地域にもよりますが、公立高校の受験まで残りわずかとなっています。特に不登校を経験した人にとっては、本番の試験はとても重要になります。
残りわずかな期間にできることはまだあります。試験まで日数が少ないけれど、少しでも高得点を取りたい人の向けに、各科目について過去問をうまく活用する方法についてお伝えします。
何をしたらいいかわからない人は、ここでお伝えしていることは最低限やってみてくださいね。
1. 過去問の活用
① 数学:解く問題、解かない問題を決める
自治体によって問題形式が異なるものの、概ね大問が5~6題に分かれています。ただ公立高校の問題は、非常にばらつきが大きいものです。中学1年生の初歩的な問題もあれば、受験者のうち誰も解けない問題や、解答率が数%の問題も紛れています。
まず大切なのは、各大問における1~2番の問題です。
例えば関数の問題であれば、a(比例定数)の値を求めたり、直線の式を求める問題が来ます。これらは基礎的な知識があれば十分に対応できるものです。
一方で、3~4番など後半になってくると、すぐに解答できない問題が増えてきます。ここでこだわり過ぎてしまうと、時間を大幅に食ってしまい、本来解けたはずの問題に手が回らないことになります。
8~9割の高得点を取らないといけない人は別ですが、6~7割、場合によってはもう少し低くても合格点に達する人は、各大問の後半の問題はあえて「解かない」と決めて、それ以外の基本の問題で時間を使うようにしましょう。
また計算問題については、全問解答したいところです。この方式で行けば、少なくとも40〜50点の得点が見えてきます。
もう少し点数が必要な人は、基礎的な問題を早く解く練習をして、各大問の後半の問題を一問だけ解くという形でチャレンジしていきましょう。
受験は「高得点を取る」ことよりも「合格点を取る」方が大切なのです。全問解くことにこだわらず、確実に点が取れる問題を取りこぼさないように気をつけましょう。
② 英語:長文問題に時間を取る
残り少ない期間でも、単語や熟語を覚えることは大切なことです。ただ、単語問題などは、わからなければわかりません。どうしても出てこないこともあります。しかも答えられたとしても配点が高いわけではありません。
実は英語で点を取りやすいのは「長文問題」なのです。
「いや、英語が苦手だから長文なんて無理だ」と思う人も、一度過去問で問題文を読んでみて日本語訳も読んでみてください。おそらく「なんとなく意味は合っている」ことに気づくはずです。
単語の意味がわからなくてもなんとなく文脈で理解できるのが長文問題の良さです。単語や文法問題はわからなければどうあがいても解くことはできませんが、長文は違います。なんとなくでも読めると解答できる問題があります。
【長文の読み方】
①まず一文目を読みます(何について語ろうとしているかを把握します)
②最後の一文を読みます(どこに向かおうとしている文章かを把握します)
③文頭にある「But」があれば、そこで話が変わり、そこから主題が述べられます。チェックしておきましょう
【文の読み方】
主語と動詞に着目するようにします。「誰(何)が、何をする(した)」を把握すると読みやすくなります。
「何について話されているか」がわかると文章はより読みやすくなります。この方法を癖づけるようにしましょう。
そして長文に時間を割けるような時間配分を行います。過去問を解き、答え合わせをしてから、わからない単語を書き出します。訳しにくい文を抜き出して和訳と照らし合わせながら読み方を確認します。そして大事なのは音読です。少なくとも5回は音読をするようにしましょう。
長文は一日一題は取り組むようにしましょう。疲れて新しい問題に取り組むのがしんどいときは、前日にやったものの復習を行います。英語は言葉です。触れれば触れるほど理解が進むようになります。
▫️基本的な文法は理解しておく
薄い問題集に取り組むことで文法を理解することができます。be動詞と一般動詞の使い分けや、特に間違いやすい文型についてなど基本を理解しておくとより読みやすくなります。
③ 社会:過去問で「暗記」を進める
社会は暗記だけで乗り切れるものではありませんが、一問一答のような問題が出るのもまた事実です。
しかしながら残り1ヶ月を切った状態で、教科書を読んでも覚えた気になるだけで頭には入ってきません。
暗記を効率的に進めるには問題演習が最も効果的です。最初は全く解けなくても構いません。出てきた問題を繰り返して暗記を進めていきます。
その際に、例えば選択肢が4つあるような問題で1つを選ぶ場合、他の選択肢についても年代や意味を押さえるようにしましょう。そうすることで、一問で四倍の学習をすることができます。
例えば「本能寺で織田信長が死んだ」だけでなく、その年代はいつか、誰に倒されたのか、どうして命を狙われたのかと広げていくと、より理解が進むようになります。
【時間がないときは「絞る」】
社会科目は地理、歴史、公民で成り立ちます。それぞれがバランスよく分配されることが多いので、得意な分野を重点的に押さえていきます。
また自分が住む都道府県は地理で狙われやすいので、優先順位は自分の住む地域から進めていきましょう。さらに大きな選挙(国政選挙など)がある年などは、選挙制度について狙われることもあります。その年の前半に起こったことを知っておくと山が当たる可能性もあります。
④ 理科:生物・地学分野をおさえる
得意な人はいいのですが、苦手な人にとって、物理や化学分野は公式を覚えたり、化学式やイオン式を覚えたりするのが大変になります。
一方で生物(被子植物や動物の種類など)や地学(大気や地震についてなど)は、計算問題があったとしても小学生レベルの知識で解くことができます。
苦手な人は、まずはここから押さえるようにしましょう。
とはいえ理科は暗記の要素が多いようで、そうではない分野でもあります。苦手な人は、理科で高得点を取るのは至難の業です。こだわり過ぎず数学や英語、社会に時間を割くことをお勧めします。
一方で得意な人は、化学や物理も押さえておきましょう。特に電流の計算などの公式は数学に比べれば少ないです。活用できるようにしておきましょう。
【出し方は限られている】
理科に限らず他の科目でも同様ですが、実は問題作成する側としては出す問題は限られているのが正直なところでしょう。
パターンが限られるので、数年分を解くと対応しやすくなります。完璧にこだわらず、解いて答え合わせをして復習したら、どんどん進めていきましょう。
⑤ 国語:古文対策を行う
意外に思われるかもしれないのですが、実は成績を上げにくい科目が国語、特に現代文なのです。
多くの受験生は日本国籍で、日本語に馴染んでいます。聞くことも話すことも書くことも読むこともできます。しかし、日常で使う日本語と試験の日本語は全く別物と捉えておきましょう。日本語がネイティブだからといって、評論がすらすら読めるわけではありません。
国語こそ、じっくりと時間をかけて取り組む分野になります。
しかし時間が残されているわけではない状態の場合は、そこは割り切って、短期間でも勝負できる「古典」に集中します。
中学レベルの古典は、それほどルールが多いわけではありません。漢文にしても、古文にしても高校のように助動詞の活用までを問われるわけではありません。
古文の読み方のルールを押さえれば、ある程度は読むことができます。1ヶ月あれば、高校受験程度の古文は解けるようになります。
学校の問題集にも古文のまとめが載っていると思います。そこで古文や漢文のルールを押さえた上で問題演習を行いましょう。
英語に比べて分量は少ないですし、文法のルールも多くありません。大学受験の古文や漢文でも1ヶ月あれば十分対策可能です。高校受験はいわんや、です。得点源にできるので、狙い目になります。
▫️現代文の解き方
また現代文を解くためには、量をこなすことも必要ですが、以下のポイントを押さえた読み方を心がけてみてください。きっと読み方が変わります。
【現代文のコツ】
苦手な人は以下の要素だけは押さえるようにしてください。
①「接続詞」に注意する
特に「しかし」には注目してください。そこまでに話された内容とそれ以降で真逆のことが言われています。また文の初めの「しかし」はそこから主張が書かれることが多いです。
②指示語を確実に押さえる
これ、それ、このように、そのようにして、など指示語は必ず明確にするようにします。何を指しているのか曖昧に読むのではなく、直前の言葉や文でどこを指しているのかを明確にしながら読むようにしましょう。それだけでも文章の構造が掴みやすくなります。
2. いい意味で開き直ろう
ここまで過去問を使った各科目の勉強法についてお届けしました。もちろん本来はじっくりと基礎から取り組み、問題集を何度も繰り返した上で過去問に取り組み弱点を潰していく方法が最も重要であることは間違いありません。
ただ本番までの期間が短い場合、できることは限られます。「選択と集中」に特化した勉強を行うことが重要になります。
ここまできたらある意味で開き直ることも必要です。着実に合格点を取るための勉強を進めていきます。繰り返しますが、定期テストはできるだけいい点数を狙うものですが、受験は「合格点を取る」ことが目標なのです。
今から分厚い新しい問題集をやっても、絶対に終わりません。それよりも過去問をうまく使って、「取るべき問題で点を取る」練習を行いましょう。
まだやれることがあります。受験は最後の最後まで何が起こるかわかりません。ぎりぎりまでもがきながら取り組んでいきましょう。大丈夫。まだまだできます。ファイトです!
【不登校の勉強法についてはこちらの記事もご覧ください】
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