2022年6月半ば過ぎに一人で軽く廻った山梨のお湯たちシリーズ。
泊まった宿のお話の続きです。
最初にここまでの行程リンク先をば。
神の湯温泉の大浴場が大いに期待外れ(と言い切らさせてもらいます)だったのだが、宿泊客限定の無料で入れる浴場が1つあった。
それが貸切仕様の「輝きの湯」。
以下の写真は夜と朝のものが順不同で並んでいるのであしからず。
大浴場はそっちのけで、夜中0時前と早朝5時台を含めこちらに都合4回入浴した
ホテル 神の湯温泉 <輝きの湯編>
この写真↑はさておき、輝きの湯へ行くには大浴場が並ぶエリアに見える階段のあるところへまず移動。
右手↑に見えるこの階段を上る↓。
「輝きの湯」へいざなう案内も置いてある↑。
上って正面にある廊下を進む。
右手の窓からは「輝きの湯」の外観が…これではどんなものかわからないが。
浴場への入口は小さな木の階段。
そして上下の高さが低いにじり口のような入口。実際かがまないと入れない。
茶室に入るイメージにしたいことが伝わってくる。
空きを示す札があり、入る時は裏返す。
鍵もかかるのでご安心を。
脱衣所は狭いが整っており、2人までのサイズであることがわかる。
こちらは撮影禁止ではなかった。
テーブルの右上にある札。
出るときの注意や、従業員の手造りの浴場であることが書いてあった。
それでは浴場へ。
浴槽はスーパー銭湯系でよくみる一人サイズのつぼ湯。
そして屋根はあるものの開放感は抜群。
丘の上の立地を最大限に活かしている。
緑越しに街並みを見下ろす感じで、これは気持ち良い
ちなみに夜景はこんな感じ…ブレブレですみません(^^;
この日は終日曇っており、もやっていて今一つクリアではなかった。
こちら↓の方が伝わるかな。
浴場の話へ戻り、洗い場は一人分。
カラン&シャワーは源泉使用ではなかった(はず)。
棚には珍しい石と共に字が消えかかった札が2つ。
それでは大浴場編であまり触れなかった源泉のお話を。
無色透明な湯は源泉名がそのまま「神の湯」。
源泉温度46.4度、pH8.4のナトリウム-塩化物泉。
成分総計は1.288g/kg。
動力揚湯で137リットル/分の湧出量。
この湯をおそらく加温なしの完全かけ流しで使用している(加温の有無は未確認)。
浴槽温度を測ってみると。。。
40.6度とぬるめ適温。
成分の数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが433.2mgで92.72ミリバル%と大半。
以下はカルシウム25.3mg、カリウム4.4mg、リチウム0.6mgなどと続く。
陰イオンは塩化物が679.3mgで93.42ミリバル%と大半。
以下は炭酸水素35.9mg、炭酸8.8mg、フッ素8.3mgなどと続く。
遊離成分のメタケイ酸は50.3mg、メタホウ酸は19.9mg。
遊離二酸化炭素が19.3mgだが感知はできず。
まずはざっぱーん入浴写真をどうぞ
湯口から投入されている湯は頼りないぐらいの量だったが。。。
淡いゴム臭と僅かなタマゴ臭、僅かな金気臭を感知。
同じく淡いゴム味、僅かなタマゴ味、そして僅かな金気味がした。
よく観察するとすぐ下にある浴槽内の穴から浴槽内投入があった。
吸い込みはなく、かけ流しは間違いない。
湯口の温度を測ってみると。。。
42.0度と源泉温度より少し下がっているが、浴槽内の温度を考えると納得。
いずれもつぼ湯規模なので、湯は新鮮さが保たれている。
しっかりとしたスベスベ感があった。
泡付きは無し。
湯には灰色の綿っぽい湯の花が多数舞っていた。
このエリアにしては細かなところだと似た湯が思いつかず、実は面白い源泉かもしれない。
大浴場の失望はこの「輝きの湯」に4回入ったことですっかりチャラ以上になったのでありました
有料の貸切浴場の湯使いを確認してないのでそちらは何とも言えないけど、こちらの宿を利用するなら大浴場に立寄りではなく、泊まって「輝きの湯」をしっかり味わうことがオススメ
ホテル 神の湯温泉
山梨県甲斐市竜地17
0551-28-5000
素泊まり 平日限定洋室1人6600円のプラン
県民割2500円分とじゃらんポイント900 差し引き3200円支払
山梨グリーン・ゾーン宿泊割りクーポン券2000円分付き
<源泉名:神の湯>
『輝きの湯』
ナトリウムー塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
46.4度
pH8.4
成分総計1.288g/kg
137リットル/分(動力揚湯)
無色透明
金気臭あり
淡ゴム臭、微タマゴ臭、微金気臭あり
淡ゴム味、微タマゴ味、微金気味あり
灰色の綿状の湯の花多数
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し(加温は未確認)
2022年6月入湯
※数値はH28の分析書より