腎臓病にゃんこのすべての飼い主様に少しでも
ご参考になりますように🐈
AIM製剤の早期商品化を願って・・・
2019年7月
多飲多尿の中、ある日おしっこの出づらさで、尿検査。異常なしとの診断
(おそらくこの時点で、腎不全進行していたと思うが、おしっこの出づらさのあとで尿検査をしたため、濃い尿だったのではないかと推測。)
2020年1月→食欲不振で、尿検査。比重の軽さから異常発覚。血液検査で異常→腎臓病
以降、2020年3月第3週目ぐらいまで→1~2日置きに病院点滴。
処方食に切り替え(ヒルズ/KD:ドライフード)、ラプロス(当初セミントラ服用であったが錠剤を飲ませることができるようになったため変更という経緯あり)、アゾディル(サプリメント)服用
*その後いったん、血液検査値が良好となる
2020年3月第4週目~
早朝に胃液嘔吐、食欲不振(なんとなく食べにくそう飲みにくそうの症状もあり、おそらくこの時点で口内炎)、フード嘔吐のためガスター処方。改善せずで、嘔吐止めの注射(おそらくセレニア?)をする。その影響から終日ほとんど眠り始める。
(→さらに水を飲まないことになっていた模様。そのため症状はさらに悪化。)
処方食をスペシフィック(ウェットフード)に切り替え、強制給餌開始。嘔吐止めの注射は中止して、胃液保護の処方薬(スクラルファート(液体))に切り替えたところ、直後に胃液嘔吐。胃液止めの薬(タケプロン)処方により、早朝の胃液嘔吐が改善。
貧血改善策として、造血剤注射1回実施、後日の血液検査で貧血関連値が改善しないため中止。(2020/10/30追記:当時は知りませんでしたが、造血ホルモン注射は標準的な考え方がなく、数値の改善がなければ効果がないと判断してすぐ中止する獣医師と、継続する獣医師がいるようです。うちは末期になり、継続してみたらそれなりに改善してきたので、1回切りで判断するのは拙速だと思いますが、抗体ができて改善の見込みがなくなるというのもまた事実のようですので、PVC20%まではやらずに頑張ってもいいように思いました。20%を切ってきたらそろそろ・・・。15%を切ったら、命にかかわってきますのでマストではないかと思います。)
2020年4月~
毎日自宅点滴開始
腎臓関連:ラプロス、フォルテコール、アゾディル、カリナールコンボ、コエンザイムq10(還元型)、昼のみイパキチン
口内炎対策のため、抗生物質(プレドニゾロン)とジスロマック(第1週:1錠、第2週:半錠、第3、4週:4/1)服用。
食後にラクトフェリン(口内炎改善のため)、歯磨き開始。
*猫がヨダレを垂らすのはまれなので、何か疑うのが賢明。口内炎でもヨダレの症状がでます。
2020年4月21日の血液検査良好
ただし貧血は少し悪化。そのためセファランチンへの変更希望。貧血のサプリメントとして、ペットチニックも併せて服用を決める。ただしセファランチンがコロナの影響により遅延発生。
セファランチンが取り寄せられるまで、ジスロマック(口内炎に効果ありそうな抗生物質)およびプレドニゾロンを8日分継続。
口内炎は改善傾向ではあるが、患部(左奥歯の後部)の腫れはまだ少しあり。
なおセファランチンは、口内炎と貧血の両方に有効との報告有り!
2020年5月初旬
季節柄、抜け毛が多いため早朝に毛を吐く(庭で草を好んで食べているのはこのためと推測)。
ブラッシングをしても、早朝に毛を吐くことが多いため、サプリメントのラキサトーンを毛抜けの時期のみ服用することを決定(開始日5/14)。
2020年5月14日
ラキサトーンを寝る前になめさせる。翌朝、やや軟便。(嘔吐無し)
2020年5月14日
ラキサトーン(わずか)を寝る前になめさせる。翌朝、硬便。(嘔吐無し)
2020年5月19日
ラキサトーンを寝る前になめさせる。翌朝、やや軟便。(嘔吐有り毛玉。)
毛玉が改善されているか不明だが、軟便に気を付けてもう少し継続してみることにする。
2020年6月11日
依然として早朝の毛玉嘔吐のため、ボミットバスターを飲ませる。まずは1/8錠⇒嘔吐あり、1/4錠⇒嘔吐あり、2/1錠⇒嘔吐あり、1錠でいったん嘔吐は止まるが、ほどなく再発。(ボミットバスターの副作用としては、多動になるとの報告が多くあり。たぶん中枢に作用するためだと思われるので様子を見ながら徐々に服用がよさそう)
このころには、ほぼ口内炎が消失。セファランチンを1日朝夕でそれぞれ1錠(1mg)が適当だと別ブログで読んだためその通り服用で正解。
ラキサトーンは中止。
2020年7月8日
とあるレポートにボミットバスターとプロナミド錠の併用で、嘔吐が制御できると記載されていたため、試すことにしてみる。4日服用で、嘔吐無し。いったん中止して、その後、2日目に嘔吐。獣医師と相談の上、3日ほど服用後、中止して、嘔吐が再発したら再服用と繰り返す方法で了承。なおプロナミド錠の継続は、5日服用まで臨床試験が行われているが、それ以上の継続服用が可能かどうか保証なしらしい。
(現時点のお食事:朝昼夕:スペシフィック。あいだにMONGE のVet Solution)
https://vetsolution.jp/
2020年8月12日
思えば3週間ほど前から、ウンチが2日に1回になっている。今まではずっと1日1ウンだったのに。なぜだろうか?便秘なのか?消化器が弱っているのか? 数日前から食欲はなく、強制給餌のみでなんとかというところ。嘔吐こそ、庭で食べた草+少量の毛(抜けの季節もいったん落ち着いたし)だけだし、プラナミド錠はいったんやめて、タケプロンに再度変更してみることにする。毛玉対策としては、HairBallというサプリメントも様子を見ながら服用させる(獣医師に相談済み)。(2020/10/30追記:すでにこの頃は末期にさしかかっていることもあってか、HairBallの効果はありませんでした。)
https://usapara.uno/product/UP06527
2020年8月21日
治療開始時は、UPC0.22が、本日、結果UPC0.85。ついに末期に。
おそらくリンも上昇していることが予想されるので、カリナールコンボをよりリンを下げる効果がある、レンジアレンに変更。加えて、尿素窒素低下をターゲットにしたカリナール2に。
悪心もありそうなので、シプロヘプチジンを追加。蛋白尿露出の軽減のためセミントラも追加。(2020/10/30追記:シプロヘプチジンは、ミントのような味でしたが、くろちゃんは口に含ませた直後に泡を吹いてしまい相性が悪かったため、すぐ中止しました。)
2020年8月24日
日帰り入院で静脈点滴開始。少しずつ回復傾向。
病状がシビアだとやはり二次医療をやっている動物病院へかかっておくべきだったことを痛感(24時間点滴で集中治療が可能なため)。
一次医療と二次医療の動物病院の両方をかかりつけにしておくべき。
2020年9月16日
日帰り入院静脈点滴から毎日自宅点滴(1日2回)に変更後、約10日経過。また入院以降、週1回でエポ開始。トイレ以外、歩かなかったのが、くろ氏、活動開始で夢のように回復中。しかし、かなりの高血圧。毎回、200台になってきたため、獣医師と相談の上、テルミサルタンを少しずつ増量することに決定。ガイドラインの枠を超えているためか、増量は飼い主(私)判断の上。ヒトの場合、倍量まで増量可とのことだが、果たして猫は?なんとなく反応しない予感がする。下がらない場合は、アムロジビンに変更をお願いする予定。(アムロジビンは、効果が顕著に出るためか、あまり処方したがらないご様子。何らかの副作用も心配とのこと。)
2020年9月22日
血液検査の結果、貧血以外は大きな変化無し。貧血が解消されたことによりQOLが改善された模様。本日よりアムロジピン開始、血圧を下げる目的でアムロジピン、テルミサルタン、ラプロスの3剤を投与。
2020年9月26日
どうにか、血圧の200台が出なくなった。ターゲットとしては150~160を目指したいところ。他には、早朝の胃液嘔吐が夜中にまで早まって、複数回の嘔吐。貧血も解消されてきたので、いったん、ペットチニックを中止(レンジアレンにて鉄剤はサポート出てきていると思う)してみることにする。なお、お財布も痛いし、末期で効果のほどもあやしくなってきたので、アゾディルは中止。
2020年9月30日
2日前ほどから吐き気や食欲不振が強い。おそらく血圧を下げたことによって解毒効果が落ちたことによる可能性が考えられる。あとは、数日前の制吐剤のセレニア注射もあんまり相性良くなかったか・・(初期に一度打って体調悪化)。夕方、左足の浮腫に気づき、動物病院へ、利尿剤はまだいいでしょうとの獣医師の判断により、帰宅。結局、夕方から尿が出なくなり、翌日死去。
12歳と少しの猫生を閉じました。(詳細は別ページへ)