Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る) -25ページ目

別にどうしても必要なパーツではないのだが、無性に欲しくなってしまった。それは…パワーメーター。

 

SuperCaliberにパワーメーターを導入することにした…とは言っても、そんなにコストをかける訳にもいかない…ということで、悪い評価をあまり聞かない某中華パワーメーターをポチった。今日はそんな内容。

 

 

 

 

 

 SIGEYI AXO PowerMeter

 

MTBに使えるパワーメーターは数種類あった。GARMINから発売されているペダル型パワーメーターが良いかな?と思ったものの、コストがかかり過ぎることと、岩等々にペダルヒットすることはよくあることで、そう言ったことに対するの耐久性に少々の不安が残った為に選択肢から外した。

 

残ったのはスパイダー型パワーメーターになる訳だが、QUARQやPOWER2maxなどはGARMINパワーメーターよろしくコストの問題が大きく圧し掛かってくる…と言うことで、ネット上での評判がそんなに悪くない SIGEYI AXO PowerMeter が候補として頭一つ抜け出した。

 

中華製品と言っても、両極端。悪いものはホントに “粗悪品” と書いても良いようなものがある一方で、対極にあるものは本当に普通に良い製品だったりする。このパワーメーターが後者であって欲しい。

 

 

 

 クランクはSLXで充分!

 

カタログ上では SHIMANO FC-MT511 だったが、納車時には PRAXIS WORKS のクランクがインストールされてきた。だがこれは SIGEYI AXO には装着出来ない。では、クランクは何にする?必要最低限のモノで充分だ。と言うことで、クランクは SHIMANO SLX FC-M7100 で。

 

何となく気持ち的に DEORE XT に行きそうになるが、そこは必要最低限な性能重視。オーバークオリティーなものへの支出は抑える方向で。自己満足的なパーツ選択も “アリ” だが、いまは “ナシ” というか身の丈に合ったパーツ選びを(SLXでも背伸びしてるのかも知れないし、そもそもSuperCaliberは身の丈に合ったMTBなのか?は言わないで欲しい)。

 

 

 

ということで、上記パワーメーター導入に関して必要なものは本日発注完了。7月上旬にインストール作業を実施する予定。

なかなか仕事の忙しさから逃れる事が出来ていません。そもそも “逃れる” とかその手の類のものではないのですが、平日に時間が作れない状況が続いています。それも仕方ないことなので、週末は乗るように心がけています。

 

いつもなら “(ロードバイクを引張りだして) どこにロングかけに行こうかな?” となるのだけれども、最近はちょっと違う傾向にある。最近は “どの林道に入ろうか?” が常だ。

 

そんな備忘録的記録が今回の内容です。

 

 

 

 

 

 SuperCaliber でどの林道に入ろうか?

 

ここ最近はこれしか考えていないような気がする。その理由は、今年は開催されるであろう(そう願っている)SDA王滝という目標があるから。5月のSDA王滝は中止だったけれども、9月のそれはきっとやるはず。ならば、それに向けてトレーニングを積上げておかないと、100kmカテで完走を果たすことは出来ない… 絶対に無理ってことは火を見るよりも明らか。

 

となれば、やるべきことは単純明快。ダートでの100km / 2,500UP に耐える事が出来るフィジカルを手に入れること。

 

これはMTBでダートルートを上るしかない…と言うことで、ショップスタッフに我が町の近郊にある35km / 1,000UPの林道に連れて行って貰った。たったの35kmなのだが、いまの私にはライフを空にするには充分過ぎるコースプロフィール。重い車体で慣れていないダート、下りに入っても休めないダート。35kmしかないのか…と思っていたスタート前の自分に喝を入れてやりたいと思った戻ってきた自分。これは相当気合い入れないと100kmなんて夢のまた夢だな…とその一日で悟る。

 

 

 

 

この一日を経験して、私の頭の中は “どの林道に入ろうか?” で満たされることになる。9月までにダート100km & 2,500UP をこなせる様にならなきゃいけない。でもこれはあくまでもミニマム条件で、本当はこれ以上を走れるようになる必要があることを忘れてはならない。

 

 

 

 アウトドアコーヒーも忘れずに…

 

当初からやりたかったことの一つに “MTBで山を上り、景色のいい場所でコーヒーブレイクをする“ というものがあった。それもキッチリと実践する。バックパックにコーヒーセットを忍ばせて山を上り、景色のいいところでお湯を沸かし、その時間を利用して豆を挽く。大自然の中で淹れるコーヒーの美味いことと言ったら!思っていた通りの “至極のひと時” が待っていた。

 

 

 

 

荷物がちょっと増えようが気にすることのないMTBの世界。自転車は野外スポーツではあるが、MTBはちょっと違う、野外をさらに飛び越えて “大自然の中でのスポーツ” だ。人工的な音が全くせずに聞こえるのは “風に揺らぐ木々の音と鳥のさえずりと自分の呼吸のみ” という世界。

 

こんな世界に身を置けるMTBという乗り物を手に入れる事が出来て本当にラッキーだった。今年乗れるようにする為に予算を大幅に超えても購入を即決した当時の自分を褒めてあげたい。

昨日は私の新しい道…林道ツーリングデビューの日。TREK SuperCaliber と積上げて行く時計の針がやっと動き出した。

 

初林道ツーリングは、距離 33.9km / 標高 1,047m Up / 移動時間 2h56m 。走り終わった時の感想は、いつもとは違う新鮮な経験でコレは病みつきになるなと言う予感と、約3時間走って34kmか…と言う "距離・時間感覚" の大きな差と、ロードとは大きく違った心拍数の上がり方 だった。

 

 

 

 

行った先は長野市街地からすぐのところにある2つの林道を繋いで出来上がるルート。視界が開けていて絶景オンパレードとは行かずとも、時折木々の間から下に長野市街が見えるので気持ちがいい林道だった。ブランクが長過ぎて "ほぼ初心者" の私にとっては、気が抜けないガレ場(ベテラン勢にとってはそうではないかも知れないけれども…)や、水の流れで出来上がったであろう溝もありで、その手の変化があるので飽きることはなかった(もっと正確に言うと、飽きる程の余裕はなかった…と言った方が良いかも知れない)。

 

 

 

 

SuperCaliberはパワーメーター非装備なので、どの程度のTSSなのか?など、その辺の数値は全く分からない。MTBはロードの2倍って言われてるのを見たことがあるが、実際に経験してみたらソレは全くのデマでは無いと思った。心拍数はレース時のモノと同等の数値を叩き出していたし、それが一時的にではなく "常に" だった。麓に戻ってきた時の疲労感も心拍数同様にレース後そのもの。これは良いトレーニングになるかも知れない。

 

トレーニングということで言えば "ペダリング" に関してもそうで、単に踏めば良いって訳でないということを思い知らされる経験を何度もした。ロードでは踏めば進む(効率的かどうかは別にして)が、MTBでは踏んでも進まない…滑ってスリップする…ことが多々ある。トルクの掛け方と言うか、ペダリング技術なんだなと。

 

 

 

 

一日経った今日のこのダルさ。SDK王滝が直近の目標ではあるものの少々の不安が出て来た。100km走り切れるのだろうか?というのがソレ。いまの状態では厳しいだろうが、あと4カ月ある(開催されればだが)。今月は 信越グラベルライド で約60km弱を経験し、その後も林道ライドを予定していて着々と距離を延ばしていくつもりなので、それを実行していくのみ。これに関しては、楽しみしかない。

 

 

 

 

そうそう、昨日のこの林道サイクリングにドローンを持って行った。そもそもがこういう使い方をしたいなとの思い付きで衝動買いしたドローンなので、こちらに関してもデビューの日をやっと迎えたことになる。飛ばす為には色々と届出等が必要なドローンだが、今後も更に有効に活用していかねば、せっかく購入したのだから。

 

 

 

 

こう言う空撮の活用は、やはりアウトドアの方が絵になるなと思う。こっちの方も色々と勉強せねばならないことはたくさんあるな。

2022年に入ってから何かと仕事が忙しい。本業もそうだし、本業に絡んだ "副業(その内これも本業の一部になるけど)" はそれ以上で、1つのミッションをこなす間に2つのミッションが追加される…といった始末なので、一向に仕事量が減らない。となれば、必然的に自転車に費やす時間が削られることになり、2~3月はほぼトレーニングは出来ていないのが現状で、弱体化が激しい。自転車>仕事という不等式は成り立たない訳で、これはコレで仕方ない。

 

 

 

 

休日にまで仕事の事ばかりを考える性格でもない為、そんな中でも時間を作って(リフレッシュと言う理由を付けて)自転車に乗りに行く。EMONDAでトレーニングを…と思って用意をしてる途中で、ふと思う。継続的な積み上げが出来ない現状で、EMONDAを引っ張り出してロードトレーニングに出掛けることにどんな意味があるのか?それよりも、リフレッシュよろしく "楽しさ" を求めて自転車に乗る方が良いのではないか?と。

 

 

 

 

EMONDAでのんびりサイクリングも良いけれども、いまはオフロードじゃないのか?と、新しい相棒の TREK SuperCaliber を引っ張り出す。残雪の状況を確認しがてらソロで林道に入ったり、バイク仲間と近所の山に探索に出掛けたりと "楽しさ" を求めてペダルを回した。

 

どちらかと言うと、ここ数年はこう言った基準の(楽しさを求めた)自転車との付き合い方はして来なかったが故に、 とても新鮮だったし、いい経験をし始めたのかも知れない…心底そう思った。

 

ロードはロードでとても楽しいが、MTBでのこの経験は新しい自転車との付き合い方を知った瞬間になったと思う。色々な付き合い方があって良いし、まだまだ自転車での楽しみ方は広い(自分が知らなかっただけで、まだまだ知らない楽しみ方が埋もれているに違いない)。

 

2022年の最大目標は変わらず Tour de OKINAWA ではあるものの、9月に開催予定の SDA王滝 も視野に入れてモチベーションを保って自転車と付き合っていこうかと思っています。

TREKのXCレーサーである Supercaliber をショップから引き取り、自宅に持ち帰って来た(が、家族な人は私がMTBを増車したという事実をまだ知らない…さてどうなることか?)。

 

持ち帰って来たとは言え、ロードバイクを収納している自作サイクルラックに収まらないことが分かってからの数日間は車住まいをして貰っていたが、いつまでもそうしておく訳にもいかないし、何より車に仕事の荷物が積めなくて支障が出て来たので、雨な週末&家族な人が仕事で不在中に、Supercaliberの居場所を自宅内に作ることにした…っていうのが、今日の備忘録的ポストの内容です。

 

 

 

 

 

サイクルラックに収めなければならない…

自転車をやる(やらせて貰っている)上で、無条件に守らなければならない家内ルールがある。その筆頭にあるのは "無事に帰って来ること" で、これが何を差し置いても守らなければならないルール…と言うか義務だ。その他諸々のルールの中の1つに "自転車用品(車両含み)はサイクルラックに収まる量に限る" と言うものがある。つまりは、サイクルラックに収納出来る範囲での購入は許されるものの、買ったは良いがラックに収まらないからと言って、ラック外に保管することは "無条件に一切" 許されない。

 

 

これが私に許された趣味品収納スペース

 

 

週頭に一度持ち帰って来てラックに収まるかどうかを確認したところ、100%入らないことが分かった(ヤバい…)。MTBって想像以上にデカかった。でも、何が何でも納めなければならない!収める為にはどうしたら良い?高さに関してはフロントタイヤを外して収納するしか方法はない。横幅(奥行)は広過ぎるハンドルを何とかしなきゃ到底無理なので、ステムを都度緩めてハンドルのみを左右のどちらかに切っておくことで対処するという計画を立て、必要物品の調達を(仕事中に)行う。

 

 

購入物品は…

フロントホイールを外して立て掛ける為に、フォークで固定しておける様にしなければならない。車載用スタンド(スルーアクスル用)的なものが既製品として販売されているけれども、価格は色々あれど既製品を購入するのが何となく馬鹿々々しい感じがした。自作出来るでしょ?この程度のモノだったらと(自作レベルでも充分な用途だし)。塩ビ管を板に取付けて、そこにスルーアクスルシャフトを差し込んでしまえば、こと足りるだろ…と単純な構造をイメージして資材店へ行き、購入したのは以下の資材。合計740円(税込)。

 

 ・ 1×4材 1枚(半端材コーナーにあった)  200円

 ・ 塩ビ管 内径16mm×25cmのカット品   168円

 ・ ステンレスサドルバンド 2個            96円(48円×2個)

 ・ 固定用の木ネジ                 158円

 ・ なみ釘                       118円

 

 

 

 

 

 

 

作成行程

まずは1×4材をカットして必要な大きさの板(200×300mm)を作り上げる。一枚ものの板があればそれで事足りるけれど、今回は端材コーナーに適当なモノがなかったので、1×4材をなみ釘で繋ぎ合わせて板状にした。

 

 

 

なみ釘を今回初めて使用したけれども、めっちゃ難しい。1×4材が硬かったのか?自分の技術がなかったのか?(ほぼコッチだろう)綺麗に打ち込めない。最後の一つが綺麗に打ち込めたのがせめてもの救いだった。その他の11個は…全くもってキレイじゃない…。

 

 

 

 

見た目はともかく、とりあえずベースとなる板は出来上がったので、これをサイクルラックの側面に取付けるのが、次の作業。ここは金具は使わずに手間を省き4mm幅のタイラップで。

 

 

( 表面 )

 

 

この板に固定用のフック類を固定するので、位置は大丈夫かどうかを実際に Emonda と Supercaliber を立てて確認した後に、タイラップを通す穴を電動ドリルで開けてタイラップ固定。

 

 

( 裏面 )

 

 

固定が終わったら最終工程。105mmに切断した塩ビ管をステンレスサドルバンドで別途用意した幅100mm×厚さ10mm程の板にネジ止めして、それをベース板に固定する。今回はステンレスサドルバンドを固定する木ネジ1本で全てを共締めした。ステンレスサドルバンドは塩ビ管を固定するU字の固定金具だが、規格があるみたいなので合うものを。

 

塩ビ管の内径は16mmのものを用意したのはスルーアクスルが15mm径だからで、長さが105mmなのはBOOST規格でハブ幅が110mmなので、それよりも若干短めにして干渉を避けた。あと、塩ビ管をじかにベース板に固定してしまうとフロントフォークが干渉して取り付け出来ないので、干渉しない程度に浮かせる必要があるので、その点は要注意が必要。

 

 

 

 

見た目はともかく、用途的にはコレで充分。これでめでたく Supercaliber もサイクルラックに収めることに成功する。持ち帰ってすぐに家外に放り出される事態は回避できたことに一安心。

 

 

 

 

この作業と一緒に、サイクルラックの整理整頓も行い、何となくスッキリ感がでた。ロードのフックもとりあえずタイラップで固定していたものをベース板にネジ固定。

 

 

 

 

車内積載用のスタンドも、この要領で作成したら激安でしかも思い通りの寸法で作成出来る。あくまでも見た目は気にしない人向けではあるけれども…