だが ですが だから ですから なので ですので の使い方 辞書 アップもれ | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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mixi日記2022年04月03日から
 某所で見た質問。
 接続詞の「だが」は敬体の文中で使えるか否か。

 似たような問題がほかにもある。結論だけを書くと、単純に考えて……。
常体  敬体
だが  ですが  (逆接) 
だから ですから (順接)  
なので ですので (順接) 
※一応「だのに」という日本語もある。

 一応辞書をひく。
===========引用開始
出典:デジタル大辞泉(小学館)

だ‐が の解説
[接]前に述べた事柄と反対・対立の関係の内容を述べるのに用いる語。そうではあるが。けれど。だけど。「失敗した。―有意義な経験だった」
===========引用終了
 この[接]は凡例https://dictionary.goo.ne.jp/help/jn/で見ると「接続詞」らしい。接続助詞用法の「だが」は「だ」+「が」なんだろう。なぜそんな●●なことにしているのかは知らない。

 敬体の文中で「だが」「だから」「なので」は使わないほうが無難。どの程度の異和感をもつのかは個人差があると思う。だから、自分の感覚では……などと考えずに理屈抜きで〈使わないほうが無難〉。
 さらにいうと、「ですが」「ですから」「ですので」は個人的には使わない。使う理由がないから。
 逆接なら「しかし」、順接なら「したがって」ぐらいが無難だろう。この2つは常体でも敬体でもOKだろう。常体に限れば、逆接なら「でも」も使いやすい。少しやわらかくして「ただ(し)」もあり。「ただし」は敬体でもOKでは、とか考えはじまるとキリがない。
 接続詞(っぽい言葉)はほかにいくらでもある。
【接続詞(っぽい言葉)の役割──順接/逆接/並列・追加/対比・選択/説明・補足/転換】 【20130314改定版】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2727.html

 少しつけ加える。
「なので」の接続詞用法は、数年前まではNGとされていた。
【「だから」「なので」の違い【1】~【7】  「~から」「~ので」「~で」「で」「から」「ので」】2010年12月08日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1680.html
 近年、三省堂国語辞典や、新明解国語辞典が認めているらいいので、「誤用」とはいえない。個人的には使わない。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1394972308

 さらに」余計なことを書くと、接続助詞用法だとちょっと事情がかわる。
 これも感覚には個人差がありそう。
 当方の感覚だと、敬体中の「○○だが、……」はナシ。「○○ですが、……」を使う。
「○○だから、……」もナシ。「○○ですから、……」を使う。
 なぜか「○○ですので、……」は使わない。「○○なので、……」を使う。
 あれ? 昔考えたときは少し違ったような。

 

 

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