行雲流水的くっぞこ -168ページ目

木下忠司「特捜最前線オリジナル・サウンドトラック」

 刑事ドラマの「特捜最前線」好きなんですよ。このドラマのサントラです。

 木下忠司「特捜最前線オリジナル・サウンドトラック」(1986年)です。


 昭和52年から62年まで続いた番組で、もう終わって20年経つんですね~。刑事ドラマですけど、アクションシーンが見せ場じゃない、地味といえば地味なドラマなんですけどね。好きなんですよ。今で言うと、「はぐれ刑事」みたいな感じですね。


 木下忠司さんは、1916(大正5)年静岡生まれ。映画監督の木下恵介さんの弟。1946年、木下監督の映画で音楽担当します。以後、劇伴音楽を中心に活躍されます。よく流れてるのは、テレビドラマ「水戸黄門」の音楽でしょうかね。


 「特捜最前線」の音楽は、完全に、”木下さんの音楽”なんですけど、エンディング曲「私だけの十字架」に代表されるような、ラテン・フラメンコのアレンジが中心になってます。

 それで、このサントラなんですが、構成が良いんですよ。1曲目がオープニング曲で、最後の曲がエンディング曲になってます。その間の曲順が、まるでドラマを見てるかのような流れになってて、聴いてるだけで、頭の中でドラマが作られていくような(笑)、そんな感じですね。

 「特捜最前線」に思い入れのない人だと、全然違う感想を持つんじゃないかな~と思うんですけどね(笑)。ファンだから、仕方ないですね。


 オープニング曲と、エンディング曲「私だけの十字架」(youtube)


 オープニングは、ニュー・ロック調な、ファズ・ギターがかっこいいです。


 ちなみに、エンディング曲「私だけの十字架」を歌ってらっしゃるのは、チアリーノさんで、クロード・チアリさんじゃありません。同一人物でもありません。結構間違っている人が多いんですよね。

 そういえば、最近、クロード・チアリさんはあまり見かけませんね~。

 ↓クロード・チアリさん出演の、ニコニコ海苔のお中元のCM。


 ニコニコ海苔のCM(youtube)

”うまかっちゃん”と、”そのまんま東知事”

 近所のスーパーへ行って、思わず驚いたんですけどね(笑)

 インスタント・ラーメンに「うまかっちゃん」というのがありますよね。スーパーの乾物売り場に「うまかっちゃん」の5個パックが積み上げてあったんですけど、外袋に、そのまんま東さんの似顔絵が描かれてたんですよ!

 何や何や!と、よく見ると、「宮崎名物 鶏の炭火焼風味のとんこつしょうゆ味」だそうです。そのまんま東さんの人気も、まだすごいんですね。

 西島伊三雄さんの博多祇園山笠のイラストと、そのまんま東さんのコラボ!(笑)。インパクトありますよね。

 でも、鶏+豚ですから、何だか複雑ですけどね(笑)

倉地久美夫「夏をひとつ」

 8月31日。どうにか間に合った感じですね(笑)。「夏をひとつ」。

 倉地久美夫「夏をひとつ」(1999年)です。


 倉地久美夫さんは、1964年福岡生まれ。1995年CDデビュー。音楽だけでなく漫画も書かれます。


 ジャケット絵は、倉地さんご自身で描かれたもの。

 ものすごく大きい幟が立ててある、田舎の旧家の前に停まった軽トラック。


 そして、CDをCDケースから外すと、そこに描かれているのは…

 その旧家の中には、浴衣をはだけて着ている二人の女性が、キセルをくゆらせて、外を眺めてる…「夏をひとつ」。


 このアルバムは3rdです。私が、倉地さんの音を初めて聴いたのは、このCDでした。音楽雑誌の新譜レビューにこの盤が紹介されてたんですよ。それで、レコード屋で見かけて買ったものです。


 このアルバムは、倉地さんが、ギター・ベース・ドラム・キーボード等、1人で演奏して多重録音した盤です。

 音のほうは、プログレ風に言えば、カンタベリーのひねくれたポップ感(例えれば、初期キャラヴァン)と、フォークなジャーマン・プログレのペナペナでカオスなポップ感覚(例えるなら、アモン・デュールの3rd)を混ぜた感じですかね。ちょっとジャジーな感じもあって。開放的なんだけど、どこか内側に折れ曲がっていくような…(笑)。

 でも、なんと言っても特徴的なのは、そのヴォーカルと、奇妙な歌詞。力強い脱力系ヘタウマヴォーカル。私は好きなんですよね~。

 それと歌詞。異常な世界観があって、奇妙な世界なんですけどね。でも、それだけじゃなくて、音感だけで突っ走っていくようなところもあって、摩訶不思議な感じですね。面白いですよ。

AION「FREAK-OUT」

 ビジュアル系の音楽の元祖的なアイオンですが、これは好きなアルバムですね。

 AION「FREAK-OUT」(1995年)です。


 アイオンは、1983年結成。1989年アルバム・デビュー。今も活動を続けています。

 メロディアスでポップなスラッシュ・メタルげな音ですね(彼らは、自らの音を”デスラッシュ・バウンド”と称しています)。ギタリストのIZUMIさんの速弾きが有名です。


 このアルバムのジャケットは、スージー甘金さんのイラストです。ポップなジャケットで、以前のアルバムと違って、驚きましたね~(笑)。これをレコード屋で見つけたとき、あまりに雰囲気が違うので、同名異バンドなのかなぁ~?と思ってしまいました(笑)


 このアルバムは、ジャケットと同じく、以前とは、ちょっと音楽性が変わって、ハード・フュージョン風味なハード・ロックになってます。変拍子も取り入れた、テクニカルで、ちょっとパンキッシュな不思議な音。面白いですよ。

 この音というのは、このアルバムの共同プロデューサー兼、ゲストでギターも弾かれている、プリズムの和田アキラさんの貢献も大きいんでしょうね。IZUMIさんと和田アキラさんのギターバトルなんかもあって、面白いです。

 ハード・フュージョン風な音に、NOVさんの個性的な歌が乗ります。NOVさんの声って、イタリアのデメトリオ・ストラトスさんぽい感じがするんですけどね。好き嫌いが分かれると思うんですけど、私は好きですね。


 ネットで検索すると、このアルバム、何か評判悪いんですよ。まさか、こんなに人気がないとは思わなかったんですよね(笑)。でも、私はもちろん好きですよ(笑)。数枚しか持ってないですが、私が持ってるアイオンのアルバムの中では、よく聴くアルバムですね。

ELECTROPLANKTON エレクトロプランクトン

 とても気に入っている、ニンテンドウDSのゲームソフトです。…ゲームソフトと書きましたが、これ、厳密にはゲームじゃないんです。

 「エレクトロプランクトン」(2005年)です。


 ニンテンドウDSの、水中を模した青い画面の中に、原色できれいなプランクトン(エレクトロプランクトン)がいるんですよ。DSのタッチパネルで色々触ったり、マイクから声や音を入れたりして、エレクトロプランクトンが音で反応するのを楽しむ、というものです。

 エレクトロプランクトンの公式サイト


 そして、このソフト、ゲームじゃないんなら、何?と問われると難しいんですけど、ゲームの外箱の裏を見ると、”メディアアート”と記されています。Yahooのサイトの辞典で調べると、

 メディア‐アート【media art】

        テレビ・ビデオ・コンピュータ・衛星放送などの媒体を駆使する、

         1970年代後半からの現代芸術の動向。


 芸術だとか、アートだとか、よく分かってない上、そういうセンスがゼロの私には、おもちゃにしか思えないんですけどね(笑)。積み木やブロックみたいな。これを使って遊んでね~、というような。そういう能動的なおもちゃですね。


 10種類のエレクトロプランクトンがいるんですが、全部、性質が違うんですよ。

 例えば、タッチパネルをなぞると矢印状の藻が生え、その上を泳ぎだす”トレーシー”。泳ぐ方向(=タッチパネルで描いた藻の形状)で音が変化します。

 円形のプランクトンの”ヒカリノワ”。タッチパネルでヒカリノワをなぞって回転させると、音を発します。回転が速くなると、その音が高くなります。1画面に5匹いて、各々回転させて音を出すと、音が重なって気持ち良いんですよ。



 このソフトの作者は、岩井俊雄さん。1962年愛知生まれ。メディア・アーティスト。一番有名なのは、子供向けテレビ番組「ウゴウゴルーガ」のキャラデザインですかね~。


 私は、スーパーファミコンの頃、岩井さんが作られた「サウンドファンタジー」というソフトが気になってたんですよ。これも、「エレクトロプランクトン」と似たような感じの作品だったんですね。当時、ゲーム雑誌に画面写真等が出ていたにも関わらず、結局発売されなくて、残念に思ってたので、この「エレクトロプランクトン」の発売は、正直嬉しかったですね。

 というのも、岩井さんの作品は、テレビでしか見たことがないんですが、どれも、私には良いオモチャに見えてて(私はゲージツ・センスがゼロですから 失礼!)。どれも、触ってみたい!と思わせるものでした。これも、そんな感じのものなのかな~と思ってたら、その通り!


 上の公式サイト を見てもらえば分かるんですが、ゲーム性は、ほとんどないんですよ。だから、万人向けじゃないのかも…とも思うわけです。

 例えて言うと…

 私、子供の頃、川に石を投げるのが好きで、よくやってました。川にドプンと石が沈む水音と、川面に波紋が広がっていくのが好きだったんですよ。色んな形や大きさの石を使って、投げ方や投げる速さを変えると、波紋や水音が変わるんですね。数個一緒に投げたりとか、やってましたね~。

 それで、その波紋と、ドポンという水音を楽しむ…そこにゲーム性はないですよね。この「エレクトロプランクトン」は、そういう感覚のゲームです。…いやいや、ホントにそういうソフトなんですよ。もちろん、これには、石投げのゲームは入ってないんですけどね(笑)。

 シンプルなだけに、毎日はやらないけど、やり始めると、夢中になって、ついつい時間が経つのを忘れてしまうんですよね。