「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら -6ページ目

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。



「いのちをつむぐ」をテーマにしたシグネチャーパビリオン「EARTH MART」を観てまいりまして、パビリオンから続く森の中を西に抜けます。人通りが増えて来ました。



ここは、大屋根リングの右中央付近から少し入った場所。単独でパビリオンを出展していない国々が集う「コモンズパビリオン」、そのBとC館が向き合うところです。


引き続いては、その「コモンズC」の方に入場しようと思います。5分ほどで館内へ。一歩、パビリオンに入りますとそこは高原のよう。


大変に良く効いているクーラーがありがたい。




さて、入り口を入ったところにあったのは、南米・ウルグアイのブース。



この日はお国のナショナルデーだということで昼過ぎには、メインホールのシャインハットでイベントがあったのですが。

こちらでも別のイベントが終わって、賀詞交歓会のようになっていました。こういったにぎやかなのは見ていて楽しいものです。ただし、ブースは遠くから眺めるのみ。


そういったことで、他のお国を巡ることにします。まずはグアテマラ。中米にありますが、コーヒーの生産でぱっと思い浮かびます。





いかにも、明るいお国柄が窺えるなあと感じるのですが。



そこで見つけたのは、この牛を模した作品。


表情もしかりですが、ぱかっと開く胴体がユーモラスです。普段使いなんでしょうか。



他には、イタリアに隣接するサンマリノなど。






そんな中、イスラエルの展示ブースを見つけました。ここだけ、出入り口に警備員や万博協会のスタッフの方が幾人も詰めていて、なにやらものものしい雰囲気です。


ブース内部。立体映像でお国の紹介をするというもの。たくさんの人出でした。



イスラエルは昨今広く報道されているように、アメリカの支援を受けて、ガザ地区を巡っての爭いをパレスチナと繰り広げています。


国際情勢については、新聞やテレビ以上のことは存じないのですが。当たり前といえぱ当たり前ですか、イスラエルの展示の中に、そういった経緯はいっさい見つけられませんでした。

互いに爭いの渦中にあるような国同士が、今般の万博でも幾つも出展していることに、はたと気づきました。
大変複雑な心境になります。アメリカパビリオンのビジョンで語るトランプ大統領。



そして長い行列を成す展示ブースを、パビリオンの奥に見つけました。ウクライナです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。





陽射しが照りつける中をぶらぶら歩き、会場中央のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」にやって来ました。



こちらは2025(令和7)年5月9日に訪問。2度目の訪問です。パビリオンについて詳しくは、こちらの記事をどうぞ↑6月29日アップ。


「いのちをつむぐ」がテーマのパビリオン。
館内では「食といのちの循環」が体験出来る展示が続くのですが、入場すると、いきなり目の前にそびえるのが、このいまにも枯れそうな草木の山です。これがすごいインパクト。




たくさんの野菜、それも、いまにも枯れて朽ち果てんばかりのものばかり。


前回、これを目にした時には大変な衝撃だったのですが。朽ち果てても種は残り、またあたらしいいのちが生まれる。

展示テーマをこれほど意識させられるパビリオンは、今般の万博でもなかなかありません。




パビリオンプロデューサー、小山薫堂さんによる「一食入魂」。

確かに、我々はたくさんのいのちを口にしていますから、この言葉も胸に突き刺さります。



順路を進みますと、食品メーカーの名前が記された樽がたくさん並べられています。お正月の神社の、奉納された酒樽のよう。

これに梅干しを漬け込んで25年後に開封し、みんなで味わおう!というのです。その名も「万博漬け」。このパビリオンの名物です。



絵巻をかたどったカードにメッセージを託すもの。食べるのは大好きなもので(^_^;)



奉納した後に頂けるのは、くだんの「万博漬け」の引き換え券。わたしは70を過ぎていますが、どうなっているんでしょうね。想像がつきませんが、夢があります。



最後は、お皿が並べられたテーブルを囲んでの映像上映。これもなかなかにメッセージ性が強いのと、きれいなのでした。







一枚のお皿に込められた、食にまつわるエピソードたるや。実に奥深いものだと感嘆します。



そして、おみやげに頂いたのは「お米のキャラメル」。前回はなかったのですが、おいしそう。

もったいなくてまだ食べてはいません(汗)


食事を摂ることは、すなわち生きること。日々、当たり前にしていることがどれほどありがたいことなのか、その意味というものをつくづく考えさせられます。また再訪して見たい。



次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。今日からは通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りします。




万博訪問記も、通算20回目になりました。
開幕から2ヶ月、さまざまなパビリオンや展示館を巡ることが出来たのですが、まだ入場を果たせていないものがあるということが、万博という巨大な催事の醍醐味といいましょうか。

リアルタイムでは、閉幕前の大混雑がすでにはじまっているのですが(汗)



さて、出発はいつものおらが街「OsakaMetro中央線・近鉄けいはんな線 長田駅(大阪府東大阪市)」から。

相互乗り入れ先の近鉄車両がやって来ました。



40分ほどで「夢洲駅(大阪市此花区)」到着。



今日は11時入場以降の枠しか取れませんでしたので、ゆっくりです。少し前ならば当日に思い立っても9時枠が取れることもあったのですが、やはり、入場者は着実に増えているようです。



地上に出て、東ゲート前に向かおうとするのですが、敷地内の東端、ちょうど万国旗がはじまろうかというあたりに、見慣れぬ看板を発見。


いま居る東ゲートはメトロの駅に隣接し、便利なために開幕から、入場者が集中しています。

一方、シャトルバスやタクシーが発着する西ゲートとの入場者数の格差は大きく課題になって来たことから、入場を分散させるべく、西ゲートからの入場券を持つ観客を対象に、時間を限定し、東ゲートから西ゲートへ徒歩ルートがこの数日前から開設されたのでした。


とはいえ、東ゲートの外周道路に沿う歩道は実に長く、公式発表では約1.6km、所要時間は徒歩約30分。これから暑くなる時期なのに…と思うのですが、8時30分のルート開放を待つ観客は多く見られました。万博公式サイトより。

ちなみに後日、この徒歩ルートに沿って東ゲートから西ゲート手前まで、臨時にシャトルバスの運行もはじまりました。こちらは所要時間が約5分。また後日項で取り上げます。



さて、ゲートは20分ほどで通過。今日も暑くなりそうです。気がつけば、もうすぐ7月でした。

もう11時を回ってはいたのですが、幸いなことに当日予約は取れました。シグネチャーパビリオン「EARTH MART(12:50〜)」。放送作家の小山薫堂さんがプロデュースされているもの。

2度目の入場になりますが、とても感銘を受けたパビリオンでしたので、再訪はありがたい。


ところで、ゆっくり入場だということもあって

今日はまず、東ゲート至近の公式グッズショップに立ち寄ってからにすることにします。




向かって右側の「大丸松坂屋百貨店」に入場。この時間でしたら、これでも空いています。




ここ何回かは入場ごとにグッズショップを覗くことが習慣のようになっていたのでした。品揃えを眺めていて、なにかしら新商品が入っているなと見つけるのが楽しいですので。



この日見つけたくだんの新製品はこれでした。「ミャクミャク インテリアメタルプレート」。


おっ、これはおしゃれです。レトロな喫茶店などで見かける看板はホーローやブリキですが。



さらに「ミャクミャク召喚グッズ」なるもの。スマホまわりのグッズのようで、いま流行りのアクスタです。確か、JD長女は坂道アイドルグループのものを愛でてたな。



そういったことで、ウィンドウショッピングをさんざん?楽しんだ後に、ようやく大屋根リングへと歩を進めます。


次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。



念願のフランスパビリオンを観覧しています。



感性を揺さぶられるような展示ばかりですが、順路はいよいよ最後の1階にやって来ました。




順路がここで吹き抜けだとわかるのですが、見上げると、まるで幻想の世界に放り込まれたようなイルミネーション。パビリオン入り口の3階で見かけたものが、これでした。


おもむろに次々と形の移り変わる光のショー。これだけでも十分立派な展示だと感動します。


そしてイルミネーションの真下には、それに映えるなんとも美しい像が並びます。

群島をたどって、響く鼓動
最後のシーンでは、視覚と音の波動が迫力ある体験を与えてくれます。目の前に広がるものは群島です。

島をかたどった3つのコンセプトで構成されたこの最後の空間はフランスと日本の愛の絆を体現するものです。それぞれの島では、美術品、彫刻、文化財といったアーティファクトが光り輝く大きな雲の中で歴史を語ってくれます。以下、パビリオン公式サイトより。



復興の島
この最初の島では、ふたつの象徴的な建築物が灰の中から蘇ります。
それはノートルダム大聖堂と首里城です。2019年の火災で甚大な被害を受けたこのふたつの建築物が、職人、科学者、技術者たちの技術と革新によって再建された過程を物語ります。





ノートルダム大聖堂のためにヴィオレ・ル・デュクが手がけた「葉に覆われた頭部像」、そして首里城の象徴として、屋根を飾るシーサーの頭、この二つの象徴的な姿がその歴史を物語ります。

火災の犠牲となったこれらの文化遺産は過去の記憶と再生への希望の両方を象徴しています。 



これは首里城の正殿。実に精緻です。



二番目の島では、モン・サン=ミッシェルの修道院と、厳島神社の大鳥居が、潮の満ち引きと風を通して対話を繰り広げていきます。

水上に佇み、長い年月をかけて形作られたこれらのふたつの聖地は、まるで双子のように見えます。注連縄がそのふたつの深いつながりを暗示しこれは自然と精神性への敬意を表します。




立体アニメは、モン・サン=ミッシェルの最近の再自然化を語ります。巨大な砂時計は湾に人の手が入って行く様子を表現しています(注釈∶後方のビジョンで上映)

人間が介入することにより、潮の鼓動、エコシステム、そしてその場所の美しさが再生されていきます。


オリジナルのアーティファクトが物語を彩ります。聖ミカエル像の盾は保護の象徴であり、厳島神社の大鳥居と注連縄は、人間の世界と精霊の世界との境界を示しています。 


展示の最後の島では、フランスと日本が共有する太平洋の島々の自然と文化への愛を紹介します。ここではボラボラ島にインスピレーションを得て、繊細で魅力的なエコシステムであるラグーンに注目します。

3Dアニメーションではラフイに焦点を当てていきます。これはポリネシアの古代の風習で、特定の自然区域へのアクセスを一時的に禁止することで、その再生を促進するものです。禁止措置は、ラグーンや湾、ココヤシの木立、さらには植物や動物の種にまでおよび、自然の再生を促進します。


展示のために特別に作られたふたつの動物の彫刻が島を見守ります。

ひとつは、野生のイリオモテヤマネコで、日本の動物種保護活動の象徴です。反対側には、守護的な役割を果たすピイホロ犬が鎮座します。ポリネシア神話の動物で、背中には鳥、腹部にサメのタトゥーを施されたこの犬は、危機に瀕したこの土地を見守っています。


お国と、我が国との歴史や文化、そして豊かな自然とのコラボレーション。造形や射し込む光線もさることながら、目の付けどころの実にうまいこと。



いや、本当に見応えがありました。期待以上の展示ばかりでした。すごいとばかりで語彙のなさに呆れますが、心持ちはなんと表現すれば良いやら。


余韻がまったく抜けぬままですが、出口近くにのグッズショップに立ち寄ります。



大変混雑していたのでこれしか撮れませんでしたが。お国のトリコロールを模したキャップやシャツ、文房具などが並んでいました。いずれもおしゃれなものばかり。



ところで、パビリオン向かって左側のフリースペースにも、また別の彫刻があるではないですか。



「赤い糸で結ばれている」ということが、パビリオンのテーマになっているのだとのこと。これもご縁、なんですね。

パビリオンでの最後のひとときは、訪れる者を大いなる飛翔へと誘い、解釈の扉を開く瞬間へと導きます。鼓動がひとつになるとき、未来を見据えた集団の力が生まれ、純粋な感動の瞬間が生まれます。

パビリオンの中心から発せられる信号は、愛こそが私たちの最大の力であるのだというメッセージに他なりません。


世界の課題に立ち向かうために、フランスと日本は、優れた文化的および自然的遺産に根ざした愛を大切にする必要があります。

この大きな脈動はその認識を促します。愛が意味を与え、人間と地球のために役立つことこそが、イノベーションが存在意義です。同。


そういったことで、とても清々しい心持ちになれたフランスパビリオンの訪問でした。

これほどさまざまに感性に訴えかけられるパビリオンは、今般の万博では三指に入るであろうと。ぜひにオススメしたいです。閉幕直前の時期に恐縮なんですが(汗)




海風の心地良さも加わり、余韻を味わいながら今日はぼちぼちと帰路に就くことにします。




それでは、今日のまとめです。

長田12:38→夢洲13:14
普通夢洲ゆき⑥32858

13:25 東ゲート並ぶ
13:45 東ゲート通過
14:00 ジュニアSDGsキャンプ並ぶ
14:05 ジュニアSDGsキャンプ入場
14:30 ジュニアSDGsキャンプ退出
14:35 アリーナMatsuri「東北絆まつり」入場
15:20 アリーナMatsuri「東北絆まつり」退出
15:25 団体休憩所西で休憩
15:40 団体休憩所西を退出
15:45 フューチャーライフヴィレッジ入場
16:15 フューチャーライフヴィレッジ退出
16:30 シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし」予約列並ぶ
16:40「Dialogue Theater-いのちのあかし」入場
17:20「Dialogue Theater-いのちのあかし」退出
17:40 エンパワーリングゾーン北端に戻る
17:55 フランスパビリオン並ぶ
18:25 フランスパビリオン入場
19:40 フランスパビリオン退出
以降、東ゲートエリアを散策
20:00 東ゲート退出

夢洲20:19→長田20:55
普通長田ゆき⑥408-19

6月13日(金)
開幕62日目/19回目入場
総入場者∶16万7424人
(一般:14万8857人 関係者:1万8567人)


とにもかくにも、最後のフランスパビリオンの内容、その奥深さに尽きる一日でした。

次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。

本日は二本目、前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。




念願のフランスパビリオンを観覧しています。次々と展示室を移動するのですが、ここからの順路は屋外に出ます。



池のほとりには、薄暗くなったまわりにライトアップが美しい、この古い巨木でした。

奇跡の庭
パビリオンの中心には、鏡のような水面を囲んで庭が広がっています。表面には波紋が描かれかすかにしか聞こえないけれど、確かに存在する大切な鼓動「自然の脈動」が姿を現します。

樹齢千年のオリーブの木が、時と生命の証人です。 深みのある音の創造と鼓動との対話を通じて、私たちは語り合い、自らのエネルギーとマイクロバイオームを分かち合います。それは、人間と自然のバランスに欠かせない存在です。


ニナファームの支援を受けて作られたこの庭園は、「生命の大きな循環」の中で自分たちがどのような存在であるかを見つめ直すきっかけを与えてくれます。 パビリオン公式サイトより。



樹齢千年のオリーブの木、だとのこと。お国のどちらから持って来られたのかはわかりませんが、これほどならばご利益があるに違いない。触りまくって来ました(苦笑)



順路を進みます。ここにも、ロダンによる手の作品。



同じ手とはいえ、表現の方法というものは実にさまざまなんですね。それになんとなく気づきました。


地球の中心へ
パビリオンに入ると、来場者はアルザス地方の地下深く、地球の中心へと引き込まれていきます。まるで根のように、岩の間に入り込み、地下の豊かな土壌を探索します。


すると、亀裂があらわれ、太陽の光が差し込む空間が現れます。黄金色のアルザスワインを思わせる巨大な金色の滴が、空間に吊るされているのが見えるでしょう。

脈動のリズムに合わせて、空間には空間を共有するための和やかなテーブルが現れます。フランス流の生き方を象徴するテーブルです。


このインスタレーションはGSMプロジェクトとジャスティーヌ・エマーによって企画されたもので、アルザスワインの協賛を受けています。


土、太陽、水、そしてブドウが人間の技術と融合し、自然だけでは生み出せない甘美な飲み物が誕生する様子を表現しており、変容の神秘的な過程を描いています。 同。




さらに展示は続きます。



これはすごい!と感じたのは、やはり「手」。石膏の作品のみならず、この影絵も作品です。



そしてお国の国旗、トリコロールになぞらえた洋服。ここからは、ディオールの展示室です。

ディオールは、ロダンの彫刻作品を通して体現されるサヴォアフェールへの愛に捧げられた詩的な旅を提案します。ディオールのエレガンスの象徴であるアイコニックな「バー」スーツは、クリスチャン・ディオールが手掛けた伝説の「アンフォール・トリコロール」と同様に、ブルー、ホワイト、レッドの3つのバリエーションで展開されます。


アートや芸術の分野にはまったくなのですが、そんなわたしが観てもこれはすごいなというものばかり。




座れるんかな?いやいや、果たして座ったらあかんのかな?というチェア。精緻です。


舞台の反対側には、うわ〜、たくさんのドレスが。


400点を超える象徴的な白いトワル(シルエットのスケッチを立体的に表現したもの)が、3Dプリントで再解釈されたディオールの象徴的な香水ボトルと並んで、巨大なインスタレーションの中心に展示されています。

ナタリー・クリニエールによる舞台美術は、アーティストの高木百合子の写真と吉岡徳仁がデザインしたメダリオンチェアによって彩られ、メゾンと日本の特別な繋がりを称えています。同。




いや、言葉が見つからぬほど。フランスというお国の感性というのは、本当に奥深いものなのだなと感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。



念願のフランスパビリオンを観覧しています。


さて、鮮やかなイルミネーションに迎えられて次室へ。開かれたケースに圧倒されますが、黄金に輝くような展示室。天井が一面、鏡になっていることに気づくのですが。



展示がなされている、幾多のトランクには見覚えのあるマーク。あの、ルイ・ヴィトンです。



なんでも、ディスプレイに使われているこのケースすべて本物で、数億円単位だということをニュースで知りました。警備員の方が詰めて居られるはずです。

とかく、へえ〜っと驚くばかり。肝心の内容については覚えていないという(苦笑)


さすがに、こういったところは芸術のお国フランスです。やらしいようですが、潤沢にお金をかけることで、観客を楽しませようとしているなと感心します。



ところで、このヴィトンの展示室の真ん中にはこれも立派な像があります。しかし、どこかで見たことのある。



あのオーギュスト・ロダン(1840-1917)作。19世紀を代表する世界的な芸術家です。「考える人」があまりに有名ですが、この「合わさる手」も美術の教科書で見たことを思い出しました。

フランス出身だということを忘れていたのですが、これはお国の美術館から万博のために持ち出されているのだとのこと。すごい…



ついぞ、教科書に載っているようなものをこんな間近で観られるだとは。興奮します。ミーハーなものですから(汗)次へ向かいます。




次の展示室は、イメージ映像の投影のよう。



こちらも、先の展示室に続いてルイ・ヴィトンにまつわるイメージ映像。さまになりますね。といいますか、お国を挙げてのこのような展示たるや。国際的に大人気のブランドですから、力の入れようがわかります。



そして、その先にもロダンの作品は普通に展示されています。「守りの手」。


見るに、石膏でつくられたものです。しかし、躍動感があって、まるで生きているよう。

美術館を観覧しているかの錯覚になります。



実にわくわくしながら、順路を進みます。


エッフェル塔がちらちら見えるので、首都・パリ市内での様子でしょうか。ダンスの美しさがこれまた実に、お国のイメージにぴたりです。


次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。




対話型シアターのシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし」を観覧して来まして、東ゲートに近い「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」まで戻って来ました。その北端ですが、混雑の中に長い行列です。

今般の万博で特に人気を博している、フランスと、右側にアメリカのパビリオンが先にあります。これらへの入場列なのでした。


まだ入場出来ていないフランスは、長蛇の列がいつもなのを理由に、まだ空いている時に、などと思っていたのですが、なんと最後尾につく警備のおねえさんが、これなら30分位で入れますよ!と、案内されているではないですか。


パビリオンからつづら折りになっている、この長い列が、30分かで済むんかいな?と半信半疑ながら、ひとまず列に加わります。右側はアメリカパビリオンへの入場列。



ところがなんと、おねえさんの言う通り、30分弱でパビリオンの真ん前にまで列が進むではないですか!これはすごい。

あれだけの列も、停滞することなくちょこちょこ進んでくれました。どうやら、列の見た目とはだいぶ違って、回転がかなり良いようです。おねえさん、ありがとうございますm(_ _)m



敷地内に入れたのは、並びはじめてからぴったり30分後。別の意味ですごく興奮します(汗)

いや、わからんものですね。フランスは待ち時間で難関の類に当たると思い込んでいましたから。ありがたく観覧することが出来ます。


パビリオン入り口までの列も、ストレスなくさくさく進みます。どちらかというと、順路とは別のこちらのベーカリーに並ぶ人々の列の方がなかなか進まない感じ。商品が気になります。




階段を3階分登るのですが、会場の景色ともどもパビリオンのなんともおしゃれなデザインが印象的です。



さて、いよいよパビリオンへ入ります。入り口には、大きく「鼓動」の文字。パビリオンテーマになっているようです。




薄暗いエントランスを右に折れますと、お、どこかで見たことのある。「もののけ姫」です。

プロローグとして、まず2つの幻想的な生き物が来場者を迎え、展示の世界へと誘います。



大陸を越えて大阪に到着したキメラ像は、ヴィオレ・ル・デュクによるもので、パリのノートルダム大聖堂の火災の難を逃れたものです。


キメラ像の向かいには、宮崎駿の名作『もののけ姫』からの一シーン、「呪いの傷を癒すアシタカ」を描いたオービュッソンの巨大なタペストリーがあり、これは生物多様性を守りたいというメッセージも込められています。

歴史背景を含んだこの二つの傑作は、自然と文化の遺産の保存と回復という対話を生み出しパビリオンの展示の中心へと続く扉を開きます。パビリオン公式サイトより。



このエピソードは知りませんでしたが、神々しさを感じるシーンからのスタートです。



順路を進みますと、真っ暗な中からいきなり紫色の明るい電飾が!これが、まるで生きているかのように輝きながら、動き出します。




下を見ますと、人影がありましたからこれが3階から1階の吹き抜けにある、ということがわかりました。下からの眺めも気になりますが。


しかし、のっけからすごいものを見せられました。しばらく呆然とします。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。



西ゲートからさらに奥「フューチャーライフゾーン(Lゾーン)」のパビリオンや展示館を巡って来ました。テーマがSDGsなど専門性が高く、勉強になったなあと感じます。


展示に見入っていましたら、気づけばだいぶ長い時間が過ぎていました。ここからは、大屋根リングの内側に戻ることにします。



7日前予約の取れていた、シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし(16:30〜)」の時間が迫っていたのでした。少しばかり長い移動です。万博公式サイトより。



まずは西ゲート前を過ぎて、広い通路でリングをくぐる。向かって右側はベルギー、国連、バルトパビリオンなど。すごい人出!



左側には、ビー玉を用いた「遊び」がテーマのセルビア。2年後、2027年にお国の首都・ベオグラードで開催される万博の残時計は、ちょうど700日!



道なりに突き当たると、会場中央の「静けさの森」にやがて入りました。すれ違う人の多さは相変わらずですが、緑に囲まれているというだけでいつもほっとします。



西エリアの最果てから歩くこと15分ほど。レトロでなんとも味わいある木造校舎の「いのちのあかし」に到着。

こちらには、以前に一度入場することが出来ました。映画監督・河瀨直美さんがプロデュースするパビリオンで、入場者から選ばれたひとりが画面越しに対話する、対話型シアターです。2025年5月9日入場、7月5日アップ。


パビリオンの設えもさることながら、対話型シアターが実に琴線に響くもので、機会あればまた訪問したいと思っていました。

予約列で受け取った、本日の対話のテーマは「届かない思いは、どこにいってしまうんでしょうか?」。わたしは選外でした(汗)




先日記事でも触れましたが、この木造校舎は、京都・和歌山で廃校になる学校校舎をそっくりそのままこの夢洲万博の会場に移設したもの。

アラフィフのおっさん世代のわたしなどにしてみれば、小学校低学年の時に実際に体験したもの。懐かしくて仕方がありません。エモいやつです(泣)




お、イベントがあるんですね。河瀨さんも出演される、厳選された映画作品の上映会です。


対話型シアターの対話者を決めている間には、校舎内を自由に見学することが出来ます。




2階建てですので、リング南端付近の眺めは良いですね。穏やかな夕空ともども、心が癒やされます。






シアターでは、おふたりともに小学生時代の思いでについてのやりとりでした。同年代の方のようでしたから、余計良かったです。



2度目の訪問も、実に心に響く「いのちのあかし」。またまた機会あれば訪問したいものです。

しかし、さぞかし大変だったであろう、校舎丸ごとの山あいの地から、夢洲までの移設。閉幕後はどうなるんやろう、とふと考えてしまいます。いい施設だけに。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。

本日は二本目、前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。




今日は、西ゲートからさらに奥の「フューチャーライフゾーン(Lゾーン)」周辺のパビリオンや展示館などを巡っています。万博公式サイトより。



奥へ進めば進むほど、普段、東ゲートから入場しているわたしにとっては見慣れぬ、興味深い風景が広がります。

赤い屋根は「飯田グループ×大阪公立大学共同館」。さらに手前には、西ゲートに隣接する「夢洲第1交通ターミナル」。方向感覚がなかなか…


ちなみに、そのバスターミナルからは「JRゆめ咲線(桜島線)桜島駅(大阪市此花区)」へシャトルバスが頻発しています。ターミナルにて。



桜島乗り換えで、大阪駅(梅田)や新大阪、西九条方面へは便利なルートです。桜島にて。



少し進みますと、右手に幾つかの建物で構成された「フューチャーライフヴィレッジ」が見えて来ました。それぞれ、名称が違うよう。

フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」(未来の暮らし、未来への行動) 

対話から始まる「つながる万博」 2025年大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、人類共通の課題解決を世界で共有し、英知を集め、アイデアを交換し、未来社会を共創することを目指しています。万博公式サイトより。



フューチャーライフヴィレッジは、人が主役のパビリオンです。

様々な参加者が「未来の暮らし」、「未来への行動」をコンセプトとする多種多様な「問い」と「提案」を持ち寄ることで、参加者同士や来場者との対話が生まれ、未来社会はどんな姿かをみんなで考え、共に創り出していく共創(co-create)を実現する場となります。


なるほど…未来社会を共創するために、どのような取り組みをしているのかを、来場者と意見を交わしながらここでそれを展開する。

なかなか、そう言われると難しいようではありますが、未来社会という壮大な目標に対して、出展企業や団体が、具体的にどんなことをされているのか。これはおもしろいですね。



訪問した際には、ナノセルロースという植物の細胞壁をさらに細分化してつくられる物質を用いた、さまざまな商品を研究開発されている企業が出展されていました。どら焼きに配合!




食品のみならず、パットやフェイスマスクなどにも配合することで、品質の向上が図れるのだとのこと。未知の分野ですので、説明を伺ってはあ〜すごい、の一言。




この期間限定の展示だけでも、これは勉強になります。万博という催事の中でも、こういった研究や開発の成果を世に知らしめる。開催意義の大きなひとつだとわたしは感じます。


出展は企業(中小企業、スタートアップ企業など)、教育・学術・研究機関(大学・研究所等)、国・政府関係機関(独立行政法人等)、国際機関、自治体、NGO、NPO法人、各種団体や個人のグループなどが参加する予定です。日本だけでなく、海外からの参加者も予定されています。とのこと。実に幅広いんですね。同。

期間を決めて展示内容、出展している事業者さんが替わるので、またこれは足を運びたいところです。


さて、せっかく西エリアまで来ていますので、さらに奥へと進みます。先ほどの「フューチャーライフヴィレッジ」は左後ろ、真左側の建物は「未来の都市」パビリオン。



ここが、一般入場者が歩いて行き来出来る会場の西の端。最果てのこの場所には、今般の万博を象徴するものがあるのですが。



居ました!空飛ぶクルマです。残念ながら、万博期間内の商用化は実現しませんでしたが、デモンストレーション飛行はこのヘリポートを拠点にして、たびたび行われています。

クルマというくらいですから、市中を走るそれと同じく、行きたいところに気軽に行けるのでしょうね。道路が空に替わるだけ、ということなのでしょうが、夢のような話しです。

「空飛ぶクルマ ステーション」で体験はしましたが…2025年5月13日訪問、7月13日アップ。


ところで、先ほどのフューチャーライフヴィレッジの展示で気になるものを見つけました。



万博会場内で、環境に配慮したというさまざまな設備の紹介。ごみ箱からテーブル、スツールと、再利用や環境にやさしい素材を用いているということが印象的だったのですが。



その中の「廃棄貝殻から生まれたベンチ」を、さっそく見つけました。



お、ホタテの貝殻のディスプレイ、ということは、これが再利用されているということなんですね。おもしろい。



実際に触ってみますと、ついぞ貝殻とは思えません。コンクリートとおんなじ感じ。

しかし、貝殻というと昔からチョークの原料になっていたりしますから、そのあたり再利用の可能性は高かったのやも知れません。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった6月13日(金)の訪問記をお送りしています。




東ゲートから入場したものの、西ゲート付近に移動、周辺のパビリオンや展示館などを巡ろうという今日です。万博公式サイトより。



「ジュニアSDGsキャンプ」でSDGsについて学んだ後に、道すがらのアリーナ「Matsuri」に差し掛かりました。お、東北地方の大イベントなんですね。これはぜひ立ち寄りたい。



東北6県が一堂に介し、ステージでのさまざまなプログラムやキッチンカー、各自治体などが出展しているのだとのこと。




ステージでは、伊達政宗公が出演中。


会場内には、6県の伝統あるお祭りの展示も合わせて行われていました。これはきれいな!



仙台の七夕まつりですね。このぼんぼり、こまかなデザインはどうやって拵えるんやろう。



そして、青森のねぷた。これは迫力あります。




万博開催を祝ってくれているとは。地元民としてはありがたい限りですが、近くで観察すればするほど、ねぷたの表情やつくり、こまやかな色彩…本当にすごいもんやなあと感心します。



福島県のブースで、赤ベコのグッズを頂きました。かわいらしい。ちびっ子次女にあげよう。



さて、「Matsuri」からさらに進みますと、そこは西エリアの最果て。ここには「未来の都市パビリオン」があります。国内企業が合同で出展しているものですが、体験型展示がたくさんでわたしも好きなパビリオンです。長い行列。


その「未来の都市」と、左側のくら寿司との間を抜けますと、会場随一といえる眺望が楽しめる場所があります。大阪湾の絶景です。

「団体休憩所西」ですが、入場者は自由に利用してよいと、終日開放されています。


神戸空港に、その連絡橋。さらに、ポートアイランド。


少し右に寄ると、六甲アイランドのビル群が。背景のなだらかな山々は、六甲山です。


そして、西宮や尼崎のベイエリアが手に取るよう。ただ、今日は少しばかり曇っているので、これでも、あまりです。


会場のある夢洲は、大阪湾に浮かぶ人工島。
そこから西側に湾は広がるのですが、遮るものがなにもありません。ですので、これほどきれいな眺めだという訳です。北が右、グーグル地図より。

ただこうして見ますと、阪神間の街は会場から直線距離では、それほど離れていないことに驚きます。実際に行こうとすると、乗り換えやらなんやら必要ですし。不思議な感じです。


天気の良い日(=さらに遠方まで見える!)バージョンは、また別の機会にということで。

次回に続きます。

今日はこんなところです。