女性議員は有利か?不利か?

 

 女性で選挙に立候補しようと思う人は少ないので、「これからは女性が活躍する時代だ」とか「政治に女性の声が入った方がいい」というような感じで

 

 女性ということで 選挙に有利、票が入るかもしれない。

 

 しかし、保守的な地域では女性は議員になってからが大変というか

 

 議員=偉い、人の上に立つ 

 女性=男性を立てるべき 男性の補佐、サポートをするべき 職場の花のような華やかな女性らしさ 

 

 というような 相反するニーズが市民から感じられる

 

 それだけならまぁまだいいのだけれど

 

 

 

 現役世代は仕事に忙しくて、時間的体力的に手伝うのは無理だし、仕事上の関係から選挙に関わるのは難しい

 

 政治が好き、政治に関心があり、時間的余裕があるのは、退職している年配男性...になってしまう

 

 立候補を志す女性の選挙の主力をになうのは年配男性 ということになる。

 

 

 

 

 

すると...

 

 めでたく当選した新人女性議員は お世話になった支援者の年配男性たちに対して頭が上がらない... 暗黙に「議員になったのは 誰のおかげか? 支援者のおかげ ですよね?」

 

 彼女が支援者の男性に対して 支援者男性の期待とは異なる意見などしようものなら... どうなるか?

 

 まぁボコボコというか 徹底的に説教されたりすることもあるかも 

 

 パワハラまたはモラハラの一種のような形が起こりやすい

 

 彼女は支援を受けているだけに、支援者の男性の言いなりになってしまうかもしれません。

 

 人の良い男性が豹変するのです...怖い話...

 

   (多くの男性は本当にいい人です。一部に支配的な感覚を持つ男性がいるのです。)

 

 

 

 

 彼女の支援者に 彼女をコントロールしようとする人がいた場合 これは外部の敵よりもずっとタチが悪いのです。

 

 Aさんの周りがどんな人たちに囲まれているのか心配しています。

 

 

 

 政治に関心があり、実際に動けるのが年配の男性だから、

 政治は 年配の男性の感覚に支配されたものに傾きがちです。

 

 そして政治の世界に 比較的若い女性が入っても

 彼女の周りを囲んでいるのは 年配の男性ばかりです。

 

 

 

 

 もっと政治に関心を持てと言っても、年配の男性の巣窟のようなところに 若い女性が進んで関心が持てるでしょうか

 

 若い女性が政治に関心を持つと、政治の世界に足を踏み入れると 時間を持て余した年配の男性の格好の餌食にされるのですよ。ありがたい説教やアドバイス... 親切だから

 

 

 まず現役世代は仕事に忙しく、政治に関心を持てと言われても日々の労働で疲れ果てていて 新聞を読む経済的にも時間的にも余裕はありません

 

 

 政治の世界に女性を!というのであれば、まず、現役世代の暮らしが 政治に関心を持てるくらいのゆとり 経済的にも時間的にも 考える余裕が持てるようでなければなりません。

 

 そうでなければ 

 

 社会を良くしよう!という純粋な善意と勇気を持って 選挙に立候補し、めでたく当選し 議員になった 若い女性議員は

 

 議会の中でも 支援者の中でも 市民の中でも

 年配の男性に囲まれて ハラスメントを受けるのです。

 

 

 

 このような現状で 政治の世界に 女性を!といっても無理というか 

 

 わたしは何人かの比較的若い女性に 選挙に出る相談を受けたけれど わたしは「やめた方がいい」と言いました。

 

「出る」と言われたら仕方なく応援するけれど、「出ようかどうしようか?」という相談なら「やめた方がいい」と言います。

 

 でも 中には稀に女性でも こういう世界に向いている人、うまくやっていける人もいます。とてもタフな人です。