下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【28】
https:/
mixi日記2022年04月03日から
某所で見た質問。
接続詞の「だが」は敬体の文中で使えるか否か。
似たような問題がほかにもある。結論だけを書くと、単純に考えて……。
常体 敬体
だが ですが (逆接)
だから ですから (順接)
なので ですので (順接)
※一応「だのに」という日本語もある。
一応辞書をひく。
===========引用開始
出典:デジタル大辞泉(小学館)
だ‐が の解説
[接]前に述べた事柄と反対・対立の関係の内容を述べるのに用いる語。そうではあるが。けれど。だけど。「失敗した。―有意義な経験だった」
===========引用終了
この[接]は凡例https:/
敬体の文中で「だが」「だから」「なので」は使わないほうが無難。どの程度の異和感をもつのかは個人差があると思う。だから、自分の感覚では……などと考えずに理屈抜きで〈使わないほうが無難〉。
さらにいうと、「ですが」「ですから」「ですので」は個人的には使わない。使う理由がないから。
逆接なら「しかし」、順接なら「したがって」ぐらいが無難だろう。この2つは常体でも敬体でもOKだろう。常体に限れば、逆接なら「でも」も使いやすい。少しやわらかくして「ただ(し)」もあり。「ただし」は敬体でもOKでは、とか考えはじまるとキリがない。
接続詞(っぽい言葉)はほかにいくらでもある。
【接続詞(っぽい言葉)の役割──順接/逆接/並列・追加/対比・選択/説明・補足/転換】 【20130314改定版】
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少しつけ加える。
「なので」の接続詞用法は、数年前まではNGとされていた。
【「だから」「なので」の違い【1】~【7】 「~から」「~ので」「~で」「で」「から」「ので」】2010年12月08日
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近年、三省堂国語辞典や、新明解国語辞典が認めているらいいので、「誤用」とはいえない。個人的には使わない。
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さらに」余計なことを書くと、接続助詞用法だとちょっと事情がかわる。
これも感覚には個人差がありそう。
当方の感覚だと、敬体中の「○○だが、……」はナシ。「○○ですが、……」を使う。
「○○だから、……」もナシ。「○○ですから、……」を使う。
なぜか「○○ですので、……」は使わない。「○○なので、……」を使う。
あれ? 昔考えたときは少し違ったような。
#日本語 #敬語 #誤用 #慣用句 #言葉 #問題 #間違い #二重敬語
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