みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日曜日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。9回目となった5月9日(土曜日)の訪問記をお送りしています。


会場南端の「シグネチャーゾーン(Xゾーン)」に位置するシグネチャーパビリオン「EARTH MART」を訪問しています。
「いのちの循環」をテーマに、放送作家・脚本家の小山薫堂さんがプロデューサーを務める、「食」にクローズアップしたパビリオンです。

さて、最初の展示室の真ん中に、タマゴを模したなんともすごいオブジェを見つけました。


ひとりが一生で食べるタマゴの数、平均28,304個。諸外国と比べても多い部類に入るよう。

天井からぶら下がっていたタマゴは、その数があるのだとのこと。普段、冷蔵庫を開けますと普通に入っていて、そして日常的に食べるとはいえど、こんなになんか、と驚きます。

次に興味深かったのは「世界のレシート」なる展示。世界各国の、日常で購入するものがレシートになって見られるというもの。


チーズ、タマゴ、パン、さまざまな野菜類に鶏・牛・豚肉…これどこの国なんでしょうか。


ウクライナのオルガさん一家の買い物でした。
いま、大変な状況に置かれているお国なのは言うまでもないことですが、スーパーで食材を買い求めるのは、どこのお国でも同じ日常のひとコマ。



世界中どこに行っても、食卓をみなで囲むということは、なにげないささやかなようですが、幸せなこと。それが壊されるとは、わたしなどにとっては耐え難いこと。胸にぐっと来ます。

さて、その隣にはなにやらはかりと、食材の入ったカゴが置かれています。スタッフの方からお好きな食材を、はかりの上に載せてみてください、とのこと。どれにしよ。


載せた食材にまつわるエピソードが数字で表されるという。お米は、一粒から500粒が実る。

種籾、ということなのでしょうが。ただ、こうしておむすびにして店頭に並べるとしても、営農されている方々のご苦労があってのこと。
しかし、一粒が500倍までになるとは驚きです。


続いては牛乳。よほど人間は飲むのですね。
さらにハチミツ。へえ!これもまったく知りませんでした。ミツバチが一生懸命集めてくれるものを、我々はたくさんの分を集めて頂いている…計り知れません。



なにげなく普段口にしているものの真実もさることながら、日本のことだけに目を向けるのではなく、他の国は、世界はどのような生活を送っているのか。
万博というのは、そういった気づかぬ視点に目を向ける機会なのだとも感じます。



今日はこんなところです。