みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日曜日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。9回目となった5月9日(土曜日)の訪問記をお送りしています。

この後は、2回目の当日予約が取れていたシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし」に向かうことにします。


朝から曇天のこの日。雨はそれこそ降ったり止んだりでここになり、また傘を差さねばならないほどになって来ました。なかなか慌ただしい天気です。
うろうろしていますと、すっかり大人気になった「ヨルダンパビリオン」には長蛇の列が。


会場の中央「静けさの森」の南端に「Dialogue Theater-いのちのあかし」はありました。木造のレトロな外観が実に印象的です。
名称通り、各界の著名人8名が万博のメインテーマ「いのち輝く未来世界のデザイン」から「いのち」をテーマにプロデュースした、シグネチャーパビリオンなるものが並んでいます。
果たして、どのようなパビリオンなのでしょうか。外観も加わり楽しみです。


さっそく予約列に並ぶのですが、スタッフの方から渡されたのが、こちら。

「対話シアターで今日、語って頂くテーマです」とのこと。
どうして私たちは、
わかりあえないと思ってしまうのだろう。
敵と味方に分かれてしまうのだろう。
このパビリオンは、「対話」を通じて、
世界の至るところにある「分断」を
明らかにし、解決を試みる実験場です。
そのために、毎日異なるテーマを
世界に問いかけます。

対話は、私たちに気づかせてくれます。
人はもっとお互いを
理解することができる、ということを。
よりよい未来を、
一緒にうみだすことができることを。
このパビリオンが分断のない未来への
第一歩になりますように。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしています。
パビリオン公式サイトより。


「対話シアター」がこのパビリオン最大の見どころだといいます。どのようなものなのか。


ほどなく建物に案内されるのですが、なんという情緒のある内部。感嘆してしまいます。

この建物は京都(福知山市立細見小学校中出分校)と、奈良(十津川村立折立中学校)で廃校になった校舎を、そっくりそのまま夢洲の万博会場に移築したのだとのこと。


なるほど、学校の校舎だったとは。どうりで面影があるなと思うのですが、こちらの講堂で、パビリオンについての解説を受けます。
どうぞ、見て触れてくださいね!とのこと。わたしのいちばん好きなやつです(笑)




おそらくは、最後の別れの時にしたためられたものでしょう。もう泣きそうになります。


そしてなにより、踏みしめるごとにキュキュと鳴る木の床。もうたまりません。

アラフィフになるわたしは、小学校(春からJD長女とちびっ子次女の母校でもある)に入学した頃、これと同じような年代ものの木造校舎に1年生の教室はありました。
なんでも「室戸台風(1934年=昭和9年)」で前の校舎が壊れて、作り直されたもの…などと、聞かされていましたが。

2年生から鉄筋コンクリート製のあたらしい校舎に移りましたが、あの木の香りに、あのなんともいえない優しい雰囲気。40年以上前のことですが、はっきり覚えているほど。
ですので、まるで小学生の、昭和の頃に戻ったかのようなのでした。余談でした。
3階もぜひ観てくださいということですので、さっそく向かいます。


やはりギシミシと音を立てる階段を登りますと
3階の小さな踊り場。ここには長細い板が並んでいるのですが、中にスピーカーが仕組まれているので、耳を傾けてください!とのこと。

密かに、物音が聞こえた(気がします汗)。


そう、このような鏡も母校の木造校舎にありました。いちいち感動してしまいます。実体験したほど、年行ってますから…





シアターの準備が出来ましたのでそろそろ、とスタッフの方からお声がかかります。ただ、この木造校舎、もっと観察していたいほどです。
次回に続きます。
今日はこんなところです。