「2025年大阪・関西万博訪問記」その6〜いよいよ迎えた開幕日!4月13日編⑥ | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

13日、大阪湾岸の人工島「夢洲(ゆめしま)」で開幕した「2025年大阪・関西万博」。その初日の訪問記をお送りしています。



K-POP仕立てのダンスと音楽に彩られた寸劇を楽しんだ「韓国パビリオン」を出ますと、もう周りは薄暗くなっていました。時刻は6時過ぎ。


さて、韓国から大屋根リングの内側をさらに反時計回りに進んだところに見つけたのは、このなんとも豪奢で繊細な建物。美しいものだと感じたのは「アゼルバイジャンパビリオン」。

万博という世界の国々が集う祭典の醍醐味は、名前を知っていても詳しくは知らぬお国を、パビリオンや展示館を通じて垣間見ることが出来る、ということです。


かくいうわたしもですが、中央アジアに位置する国。首都はタシュケント(タシケント)。

ではここからは、万博公式サイトの解説より。



サステナビリティへの7つの懸け橋
アゼルバイジャンの文化は多様かつ豊かであり、つながりを重視しています。なぜなら、つながりの中にこそ、明るく調和のとれた持続可能な未来への鍵があるからです。

アーチを通過するごとに、来訪者は「七つの美」の色鮮やかな旅に浸る新たな章が始まります。それぞれの美は文化的な側面を表し、賢明な洞察を与え、訪問者は知識や知恵を得られます。




うわー、これは見事な絨毯。見たことのないほど見入ってしまう模様。



これらの知は、互いに織り合わさることで、単体から融合へと変化します。文化的側面は互いに関連し合い、アゼルバイジャンの多様で豊かな文化を形成しています。

まるで、かつては一本の糸だったものが織り合わされて豊かで多様な文化のタペストリーとなるような、アゼルバイジャンが文化的な協力とつながりを強化より強固にするために講じた取り組みとともに、その変化を直接体験してください。



アゼルバイジャンパビリオンは、意味深い建築と「七つの美」の像、没入型技術、感覚体験、思慮深いデザインを融合させることで、「命をつなぐ」というサブテーマを体現し、来訪者に魅力的で思い出に残り、永続的な体験を提供します。


まるで別世界に迷い込んだかのよう。ついぞ、それも大阪に居ることを忘れてしまう時間というのは、替え難い経験なのだとあらためて感じます。馴染みないお国ならなおさら、です。


そのアゼルバイジャンの斜向かいにあったのは「モナコ公国パビリオン」。

こちらもやはり、名前は知っていてもどこにあるのか、どんなお国なのでしょうか。



10分ほど待機して入場。3階建てで、1階はVRん用いた、体験映像中心の体験スペース。




さらに2階に上がりますと、なんとワインセラーが並んでいます。しかし、お洒落な。引き続き解説より。

館内のワインバーでは、装いを新たにしたオテル・ド・パリ・モンテカルロのワインセラーから、選りすぐられたグラン・クリュのワインとコニャックが提供され、ワインの世界に浸りながら他では味わえない時間をお過ごしいただけます。



いや、万博でワインが味わえるとは。



4階はラウンジ兼展望ラウンジになっていました。先ほどの3階で注文したワインを、会場望むこちらで味わうことが出来るのだとのこと。

ワインのことはまったくわからへんのですが、これはうらやましい。


さらに、別館に向かいます。解説より。
人は驚嘆させてくれたものを愛し、そして自分が愛するものを守ろうとする
ジャック=イヴ・クストー

モナコパビリオンは「Take Care of Wonder」をテーマとして掲げ、館内及び庭園での没入型体験を通して、来館者に環境問題への意識を高めてもらうことを目指しています。




自然を慈しむことは私たち自身を慈しむことであり、この地球の壊れやすい自然の驚異を大切にすることで人類の存続に貢献していることを、展示を通して伝えます。

自然保護の分野ででは、モナコ公国は高い技術を持っていることがよくわかりました。


そして、それに続くのが庭園を模した屋外展示。やはり天気が良ければよかったのですが。






モナコというとヨーロッパでも裕福なお国で、F1グランプリでも有名なことくらいは知っていましたが、自然も豊かなんですね。


異文化に触れるのはすなわち、世界の国々のことを少しでも知ること。結果として相手を尊重し、多様な価値観を認めることにつながるのではないか。

スマホ一台で世界のリアルタイムがわかる時代ですが、そういったことだけでも万博を開催する意義はあるものだ、と思えます。


感心しながらモナコ公国を出ますと、特設ステージでは昼間に訪問した「ルクセンブルクパビリオン」のいち行事でしょうか。

お国の合唱団の方々の演奏が響きわたります。しばし、聴き惚れました。


まだまだ時間はあります。
この時間になると、昼間にあれほど吹き荒れた暴風雨もピタっと止んでいました。


このタイミングを待っていました!
ようやく、下から見上げてばかりだった大屋根リングの上に登ってみることにします。


屋上、通路より。これは迫力ありますね。




さまざまな趣向を凝らしたパビリオンばかりですし、それにイルミネーションが加わると、さながら夢を見ているかのようです。



そんな余韻に浸っていますと、大屋根リングの向こう側、西の空になにやら電飾が動き出すではないですか。時刻は夜7時、ドローンを用いたプロジェクションマッピングのショーがはじまったのでした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。