髪を美しく保つには?

第二弾です!

 

髪を美しく保つには、髪のタンパク質を

『生み出す』

『守る』

『補う』

が、大切です。

 

前回は、『生み出す』に注目しまして、

 

『生活』

 

の大切さと、

 

リアルな改善の難しさに向き合いました。

 

そして練った作戦は

  1. 睡眠は最初の90分が大事!寝る前は何もしない。
  2. 栄養バランスを整える!摂るべきものは必ず摂る!摂りすぎてはいけないものを摂り過ぎない!

です。

今回は、そうして生み出した健康髪を、、、

 

『守る』

 

がテーマです!、、、、のつもりでしたが、

『守る』はとっても難しいテーマであり、マスターするのに基礎知識がそれなりに必要です。
なので、今回は作戦をたてる前に、現在のヘアケアにまつわるアイテム事情や、ヘアケアアルアルをおさらいしておき、次回具体的な作戦をたてていこうと思います!

どうしたら毛髪を美しく保てるか?パート2!~基礎知識編~

毛髪の美しさを決めるのは、髪のタンパク質の量、質、バランスが大きな要素といわれています。

ですから、健康に生み出した髪をいかに守るか?で、髪の美しさは格段に変わってくるわけです。ロングの女性ならば尚更ですね!

 

結論から言うと、髪を守るヘアケアは

  1. お風呂の洗髪を低刺激に抑える!
  2. お風呂後のタオルドライをはじめとする髪の乾かしを低刺激に抑える!
に限ります!そのために必要となってくるのは、優秀なシャンプやードライヤー!、、、、、となってくるわけですが、
 
何よりも大切なのはアイテムではなく、上の2つを意識すること!です。
 
これ、正直言ってかなり
 
『面倒くさい』

 

です。。。。


私自身、知識があっても実践しきれず、というより続かなかったが為に、

 

父に

 

『剥げた?!』

 

と言い放たれる結末を迎えてしまったのです。
 

勉強してからというもの、シャンプーなどのヘアケアアイテム自体は、低刺激、低洗浄力の高価でいて、なかなか良いものを使っていたのですが、

洗髪頻度のバラつき

洗髪テクニック

そして何よりタオルドライのずさんさ

 

は、相当なものでした、、、

 

今考えれば、その上で、低刺激、低洗浄力シャンプー、脱シリコン脱カチオン(後々説明いたします)をしてしまっていたことが、おもいっきり裏目に出た!といえると思うのです。

 

なので、髪を守る!はまず、
 

『意識』ありき!

 

である!と声を大にしてお伝えします。

 

変にアイテムだけ変えるとわたくしのように

 

『剥げた?』

 

なんていわれかねないのでご注意を、、、

髪の成分とダメージ

そもそも髪ってかなり頑丈で、通常時、ちょっとやそっとじゃダメージを受けません。

その理由は、髪のタンパク質の主成分が、ケラチンと呼ばれるかたーい成分でできているからです。
ケラチンは、人体では

 

『爪』

 

の成分として有名です。

 

爪って超頑丈ですよね?ですから髪が強いのもうなずけます。

 

でも爪に比べると髪は

 

『もろい』

 

といえます。

 

同じ材料できているのに何故?強さにこんなに差があるのか?というと、、

 

一番の理由は、髪は幾重もの化学結合で成り立っていて、

濡れ

アルカリ、、、などなど


さまざまな条件で、結合が弱まったり、弱まった髪が元の強さを取り戻すことが原因です。

 

この特徴、有る意味、髪は爪には無い、

 

『柔軟性と対応力がある!』

 

ともいえわけですが、弱まった髪は、いわゆる

 

キューティクルが開いた状態

 

といえ、このとき摩擦などの更なる刺激を受けると、髪のタンパク質はダメージを受け、そのダメージは蓄積していきます。

いわゆる

 

髪が傷む

 

というやつです。

傷んだ髪は

  • まとまらない
  • チリつく
  • ごわつく
といった悩みを増長させます。

では、髪の弱点、熱、アルカリ、摩擦、濡れ、、、、この条件がどこで起こるか?というと、、、そう、、、

 

『お風呂』

 

です。

 

ですから、シャンプーなどのお風呂の化粧品は

 

『髪のダメージ!』

 

に注目していて、いかにダメージ軽減するか?いかにダメージ髪を化粧するか?

がお題目にあげられているのです。

何故?シャンプーするのか?

シャンプーの目的は、もちろん洗浄ですが、現代においてシャンプーアイテムそのものの目的はというと
 
ダメージによる髪のチリつきやごわつきへの対応!
 
といっても過言ではないと思います。
 
なぜならば
 
シャンプーの歴史は相当に浅く、使う理由も未だ定まっていないのではないか?といえると思うからです。
 
というのも、洗髪そのものですら、ついこないだ(昭和初期くらい)まで、週に1回洗髪するくらいの頻度だったそう。

洗髪そのものがそんなもんなのですから、シャンプーをはじめとする周辺アイテムそのものも、まだ赤ん坊といえるくらいの存在で、そもそも必要なのか?といわれても仕方のない存在なのです。
 
なのに、少なくともシャンプーは、もはや生活必需品ですよね?
私自身、シャンプーを使わない生活をしてみたことがあるのですが、無いと大変不便です。
 
では、必需品と化した現代のシャンプーが実際、どう活躍しているのか?を冷静に成分から分析すると、その実態は、洗浄力アップ!というよりは、、、
  1. 洗浄成分が皮脂や汗、といった油系の汚れを水にくるませて洗浄を助け、ゴシゴシ洗う必要を減らす!
  2. お水の水滴になろうとする結束の力を緩めることで 『泡立ち』 を実現し、指や髪同士の間でクッションとなって摩擦や熱から髪を守る!
  3. お水に含まれるミネラル(鉱物)が髪についてゴワついたり、ダメージを与えることを防ぐ!
といえるとおもいます。
洗浄は?!と思う方もいらっしゃると思いますが、
 
油をかぶっちゃった!程の汚れならばともかく、皮脂や汗を落とすくらいならば、お湯の力でも時間をかければ十分落ちるはずです。
※私自身の実験によればですが、、、
実際、シャンプーはどんどん『低洗浄力』にこだわった新製品が登場しているのが現状の流れです。
 
ですから、洗浄力による時間短縮も含め、シャンプーを使う理由は
 
ダメージ軽減
 
といえると思うのです。

じゃあ、トリートメントやコンディショナーは必要なの?

まず、調べてみてはっきりしたこと。
トリートメントとコンディショナーに、はっきりした違いは有りません。
使ってみてそうだった!ではなく、いくつもの商品の成分を見ていったところ、配合成分に特別な違いが無かったのです。
なので、このページでは、コンディショナーだろうと、リンスだろうとトリートメントだろうと、便宜上
 
リンス
 
と呼びます。
※理由は単に単語として短く打ちやすいからですw
 
じゃあリンスにはどんな成分がどんな目的で配合されているのか?というと、、、、
最新のサロン用ともいえるリンスをのぞき、(これについては『次回』補修編にて詳しく解説します!)
スーパーに並ぶリンスの成分を見て分別したところ
2つにわけられました。
 
1つめは、シャンプーの洗浄成分によるマイナスの力(アニオン)によるごわつきをプラスの力(カチオン)で取り除くために使う!です。
ここから先、このプラスパワーを簡単にカチオンと呼びます。(シャンプーの洗浄力の源、マイナスパワーはアニオン)
 
ですが、最近のシャンプーは、リンスをするまでもなく、自身のアニオンを時間差で打ち消す成分が配合されたシャンプーがほとんどです。
※ポリクオタリウム配合など
 
なので、私自身、この手のカチオン系リンスは、ポリクオタリウムなどの配合が無いシャンプー、もしくは、こうした成分が少ないなどで、仕上が気になるシャンプーにあわせて、どうしても残ってしまったアニオンを払う位の気持ちで、ちょびっとつけて、ちゃっちゃと流して使っています。
 
なぜチャッチャとというと、、、実は、あんまり使いたくないのですよね?
 
なぜ、あんまり使いたくないかというと、プラスの力をもつカチオンは、マイナスの力を持つ『お肌』や『毛髪』との相性が悪く、残留しやすい傾向にある上に、かえってダメージを生む心配がある(そこまで怖がるほどの刺激ではないそうです)からです。
 
リンスの種類、その目的、2つめ、
 
ジメチコン
 
をはじめとするポリマーによる髪の化粧です。

ごわつこうが、きしもうが、ダメージもろとも髪をコーティングしてあげれば、艶もハリも出るし、なにより害になるものではないので安全だ!
というわけで、随分前からリンスに配合されてきた成分です。
いわゆるシリコーンですね!

実際、『安定性が高い』ため、お肌に対する安全性は非常に高く、『安価』で『即効性』が高い!と非の打ち所の無い成分です。
ノンシリコンなどと蔑まされがちですが、カチオンなんかよりはよっぽど安全性の高い成分です。
 
如何でしょう。
リンスといえば、何とかエキス配合!5つの潤い成分配合!とかいろんなこと謳っている傾向がある為に、その目的はすさまじく広いのではないか?と、想像してしまう消費者も多いようです。
でもその正体は、とってもあっさりしてますよねw(スーパーなどで簡単に手に入るリンスでは!ですよ?)
 
そう、リンスこそ、マジでいるのか?!しっかり考えるべき存在なのです。

じゃあ、補修や保湿成分は?

ほとんどの消費者が、リンスには、髪の潤いを復活させる成分がふんだんに配合されていて、漢方のような神秘の効果を期待している傾向にあるようです。
 
実際、一部のリンスには、シリコン、ケラチンやセラミド、ラクトン誘導体といった補修が期待できる成分が配合されたものが存在します。
※シリコンを補修剤とすることに抵抗がある方も多そうですが、悪しからず。

それらの成分の単独の効果は『確か』で、髪の状態を引き立てる期待はおおいにもてます。
 
ですが、市販のリンスに配合されている補修成分はほぼ
 
ジメチコン(シリコン)
※非常に安価だからだそう
 
くらいで、万が一配合があったとしても、カチオンやポリマーの大量配合の影にひっそりと少量配合され、その配合量が十分でなく、本来の力を発揮できないケースが多いのが現状なようです。※シリコン皮膜があんまり綺麗な物ではない!といってるわけでは有りません。
 
それでも、カチオンやポリマーによる皮膜効果によるサラツヤ演出だけは、しっかりしているために、消費者は、その効果を、神秘の漢方効果が出た!と勘違いしてしまうわけです。

そもそも、シャンプーやトリートメントは、アニオンやカチオンといったお肌や髪に刺激となりうる成分が配合されているために、
 
出来る限り早く、そして、しっかり洗い流す
 
が基本です。

ですから、補修成分、すなわち、髪に残留させたい成分が、洗い流すべき商品に同時に配合されていること自体、結構ナンセンスな話なのです。
 
つまり、補修や保湿といった成分は、本来は、アウトバスなど(つけっぱなしで洗い流す必要が無い)に求めるほうが無難といえます。
もちろん、リンスを全否定しているわけではありません。
 
アウトバスでなくとも、こうした保湿や補修成分が高配合の優秀なコンディショナーも存在します。
なぜならば、
『セラミド』などの水と交わりづらい成分を化粧水として利用したいのであれば、アニオン(本来洗い流すべき成分)による乳化がどうしても必要でセットで生成されるのがきほんだからです。
※実際、私の今回の作戦には、補修系のトリートメントを取り入れるつもりです!
 
じゃあ、ここで何が言いたかったかというと、、、、
あくまで、スーパーで売ってるようなお安めリンスに変に期待して惑わされないほうが無難、そして、取り入れるのならば、
  • カチオンによるアニオン除去
  • ポリマー皮膜
の2つによる仕上がりを良くする目的で使用する!と割り切る!を意識して、目的に合わせたリンスを配合成分から選ぶ必要がある!ということです。

守る髪の乾かし方!

前述のように、お風呂は
髪が
水にぬれ
お湯によって熱しられ
シャンプーのアニオンやカチオンの影響を受け
場合によっては、石鹸や温泉などのアルカリによって
極限まで髪が弱らされた状態!といえます。
 
それを回復するのが、リンスに加え、最後の仕上げ
 
『乾かし』です。
 
そして、その
強い見方が
 
『ドライヤー』
 
です。
ただし、ドライヤーも闇雲にかけるのはかえってダメージを引き立ててしまう心配があります。
ドライヤーは、
  • 摩擦
という『髪』の弱点を突くアイテムであるからです。
ですから、熱黙りによる髪のヤケドダメージと摩擦によるタンパク質のダメージに気をつけなければなりません。
 
なので、コツがいくつかあります。
  1. 熱を集中させない。
  2. 熱波を送るのは頭皮付近だけ、タオルドライでOK!なので毛先はかける必要はない。
  3. なるだけすばやく、摩擦をかけないように気をつける。
  4. 乾いたら手早く送風モードでしっかり髪の熱を逃がす。
です。

髪を守るヘアケアの基礎まとめ!

洗髪とリンスにはものすごい誤解がついてまわります。
たとえば、
1、シャンプーの刺激は恐ろしく高い!
→比較的安全性が高いと誤解され、長らく使用されてきた石鹸のほうが、アルカリ性であることなどから、よっぽどお肌や髪などの刺激となる心配が高いのです。同じ洗浄剤でも、シャンプーは安全性が高く、髪のダメージを抑えるための『使うべき』化粧品です。
 
2、リンスは髪に良い!
→リンスには、シャンプーの洗浄力の副作用でえた、プラスパワー(髪の仕上がりを悪くします)から開放するために仕方なく使用する『カチオン』が配合されていることが多く、カチオンはタンパク質にダメージを与えるかもしれない刺激力があり、実際、ダメージとなるかどうかはともかく、少なくともそうした力は持ち合わせるために、すばやく洗い流すほうが無難。少なくともつけっぱなしは、絶対にオススメできない成分です。
 
3、毛穴まで徹底的に洗ったほうが良い!
→少し前まで徹底洗浄がよいとされていましたが、最近は徹底洗浄による悪影響もいくつか指摘され始めていて、市場でも低洗浄力シャンプーが、その数を増やしていっています。
皮脂や角栓は、単なる新陳代謝による排泄物ではなく、体を整えるいくつかの役割が見えてきた!との事です。
なので、徹底洗浄するのであれば、減ってしまった皮脂を補うために、皮脂と同じ成分、スクワランや椿油といったオイルを補充する!などといったケアが有効とされているわけですね?

ただし、低洗浄力シャンプーがオススメ!というのが嘘ではないにしても、高洗浄力シャンプーの刺激が危険!というのはまったく意味の違う根拠の弱いウワサなので信じたり誤解の無いように。
 
などなどです。
まだまだあげればきりがないマコトシヤカな世界が化粧品業界といえ、何でもかんでも信じてよいということはまったくありません。

さて、今回はそんな化粧業界の現状と取り入れるべき『守る』ヘアケアの線引きをする基礎情報をおさらいしました。
これをふまえ、次回こそ、作戦組み立てに取り掛かろうと思います!