人として得るべきところはどこか。 成長するには、相応しい組織で相応しい仕事につかなければならない。
基本は、得るべきところはどこかである。この問いに答えを出すには、
自らがベストを尽くせるのはどのような環境かを知らなければならない。
大きな組織か、小さな組織か。人と一緒か、一人か。締め切りは必要か、
必要でないか。
得るべきところはどこかとの問への答えが、
今働いているところではないということであるならば、
次の問いは、それはなぜかである。組織の価値観に馴染めないからか。
組織に緊張感がないからか。そのようなとき、人は確実にだめになる。
組織の価値観が自らの価値観に合っていないならば、
人は自らを軽く見るようになる。
あるいは、上司が利己的なことがある。上司としての役目、
部下を育て、引き上げる役目を果たさないことがある。
こうしたとき、あるいは成果が認められないときには、
組織を辞めるのが正しい道である。
(ドラッカー365の金言 6月11日より)
わたしは、大きな組織で働くことに向いていないと思い、
リクルート※を退職する決意を固めた・・・のがもう6年前。
※入社は中四国リクルート企画(従30→80)
結局、「得るべきところはどこか」という問いに、
自分なりのちゃんとした答えが出せるかどうかが、
人生の充実度を大きく左右するのだと思う。
多くの人は、この問いに対する答えが、まだないのではないか。
つい先日の新聞で、先進国の中で日本の20代の自殺者数が
突出して高いという記事を見た。痛ましいニュースだ。
中でも要因は、就職活動が上手くいかないことへの悩みが多いという。
わたしの卒業した年も、就職氷河期だった(らしい)ので、
その悩みはほんの少しだけわかるような気がする。
でも、就職活動は本当にうまくいっていないのか。
学生諸君が就職活動に対するハードルを高くしすぎたために、
記念受験レベルの企業の選考に漏れただけで、
挫折感を味わっているという一面もあるのではないか。
三流私立大学を卒業して、大手財閥に入社するのは無理だ。
というか、入ってどうするつもりなのか。
学生レベルで、業界研究や職種研究をいくらしても、
社会に出て実際に経験してわかることには遠く及ばない。
ならば、自分で勝手に就職活動のハードルを上げて挫折感を味わうよりは、
ご縁があったところで一生懸命に社会人経験を積んでみてはどうか。
その会社で3年で業績一番になれば、新しい未来がひらけるはずだ。
さて、偉そうに説教臭くなってしまった。あいすみません。
「得るべきところはどこか」という問いに答えを見出そうとすると、
当然だが、様々な経験を積んで、比べる中から見いだせるものがとても多い。
経験がない中で見えるものはほとんどない・・・と思う。
たくさん経験をしよう。
まだまだわたしも経験が足りない。
ほな
