
本物の変化とは人が行なうことであり
流行とは人が言うことである。
起業家は変化を当たり前のものとして見る。
自ら変化を起こそうとはしないが、変化を探し、
変化に反応し、変化を機会として利用しようとする。
それが起業家である。
変化を観察しなければならない。
あらゆる角度から見なければならない。
そして機会となりうるかを問わなければならない。
あらゆる変化について、本物の変化か流行かを見なければならない。
見分け方は簡単である。
本物の変化とは人が行なうことであり、
流行とは人が言うことである。
話にしか出てこないものは流行である。
そして、それらの変化を機会として捉えなければならない。
最初から脅威としてしまったら、もうイノベーションは無理である。
何ごとであれ、目論見と違うからといって無視してはならない。
予期せぬことこそ、しばしば最高のイノベーションの機会となる。
(ドラッカー365の金言 3月10日より)
どうも。
インフルエンザ王国、A地域より無事帰還いたしました(笑)
ええ歳こいてインフル食らってる場合じゃないですね。
まだまだ精進が足りません。
さて、今、身の回りで起きている一番大きな変化は何でしょう。
みなさんは何ですか?
私が感じている一番大きな変化は国と企業の関係性、
いや、エリアをまたがった経済ともいうべきでしょうか、
経済学者でも政治学者でもないのでうまく言えませんが、
とにかく事業をやっていく上での土俵が変わっていると感じます。
ザクっとした私見ですが、本当に仮説レベルでもありませんが。。
人間が地球上で暮らし始めた頃は、人間にとって一番重要な能力は、
食べ物を捕る力でした。
それからもう少しすると、今度は武力になりました。
陣取り争いが落ち着く頃になると(徳川幕府のような)政治力です。
今現在は、政治力よりも経済力ではないかと思います。
※動物としての「種を残す」は除いて考えています。
で、その経済力というと色々あると思いますが、
私の場合はビジネス力をイメージします。
それが、ちょっと前までは、一つの国の中でビジネスが完結していました。
ええ、正確にどこかのタイミングで国内だけでビジネスが完結、
ここからがグローバル、というようになったとは言えませんが。
とにかく、地球の裏側を意識する必要はありませんでした。
そして、最近では本当に世界に与える影響が、
一国の政治よりもグローバル企業のほうが大きい時さえあります。
FacebookやGoogleなどを見ていると、あの企業が存在したがゆえに、
色んな国でいろんな事が起きているのは、まさにそうです。
だから、日本の田舎で商売をしていようが、
地球の裏側を想像せにゃならんってことに、いつの間にかなっている訳です。
あら大変(笑)
もう一方で、このグローバル企業の本拠地はどこなんでしょう。
・・・そうです、本拠地をかえようと思えばかえられるのです。
この国に本拠地を置いていると、いろいろ不便だから他の国に本拠地をかえよう。
・・・いい人材を採用するのが難しいから、
・・・一人あたりのコストパフォーマンスが低いから、
・・・グローバル競争をする上で税率が高く企業運営に不利だから、
・・・材料を仕入れにくいから、
この流れが加速すると、日本は税制面、人件費、資源量、気候・・・
割りと競争に不利な材料が多くあるように見えます。
本当に不利なのかどうかは、自分たちの意志にかかっていると思いますが。
問題なのは、これをどう捉えるべきかだと思います。
考えても結論は出ませんが、私は悪い流れではないと思っています。
こういった大きな流れは止められませんし、いま自分に必要なのは、
どうやってこの流れを味方にするか、と思っているからです。
さて、何かとアドベンチャーなこの時代、
どうやって生き抜きますかね。
ほな
