美髪を生み、守り、補修する。髪の健康を守るには?
ついにその4、最終回。
長かった、、、

 

最後の作戦は、もっとも期待しちゃう作戦

『補う』

 

です。


なぜ?期待してしまうのか?
 

それは、、、

 

使ったことの無い、未知の領域だからです。


もちろん、補修が期待できる成分が配合されたリンスなどは使ったことがありますが、そうした製品の主たる目的は、厳密には補修ではなく、シャンプーのゴワツキを抑えることなどの別に有ることがほとんど。

 

今回選びたいのは

補修専用のアイテム!

どんなアイテムと出会え、どんな効果が現れるのか!

ワクワクが止まりません!

多方面からのアプローチでダメージ髪の補修をはかる!

そもそも、補修とは何をどうするのか?
調べてみると、、、、、
 
髪の補修とは、基本、毛髪の成分に近しいか、まったく同じものを髪のダメージ箇所に与えることで補うことを言うようです。
 
となると、髪の成分は1種類じゃあありません。
すなわち、補修成分は1種や2種ではありませんよね?
 
そこで、、、
 
まずは毛髪の成分について勉強しなおしてみました。

髪の補修は、髪を知ることからはじまる

まずは髪の構造と成り立ちからみていきましょう。

コルテックスという髪の束がいくつも束ねられていて、キューティクルという髪の鱗に幾重にも包み込まれ守られているといった感じ。
割と単純なつくりに見えますね。
それぞれ簡単に解説していきます。


メデュラ

 

髪の中心にあたる部分で空洞になっています。
メデュラが存在しない髪の毛もあったりするようで、何故存在するのか?どんな働きがあるのか?未だはっきり解明されていません。
少なくとも、人から見て喜ばしいこととして、弾力や柔軟性に一役かっているといわれています。

コルテックス

髪内部の大部分を占める細胞で、

 

主に

 

ケラチン

 

と呼ばれるタンパク質の一種で構成されています。
ケラチンは、たくさんの種類のアミノ酸成分たちが、さまざまな化学結合によって連結していて、これにより柔軟性や強固性を実現していて、壊れにくい性質をしています。

ケラチンは、あの頑丈な爪と同じ成分です。

爪を触ってみればお分かりになると思いますが、柔軟さと頑丈さを兼ね揃えていて、実験によると耐熱、耐冷却にも非常に優れているとか。

コルテックス一本一本は非常に頑丈に出来ているというのも納得です。

ただし、コルテックスを構成するアミノ酸成分同士の結合には、髪一本一本、あるいは人によって、非常に多様性があり、結合の仕方次第で、

 

髪のケラチン密度

 

が変わってくるそう。
そして、ケラチン密度が低ければ、比較的扱いやすい分、柔らかく、脆く、水に弱い髪となる、高ければ、扱いにくい分、硬く、頑丈で水などに強い髪となるそう。

 

ですから、このケラチン密度の個人差が原因で、硬い髪、柔らかい髪、水に強い髪、弱い髪などなどの

 

髪の個性

 

が決まるとの事です。年齢によって、髪質が変わるのも納得ですよね?


また、コルテックスは、タンパク質とお水の共存によって弾力と高いシールド能力を保っていて、この水分保持能力をになう成分がケラチン以外にたくさん存在しているそう。
いまだそのすべての成分とメカニズムが明らかになっていないことから、そうした成分を

NMF   (ナチュラル:自然の モイスチュアライジング:保湿 ファクター:要因)

と総称し、研究がすすめられているとの事。

キューティクル

こちらも、ケラチンが主成分となっているそう。
うろこ状に規則的に並んでいて、平均で6~8重になっており、髪内部を外部刺激から守ってくれています。
また、キューティクルは透明なため、光を反射して、ツヤを演出する

『美』

の役もになっているそう。
健康なキューティクルは、光を均一に反射することで、

「天使の輪」

と呼ばれる髪のツヤを生むそうです。

 

このキューティクルが、お水や熱によってめくれてしまい、髪内部への刺激の侵入を許してしまうことから、お風呂が髪を傷める大きな要因となっているわけです。

 

CMC (Cell:細胞 Membra:膜組織 Complexne:いくつかの部分から成る)

 

絵に名前は有りませんが、CMCはコルテックス同士の間に存在するさまざまな成分たちのことで、NMFと同じく髪の潤いをになう成分たちの総称です。

セラミドが有名ですね。


まだまだなぞの多い部分ですが、髪の潤いの主役として、大変注目されている部分です。

 

以上となりますが、実はもっともっとミクロの世界で見ていくと、コルテックスも、更にいくつかの束で出来ていたり、キューティクルにもお水に親和性の強い部分、疎水性の部分などが存在し、まだまだ奥深い世界が切りなく広がっているそう。
 

やはりなかなか手ごわい、、、

 

髪の主役!ケラチンの補修!

どうやら、コルテックスにせよ、キューティクルにせよ、髪の主体は

 

ケラチン

 

ですよね?

ですから、髪の補修をするならば、まず注目すべきは、ケラチンの補修!に注目するべき!と考えます。


単純に効果が高そうだからです、、、
ですよね?あってるよな、、、

ではまず、どうすれば、ケラチンを補修できるのか?を考えるのが補修作戦のはじめの一歩。

 

ちょっと化学チックになりますが、簡単にケラチンをはじめとするタンパク質の補修のメカニズムを説明いたします。
(というか、、、私も雲をつかむ程度の理解しか出来ていません。いつもの事ながら、参考程度にご容赦を)

ケラチンや、コラーゲン、私たちの体の多くは

 

アミノ酸

 

から出来ています。
じゃあ、アミノ酸って何か?というと

アミノ基とカルボシキル基と呼ばれる化学構造を両方もった成分の総称です。

そして、アミノ酸の特徴は、、、

各アミノ酸同士のアミノ基とカルボシキル基が

ペプチド結合

 

なる化学結合で合体できることだそうです。

なるほど、髪の主成分、ケラチンもアミノ酸の集合体ですから、傷んで欠損した部分にアミノ酸成分を与えれば、補修できるというのもなんとなく納得できます。

だから、数々のアミノ酸が補修成分としてシャンプーやリンスに配合されていたのですね?
では、アミノ酸にはどんなものがあるか?

 

とりあえずネット上で見つけたものを適当にあげてみます。

  • バリン
  • ロイシン
  • イソロイシン)
  • グルタミン
  • アスパラギン酸
  • グルタミン酸
  • アルギニン
  • アラニン
  • プロリン
  • システイン
  • リシン(リジン)
  • トレオニン(スレオニン)
  • アスパラギン
  • フェニルアラニン
  • セリン
  • メチオニン
  • グリシン
  • チロシン
  • ヒスチジン
  • トリプトファン
  • etc etc....

すごい数が簡単に出てきました。
これらはすべてアミノ基とカルボシキル基+何かで出来た成分たち、つまりアミノの酸です。
※細かいことを言えば定義にそぐわない成分もありますが、一般にはアミノ酸として扱われ、補修としての効果は期待できるそうです。

なにかといえばアミノ酸がすすめられる世の中

サプリや化粧品などで良く耳にする成分が多いですね?
評判こそ良いですが、食事に摂り入れれば摂り入れるほど良いってのは間違っているそう。。。。
また悪い癖、話がそれそう。
なので、その話はまた別の機会に、、、

 

では、これらの成分が髪の補修に等しく良いのか?そんなはずは無いですよね?

ただ、どの成分が1番補修に向いているのか?を調べてみましたが、確信の持てる情報はありませんでした。

でも、どう考えても、髪の補修をするにあたって、まずはじめに考えるべきは

 

実際に髪に多く存在するアミノ酸

 

ですよね?


そこで、髪の主成分、ケラチンがどんなアミノ酸で出来ていて、どんな構成なのか?を調べてみました。

 

様々なデータが出てきたものの、(民族や男女などで個体差が当然ありますものね?)
 

順位や数値はほぼほぼ共通

 

1位 シスチン(システイン同士が結合したもの) 15-20%

2位 グルタミン酸 10-15%
3位からは下記の成分が5-9%でほとんど同率

グリシン

チロシン

ロイシン

セリン

アルギニン

トレオニン(スレオニン)

アスパラギン酸

アルギニン

 

といった感じ。
 

当然一位のシスチンに注目ですよね!


シスチンといえば、髪の勉強を始めたときに強く印象に残った成分です。

何故、印象に残っているか?

それは、髪が強力な強度を持っている最大の理由が、システイン同士の結合

シスチン(ジスルフィド)結合

 

と呼ばれる強力な結合をもっているから、という重要な情報が記憶に残っていたからです。

ちなみに、このシスチン結合、酸化剤や還元剤で切ったり、付け戻したり出来るために、
パーマや縮毛矯正に利用される結合です。

 

形状を変えるために、切ったり付け戻す髪の化学結合。

すなわち、

 

髪を成り立たせている主役となる結合

 

といえるわけです。
 

ですから、当然、シスチンは髪の補修においても、主役となりうる成分といえるわけですね!
で、シスチンを髪にくっつけるにはどうするべきか?

というと、酸化が必要ということです。
 

簡単に
酸化といえばリンゴが黄ばむあれですね?
 

じゃあ、酸化の正体とは何なのか?何故黄ばむのか?

というと、、、


空気中の『酸素』がりんごの成分の電子を奪い変化させるからだそう。

この現象を促すのが『熱』なので、りんごをはじめとする多くの食材は酸化による劣化を避けるため、そもそも酸素に触れづらいようにラップをしたり、冷蔵庫で熱を避けて保管したりするわけです。

つまり、ケラチンを補修するには、ケラチンの主成分シスチンを髪のダメージ箇所へ塗布し、ドライヤーをつかって、空気中の酸素を含む空気を熱波として与えればよいわけです。

酸化といえば、劣化と思いがちですが、ダメージ髪とシスチンでは補修を促す現象といえるわけですね?
 

世の中あべこべだらけだ。。。。

 

思い込みは厳禁ですね?

 

なるほど、、シスチンの補修効果についてはわかった。


でもシスチンだけでよいのか?

 

と思いつつさらに、髪のアミノ酸組成を調べていたら、別口で興味深い出会いが、、、

 

加水分解ケラチン

 

という成分による補修です。

加水分解ケラチンは、髪とおなじタンパク質であるケラチンを細かく分解したものの総称。

つまり、上記のケラチンのアミノ酸の構成に近しい補修成分がバランスよく成立した成分である期待が持てる!というわけですね?


ということは、通常、シスチンだけでは補修しきれない箇所へも補修効果が期待できる、幅広い補修範囲が期待できる!というわけではないでしょうか?

うん、きっとそう。

そこで、結論、ケラチン補修の作戦としては

  • シスチン
  • 加水分解ケラチン

に注目し、ドライヤーを上手にかける!で決まりです。

髪の潤いの正体、CMCに注目した補修とは!

髪の補修は髪の主成分で補う。
そのために、まず、ケラチンに注目したわけですが。
補修には、もう一つ見方があります。
 
失いやすさと、『重要な役割』をになった成分に注目することです。

髪やお肌のタンパク質で、失われやすい上に重要な役割といえば、
 
潤い
 
ですよね?

髪の潤い、お肌の潤い、良く聞くフレーズですがその正体とは何なのか?
次に注目するのは、潤いの補修です。
 
そもそも、人体のタンパク質の潤いが何故あるのか?
未だその役割や構造のすべてが明らかになっていないそうですが、まず、注目すべきは、

バリア機能の成立
 
です。

バリア機能とはなにかというと、体内を外部からの『刺激』から守る、生命の防御機能を言います。

紫外線、衝撃、熱、ウイルス、菌、酸、アルカリ、あげれば切りの無い『刺激』たち。
これらを、何故?刺激と呼ぶのか?
 
それは、私たちの体に、何らかの
 
『変化』
 
を生むからです。
 
では、私たち生命はこうした避けがたい刺激による変化からどう命を守っているのか?
 
それは、『死』です。

変化を受け、あえて死んで切りはなれる。
そして新たに『生』を生み出し続けるのです。
 
髪が一番わかりやすいですよね?
毛先ほど痛んでますし、いつかは抜け落ち、生え変わります。

皮膚だってそうです。垢となって死んでいき、その奥底では新たな細胞が生まれてくる。

逆にうまく死ねないと、癌になって居座わるなどの、トラブルを引き起こす!なんて情報もありました。
生まれ続け、死に続ける。

細胞の誕生有る限り私たちは死に続け、誕生がとまったときが、私たち個人の認識する死。
 
でも、そうして死んでしまった生も、生前においてきた情報や生命を、新たな別の生命体や物質が記憶や知識として引継いでいく。
だから、本当の本当の死は、私たちのあずかり知らないところに有るか、そんなもの存在しないかもしれない、、、といえるわけです。

生はもちろん、死もまた体の重要な仕事という訳ですね。
 
なんだかヤバイカルト集団のサイトみたくなってはきたもののw
感慨深いですよね。

では、何故?外部刺激がもたらす変化が、私たちの表層部、死期の近い部分までで留まってくれるのか?
また、変化の終わりにちゃんと死んで切り離されていってくれるのか?

それを担うのが、私たちの体の表層部の、水とタンパク質の織り成すシールドだそうです。

水と油。両者はお互いに侵入できないですよね?

多くの生態が、細胞間に水を弾くタンパク質の層、油を弾くお水の層を繰り返した器官を備えていて、
外部からの水性刺激、油性刺激(ごめんなさい、たぶんこの言い方は間違っています。イメージでw)を遮断しているそう。

さらにこの潤い層は、最後の死、変化し切り離れることにも重要な役割をになっているのではないか?との研究が進んでいるとの事。
 
この潤いの構造、お肌ではラメラ構造と呼ばれています。
では、髪の潤いは?というと
前述した、CMCやNMFです。

ここで注目なのは、髪やお肌の潤いは、シールドのためにあるため、このメカニズムを考えたとき、
その良し悪しを、単なる水分量を言うのは間違い。
あくまで、タンパク質とお水の層でがきちんと保たれているか?に注目すべきなわけです。

ですから、
 
『髪の潤い』にせよ
『お肌の潤い』にせよ
 
化粧水や、髪の保湿剤を使用した後のお水の含有量にだけ注目するべきではありません。

よく言われる、このアイテムを使ったあとの保水量、なんと250%!などの広告が目を引きますが、あの手の化粧品の潤いのメカニズムは、保水力の高いヒアルロン酸などの成分が主成分となっていて、
お肌ではなく、あくまで保水力の高い成分が、大量のお水を抱え込みお肌に張り付いているため、使用後の保水量が上昇しているのです。

例えるなら、お水をたっぷり含ませたティッシュを髪やお肌に貼り付けた状態で、その上からお水の量を測っている。
そりゃあ、水分量半端ないでしょ!って事です。250%!というのはティッシュの保水したお水の量であり、お肌の潤いを担うお水の量ではないというわけですね?
 
もちろん、この手の商品の効果を否定するものではありません。
洗浄後などで、髪やお肌のバリア機能の低下した状態に、一時的に擬似シールドをはる!などの効果が期待できるそうです。
 
あくまで、お肌や髪の本来の潤いとは、まったく別物!というわけですね。

かなり話がそれましたが、、、
では、肝心の髪やお肌といったタンパク質の潤いをになう主成分は何か?というと
その主役は、かの有名な
 
セラミド
 
です。

セラミドはお水とも油とも親和性の低い成分で、その特徴を活かしてラメラ構造などの
 
水とタンパク質の層
 
を織り成してシールドを成しているとか。
 
なるほど、わかったようなわからないようなw
 
正直その細かいメカニズムは未だ理解し切れませんが、お肌にせよ、髪にせよ、セラミドが何らかの理由で不足すると、
 
潤いを失う

バリア機能が低下する
外部刺激に弱くなる
潤いを失う
 
の悪循環に、はまるというわけです。
 
こうして失うのは、
 
『美』
 
であり、且つ
 
『健康』
 
なのですね。
 
それで、補修成分としてセラミドが注目されるわけです。

一応納得です。深いところまで勉強すると私にとってかなりレベルの高い話がたくさん出てきて、正直ついていけませんw
このあたりがわかるようになったら、もっとおもしろいのだろうけどなぁ。。。。。
 
まあ今は良しっ!としてw
じゃあセラミドを補修しよう!
 
ん?セラミドなら何でもよいの?というとそうじゃあ無いそう。

セラミドもアミノ酸同様、ある一定の構造を持ったものの総称でその種類はオッタマゲルほどあるそう。

その中でも、髪を初め、人体の補修において唯一有効とされるのは
私たちのタンパク質の潤いを実際に担っているセラミド
 
ヒト型セラミド
 
との事。
このヒト型セラミドも人の体にある
 
潤いを担うセラミドの総称
 
のため、実際にはたくさん種類があって、いま発見されているものだけでも、
  • セラミドEOP(セラミド1)
  • セラミドNG(セラミド2)
  • セラミドNP(セラミド3)
  • セラミドEOH(セラミド4)
  • セラミドAG(セラミド5)
  • セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
  • セラミドEOP(セラミド9)
などがあり、こんなのがありそう!と予想はされているけど、未だに発見されていないものがまだたくさん有るといわれてるそうです。
つまり、今後もその種類を増やしていく、というわけですね?

ちなみに、ヒト型セラミドは発見されるたびに、

セラミド1
セラミド2

といった具合に
番号を振付けて呼び分けていったそうですが、その数が増えすぎたために、

セラミド5がさあ、、、

と、番号で呼んでも、セラミド5ってどんな構造だっけ?
 
どのセラミドのことを言っているのか、ちょっと良くわからないんですけど、、、

状態が多発したために、数字をやめて、その構造の特徴をEOPなどの略語で付け替えて、近年呼ぶようになってきたとか、、、
 
その恩恵か。ヒト型セラミドとその他のセラミドの見分け方は超簡単。
 
その他のセラミド(世間では天然セラミドとか呼びます)を、

たとえば
グルコシルセラミド
 
などと呼ぶのに対し

ヒト型セラミドは
 
セラミドNG
セラミド2
 
などと必ずセラミド+アルファベットか数字
 
で表記されています。

これは思わぬ恩恵。わかりやすい。
 
素人には大変ありがたいですよね?
 

で、どのヒト型セラミドが一番効果的か?というと、、、
 
これについては決定打になりうる、根拠に足る情報が無かったものの、有力な情報が2つありました
 
・髪に最も多いセラミドはセラミド2(NG)!
・どれが一番よいとかではなく、複数種の配合があったほうが補修できる箇所が増えるために、対応範囲が広がるから有効!
 
とのこと。
ここで唐突に結論
髪の潤い補修では
  • セラミド2は必ず欲しい!
  • なるたけ多くの種類のヒト型セラミドが配合されているものを選ぶ!
これでいきます!

まったく別次元からの補修もある!取り入れるべきか?

ここまで見てきた補修成分は、髪にもともとある成分たちでした。
いうならば、ナチュラルな補修といえそうですよね?
 
ただ、お肌ならともかく、毛髪は死んだ細胞のつらなり、ナチュラルにこだわる理由はあんまり無いというのが現実。
 
実際、
染めたり
引き伸ばしたり
チリチリにしたり
縛り上げたりw

現代人はやりたい放題で、その上、それが原因で健康に問題を抱える方を聞いたことがありません。

では、本題。
ナチュラル以外の髪の補修には、現在、どんなものが存在するのか?
 
一番有名なのは、シリコーンですよね?
 
随分前から存在し、無駄な論争を呼んだ成分です。
結論から言うと、仕上がりに満足できるなら、安全で安価で論点の無い成分です。

他には何があるのか?
現代のヘアケアはさらに進んでいます。
 
知っている補修成分を紹介すると、、、
 
キトサン
シリコンの高性能版といった感じの成分です。
シリコンは一度皮膜したら、お水なんかでは簡単に落ちないそう。
落ちない分には、全然問題ないのですが、シャンプーなどで中途半端に落ちていってしまって、その上からまた中途半端な皮膜を繰り返していってしまうと、手触りやツヤといった仕上がりが悪くなっていく可能性が有るそう。
その点、キトサンはお水で簡単に落ちる特性を持っていて、その上、シリコンよりも摩擦や熱、紫外線といった刺激に大変強い特性があるため、オンオフがしっかり出来る優秀な人工シールドといった感じ。
このため、つけっぱなしにできる毛髪用アウトバスとして近年大変注目されています。

 

ヘマチン
血中のヘモグロビンから出来る成分で、ケラチンと非常になかのよい成分です。
この為に、欠損したケラチンを補強する事が出来、破損箇所の補修効果が期待で来ます。
また、抗酸化成分としても優秀で、パーマによるダメージ補修には、残留成分の打消しも期待できるために、相性がとっても良いです!
 

 

ラクトン誘導体(メドウフォーム -δ- ラクトンなど
熱に反応して、キューティクルの破損箇所を繋ぎ合わせ補強する効果が期待で来ます。
また、シャワー後の 『熱』 から髪を守る効果も頼もしい成分です。


ぺリセア
毛髪内部に浸透する高級成分、自身が補修成分となるほか、ケラチンやアミノ酸の浸透促進効果も期待できる非常に優秀な補修成分!
 
18-MEA(18-メチルエイコサン酸)

CMCの成分の内の一つ。
キューティクルの最表面に存在し、髪の表面を脂質でしっかり覆うことで、ツヤを演出するとともに、お水系の成分の浸入を防いでくれています。

さらに、18-MEAは、シャンプー成分で変化しづらいために、シャンプーの刺激から髪内部を守ることにも一役かっているとか。


ですから、18-MEAをダメージ毛髪に塗布することによって、ツヤと髪本来の撥水性を取り戻すことが期待できるわけですね?
化粧成分としての配合では、この18-MEAの効果をさらに高めるために改良した成分クオタニウム33ポリクオタニウム-61として配合されているそう。


これらの補修成分たち、昔は、美容院だけのサロン専売品でしか、出会えなかったこれらの成分だったそうですが、いまではネット販売などで簡単に手に入るそう。
 
ただし、どの補修成分がどのくらい効果的かについては、情報が無かったために不明です。
自力で化学の勉強するしかなさそうですねwとても100%理解できる日が来るとは思えませんがw
 
先は長い、、、、
 
で、結局今回の作戦に取り入れるのか?

・ぺリセアをケラチンの補修成分の浸透促進に
 
・ラクトン誘導体をドライヤーの熱だまり対策に
などなど・・・・・・・
 
といった具合に、できれば取り入れたいところですが、この辺は、あったらいいな程度に今回は収めようと思います。

これからはじまる果てしない旅、アイテムの一個一個の解析は正直結構大変だからです。

あれもこれも欲しがると、結局何やってるかわからない+本末転倒+とんでもないお金がかかるのが化粧品業界の怖いところ。

なので、これから始まるアイテム巡りの旅での出会いで柔軟に決めていきたいと思います。

アイテム探しの条件!

さて、長くなりましたが私にとってはこれからが辛いところ。
補修アイテムめぐりのはじまりです。

基本AMAZONで探し回るつもりですがこれがなかなかつらいw
 
何故アマゾンかというと、かなりの確立で商品紹介ページに
 
全成分表示
 
が記載されているからです。
 
これにきづいたのは、1年前くらい。

それまでは、買い物ついでに、LOFTなどを巡って実際の商品をパシャパシャ写真とって回る変な人になったり。
商品名+全成分表示で検索して、血なまこになってイライラしながら、爆発寸前になって探し回ってました。

全成分表示って一番知りたい情報のはずなのに、どの公式HPにも記載が無い場合が多いんですよね?

化粧品界の重大なノビシロですね。。。
 
楽になったわぁ、、、ありがとうアマゾン

ただし、おなじ方法で探す方は注意が必要です。
アマゾンの全成分表示、ちょくちょく間違っているのですwww

誤字脱字レベルならば、ああ、打ち間違ったんだな、たぶんこの成分のことだろう、、、で済みますが、
まったく違う成分が記載されていたり、入っているはずの成分が記載漏れしたりしてます。

なので、パァーと参考に見る程度にして、最後は必ず信用の有る情報で確認してください。

一番確実なのは、店頭や画像検索での実際のパッケージ。もしくは、お客様センターへのメール問い合わせです。
法が守ってくれているからです。
 
で、肝心の今回私が探す条件ですが、、
  • 出来ればアウトバス(つけっぱなしでも問題ない)
  • カチオン界面活性剤のうち、シャンプー対策クラス(低分子や静電気力の高い)の成分は不使用、かせめて低配合。
  • セラミド2配合
  • 加水分解ケラチン配合、もしくはシスチン配合
で探してみようと思います。

期待値マックス!わくわくが楽しい。頼もしい補修化粧品たち!

探した探した。。。。

私史上、最高に苦労しました。
そも、なんて検索すれば求めているものに出会えるのか分からんのです。
 
なので、トリートメント、コンディショナー、リンス、アウトバス+ケラチン、アミノ酸+シスチン+システイン
あたりで、ひたすら検索しては、全成分を覗いて回る単純作業。。。
 
ただ、無い。

全然無い。

つらい、、、

一番つらいのは門前払い。
 
この手のアイテム、必ずといってよいほど、
 
カチオン界面活性剤:シャンプーのマイナスパワーによる洗浄力によって生まれるゴワツキを、プラスパワーで取り除くための成分。
すべてのカチオンが必ずしも刺激となる訳ではないが、一部のカチオン系成分は、静電気力が高かったり、一粒が小さいが為に、お肌や髪と相性が悪く刺激となりうる。
今回は、強いカチオン無しでも仕上がりが良いように、低刺激低洗浄力シャンプーをわざわざ選んでいるので、何らかの理由で低濃度配合ならばともかく、シャンプー対策の主役としての配合は絶対に避けたい成分。
 
カチオンの多くは
○○モニウム○○
○○アミン
という名前の特徴が有るため、これを覚えておいて、全成分表示の上位に無い事をチェックすることで避けられることを知っとくと便利。
 
ジメチコン:シリコンによる皮膜によって、ダメージが有ろうが無かろうが髪を皮膜することで、仕上がりと指通りを良くする成分。安価で安全性は高いので、無理に避ける必要は無い。
 
このどちらかが主成分となっているんですよね?
ケラチン補修といった髪本来のナチュラル補修を狙ったアイテムは、ほぼ無かったです。
 
その中で本当にレアな、
 
これならば補修専用化粧品といえるでしょう!
 
というものをいくつか見つけたので、まずはすべてご紹介します。
 
、、、、、ですがここにきてまさかの4万字越え。
アメブロには1記事の規定文字数が4万?という規定があるっぽい。
 
なので、おすすめアイテムは別記事でご紹介いたします。