散歩中に見付けた早咲きの桜


 

子どもの頃、学校の3学期というのは本当にあっと言う間に終ってしまうものだった。

 

3学期が始まると、校長先生が朝礼なんかで、「3学期というのは本当にあっと言う間に終ってしまいます。ですからみなさん、今の学年で過ごす残り少ない時間を有意義に過ごしましょう。」みたいな訓示をしてくれたものだ。

 

この点、今の小学校は前期・後期制みたいなので(少なくとも子①の小学校はそうである)、校長先生の訓示の内容も若干変化しているのかもしれない。

 

とにかく不思議なもので、1月から3月末までの期間が特別に短いというわけではないのだろうに、なぜか「1月、2月、3月はあっと言う間に終ってしまう。」というのが確かに実感としてある。

 

 

今は亡き父は、「1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去るじゃ。ボケボケしとるとあっと言う間に終ってしまうど。」とよく言っていた。

 

今思うと、あれは子どもたちに対してではなく、国の某省庁に勤めていた自分自身に言い聞かせていたものだったのかもしれない。

 

 

このあいだ紅白歌合戦を見てお雑煮を食べたと思ったら、もう既に2月も半ばを過ぎてしまった。

 

時の経つのは本当に早い。

 

そうこうするうちに本格的な桜の季節が到来する。

 

そうするとまた父のあれこれを思い出すことになる。

 

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