セラピストの髙宮えり子です
オステオパシーのアンバサダーをしたり
動物と話したり
意識・生命・身体・コミュニケーションを
研究しています♪( ´▽｀)
動物と話すセッションもしています
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今日は女性に多いとされる便秘のお話です。
私が病棟看護師をしていた頃、実に多くの患者さんが便秘状態でした。
大変身近な身体の不調であるにもかかわらず、便秘の特効薬はないとされるほど、実に手強い現象です。
メディカル的に、と言いますか、病院時代には、便秘改善といえば水分を多く摂るとか、運動をするとか、食物繊維の多い食事をすると良いとされています。
それでもダメなら腹部マッサージ、薬剤（便を柔らかくしたり、お腹の動きを良くするなど）や浣腸、摘便などで、どうにかこうにか排便を促します。
ですが、それでもなかなかうまくいかず、排便コントロールに悩まされている患者さんは多くいらっしゃいました。
排便のメカニズムは、実はめちゃくちゃ複雑なのですが、ざっくり言ってしまえば、鍵になるのは食事でもなく、水分でもなく、マッサージでもなく、自律神経だったりします。
私の勤務していた脳神経内科は、まさに自律神経の調子が乱れる疾患の方が多いので、便秘問題とは常に格闘していました。
先日、翌日の予定が私にとってプレッシャーになっていたのか、珍しく数時間おきに目が覚める状態がありました。
案の定、毎朝、朝食後に出るはずの便が出ない…
これは自律神経が乱れているな、と感じました。
本来、寝ている時には副交感神経優位になり、起床と共にゆっくりと交感神経に切り替わっていきます。
腸の動きは、副交感神経優位の状態の時に活発になります。
ですが、就寝中も交感神経が優位なままだったのでしょう。
朝ご飯の味もイマイチに感じられ、便意は一向に起きませんでした。
自律神経が乱れていることで引き起こされる症状は多岐にわたりますが、中でも特徴的なのは、就寝中に目が覚めてしまったり、排便コントロール不良だったり、立ちくらみもあったりします。
長年、便秘と自律神経の関係は知っていたのですが、自律神経を整える方法は規則正しい生活と適度な日中の運動くらいしか知りませんでした。
ところが！
毎朝行っている「ニュートラルになる瞑想」をやってみたところ、ものの1〜2分でわかりやすく直腸が動き始める感覚が起きて、スッキリ排便できました。
なぜ、こんなことが起きたのでしょうか？
排便を促すのは副交感神経です。
「ニュートラルになる瞑想」は副交感神経が優位になるので、結果的に排便が促されたのだと思います。
オステオパシーの施術後に、沢山、排便があるという方がいらっしゃいました。
腹膜の治療が起きたということもあるのでしょうが、施術を受けている時には物凄いニュートラルな状態の意識になります。
なので、結果的に便秘気味の方は排便が促されるのかも知れません。
腸の調子が良くなれば、自律神経が整うとされる説もありますが、私自身の体験と患者さんたちのケアを通して得た感覚では、自律神経が整うから腸の調子も整うと言った方がしっくりきます。
私のかかりつけのD.O.曰く「ほとんどの不調や病気は自律神経によるもの」だそうです。
※D.O.とはDoctor of Osteopathyの略
特に副交感神経は意識的にシフトさせることが大切な神経です。
もちろん、規則正しい生活や運動、食事も大切ですが、それだけで改善できないとしたら、自律神経が要因かも知れません。
便秘がちの方は就寝前に、感情も思考も何もない状態にできるような、ご自分に合った副交感神経を優位にする方法を試してみるのもおすすめです(^ ^)
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