EXPO2025 大阪・関西万博訪問記 その157〜6月13日編⑧フランスパビリオン訪問 後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。

本日は二本目、前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。




念願のフランスパビリオンを観覧しています。次々と展示室を移動するのですが、ここからの順路は屋外に出ます。



池のほとりには、薄暗くなったまわりにライトアップが美しい、この古い巨木でした。

奇跡の庭
パビリオンの中心には、鏡のような水面を囲んで庭が広がっています。表面には波紋が描かれかすかにしか聞こえないけれど、確かに存在する大切な鼓動「自然の脈動」が姿を現します。

樹齢千年のオリーブの木が、時と生命の証人です。 深みのある音の創造と鼓動との対話を通じて、私たちは語り合い、自らのエネルギーとマイクロバイオームを分かち合います。それは、人間と自然のバランスに欠かせない存在です。


ニナファームの支援を受けて作られたこの庭園は、「生命の大きな循環」の中で自分たちがどのような存在であるかを見つめ直すきっかけを与えてくれます。 パビリオン公式サイトより。



樹齢千年のオリーブの木、だとのこと。お国のどちらから持って来られたのかはわかりませんが、これほどならばご利益があるに違いない。触りまくって来ました(苦笑)



順路を進みます。ここにも、ロダンによる手の作品。



同じ手とはいえ、表現の方法というものは実にさまざまなんですね。それになんとなく気づきました。


地球の中心へ
パビリオンに入ると、来場者はアルザス地方の地下深く、地球の中心へと引き込まれていきます。まるで根のように、岩の間に入り込み、地下の豊かな土壌を探索します。


すると、亀裂があらわれ、太陽の光が差し込む空間が現れます。黄金色のアルザスワインを思わせる巨大な金色の滴が、空間に吊るされているのが見えるでしょう。

脈動のリズムに合わせて、空間には空間を共有するための和やかなテーブルが現れます。フランス流の生き方を象徴するテーブルです。


このインスタレーションはGSMプロジェクトとジャスティーヌ・エマーによって企画されたもので、アルザスワインの協賛を受けています。


土、太陽、水、そしてブドウが人間の技術と融合し、自然だけでは生み出せない甘美な飲み物が誕生する様子を表現しており、変容の神秘的な過程を描いています。 同。




さらに展示は続きます。



これはすごい!と感じたのは、やはり「手」。石膏の作品のみならず、この影絵も作品です。



そしてお国の国旗、トリコロールになぞらえた洋服。ここからは、ディオールの展示室です。

ディオールは、ロダンの彫刻作品を通して体現されるサヴォアフェールへの愛に捧げられた詩的な旅を提案します。ディオールのエレガンスの象徴であるアイコニックな「バー」スーツは、クリスチャン・ディオールが手掛けた伝説の「アンフォール・トリコロール」と同様に、ブルー、ホワイト、レッドの3つのバリエーションで展開されます。


アートや芸術の分野にはまったくなのですが、そんなわたしが観てもこれはすごいなというものばかり。




座れるんかな?いやいや、果たして座ったらあかんのかな?というチェア。精緻です。


舞台の反対側には、うわ〜、たくさんのドレスが。


400点を超える象徴的な白いトワル(シルエットのスケッチを立体的に表現したもの)が、3Dプリントで再解釈されたディオールの象徴的な香水ボトルと並んで、巨大なインスタレーションの中心に展示されています。

ナタリー・クリニエールによる舞台美術は、アーティストの高木百合子の写真と吉岡徳仁がデザインしたメダリオンチェアによって彩られ、メゾンと日本の特別な繋がりを称えています。同。




いや、言葉が見つからぬほど。フランスというお国の感性というのは、本当に奥深いものなのだなと感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。