「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算21回目となった、6月20日(金)の訪問記をお送りしています。




のんびり寄り道しながらの万博会場です。ぶらぶら歩いているうちに、西ゲートまでやって来ました。


こちらが西ゲート。
東ゲートがメトロの駅に隣接しているのに対して、こちらはバスターミナルやタクシー乗り場が控える交通ターミナルが隣接しています。

開幕以降、便利な東ゲートに入場が偏っていることが指摘されていたのですが、東ゲート→西ゲートの徒歩ルートが開放されるなど、入場の分散の取り組みが進められています。



そこからさらに奥へ。会場の最果て「未来の都市パビリオン」に到着。

万博協会の出展で、協賛するさまざまな企業が未来の生活をテーマに、体験型展示をしているパビリオンです。

こちらは、入場後の当日予約が取れていたのでした。あっちゃこっちゃ寄り道していたので、時間はちょうど良し。




パビリオンに入場します。訪問は2ヶ月ぶりになりますが、前回、とても印象に残っていたのはこれまでの人類史を、アニメーションで描いたこの、最初の映像展示です。



産業革命が興り、人々の生活がいっぺんに近代化した頃。


このシーンの映像が気に入っていたのでした。




そして、最後には実に奥深いメッセージがあったのでした。言葉にすると容易いようですが、その意味たるや。深遠なことです。



次の展示に移ります。


左側には、別枠で予約の必要な体験型シアターがあります。

今回は予約がないので、通過するのですが…


こちらの壁面に、さまざまな方のサインがしたためられているではないですか。こないだにはなかったもの。会場中央付近に8つ建つ、シグネチャーパビリオンのプロデューサーの方々によるものでした。

「いのちを育む」は河森さん。「いのちめぐる冒険」ですね。


「いのちを守る」は河瀨直美さん。対話型シアター「Dialogue Theater-いのちのあかし」。


「いのちを拡げる」は、アンドロイドロボットとの共生が衝撃的だった、石黒さんの「いのちの未来」。


「いのちを高める」は、パビリオン全体が遊び場になっている、中島さんの「いのちの遊び場 クラゲ館」。


「いのちを知る」は、福岡さんの「いのち動的平衡館」。


いまひとつありました。「いのちを響き合わせる」は、宮田裕章さんの「Better Co-Being」。


実は、宮田さんの「Better Co-Being」だけがシグネチャーパビリオンの中でまだ入場したことがありません。完全予約制で、幾度も事前予約に挑んでいるのですが。

隣接する「静けさの森」を活かした、さまざまな造形作品を巡る体験型、というのですが。機会を楽しみにしたいと思います。万博公式サイトより。


次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算21回目となった、6月20日(金)の訪問記をお送りしています。




さて、お値打ちな生ビールを頂いて、ガソリン満タン?になったところで、いよいよ会場を巡ることにしたいのですが、前回に引き続いて、東ゲート横の公式グッズショップに立ち寄ることにします。いまの時間なら空いています。



「MARUZEN JUNKUDO」に入店。前回、訪問した時には見当たらない新商品を見つけたいというところからですが、さっそく見つけました。


「ミャクミャクフィギュアコレクション 6種」。これが、入り口にうず高く積まれていました。



いろいろな色に変化したミャクミャクが目を引きますが、真っ黒に、金ピカのミャクミャク…別のなにか生きもののようで(汗)

わたしは、イチョウのやつがしっくり来ます。御堂筋の秋はやはりイチョウが絶景ですし、さらに大阪府の木にもなっていますし…考えた?



驚いたのは、コンプリートセットをみなさん、次々に箱買いして行くこと。日本橋オタロードのホビーショップでも、なかなか見られない光景です。すごい…


他にはなにかあらへんかな?とぶらぶらします。このぽっちゃりぬいぐるみは可愛すぎて、すでにわたし用、JD長女用と2つ買いました\(^o^)/




混雑する店内の端っこに、なぜか人の少ない場所を見つけました。なにがある?



手作りミャクミャクこけしでした。これもかわいらしい!丸々したデフォルメが余計に。ただし、価格は19,800円。伝統工芸品ですね。



そういったことで、またも?ウィンドウショッピングを楽しませて頂いたのでした。


ヘルスケアパビリオンに、グッズショップと寄り道しましたが、当日予約の取れている「未来の都市パビリオン」に向かうことにします。

東ゲート近くのここからですと、結構な長駆です。万博公式サイトより。



大屋根リングの中を歩くのですが、なにやら、えらい人だかり。

先ほどの公式グッズショップは東西ゲート付近に2つずつ、合計4店舗あるのですが、それ以外に商品を厳選して発売するサテライトショップが、リングの真下には点在しているのでした。



ここでも、新商品を発見!


たこ焼きをおいしそうにほうばるミャクミャク。4400円。このなんともいえぬ表情たるや!即買いしました(^o^)



リングを反時計回りに進みますと、右上付近のこのあたりにはドイツパビリオンがあります。

サーキュラーという、これまたかわいらしいマスコットが館内展示を案内してくれる、人気の高いパビリオンなのですが。がらんどうです。


と、道を空けてください!と、警備員さんではない警備の方(おそらくSP)が立ちはだかるではないですか。これはものものしいですが。



ドイツはこの日、ナショナルデーだということで、パビリオンは終日閉鎖。要人が訪問されていたのでしょう。

帰宅してから確かめますと、シュタインマイヤー・ドイツ連邦大統領が来場されていたとのこと。そうやったんですね。この中に居られたんかどうかは、わからんかったのですが(汗)


ドイツを過ぎますと、いつものようなのんびりとした雰囲気にリング下は戻ります。

パビリオンにふらっと入るのもいいですが、このように雰囲気を味わいながら、ぶらぶらするのが最近は好きになりました。




そして、よしもとの球体・ワラーとガンダムが向き合う、西ゲートへ至る大通路に出ました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。今日からは通算21回目となった、6月20日(金)の訪問記をお送りします。




6月も下旬に入り、最近の夏同様に暑い日々が続くようになりました。まだ暑いだけだとましなのですが、殊に大阪では蒸し蒸しとします。



これから、入場者が増えるであろう夏休みも近づいています。果たして、どのような夏の万博になるのでしょうか。

出発は、いつもと同じおらが街「OsakaMetro中央線・近鉄けいはんな線 長田駅(大阪府東大阪市)」から。時刻は、朝の9時前です。



約40分で「夢洲駅(大阪市此花区)」到着。



地上に出ますと、空には雲ひとつありません。


ただ、海風があってもやはり蒸し暑い!どうやら、海上に会場の夢洲万博でも、これからは体力勝負になりそうです。大丈夫やろか…


東ゲートは20分ほどで通過。

今日は10時入場が出来ましたので、当日予約もすんなり。西ゲートからさらに奥、会場最果ての「未来の都市パビリオン(12:40〜)」でした。

好感の持てる体験型パビリオンですが、そういえば久しく再訪していません。


では、会場を巡ってまいりたいと思います。今日はどのような体験が出来るでしょうか。


さて、この日はまず「大阪ヘルスケアパビリオン」の飲食エリアに足を運びました。あまりに暑いので手近で涼しいところにという、邪心です(苦笑)



ちょうど、イベントの準備をされているよう。杜氏さん、樽には「京の酒」。伏見から持って来られたのでしょうか。




鏡開きするようですね。立ち合いたかった!



ここの飲食エリアには割りに幾度か足を運ぶのですが、とあることに気がつきました。それが「OsakaMetro」が運営している、この「Metro KITCHEN」。店員さんに声をかけて撮影。


メトロがやっている、ということで、どのような品が出て来るのか気になるのですが、軽食や大阪産の食材を使ったランチボックスが人気のよう。しかしながら…


ここで売られている「アサヒスーパードライ」。なんと、一杯500円。もちろん生ビールです。


カップのデザインは、夢洲駅に乗り入れる最新型の「400系」があしらわれています。

これだけでも値打ちがあるというものですが、野球観戦で売り子のおねえさんから買っても、きょうび800、900円はするものです。


それも、全体的に物価の高い万博会場で、ですからこれはありがたい。適正価格以下やなあと感心しながら、今日は駅までクルマではありませんので、おいしく頂いたのでした。


いや、暑い時のビールほど最高なものはありません。一日、がんばれそうです\(^o^)/


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。




万博公式キャラクター「ミャクミャク」と出会えて触れ合えて、記念撮影も出来ると人気の「ミャクミャクハウス」に来ています。



主役のミャクミャクは奥に居るのですが、パビリオン内には、これまで発売されたミャクミャクぬいぐるみがあまた展示されています。

おなじみ、ガチャピンとムックのバージョンもあったのですね。ムックは赤×赤ですので、違和感がありません。



殊に、会場内やグッズショップで良く見かけるのは、サンリオキャラクターとコラボレーションしたもの。

ちびっ子次女はポチャッコが大好きですので、探すのですが。あっ、居ました!ハンギョドンとポムポムプリンの後ろに。


異色なのは、JR西日本の交通系ICカード「ICOCA」のキャラクター「カモノハシのイコカ」。さらに?不思議な生物に進化しているような。



ところで、万博好きのはしくれとしては大変気になる、貴重なものを見つけました。

我が国で開催された万博ではひとつ前、2005年の「愛知万博(愛・地球博)」。その公式キャラクター「モリゾー・キッコロ」から受け取ったというバトン。


20年前の「愛知万博」には、思えば大阪から数えること16回ほど足を運びました。

20年前ですので、若いから出来たゆえのことやったなあと、遠い目になります。「自然の叡智」がテーマだった愛知にもたくさんの思い出はありますし、当時のことはよく覚えています。



さて、わたしの番が近づいて来ました。いざ対面となると、柄になく緊張します。



とても楽しい記念撮影でした。ありがとう!



全員の撮影が終わりますと、所定の時間までショータイム、だとのこと。撮影会です。







しかし…このように造形になるとミャクミャクという存在は本当に愛らしく感じます。動作が大変豊かで、見ているだけで笑顔になります。

かなりの芸達者。これは人気になるはず。


横からははじめて見ました。結構、顔は大きいんですね。がんばってね!


いや、いい体験をさせて貰いました。もっと早くから来ればよかったのに、と思ったパビリオンはここ以外にはなかなか思いつきません。



さて、日は高いのですが、混む前に今日はぼちぼちと帰路に就くことにします。




それでは、今日のまとめです。

長田10:02→夢洲10:39
普通夢洲ゆき⑥7310(近鉄車)

10:55 東ゲート並ぶ
11:15 東ゲート入場
11:20 シグネチャーパビリオン 小山薫堂「EARTH MART」当日予約取れる
11:30 公式グッズショップ「大丸松坂屋百貨店」並ぶ
11:40「大丸松坂屋百貨店」入場
12:10「大丸松坂屋百貨店」退出
以降、昼食と大屋根リング沿いに散策
12:50「EARTH MART」予約列並ぶ
13:00「EARTH MART」入場
13:50「EARTH MART」退出
14:10 コモンズCパビリオン並ぶ
14:15 コモンズCパビリオン入場
15:15 コモンズCパビリオン退出
15:30 ミャクミャクハウス並ぶ
16:30 ミャクミャクハウス入場
17:00 ミャクミャクハウス退出
17:10 東ゲート退出

夢洲17:24→長田18:00
普通長田ゆき⑥7324(近鉄車)

6月17日(火)
開幕66日目/20回目訪問 
総入場者∶14万9346人 
(一般:13万2133人 関係者:1万7213人)
※一般入場700万人突破

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。



戦禍のウクライナの出展を含む、共同館「コモンズCパビリオン」を観てまいりました。


さて、コモンズCから会場の中央を突っ切り、大屋根リングの右真ん中へ。ぶらぶらと散策するのですが、リングの下にはえらい行列。


場所は、メインホール「シャインハット」の真ん前。「ミャクミャクぬいぐるみくじ」の待ち列でした。ひとり1回2200円で引け、ハズレなしでミャクミャクのぬいぐるみが当たるものですが、大変な人気です。2時間以上待ちとは…

7月半ばからは、場所は比較的空いている西ゲート奥のエリアへと移転しましたが、変わらぬミャクミャクの人気ぶりには驚きます。


その行列からリングを反時計回りに。左側にはカタールパビリオン。



次に入場しようというのは、先ほどと奇遇なことか「ミャクミャクハウス」です。これも、ぜひに入場してみたかったパビリオンでした。



正面のお出迎えがかわいらしい。脈脈、なんですね。名前通り、ここは万博公式キャラクター「ミャクミャク」のパビリオンです。

ミャクミャクにまつわる展示などがあるのですが、本物のミャクミャクに触れ合え、記念撮影も出来るということで、人気を博しています。



およそ1時間おきに、定員60名ごとに入場出来るパビリオンですが、もともとここには、海外パビリオンが入居する予定になっていました。

それがさまざまな理由で万博の出展を断念したことでスペースが空いてしまい、活用方を模索する中で編み出されたパビリオン、とのこと。



1時間ほど待って入場。



ミャクミャクは見た目通り?大変不思議な生き物なんですね。性別はなし、体重は不明。


ただし、居住地(棲息場所)は「水の都・大阪のどこか」。そうか、「水都」の異名を持つ大阪での万博だからこそ、の設定でもあったのですね。なるほど…



詳しい身の上のストーリーが展示されていました。35億年前には生まれていたらしく、環境に適応して身長や姿を変えられるという、水から生まれた生命体です。


泳ぎ泳いで放浪の末、たどり着いたのは大阪。



そこに住む人間たちと仲良くなりたくなって、いちばん人間の形に近い、この二本足に変形したのだとのこと。

やがて、人間から「ミャクミャク」という名前をつけられて、たいそうよろこんだと。



ミャクミャクは、人間にはない特殊能力をたくさん持っているようで、過去や未来を見られるのは、6つもの目があるがため。




相手に伝えたい内容によって、その色を変えることも出来る。このエピソードははじめて知りました。どのカラーもいまとなっては、しっくり来ます。




そして、大阪で万博の開催が決まった時から、この催事をとても楽しみにしていたよう。その後の活躍ぶりは、言うまでもありませんね。



ところで、わたしがいちばん気になっていたことも詳しく解説されていました。万博が終わった後、ミャクミャクはいったいどうなるのか。

ひとりひとりの心の中で、脈々と生き続け、語り継がれる。いい話しです。


これだけの緻密な設定があるとは驚くのですがキャラクターが発表されて以来、どちらかというと、その見たことも想像したこともない姿から、世間からは酷評されていたミャクミャク。

これにはわたしも謝らなあきませんが、もう立派な万博のレガシーになるであろう存在です。2022(令和4)年8月23日アップ。


ところで、わたしが待機している真ん前のカーテンが、さっきからガサガサとします。なんやろなと訝しむのですが。



ここから、ミャクミャクご本体?がいきなりの登場!びっくりしました(汗)



ギャラリーからは、大変な黄色い声。すごい人気です。


手を振りながら、さっそうと行ってしまったのですが。この奥にあるスペースで、記念撮影が出来るのだとのこと。楽しみです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。



会場の中央部、その西側にある共同館「コモンズCパビリオン」を観覧しています。



さて、コモンズCの奥には、共同館にしては大変な列が出来ている展示がありました。ウクライナです。


かの大国の、一方的な侵攻からすでに3年。いまだ戦禍のただ中にあるという、想像を絶するような環境にあるお国です。わたしもですがみなさん、関心が高いよう。

しかし、よくこの極東の地で開催された万博に出展されたものだと思うのですが、その理由は展示内容に込められているように感じました。



30分ほど並んで入場。そこには、さまざまな造形の日用品などが並べられています。これが、メイン展示だというのですが。



スタッフのおねえさんから渡されたのは、スマホにレーザーの発射出来る、ガンのようなこの器具でした。



展示されているさまざまな日用品に取り付けられているタグのバーコードを読み取らせることで、それらにまつわるエピソードがスマホに映し出されるといいます。手が込んでいます。


さっそく試してみます。まずは…メガホンです。









この「M」は、Metro(地下鉄)でもあるのでしょうか。









しかし、本当に胸が詰まりそうになります。
ただ、わたしたちは事実に目を向けなければなりません。それが出来ることですから。

ところで、棚の傍らにタイヤを発見。


これにも、くだんのタグがついています。
















日常的にミサイルや攻撃のドローンが飛来するなど、日本人には想像もつきません。ただし、そのような過酷な環境でも、お国の人々は国を愛し、必死に生きようとしている。



いちばん奥に見つけたのは、地球儀でした。





ヨーロッパでも随一の農業生産を誇るというお国。黄色と青色で統一されたパビリオンは、お国の肥沃な大地と青空とを表現している、といいます。


本来ならば、お国に住む人々にはそれぞれの生活、家庭…があるはずです。いずれもかけがえのない尊いもの。言うまでもありません。

しかしながら、他国のそれを突然に無慈悲に攻撃し、破却し、多数の人々を殺傷したあげく、自分の領土にしようと、侵略側はするのです。あまりの理不尽さ、強欲さに言葉も出ません。


出展のテーマは「NOT FOR SALE」。
わたしたちは売り物などではない、というメッセージは、展示から十二分に伝わりました。

本当に大変な状況ですが、戦禍が止み、平和で穏やかな日々が戻ることを祈ることしかわたしには出来ません。ただ、よく万博に出展してくれた、と拍手を送りたいものです。


わたしのブログでは、政治的なことについては言及はしないのですが、主権国家が主権国家を一方的に侵略する、それもかの大国が抱くあまりにも自分勝手な理屈で、なおかつ、あまねく民主主義を根底から覆し、無視し続ける前代未聞の蛮行だと、わたしは思います

他国に対し傍若無人で、人道を顧みない野蛮を平気でやる、このようなことが許されるのであれば、それこそ近代国家以前の話しです。民主主義がモスクワが首都の、我が国も海を隔てて接するかの大国にいっさい通用しないことに、激しい憤りすら覚えます。グーグル地図より。



思うのは、特にこのような理不尽な侵略に対しては、当事者同士で解決しないのならば、国連という世界規模の組織が中心に積極的に介入して収めさせるものではないか…と、中高生の頃に授業で教わった者としては思うのですが。


侵略している側が、強大な権限を持つ国連の常任理事国、だということはもちろん承知しているのですが。しかしもう、3年にもなります。

国連パビリオンはこのコモンズCから歩いて10分ほどなんですが!2025(令和7)年5月12日訪問、8月12日アップ。一方、侵略している側の国は、今般の万博には招待されていません


つい荒ぶってしまったのですが、戦後80年、平和を享受している我が国。
だからこそそこで開催が出来る万博という、国際的な平和の催事。このあまりにも、の対比には、非常に複雑な心境になります。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。



「いのちをつむぐ」をテーマにしたシグネチャーパビリオン「EARTH MART」を観てまいりまして、パビリオンから続く森の中を西に抜けます。人通りが増えて来ました。



ここは、大屋根リングの右中央付近から少し入った場所。単独でパビリオンを出展していない国々が集う「コモンズパビリオン」、そのBとC館が向き合うところです。


引き続いては、その「コモンズC」の方に入場しようと思います。5分ほどで館内へ。一歩、パビリオンに入りますとそこは高原のよう。


大変に良く効いているクーラーがありがたい。




さて、入り口を入ったところにあったのは、南米・ウルグアイのブース。



この日はお国のナショナルデーだということで昼過ぎには、メインホールのシャインハットでイベントがあったのですが。

こちらでも別のイベントが終わって、賀詞交歓会のようになっていました。こういったにぎやかなのは見ていて楽しいものです。ただし、ブースは遠くから眺めるのみ。


そういったことで、他のお国を巡ることにします。まずはグアテマラ。中米にありますが、コーヒーの生産でぱっと思い浮かびます。





いかにも、明るいお国柄が窺えるなあと感じるのですが。



そこで見つけたのは、この牛を模した作品。


表情もしかりですが、ぱかっと開く胴体がユーモラスです。普段使いなんでしょうか。



他には、イタリアに隣接するサンマリノなど。






そんな中、イスラエルの展示ブースを見つけました。ここだけ、出入り口に警備員や万博協会のスタッフの方が幾人も詰めていて、なにやらものものしい雰囲気です。


ブース内部。立体映像でお国の紹介をするというもの。たくさんの人出でした。



イスラエルは昨今広く報道されているように、アメリカの支援を受けて、ガザ地区を巡っての爭いをパレスチナと繰り広げています。


国際情勢については、新聞やテレビ以上のことは存じないのですが。当たり前といえぱ当たり前ですか、イスラエルの展示の中に、そういった経緯はいっさい見つけられませんでした。

互いに爭いの渦中にあるような国同士が、今般の万博でも幾つも出展していることに、はたと気づきました。
大変複雑な心境になります。アメリカパビリオンのビジョンで語るトランプ大統領。



そして長い行列を成す展示ブースを、パビリオンの奥に見つけました。ウクライナです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)までの開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りしています。





陽射しが照りつける中をぶらぶら歩き、会場中央のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」にやって来ました。



こちらは2025(令和7)年5月9日に訪問。2度目の訪問です。パビリオンについて詳しくは、こちらの記事をどうぞ↑6月29日アップ。


「いのちをつむぐ」がテーマのパビリオン。
館内では「食といのちの循環」が体験出来る展示が続くのですが、入場すると、いきなり目の前にそびえるのが、このいまにも枯れそうな草木の山です。これがすごいインパクト。




たくさんの野菜、それも、いまにも枯れて朽ち果てんばかりのものばかり。


前回、これを目にした時には大変な衝撃だったのですが。朽ち果てても種は残り、またあたらしいいのちが生まれる。

展示テーマをこれほど意識させられるパビリオンは、今般の万博でもなかなかありません。




パビリオンプロデューサー、小山薫堂さんによる「一食入魂」。

確かに、我々はたくさんのいのちを口にしていますから、この言葉も胸に突き刺さります。



順路を進みますと、食品メーカーの名前が記された樽がたくさん並べられています。お正月の神社の、奉納された酒樽のよう。

これに梅干しを漬け込んで25年後に開封し、みんなで味わおう!というのです。その名も「万博漬け」。このパビリオンの名物です。



絵巻をかたどったカードにメッセージを託すもの。食べるのは大好きなもので(^_^;)



奉納した後に頂けるのは、くだんの「万博漬け」の引き換え券。わたしは70を過ぎていますが、どうなっているんでしょうね。想像がつきませんが、夢があります。



最後は、お皿が並べられたテーブルを囲んでの映像上映。これもなかなかにメッセージ性が強いのと、きれいなのでした。







一枚のお皿に込められた、食にまつわるエピソードたるや。実に奥深いものだと感嘆します。



そして、おみやげに頂いたのは「お米のキャラメル」。前回はなかったのですが、おいしそう。

もったいなくてまだ食べてはいません(汗)


食事を摂ることは、すなわち生きること。日々、当たり前にしていることがどれほどありがたいことなのか、その意味というものをつくづく考えさせられます。また再訪して見たい。



次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。今日からは通算20回目となった、6月17日(火)の訪問記をお送りします。




万博訪問記も、通算20回目になりました。
開幕から2ヶ月、さまざまなパビリオンや展示館を巡ることが出来たのですが、まだ入場を果たせていないものがあるということが、万博という巨大な催事の醍醐味といいましょうか。

リアルタイムでは、閉幕前の大混雑がすでにはじまっているのですが(汗)



さて、出発はいつものおらが街「OsakaMetro中央線・近鉄けいはんな線 長田駅(大阪府東大阪市)」から。

相互乗り入れ先の近鉄車両がやって来ました。



40分ほどで「夢洲駅(大阪市此花区)」到着。



今日は11時入場以降の枠しか取れませんでしたので、ゆっくりです。少し前ならば当日に思い立っても9時枠が取れることもあったのですが、やはり、入場者は着実に増えているようです。



地上に出て、東ゲート前に向かおうとするのですが、敷地内の東端、ちょうど万国旗がはじまろうかというあたりに、見慣れぬ看板を発見。


いま居る東ゲートはメトロの駅に隣接し、便利なために開幕から、入場者が集中しています。

一方、シャトルバスやタクシーが発着する西ゲートとの入場者数の格差は大きく課題になって来たことから、入場を分散させるべく、西ゲートからの入場券を持つ観客を対象に、時間を限定し、東ゲートから西ゲートへ徒歩ルートがこの数日前から開設されたのでした。


とはいえ、東ゲートの外周道路に沿う歩道は実に長く、公式発表では約1.6km、所要時間は徒歩約30分。これから暑くなる時期なのに…と思うのですが、8時30分のルート開放を待つ観客は多く見られました。万博公式サイトより。

ちなみに後日、この徒歩ルートに沿って東ゲートから西ゲート手前まで、臨時にシャトルバスの運行もはじまりました。こちらは所要時間が約5分。また後日項で取り上げます。



さて、ゲートは20分ほどで通過。今日も暑くなりそうです。気がつけば、もうすぐ7月でした。

もう11時を回ってはいたのですが、幸いなことに当日予約は取れました。シグネチャーパビリオン「EARTH MART(12:50〜)」。放送作家の小山薫堂さんがプロデュースされているもの。

2度目の入場になりますが、とても感銘を受けたパビリオンでしたので、再訪はありがたい。


ところで、ゆっくり入場だということもあって

今日はまず、東ゲート至近の公式グッズショップに立ち寄ってからにすることにします。




向かって右側の「大丸松坂屋百貨店」に入場。この時間でしたら、これでも空いています。




ここ何回かは入場ごとにグッズショップを覗くことが習慣のようになっていたのでした。品揃えを眺めていて、なにかしら新商品が入っているなと見つけるのが楽しいですので。



この日見つけたくだんの新製品はこれでした。「ミャクミャク インテリアメタルプレート」。


おっ、これはおしゃれです。レトロな喫茶店などで見かける看板はホーローやブリキですが。



さらに「ミャクミャク召喚グッズ」なるもの。スマホまわりのグッズのようで、いま流行りのアクスタです。確か、JD長女は坂道アイドルグループのものを愛でてたな。



そういったことで、ウィンドウショッピングをさんざん?楽しんだ後に、ようやく大屋根リングへと歩を進めます。


次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算19回目となった、6月13日(金)の訪問記をお送りしています。



念願のフランスパビリオンを観覧しています。



感性を揺さぶられるような展示ばかりですが、順路はいよいよ最後の1階にやって来ました。




順路がここで吹き抜けだとわかるのですが、見上げると、まるで幻想の世界に放り込まれたようなイルミネーション。パビリオン入り口の3階で見かけたものが、これでした。


おもむろに次々と形の移り変わる光のショー。これだけでも十分立派な展示だと感動します。


そしてイルミネーションの真下には、それに映えるなんとも美しい像が並びます。

群島をたどって、響く鼓動
最後のシーンでは、視覚と音の波動が迫力ある体験を与えてくれます。目の前に広がるものは群島です。

島をかたどった3つのコンセプトで構成されたこの最後の空間はフランスと日本の愛の絆を体現するものです。それぞれの島では、美術品、彫刻、文化財といったアーティファクトが光り輝く大きな雲の中で歴史を語ってくれます。以下、パビリオン公式サイトより。



復興の島
この最初の島では、ふたつの象徴的な建築物が灰の中から蘇ります。
それはノートルダム大聖堂と首里城です。2019年の火災で甚大な被害を受けたこのふたつの建築物が、職人、科学者、技術者たちの技術と革新によって再建された過程を物語ります。





ノートルダム大聖堂のためにヴィオレ・ル・デュクが手がけた「葉に覆われた頭部像」、そして首里城の象徴として、屋根を飾るシーサーの頭、この二つの象徴的な姿がその歴史を物語ります。

火災の犠牲となったこれらの文化遺産は過去の記憶と再生への希望の両方を象徴しています。 



これは首里城の正殿。実に精緻です。



二番目の島では、モン・サン=ミッシェルの修道院と、厳島神社の大鳥居が、潮の満ち引きと風を通して対話を繰り広げていきます。

水上に佇み、長い年月をかけて形作られたこれらのふたつの聖地は、まるで双子のように見えます。注連縄がそのふたつの深いつながりを暗示しこれは自然と精神性への敬意を表します。




立体アニメは、モン・サン=ミッシェルの最近の再自然化を語ります。巨大な砂時計は湾に人の手が入って行く様子を表現しています(注釈∶後方のビジョンで上映)

人間が介入することにより、潮の鼓動、エコシステム、そしてその場所の美しさが再生されていきます。


オリジナルのアーティファクトが物語を彩ります。聖ミカエル像の盾は保護の象徴であり、厳島神社の大鳥居と注連縄は、人間の世界と精霊の世界との境界を示しています。 


展示の最後の島では、フランスと日本が共有する太平洋の島々の自然と文化への愛を紹介します。ここではボラボラ島にインスピレーションを得て、繊細で魅力的なエコシステムであるラグーンに注目します。

3Dアニメーションではラフイに焦点を当てていきます。これはポリネシアの古代の風習で、特定の自然区域へのアクセスを一時的に禁止することで、その再生を促進するものです。禁止措置は、ラグーンや湾、ココヤシの木立、さらには植物や動物の種にまでおよび、自然の再生を促進します。


展示のために特別に作られたふたつの動物の彫刻が島を見守ります。

ひとつは、野生のイリオモテヤマネコで、日本の動物種保護活動の象徴です。反対側には、守護的な役割を果たすピイホロ犬が鎮座します。ポリネシア神話の動物で、背中には鳥、腹部にサメのタトゥーを施されたこの犬は、危機に瀕したこの土地を見守っています。


お国と、我が国との歴史や文化、そして豊かな自然とのコラボレーション。造形や射し込む光線もさることながら、目の付けどころの実にうまいこと。



いや、本当に見応えがありました。期待以上の展示ばかりでした。すごいとばかりで語彙のなさに呆れますが、心持ちはなんと表現すれば良いやら。


余韻がまったく抜けぬままですが、出口近くにのグッズショップに立ち寄ります。



大変混雑していたのでこれしか撮れませんでしたが。お国のトリコロールを模したキャップやシャツ、文房具などが並んでいました。いずれもおしゃれなものばかり。



ところで、パビリオン向かって左側のフリースペースにも、また別の彫刻があるではないですか。



「赤い糸で結ばれている」ということが、パビリオンのテーマになっているのだとのこと。これもご縁、なんですね。

パビリオンでの最後のひとときは、訪れる者を大いなる飛翔へと誘い、解釈の扉を開く瞬間へと導きます。鼓動がひとつになるとき、未来を見据えた集団の力が生まれ、純粋な感動の瞬間が生まれます。

パビリオンの中心から発せられる信号は、愛こそが私たちの最大の力であるのだというメッセージに他なりません。


世界の課題に立ち向かうために、フランスと日本は、優れた文化的および自然的遺産に根ざした愛を大切にする必要があります。

この大きな脈動はその認識を促します。愛が意味を与え、人間と地球のために役立つことこそが、イノベーションが存在意義です。同。


そういったことで、とても清々しい心持ちになれたフランスパビリオンの訪問でした。

これほどさまざまに感性に訴えかけられるパビリオンは、今般の万博では三指に入るであろうと。ぜひにオススメしたいです。閉幕直前の時期に恐縮なんですが(汗)




海風の心地良さも加わり、余韻を味わいながら今日はぼちぼちと帰路に就くことにします。




それでは、今日のまとめです。

長田12:38→夢洲13:14
普通夢洲ゆき⑥32858

13:25 東ゲート並ぶ
13:45 東ゲート通過
14:00 ジュニアSDGsキャンプ並ぶ
14:05 ジュニアSDGsキャンプ入場
14:30 ジュニアSDGsキャンプ退出
14:35 アリーナMatsuri「東北絆まつり」入場
15:20 アリーナMatsuri「東北絆まつり」退出
15:25 団体休憩所西で休憩
15:40 団体休憩所西を退出
15:45 フューチャーライフヴィレッジ入場
16:15 フューチャーライフヴィレッジ退出
16:30 シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし」予約列並ぶ
16:40「Dialogue Theater-いのちのあかし」入場
17:20「Dialogue Theater-いのちのあかし」退出
17:40 エンパワーリングゾーン北端に戻る
17:55 フランスパビリオン並ぶ
18:25 フランスパビリオン入場
19:40 フランスパビリオン退出
以降、東ゲートエリアを散策
20:00 東ゲート退出

夢洲20:19→長田20:55
普通長田ゆき⑥408-19

6月13日(金)
開幕62日目/19回目入場
総入場者∶16万7424人
(一般:14万8857人 関係者:1万8567人)


とにもかくにも、最後のフランスパビリオンの内容、その奥深さに尽きる一日でした。

次回に続きます。

今日はこんなところです。