
象はノミと違って身長の何倍も跳び上がることはできない。
大組織といえども万能ではない。
それは敏捷さではなく、大きさによって成果をあげる。
一人や少人数では不可能な能力を動員する。だが、規模は制約でもある。
組織は一時にわずかの仕事にしか取り組めない。
組織構造やコミュニケーションの工夫ではどうにもならない。
組織では集中力が鍵である。
しかも組織は変化しなければならない。
変化とイノベーションの主導権をとらなければならない。
そのためには、知識労働という稀少で費用のかかる資源を
成果のあがらない分野から、成果と貢献の機会のある分野へ移す必要がある。
資源の浪費は許されない。
(ドラッカー365の金言 11月1日より)
昨日も今日も新聞の一面には、売上数兆円の電機メーカーの不振が報じられている。
数千億円もの赤字を2期連続でだせるだけ凄いと思うのだが。。。
ウチなんて数千万円の・・・いや、やめとこう。何の比較にもならん(笑)
そもそも、会社の成長とは何なのだろうか。
業種によっても違うのであろうが、私たちのサービスはお客様あってのもの、
だからお客様のニーズ以上の規模になることはない。
新たなニーズを生み出している企業であれば、マーケットは青天井に見えるが、
そのニーズが満たされてくればやがてマーケットサイズは決まってくるだろう。
「とにかく会社を大きくしよう」という時代は終わってしまったのか。
仮にそんな時代が終わったとしても、そしてウチがいくら小さな会社だからといって、
マンションの一室で小ぢんまりと終わるようではいけない。
・・・のではないかと思う。
では、適正規模を追いかけるのか。
大きくなるならば、今のように目の前のことに一生懸命対処する経営ではなく、
来年、いや3年後を見通すような経営をしなきゃならんのだろう。
だって、「急に舵を切っても船は急には曲がらない」のだから。
いや、そんな規模になることもないか(笑)
いやはや、なかなかな時代だ。
ほな
