2024年1月。母はグループホームへ入居いたしました。施設見学をしてからわずか2日後の事です。





その施設見学から入居までの怒涛のタイムスケジュールをジャック・バウアー風に書かせて頂いています。















入居1時間前

母退院、そして施設へGO





母の退院時間は13:30の約束だったけれど、それより30分も早く病棟へ行ってしまった前のめり気味な私。でも、相談員さんが昼休み中なので、かっちり13:30に出直して下さいと追い返される。





出直す事30分後。
母は病院着を着替えて見慣れた私服姿で私を出迎えてくれた。母なりに “どこかへお出かけできる!” と分かっているようで、ワクワク感が瞳から溢れていた。





本来の退院手続きは、まず会計で入院費を精算して、薬剤師さんからのお薬の説明を受けて、本人は着替えて荷物をまとめてシャバへ出る…ってイメージだけど。この病院に関してはそういった事はまったく無かった。





退院手続きは、看護師さん・相談員さん・母・私の4人で立ち話をするような感じ。「退院良かったですね〜、はい、これお薬ですよ〜、じゃあお元気で〜^^」と軽やかすぎるエンディング。こんなんなら30分待たずに、さっさと退院させてくれても良かったんじゃ?(←心の声)





清算について


入院時、病院に預けていた諭吉様から精算し、不足分は後日請求書で送付するとの事。






お薬や今後について


施設入所後は施設提携の訪問医にお願いする事になっているので、当座の数だけお薬をいただく。訪問医宛に診療情報提供書と、施設へ提出する入居時の健康診断書を頂く。






病棟を出た後、母はしっかりとした足取りで私の車(レンタカー)へ。シャバへ出た開放感からか、超絶ご機嫌で難なく車に乗り込み、出発することができた。






『この車はレンタルしたの?さぁ!どこへ行こうか?』と嬉しそうな母。元々ドライブやお出かけが大好きな人だから。






A町(地名)へ行くよ。憶えてる?昔住んでた所だよ。そこにアパートを借りたの。そこへ行ってみようよ!






今世紀最大の私の白々しい嘘にA町?もちろん憶えてるわよ〜 アパート借りたの?へぇ〜!すごーい!』と、母は興味津々。






【A町】は30年ほど前、実際に住んでいた場所。母が初めて家を買った土地だからとても記憶に残っているのだろう。そのA町に “アパートを借りた = グループホームを契約した” という私なりの嘘だった。






でも母はすぐに忘れてしまうので、数分置きにこのやり取りを繰り返し、私は嘘をつき続けながら運転した。






ドライブが10分を過ぎた頃から、母は不安になったのだろうか『あんまり遠くへ行くと家に帰る道が分からなくなるわ』と言い始めた。大丈夫だよ、私が帰り道を憶えてるから!と努めて明るくお喋りを続けた。






そして、いよいよ施設へと到着。






つづく