息子の二十歳の誕生日に、私は今までのことを謝りました。~家庭内暴力編~ | 「自分も子どもも愛せるママになれる」新宿御苑前子育て相談室

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● 息子の二十歳の誕生日に、私は今までのことを謝りました。~家庭内暴力編~

【前回】子供との関係性を改善するために、私がやったこと。

こんにちは、仲村ゆりかです。

息子とは、相変わらず何も話さない日々が続いていました。

でも、とりあえず学校には毎日通っていました。

荒れた部屋も片付き、以前のような生活に戻ったように見えました。

でも、私の心の中には「俺だって傷ついているんだ!」と、泣き叫んだ息子の声が突き刺さっていました。

今更、そのことについて後悔しても、どうにもならないから、このままスルーする事もできる。

でも、私はそれでは今までと同じ事を繰り返すだけのような気がしてなりませんでした。

傷ついた心を癒せるとは思っていませんでしたが、とにかく息子にちゃんと自分の気持ちを伝えた方がいいと決めました。

今まで、そんな風に話したことがない親子ですから、タイミングを見つけられませんでした。

そこで、考え付いたのが息子の二十歳の誕生日の日。

私の中では、良い区切りの日だと思いました。

誕生日の日、その日は仕事を休み、お寿司とケーキを買って待っていました。

学校から帰宅した息子は、チラッとテーブルの上を見ました。

いつもムッとしてる表情が、少し緩んだ気がしました。

あっ、私は忙しくて、こういう風に誕生日の日にゆったりと待ってあげる事って、ここ数年まったくなかったな~と、思い出しました。

小さな子供ではないので、賑やかにお祝いする訳ではないのですが、息子にとってはサプライズだったのかもしれません。

その夜は、寿司を食べ、ケーキも食べて、息子は珍しくリビングで、犬とゴロゴロしていました。

私は、息子の近くにより、いつものようにしゃべりかけました。

「○○(名前)お誕生日おめでとう。お母さんさ~、ちょっと言いたい事があるやて~」(岐阜弁です)

息子は、ちょっと緊張したように感じました。

今までのことを思えば、それも無理はありませんよね。

「お母さんさ~、今まで色々あって、本当に生きるのに必死やった。

だから、あんたにも色々傷つくようなことも言ったかもしれん。

悪気はなかったけど、悪かったね。

でも、もうお母さんは大丈夫やから、○○は自分の人生を歩んでいけばいいよ。」

と、伝えました。

「分かった?」

というと、「はぁ~・・」と、そっけない返事?をした、息子。

でも、その言葉を聞いて、息子の表情はちょっとにやけているように見えました。

そして、息子の全身から、明るい温かな光が放たれた!



あの瞬間、闇に包まれていた息子の心に光が差した瞬間だと、今でも思っています。

その日を境に、息子の表情や態度が、少しずつ変わっていきました。

息子の傷ついた心が、全てクリアになったのか?そうでないかは、私には分かりません。

でも、明らかに息子の心に響くものがあったのは確かだと思っています。

親だから子供を傷つけて言い訳はありません。

でも、親だって完璧ではないので、時には傷つけてしまうようなことを言ってしまうこともあるかもしれません。

その時は、子どもだからとスルーしてしまわないで、その時その時人として、謝ることは大切なことですね。

それが、子どもを人として尊重していることにもなるような気がします。

私には、それがなかった・・・。

私は「息子は、気にしていないから大丈夫・・・」と、どこかで息子をないがしろにしていたような気もします。

本当は、私が思う以上に、繊細だった、息子。

それに気づくのに20年もかかってしまいました。

本当に、申し訳なかったな~と思いながら、遅くても気づいて良かった!と、今は思っています。

息子が家庭内暴力という行為をしなければ、私は絶対気づかないで生きていたと思いますから・・・。

息子は、大学を留年することなく、大学4年生になりました。

また、進路を決める時期がやってきました。

息子が、ちゃんと社会に出ていくのか?

それとも・・・

今の息子は、昔と違うと思っていても、(私の頭の中には)3年前の大学進学の時の悪夢が蘇ってくるのでした。

続きは、次回です。


★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。


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