倉地久美夫「夏をひとつ」
8月31日。どうにか間に合った感じですね(笑)。「夏をひとつ」。
倉地久美夫「夏をひとつ」(1999年)です。
倉地久美夫さんは、1964年福岡生まれ。1995年CDデビュー。音楽だけでなく漫画も書かれます。
ジャケット絵は、倉地さんご自身で描かれたもの。
ものすごく大きい幟が立ててある、田舎の旧家の前に停まった軽トラック。
そして、CDをCDケースから外すと、そこに描かれているのは…
その旧家の中には、浴衣をはだけて着ている二人の女性が、キセルをくゆらせて、外を眺めてる…「夏をひとつ」。
このアルバムは3rdです。私が、倉地さんの音を初めて聴いたのは、このCDでした。音楽雑誌の新譜レビューにこの盤が紹介されてたんですよ。それで、レコード屋で見かけて買ったものです。
このアルバムは、倉地さんが、ギター・ベース・ドラム・キーボード等、1人で演奏して多重録音した盤です。
音のほうは、プログレ風に言えば、カンタベリーのひねくれたポップ感(例えれば、初期キャラヴァン)と、フォークなジャーマン・プログレのペナペナでカオスなポップ感覚(例えるなら、アモン・デュールの3rd)を混ぜた感じですかね。ちょっとジャジーな感じもあって。開放的なんだけど、どこか内側に折れ曲がっていくような…(笑)。
でも、なんと言っても特徴的なのは、そのヴォーカルと、奇妙な歌詞。力強い脱力系ヘタウマヴォーカル。私は好きなんですよね~。
それと歌詞。異常な世界観があって、奇妙な世界なんですけどね。でも、それだけじゃなくて、音感だけで突っ走っていくようなところもあって、摩訶不思議な感じですね。面白いですよ。