、また今後受ける受験でも活用できる方法をお伝えしました。

 

試験まで日がない場合「開き直り」も必要です。試験日は迫っているので、できることは限られます。できるだけのことをやったら、あとは開き直って「なるようになる」と考えましょう。

 

周りはライバルに見えるかもしれませんが、実はそうではありません。本当のライバルは自分自身です。周りの人たちは、同じ目標に向かって進む人たちです。仲間、とまでは言いませんが、敵ではないのです。時間ギリギリまで見直したり、解けない問題があっても、解ける問題に時間を使ったりと、試験中でもできることはあります。「もうだめだ」と諦めるのは自分です。最後の一問が合否を分けることもあるのです。

 

やれるだけやってみましょう。受験は最後の最後まで本当にわからないものなのです。

 

私も最後に受けた模試でE判定を取りました。周りも期待してない状態でした。けれど「Eより下はない」と割り切って、勉強法を見直し、結果合格することができました。最後まで粘り強く取り組みましょう。皆さんの活躍を祈っています。

 

【勉強法についてはこちらのブログもご参考ください】

 

 

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