行雲流水的くっぞこ -167ページ目

桜庭統「ビヨンド・ザ・ビヨンド オリジナル・ゲームサウンドトラック」

 この盤は、テレビゲームのサントラですが、実は私は、このゲームを遊んだことがありません(爆)

 桜庭統「ビヨンド・ザ・ビヨンド オリジナル・ゲームサウンドトラック」(1996年)です。


 桜庭統(さくらば・もとい)さんは、1965年秋田生まれ。1985年に結成したプログレ・バンド”DEJA‐VU”で、1988年デビュー。解散後は、1990年ソロデビュー。その後は、テレビゲームの音楽を中心に活躍。


 このCDを知ったのは、当時、音楽雑誌でこの盤のレビューを見たからで、このゲームを遊んだことは無いんですよ(爆)。「ビヨンド・ザ・ビヨンド」のテレビCMは、ゴールデンタイムにガンガン!放送されてて、名前は知ってたんですけどね。その後も遊んでないのは、このゲームの評判があまり芳しくない…というのも理由の一つですけどね(爆)。


 それで、このサントラなんですけど、テレビゲームのサントラとだから…と思うことなかれ。この盤は、ゲームの中で使われてる音楽をアレンジし直して、5曲(ゲーム中では使用しなかった1曲を含めて)にまとめたもの。それもあるんでしょうけど、これが…欧州の民謡風な、メロディアスなシンフォニック・ロック。ジャップス・プログレ。

 私は、特に1曲目の”約束の地”が印象的で、確か、買った当時は、この曲ばかり聴いてた記憶がありますね(笑)。最後の曲の”新たなる旅立ち”は、1曲目のメロディが一部で使われて、この盤1枚が組曲な感じになってます。

 それと、メロトロンの音(をシミュレートしたシンセ?)がふんだんに使われてて、良いですよ。メロトロン好きなんで(失礼 嬉)! 特に、1曲目”約束の地”のフルート・ヴァイオリンのメロトロン、好きです。

 録音メンバーは、桜庭さんと、下田武男さん(ドラム)の2人。ゲストで、難波弘之さんが2曲でキーボードを弾いてらっしゃいます。


 桜庭さんの名前とデジャヴの名前は、プログレ雑誌で見たことはあったんですけど、音を聴いたのは、この盤が初めてでした。

 このゲームのプロデューサーの高橋秀五さんも、プログレが好きらしいです。お兄さんの高橋宏之さんもそうですが、高橋兄弟は、プログレ好きで有名です。高橋兄弟と桜庭さんが合ってたんでしょうね。

王貞治さん

 王さんが、福岡ソフトバンクホークスの監督を辞任されたそうです。


 1999年の初優勝のときは、当時、私は宮崎に居たんですね。

 その優勝を決めた試合はナイターだったんですが、その試合を実況中継していたのが、福岡のKBCラジオとRKBラジオだけだったので、長距離受信で雑音の中を聴いてました。実際には、雑音でよく聴こえなかったんですか、雑音が酷くなる度に、KBCラジオ ⇔ RKBラジオ を行ったり来たり、よく聴こえるほうを、忙しく周波数を変えながら聴いていたのは、私の中では良い思い出になってますね~(ホントに! 笑)。


 いまだに、王監督のことを話そうとして、たま~にですが、「王選手が…」と、言ってしまうんですけどね(笑)。


 お疲れ様でした。

車検じゃけぇ~ん

 車が車検から帰ってきました。近所の、車用品チェーン店に持っていきました。


 タイヤ2本を交換しないと車検に通らないらしい上、バッテリー等も交換したので、意外と費用がかかりました(泣)。

 以前、車検をした2年前から、オイル交換を全くしてなくて、だいぶ汚れてたみたいです(笑)。


 代車を借りていたんですが、乗りなれてるのが、やっぱり、良いですね~。代車は、アクセルの遊びが大きい車だったんですね。だから、いつもの感じでアクセルを踏んで、「あれ?進まないっ!」って焦りました(笑)。

花輪和一「刑務所の前」第3集

 去年出てたんですが、知らなくて(笑)。この3巻で完結です。

 花輪和一「刑務所の前」第3集(2007年)です。


 花輪さんは、1947年埼玉生まれ。1971年漫画家デビュー。


 この作品は、一風変わってるんですよ。3つの話が同時進行していきます。面白いです。

 この作品の冒頭に描かれているんですが、元々は、タイトル通り、花輪さんが逮捕される前の話を描く、ということだったみたいなんですね。知らない方に説明しますが、花輪さんは、ガン・マニアで、それが高じて、壊れた拳銃を手に入れ、1995年に改造銃の所持により逮捕されて、懲役3年の服役をされています。


 3つの話ですが、

 ・これがメインストーリーだと思うんですけど、戦国時代を舞台にした時代劇。

 ・元々の企画だと思われる、壊れた拳銃の修復工程。

 ・刑務所の内情。

これらの話が、各々の漫画の中に、唐突にはさみ込まれます。唐突というのは、ちょっと違いますね。例えば、時代劇で、主人公が「もう一つ幸せが欲しいな」というセリフのあと、拳銃を手に入れた花輪さんが、”あの時、筆者は、「幸せ」だったと思います”、と1人ごとを言ってるコマが入り、いきなり拳銃修理漫画が始まります。こんな感じで、微妙に関連はあるんですけど、切り替えが唐突なんですよね(笑)


 時代劇パートでの主人公は、花輪さんの漫画によく出てくる7-8歳くらいの女の子。娘は、多分、花輪さんの分身なんでしょうね。火縄銃を撃つのが好きで、現実的で、常識的な性格。周りを冷静な目で見ています。

 そして、花輪さんの漫画には珍しく、時代設定がはっきりしています。主人公の女の子が、火縄銃鍛冶屋の娘であり、永楽通宝が使われています。日本に鉄砲(火縄銃)が伝来したのは、1543年、永楽通宝は、中国からの輸入銭で、室町時代から江戸初期まで使われたお金です。これから、この物語の舞台が、戦国時代というのが分かります。

 そこで描かれているのは、親子関係について。金持ちの米問屋の親娘の関係。自立しようとする娘と、娘に依存する親。主人公親娘にも当てはまりますけどね。

 この作品は、花輪作品の中で、ファンタジー色が薄いからかもしれませんが、ストーリーが非常に分かりやすいです。


 そして、もう一つのメインストーリーと言っていい、拳銃の修復工程漫画(笑)。

 花輪さんは、ガンマニア仲間から、壊れて錆びまくっている拳銃を手に入れます。拳銃の錆びを、コンパスの針で一つ一つ取り除いて、ハンダで埋めていく~錆びて無くなっている部品は、モデルガンの部品を流用する~そんな風にして、少しずつ修理していくんですね。その様子が、微に入り細に入り、描写されていきます。

 子供の頃の拳銃の思い出や、本栖湖で行っていたガンマニアの集い(キャンプ)の思い出等も挟み込みながら。


 これに、刑務所内のエピソードが絡まって、不思議な読後感がありますね。各話は、直接は関係ない話なんですが、根っこは一緒というか。ここでも、テーマは、人間の業です。感動的なラスト。面白いです。


 もう一つ驚いたのは、各話の扉絵。

 うっそうと生い茂った林の中に、一本の年を経たようなゴツゴツこぶが出来ている木の幹が描かれています。初読のときは、線の濃淡が変わるくらいで、絵は変わらないなぁ~と思って、扉絵は、読み飛ばしてたんですね。半分以上読み進めて、扉絵をふと見ると、その木の幹に不動明王がいるんですよ。

 え!? と、今までの扉絵を改めて見直すと、だんだん木の幹から不動明王が現れてきているんですね。驚きました!

北山真「動物界之智曩」

 ジャケットの写真が面白いです。

 北山真「動物界之智曩」(1982年)です。

 ”曩(のう)”の字がややこしいので、フォントを大きくしてみました(笑)。


 北山真さんは、1952年北海道生まれ。セレナーデ・新月の元メンバー。2005年に新月が再結成するも、2007年に脱退。


 このジャケットの「たかあしがに」「眠れるきうい」…。

 元々、北山さんが、古本屋で見つけた大正14年発行の「動物界之智曩」という本から転載した写真・イラストだそうで、曲名もこの本の中からとられたものだそうです。動物名が曲名になってます。曲はその動物をイメージさせるような感じで…。


 この作品は、北山さんが作られた”SNOWレーベル”から発表された、北山さんの1stソロアルバム(オリジナルは、カセットテープだそうですが)。2曲で、竹場さん(ギター)と花本さん(シンセ・メロトロン)が弾いている以外、ほぼ北山さんが全部の楽器を演奏して、多重録音したインストです。


 この作品は、新月のイメージで聴かないほうが良いです(笑)。

 打ち込みの曲だけじゃないんですけど、クラスターの「ZUCKERZEIT」や、同じくドイツのDER PLANみたいな感じでしょうか。面白いです。ヘタウマというか(笑)。可愛いんだけど、どこか変(笑)。


 ”かつをのゑぼし”のフニャンフニャン鳴ってるギターとか(ジェリーフィッシュ・ギター奏法だそうです 笑)。絶妙ですね。

 打ち込み+ロバート・フリップ風ギターというエルドン(HELDON)みたいな曲もあります。解説では、失敗作だと言っておられますけど(笑)

 ”まなたす”が好きですね。花本さんが、シンセ・メロトロンを弾いてらっしゃる曲なんですけどね。初期キング・クリムゾンぽい感じで。


 CD化にあたって、ボーナストラックが2曲入れられています。この「動物界之智曩」と同時期に作られた、歌物の作品のデモテープからの曲だそうです。2曲とも、良いんですけど、そのうちの1曲が”光るさざなみ”の別バージョンです!

 いくつかバージョンがあるそうなんですけど、このボーナストラック版は、「光るさざなみ」に収められているのとかなり違いますね。サビは一緒なんですけどね。このボーナストラック版が、最もシンプルなバージョン1、「光るさざなみ」版が、バージョン4だそうです。